●昨日、NHKの昼のニュースで、あろうことか「葉山で静養している天皇、皇后……」と言っていた。敬語が一切つかわれていないではないか。その段階で、「静養しているとはなにごとか」とテレビに怒りをぶつけたので、天皇、皇后「両陛下」と言ったかどうかは聞き逃した。もしかしたら、天皇・皇后「ご夫妻」と言っていたかもしれない。NHKならやりそうなことだが。その後は、紀子「さま」、悠仁「さま」と言う。正式には秋篠宮妃殿下、悠仁親王殿下だが、もはやマスコミでは使われなくなった。皇室への敬称について昨今、あまりにぞんざいなのが大問題だが、このあたり言い始めるとめんどうなことになるので自粛。先日、ブックオフの豪華本コーナーをのぞいたら、読売新聞社編「昭和史の天皇」全30巻が並んでいた。この本は、激動の昭和前期を綴る唯一・本格的な証言現代史。事件の当事者1万人以上から、新聞記者が直接取材した貴重な資料集であり、日本の昭和史であると同時に、世界的な視野をもつドキュメントである。このシリーズが発行されたのは約30年前だが、当時のわたしの経済力では買い揃えることができなかった。1冊1200円だったけど。そんな古本だが保存状態が良く、とてもきれいだ。しかも1冊105円。その場では迷ったあげく買わずに帰ったが(持ち帰れるボリュームではないし)、夜になってからやはりわたしが引き取るべきだと思い、電話で取り置きを頼んだ。翌日、妻と2台の自転車で店に行き、わたしが20冊、妻が10冊を荷台のトートバックに格納して凱旋した。それにしても、この良書を105円とは。本に対する敬意がまったくない値段だ。じつに腹立たしい。安く手に入れたのはうれしいが、複雑な気持ちでもある。(柴田)
●白物家電は、メーカーは一定のレベルのものを売ってくれるし、同じレベルものであれば、価格差はほとんどない。それに比べて、家具やカーテンの難しいこと難しいこと。全体的に安い商品を扱うお店に行けば、素材やつくりで安い理由はなんとなくわかるけれど、高いお店に行っても、高さの理由がわからない時がある。デザインはほぼ同じテーブル。いいものというのはなんとなくわかる。この板でどうしてこんなに高いんだろう? 国産なら人件費は高いだろうから仕方ない。が、人件費や素材の価格差ってそんなにあるんだろうか? と。安い商品と10倍以上の差があるがモノは10倍以上の価値があるように思えなかったりするのだ。私が目利きなら、素材や加工方法を見て、10倍以上の価格差があっても、「良い買い物だ!」なんて言えるかもしれないんだけど素人なのよね……。なぜこんなことをだらだら書いているかというと、Webサイト制作仕事もそういうものよねぇ、と。写真家さんたちのお仕事とか。商品説明してもらった上で、10倍以上の価格差を買い手側素人が理解できるかどうか。/「ヘルシオ」のことを書いたら、Kさんからメール。ありがとうございますっ。「スチームクッカーをご紹介します。収納する暇がないほど大活躍! 蒸しているあいだ、別のことをしていられます。おいしい蒸し野菜がもりもり食べられます。」とのこと。メール読む前にヘルシオ買っちゃった……。(hammer.mule)
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