●読売新聞土曜日夕刊の「こぐれひでこの食悦画帳」を必ず読む。わたしは料理しないから、書かれていることが理解できないことも多いが、きわめて独創的な料理レシピであることはわかる。カタカナで書かれた料理名をはじめ、食材も調味料も想像できないのもあるが、ほとんどが和洋折衷のように思える。手のこんだ料理を鼻歌まじりって感じで仕上げる手際が鮮やかで、いっしょに食する夫(有名カメラマン)のコメントもご機嫌だ。筆者はイラストレーターだから、味のある挿絵も描く。ヒラメキとユーモアあふれる文章もナイス。でも、わたしはこの手の料理はあまり食指が動かない。料理本では、前にも書いたと思うが、小林カツ代「自分でつくる これ、うましっ!」(日経ビジネス人文庫)が最高。最近また読み返して、いちいち感心している。この本はとくに一人暮らしの独身男性が読めば、必ず「うまそうだから、とにかくいっちょ作ったろか」という気になる。絶対になる。わたしもなっている。これ一冊で充分間に合う。醤油をピャッと、みりんをピッ、砂糖をつまんでピピピ、塩をバサッ、グワンと鍋を回して、ガーッと火を強くして、ワーッと煮てしまう、アバウトでラフな表現がうれしい。表現はそうだけど、料理はある決められたルールを踏んでつくるもの、その基本はきっちりおさえている。こぐれ、小林に共通するのは極めて柔軟な思考である。読んでいて気持ちいい。(柴田)
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●一年ぶりに自転車に乗る。引っ越ししたら、徒歩圏内でほとんどのものが手に入るようになり、JR、近鉄、地下鉄、バス、タクシー(目の前に病院があっていつでも数台停まっている)という手段が選べて遠出にも便利。マイ自転車二号には、カゴがないのでスーパー買い出し用には使えない。近所に坂道が多いのもチョイ乗りを敬遠する理由。この二号は一号が盗まれてから買ったもので、あまり思い入れがなく(盗まれてしまった一号が可愛すぎた)、装備はてきとーだし、一号に比べると重いし、盗まれるのが嫌で乗らないようになってしまった。自転車で10分ほどの距離に事務所を借りたので、通勤用にと乗ってみたら、1分もしないうちにお尻が痛い。地面が近くてちょっと怖い。背中に背負っているボブルビー・メンター(精密機器運搬&事故時身体防御用。私が背負うと亀になる)が重い。以前は3kgほどのノートパソコンを入れて、片道40〜50分は平気だったのに、今は1kgもないiPadで肩腰が痛い。なんて弱くなったんだ。次に乗ったのは夜中。車も人もいない四車線道路を思いっきり走る。気持ちいい。坂道の高低も、一気だと楽しい。二号もかわいがってあげなきゃな〜と思いはじめたよ。/汗かくからとモンベルのシャツにジーンズ、ウォーキング用のアシックスの帽子にアクソーの手袋。これにメンターを背負ったら、数人の方に「山登りですか」と聞かれた。10分乗りにしては仰々しいかもしれぬ。自転車用ヘルメットにしたら何と言われるだろう。(hammer.mule)
< http://www.boblbee.jp/history-megalo.html >
メンターは廃盤みたい。
< http://ryusgate.cocolog-nifty.com/ryusblog/2009/11/boblbee-6cc7.html >
私も赤
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2010-10-5 http://tinyurl.com/25zx6zx
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