「写真を楽しむ生活」のページ頭です

写真を楽しむ生活

写真が好きなすべての人に役立つ情報クリップ。写真展情報は"日本最強"!

カテゴリ ‘コラム’ のアーカイブ

おかだよういち


NEX-5Nを手にしてから2週間。そして一昨日欲しかったレンズ、Carl Zeiss Sonnar T* E 24mm F1.8 ZAが手に入りました。
http://flic.kr/p/bpCXbg


NEX-5Nに付けてみるとなかなかさまになっててかっこいいです。
http://flic.kr/p/bpm5x8


試しに、とりあえずデスク周りにあるものを、めいっぱい絞りを開けてF1.8で撮ってみました。コンデジや他のミラーレス一眼と比べると、センサーのサイズが大きなAPS-Cで、絞りF1.8で撮るとこんなに被写界深度が浅くなり、フォーカスした位置から少しはずれるともうボケます。


http://flic.kr/p/bpCLTc
http://flic.kr/p/bpCMDt
http://flic.kr/p/bpCNqX


このボケを利用して、空気感を感じる雰囲気ある表現ができそうな気がします。


さて、このNEX-5Nは上部に電源ON/OFFスイッチ、レリーズボタン、ムービー、再生が配置されていて、背面のモニター右側に設定系のボタンとダイヤルがならんでいます。
http://dc.watch.impress.co.jp/img/dcw/docs/478/666/html/003.jpg.html


背面にあるボタンは3つとダイヤルのみ。ダイヤルは回転と上下左右に機能が割り振られています。数多い機能の中からよく使うものを厳選して、このシンプルな操作ボタンに配置するのが使いこなすキモだと思うのですが、これがなかなか選択肢が多く、難しくもあり楽しくもあります。


あまり使わない機能とよく使うものを見極めて、自分が一番使いやすい状態を探っていくのは、実際にいくつも試行錯誤しないと一発で納得することはないので、未だベストな状態には至っておらず模索中です。


カメラに詳しくない人にも簡単に使えるように、各設定項目は分りやすい表現になっています。例えば、絞りの設定では、「くっきり─ぼかす」になっています。


絞りや被写界深度のことがわかっていれば、F11とF2.8を比べるとF2.8の方がより背景がボケるということは常識として頭に入っていますが、写真を始めたばかりの人にとっては、数字で設定するよりも「くっきり」の方が分りやすいはずです。


同様に、露出補正は「明るく─暗く」ですし、ホワイトバランスの色温度の設定は「暖かく─クール」という表現になっていて、初心者にも安心して使えるような配慮がされています。ミラーレス一眼らしい部分ですね。
http://www.sony.jp/ichigan/products/NEX-5ND/feature_3.html


さらに、初心者用の機能として「撮影アドバイス」というものもあって、シーンに合わせて基礎から応用まで様々な撮影のTipsを表示できるので、撮影しながらスキルアップできます。


また、操作がわからなくなった時は、「ヘルプガイド表示」で何をする機能なのかを表示してくれるので、慣れていなくても迷わず操作できます。


むずかしいことを考えなくても、カメラにすべてまかせてシャッターを押すだけでベストな設定で撮ってくれる「iAUTO」というモードもあるので、設定がわからない人でも、コンデジみたいな使い方できれいな写真を撮ることができます。


カメラが、夜景・夜景&人物・逆光・逆光&人物・人物・風景・マクロ・スポットライト・低照度・赤ちゃんを自動で認識します。「人物」とは別に「赤ちゃん」というのが面白いですね。


似たような初心者に優しい機能や、分りやすい表現はおそらく他のミラーレス一眼にも採用されていると思います。女性やご年配の方を含め、多くの人にミラーレス一眼がウケるわけです。


初心者でも、カメラに詳しいユーザーでも、双方にとって優しく楽しく使えるカメラだということが、2週間使ってみてわかって来ました。まだまだ完璧に使いこなしているという域にまで達していませんし、すべての機能やエフェクトも使っていませんので、また色々使ってみながら随時レビューしたいと思います。


