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編集後記………3月2日(金)

2012/03/021 コメント

●矢作直樹「人は死なない」を読む(バジリコ、2011)。法医学者・上野正彦の著作で「死体は生きている」という最強のタイトルがあったのを思い出す。それに匹敵するナイスなタイトルである。しかも、現役の東大医学部教授の執筆である。まことにキャッチーなシカケである。
人は死を免れないことは自明の理だが、もしかしたらこの先生は医学の現場で「人は死なない」と言えるほどの体験をしたのだろうか。いやそうではあるまい。おそらく、肉体は死んでも霊魂として生き続けるというストーリーであろうとの予測はつく。サブタイトルに「ある臨床医による摂理と霊性をめぐる思索」とあり、まさにそういう内容だった。
表紙に肩書きを大きく入れているのを見れば、このあざといタイトルは編集者が戦略上つけたのであろう。それにしても装丁といい組版といい、本文の構成といい、じつに素人っぽい雑な書籍で
ある。著者の言いたいことは「人間の智恵を超えた大いなる力(摂理)と生の連続性、そしてそれを認識した上で人はいかに生きるか」について思索した第五章の30ページ弱の考察に尽きる。
そこに至るまでは、筆者の体験した気功や、死に直面した単独登山での二度の墜落、母の孤独死と降霊会での再会、治療現場での出来事などがわりと淡々と述べられる。それらはそれなりに興味深い。そして、「神は在るか」「「『霊』について研究した人々」という章がいきなりその間にはさまってくる。このふたつの章はあきらかに他の章とは違い、一部がヘタなレポートのような文章なのだ。これはたぶん、材料が足りないために挿入したものだと思う。先生の思索は真摯で好感が持てるだけに、編集者の力不足による残念な一冊。(柴田)
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●宝塚には「ステージスタジオ」というサービスがあって、舞台と同じ衣装(多少撮影用に変更してある)を着て写真が撮れるが、男性用の衣装は用意されていない。男性だって着てみたいだろうに。一度やってみたいのが、「舞台メイクサービス」。もちろん男役メイク。タカラジェンヌを見ていると、薄い顔、細い目の人の方がイケメン、美女になりやすい気がする。濃いめの顔だと、メイクダウンする人多数。それが宝塚メイクマジック(信じるか信じないかはあなた次第、の声調で)。/「ギャランティーク和恵」さん。ミッツ・マングローブ、メイリー・ムーと三人で「星屑スキャット」という、歌謡曲を中心としたライブを行うグループの人。なぜその名前なんだ。もっと洗練されたっぽい名前はいくらでもあるのに。親近感が湧いてしまうではないか。
                       (hammer.mule)
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ステージスタジオ
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舞台メイクサービス
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  1. 編集後記………3月2日(金) http://t.co/qhQFl3Ja

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