●埼玉県立歴史と民俗の博物館で「特別展 円空 こころを刻む〜埼玉の諸像を中心に〜」を見た。今回は1988年に開催された「さいたまの円空」以来23年ぶりの特別展で、新たに確認された像も含めじつに170体が展示された。埼玉は岐阜、愛知に次いで多くの円空仏の存在が確認されている。まさに埼玉の円空仏を一堂に会した展示で、これを見落としたら一生の不覚だ。円空仏は「迷いのない力強い直線的な造形と、簡潔な彫りの中に浮かぶ慈愛に満ちた表情を持つ」「三角形の鼻、厚い唇が作風」などと言われており、わたしもそう思い込んでいたのだが、実は違う作風も多い。睨みつける目、細く尖った嘴のような口を持つ火難除けの神々や、これが仏像と言えるのかと思う幾何学的な護法神像など、むしろ慈愛とは対極なダークな雰囲気を持つ神仏像もあって、非常に興味深かった。ところで、わたしは高齢者なので無料だ(うれしいような、うれしくないような)。観覧券の番号は7167、妻の有料券は4644。これは観客数だろう。つまり、ただ見の客が圧倒的に多い。それにしても、なぜこれほどみごとな展示の観客数が少ないのか。仏像ブームの昨今、上野の美術館でやったら数倍の動員ができる企画だと思う。パブリシティ不足ではないのか。わたしも読売新聞のイベント欄で囲み記事を読んで初めて知った。まことに残念だが、あと4日で終わってしまう。(柴田)
http://www.saitama-rekimin.spec.ed.jp/index.php?page_id=232
「特別展 円空 こころを刻む〜埼玉の諸像を中心に〜」
●3次補正で、サイト制作費が数十万程度なんて言っていたのか! どんなサイトを想定しているんだ。Webアクセシビリティにも配慮しないといけないし、見えないところもしっかり作らないといけない。もちろん、1.4億は内訳を見ないと適正かどうかはわからないが、サーバ関連や何かあった時のリスク・トラブル対応費込みのような。毎週のように某省庁と受注企業らは会議を重ね、方向性を決めるだけでコストがかかりそう。大阪府のサイトは、たぶん入札で決まったんだろうけれど、予算がなかったのが丸わかり。作った企業には悪いが、以前のものの方が良かった。たぶん寿命は短いように思う。と、紹介するために行ってみたら既に変更になっていた(汗)。適正価格未満の発注で、結局二重に人の手間や時間(府側の人員や会議時間なども必要)、お金がかかったんじゃないのかのぅ。私がもらうリニューアル仕事では、そういうパターン多いよ。(hammer.mule)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20111108-OYT1T01054.htm
HP作成1億4千万円!3次補正で過大計上指摘(YOMIURI ONLINE)
http://www.pref.osaka.jp/ 大阪府サイト
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