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写真を楽しむ生活

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●元駐ミャンマー大使・山口洋一+ジャーナリスト・寺井融の「アウンサン・スーチーはミャンマーを救えるか?」を読む(マガジンハウス)。「はじめに」に、次の15項目のうち、イエスはいくつあるか? というクイズがある。ほとんどの人は「ミャンマーの軍事政権は国民を弾圧し、虐げられた国民は戦々恐々として暮らして来た」と「アウン・サン・スーチー女史は大多数の国民から全幅の信頼を得ており、彼女にミャンマーの将来を託すのが最善である」をためらいなくイエスだと答えるだろう。


ところが、驚いたことにこれを含む15項目すべてがノーだった。ミャンマーの実情は、朝日新聞をはじめとする日本のマスコミが、軍事政権=悪玉、アウン・サン・スーチー=善玉という紋切り型報道に徹して来たため、非常に歪んだかたちで定着している。この本では、ミャンマーの実態を政治と経済、ビジネス、社会、軍事、宗教にいたるまで、ふたりのビルキチ(ビルマにぞっこん惚れ込んだ人)が、いいも悪いも見境なく切り取っていてじつに興味深い。


アウン・サン・スーチー(苗字がないので、これがフルネーム。スーチーさん、なんて呼ぶのは間違い)の父アウン・サン将軍は、独立の英雄、建国の父、国軍の創設者だから、その威光は圧倒的だ。彼女はアウン・サンの娘という免罪符があるから、政府との対決姿勢一辺倒も許されてしまう。どんなことをしても絶対に危害が及ばないように当局も護衛している、世にも恵まれた革命家だ。政府がすることはなんでも反対という消極路線以外、前向きの具体的な政策ビジョンは何一つ持ち合わせていない。


外見はミャンマー人だが、イギリス人(情報機関の人)と結婚してイギリス文化に染まり、中身はイギリス人。気位が高く、傲慢で、強硬な自己主張をする女性。それが本性だ。インテリだけでなく一般庶民も、女史がアメリカの傀儡であること知ってから、熱狂的な期待感は薄れ始めている。


アウン・サン・スーチーが「現代のジャンヌダルク」ではないことがよくわかった。日本のマスコミ報道とはあまりにかけはなれている事実に唖然とする。とくに朝日新聞は、軍事政権にはきつく、共産主義政権にはゆるくというダブルスタンダードの典型で、アウン・サン・スーチー女史をはじめとする左翼活動家にだけスポットをあててきた。結果、ミャンマー情報は見通しの甘さで大恥をかいている。ここでもあの定理が生きて来る。「朝日新聞の主張することの逆が正しい」と。(柴田)


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●『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』を観てきた。原作にはまり、ロイエンタールが好きだった。とはいえ、もうだいぶ記憶は薄れている状態。舞台化は気になったものの、諸事情あって観ていない。今回、宝塚でのミュージカル化と聞いてワクワクした。ラインハルトのビジュアルがはまると思ったし、脚本演出が小池修一郎さんで面白そうだとも思った。先行画像、配役発表、ポスター、記者会見と順に知り、期待感が高まった。


宝塚大劇場には、初宝塚と見受けられる男性客やグループがちらほら。嬉しい。聞くところによると同盟のコスプレをしている人もいたらしい。急に歌いだすミュージカルって、最初は観る側は恥ずかしいんだよな〜とか、甘め演出があったらいやだなぁとか、宝塚は歌のうまい人が主要な役をもらえるとは限らないから、下手だと思われるだろうなぁとか、大げさな演技と化粧は劇場が広いからなんだよなとか、いろいろ考えてしまう。なぜか高尚なイメージをもたれやすいが、大衆演劇だと思っている。


話は2巻まで。駆け足。スクリーンを使っての主要人物説明や場所の説明はあるが、原作やアニメを知らない人にはどううつっただろう。皆の軍服姿は美しい。イケメン度2割増しに見える。ユリアンは娘役が演じたのだが、男役に転向してくれたらいいのに〜と思ったぐらい麗しかった。


戦闘をダンスで表現するのは仕方ないよなぁとは思っていたが、包囲され孤立する軍の表現はうまいと思った。セットや装置は大掛かりで良かった。1幕で背景を知り、2幕で話を知る。改変はあるものの、よくまとまっているように思った。何より、名台詞が聞けるのが嬉しい。もういい、そこだけで満足じゃ。


まとまっているからこそ、一番の野心家はラインハルトでもオーベルシュタインでもなく、ヒルダなんじゃないか? と思ったでござる。帝国と同盟の戦いなのに、それぞれ味方に殺されている(内紛)だという台詞も心に残ったよ。アンネローゼ様ひどすぎるとも思ってしまって、原作読み返したくなったわ。今だと違う感じ方になるような気がする。(hammer.mule)


http://kageki.hankyu.co.jp/ginga/
銀河英雄伝説@TAKARAZUKA
http://www.sihd-bk.jp/kojin/save/sumire/
ユリアンはこの人
http://ja.wikipedia.org/wiki/ヒルデガルド・フォン・マリーンドルフ
ヒルダ
http://a-hiro.cocolog-nifty.com/diary/2012/09/takarazuka-71da.html
著者田中芳樹の初日観劇。「長生きはするものだなあ」
http://cafeseeadler.com/  カフェバー・海鷲。気になる
http://blog.livedoor.jp/makorin8823/archives/52082981.html
ストーリーの流れ。初宝塚の人の感想
http://joeshishimaru.jugem.jp/?eid=2976
同じく初宝塚。そうなのトイレの数が全然違うの
http://d.hatena.ne.jp/sargasso_space/20120909
模型なんてあったのか。
http://peperonnoyousai.blog36.fc2.com/blog-entry-324.html
おっさんスキーの皆様 一見の価値、やはり有りです
http://m-chiduru.jugem.jp/?eid=202
最後凄かったね!ラスボスみたいで。ラインハルトの最終形態だ
http://blog.goo.ne.jp/pandagundam/e/235c476a71c84614a2765c015ea79722
ジオラマ作りの勉強にしようとか思っていたけど無理だわー

“編集後記………9月10日(月)”には1レスポンス

  1. 編集後記………9月10日(月) http://t.co/JojQGBGr

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