【おかだよういち/WEB&DTP デザイナー+フォトグラファー】
< http://s-style-arts.com/ > < mailto:okada@s-style-arts.com >
<twitter:http://twitter.com/okada41 >


先日、名古屋市科学館の人気のプラネタリウムを見てきました。久しぶりのプラネタリウムがあまりに楽しかったので、明石のプラネタリウムにもまた通ってみようと思います。

上原ゼンジ


Facebookのタイムラインに次のような「近況」が流れてきた。


「所沢市では、市内の小中学生全てに金環日食を観察する機会があります。この取組みを全国に広めたいです。『日食観察会@所沢』」


コメントの主は、天体望遠鏡や顕微鏡などのメーカーであるビクセンの社長の新妻和重さん。ご自身のブログにリンクが張られており、今年の5月21日に見られる金環日食について書かれていた。要旨は金環日食が見られるのは7時30分ぐらい、ちょうど通学時間に当たってしまうため、きちんとした観察会をセッティングして、子供たちに見せてあげられないだろうか、ということだった。


ビクセン本社のある所沢市では、校長会が理解を示してくれ、市内の全小中学校で観察会が開催されることになった。できればこの取組みを全国に広めたいという話だ。今年金環日食があるということは知っていたが、それが通学時間に当たるということは知らなかった。


所沢市はお隣の市だが、残念ながら我がふじみ野市ではこのような動きはない。しかし、うちの今年中学に上がる娘にもぜひ見せてやりたい。当日は彼女の誕生日でもあるので、実現すればいい記念にもなるだろう。そう思うと私はいても立ってもいられなくなり、ふじみ野市役所に乗り込んで市長に直談判をした。


というような行動力は残念ながら持ちあわせていないので、市の広報にメールをしてみた。でもそれではちょっと足りなそうだ。そう言えばふじみ野市の市議会議員さんからFacebookでフォローをされていた。こういう時は議員さんに陳情すればいいのだろうか? と思ってFacebookでメッセージを送ってみた。するとしばらくして、次のようなコメントがタイムラインに流れた。


「全小中学校で『金環日食観察会』を実施したいと思います。みなさまどう思いますか? ぜひ覗いてみてください。」


リンクは仙田さだむ議員のブログにつながっており、市に日食観察会の提案をしてくれたようだ。ありがとう仙田議員! あなたのことは忘れません。そしてマーク・ザッカーバーグさんにも感謝します。


登校途中の子供たちが肉眼で太陽を見てしまうと危険だし、世紀の天体ショーをじっくりと観るためにも、日食観察会が全国に広がっていくことを私も望みます。ビクセンでは社員が日食を見られるように、この日は金環日食休暇にするとのこと。子供ばかりではなく、大人だって見てみたいもんね。


「521金環日食観察会」を広めようという取組みに賛同していただける方は、ぜひ、学校や市や議員さんやマスコミなどに働きかけをしていただければと思います。金環日食休暇にして欲しい人は、社長さんに直談判してみてください。当日は晴れるといいですね。


◇「521金環日食観察会」を全国に広げよう!
http://www.zenji.info/column/eclipse.html


◇日食観察会@所沢/びっくりビクセンBlog
http://ameblo.jp/vixen/entry-11139843487.html


ついに「宙玉レンズ for iPhone」登場か?!


来月の頭にはカメラ関係のイベントである「CP+」と印刷、メディア業界のイベントである「page2012」が開催され、期日がもろにバッティングしている。私は両方とも顔を出そうと思っているのだが、CP+の方では間に合えば「宙玉レンズ for iPhone」の発表をしたい。


これはギズモショップから声をかけて貰って製作中なのだが、試作が上がるのがイベントの前ギリギリになってしまう。だから試作の出来が良ければ手にとってもらえるし、出来が悪ければアクリルケースの中に陳列。人様に見せられるようなものにならなければ、イメージ画の展示、という感じでしょうか。


この宙玉レンズは「ZENJIX」というブランドから出す予定。「ZENJIX」では3カ月に一点ぐらい新製品をリリースして行きたいと、さっきSkype会議でギズモショップの社長が言ってたんだけど、本当にそんな展開になるのでしょうか(笑)


でもこのギズモショップの清家英明社長はいろんなアイディアを持っているので、話していると凄く面白い。最近だとカメラ型のiPhoneケース「iCA」が発売になり、けっこう話題になっている。これはただケースにカメラのデザインがプリントがしてあるわけじゃなくて、レンズ部分(偽物)が本当に出っ張っていたりするので、かさ張って邪魔。だけどストラップを付ければ、首からぶら下げられるようになるという冗談のような製品。


ファインダー部を覗いて撮影できたり、シャッターを押すと本当に写真が撮れるというところがけっこう楽しい。またこれからこのケースに取り付け可能なフィルターやレンズ類がいろいろと登場する予定だが、その中の一つに宙玉レンズもラインナップされており、iCAに宙玉レンズがねじ込み式で装着できるようになるはずだ。


他にも海外の変わったカメラやレンズを扱っているので、CP+に行かれる方はぜひブースを覗いてみてください。もしかしたら、私も商品説明をしているかもしれません。


◇ギズモショップ
http://www.gizmoshop.jp/
◇CP+
http://www.cpplus.jp/


「page2012」は日本印刷技術協会主催で今年25回目を迎える老舗イベント。さまざまなメーカーやベンダー企業が出展する大規模なイベントだが、セミナーでは印刷、DTPの話ばかりではなく、電子書籍やデジタルサイネージの話など、最新のネタもいろいろとある。


私は「電塾+年に一度のJPC合同大勉強会」というオープンイベントで、「個別プロファイル解禁!?日本の印刷は専用プロファイルで上手くいく」という話をさせていただく予定。これは昨年出版された「写真の色補正・加工に強くなる〜レタッチ&カラーマネージメント知っておきたい97の知識と技」という本を印刷した時の、カラーマネージメントワークフローに関する話。


紙質があまり良くない紙の場合、なりゆきで色は沈んでしまうというのが常識ですが、その用紙の個別プロファイルを作成すれば、それなりに色はマッチするよ、という話。無駄な色校正も減るので、コストの削減にもつながります。タダなので、興味のある方はぜひどうぞ。


◇「電塾+年に一度のJPC合同大勉強会」
http://www.jagat.or.jp/PAGE/2012/session/session_detail.asp?sh=5&tr=10&se=45
◇「page2012」
http://www.jagat.or.jp/PAGE/2012/


【うえはらぜんじ】zenji@maminka.com < http://twitter.com/Zenji_Uehara >
上原ゼンジのWEBサイト
< http://www.zenji.info/ >
Soratama – 宙玉レンズの専門サイト
< http://www.soratama.org/ >
上原ゼンジ写真実験室のFacebookページ
< https://www.facebook.com/zenlabo >

おかだよういち


2週間前、今年一発目のデジクリで、今欲しいカメラとレンズについて記しました。そのカメラのほうが、この原稿を書いている今日届きました。レンズはまだ未入荷で、しばらく先になりそうです。届いたばかりなので、箱から出して、電池充電して、ストラップ取り付けて、基本設定をしただけで、まだ一枚も写真を撮っていません。今回は購入に至るまでのことと、ファーストインプレッションについて書きます。


まずは購入動機から。この光画部トークでも何度も書いてますが、普段持ち歩くカメラがiPhone4だけになってしまいました。多くの場合、iPhoneで充分事足りてしまいます。


撮影してその場で加工、即公開・共有と、簡単なフローでできるカメラは他にありませんから、普段使いでiPhoneを上回るカメラになかなか出会えないのも無理はありません。


わたしだけでなく、きっと世界中の多くの人がそう感じているはずです。それはFlickrに日々アップされている写真で、一番多く使われているカメラがiPhoneというデータからもわかります。いつでもどこでもネットに繋がっているカメラならではの結果でしょう。
http://www.flickr.com/cameras/


かと言って100%満足している訳ではなく、iPhoneでは物足りないシーンも時には遭遇します。例えば、セミナー会場のような暗い場所で後ろの席から登壇者を撮ろうとしたとき。iPhoneには光学ズームが付いていないので、デジタルズームでアップにすると画質が極端に落ちる。更に暗いのですごくノイズが目立ちます。


そのため、画像加工アプリでもっと荒く表現したりとか、無理やりな写真にして共有することがあります。そんな時は、望遠でそこそこ撮れるデジカメを持ってきてたらなぁと思います。


また、カメラ以外の用途でも常にiPhoneを使っていますから、電池の消耗も激しく、夜の懇親会の席ではもう殆どバッテリーが残っていない状態で、せっかくの楽しい写真が撮れないことも多いのです。


そうは言うものの、それだけのために一眼レフカメラを持ち歩くのは億劫ですし、コンデジだと結局クオリティ的にiPhoneとあまり変わらないし。


そこで、レンズ交換が可能なコンパクトボディというジャンルで、今大人気のミラーレス一眼という選択肢です。ただ多くのミラーレス一眼はセンサーが小さいのが嫌で、いままであまり本気になれなかったのです。


でも、SONYのNEXシリーズのセンサーは、普及しているデジタル一眼レフカメラと同じAPS-Cサイズ。そして、レンズもいいのが色々と揃ってきた。といった環境になって、久々に新しいカメラの購入を決めたわけです。


そこで2週間前、大阪のヨドバシカメラマルチメディア梅田へ買いに行ったところ、在庫なし。タイの洪水の影響で品薄なんだそうです。その後、東京出張だったので秋葉原と新宿のヨドバシカメラもチェックしてみましたが、こちらも在庫なし。そして東京の方が、3,000円高かった。


東京からの帰りに再び大阪に寄り、カメラとツアイスのレンズを注文してきました。相変わらずの品薄状態で、両方とも2月になるようですが、いつになるかはわからないため、入荷次第連絡をもらうことになりました。


ところが、土曜の夜中にネットのヨドバシドットコムを見てみたら、在庫僅少という表示! 今注文すれば明日発送可能となっていたので、大阪で注文したのより1,000円高買ったけどこちらに注文しました。


日曜の夜に発送完了のメールが届いたので、トレースしてみると既に神戸を通過の状態。
http://flic.kr/p/bhrRVM
そして明け方にチェックしてみると、もう最寄りの局に到着している。
http://flic.kr/p/bhrS44
日本の物流はほんとうに凄いですね!


そして、無事NEX-5NDの黒が届きました。
http://www.sony.jp/ichigan/products/NEX-5ND/
16mm F2.8の単焦点パンケーキレンズと、

http://www.sony.jp/ichigan/products/SEL16F28/index.html

18-55mm F3.5-5.6の
http://www.sony.jp/ichigan/products/SEL1855/index.html
標準ズームのレンズ2本が同梱されたダブルレンズキットです。


箱から取り出してみると、店頭にあるモックアップかと思うくらい軽くて驚きました。一眼レフと比べるとおもちゃみたいです。


このレンズの望遠側55mmより、もうちょっと望遠が欲しいところです。後から18-200mmとか追加するとなると、この18-55mmのレンズが無駄になってしまいます。


わたしとしては、16mmのパンケーキだけが付いたものが欲しかったのですが、どうやらそのチョイスがない。ボディとレンズそれぞれの価格を見てみると
ボディのみ……61,800円
レンズ単体16mm……31,500円
18-55mm……36,750円
このレンズ2本とボディのセット……71,800円


と、なんか変な価格設定なので、一番お得な感じのレンズ2本付いたものに決めました。ボディの金額+1万円でレンズ2本付いてくるのは、後で1本無駄になったとしても、お得です。


大阪で注文したカールツァイスのレンズはまだ品薄状態でまだゲットできていませんが、しばらくこのレンズ2本で写真や動画を色々と撮ってみたいと思います。


iPhoneでも大きな一眼レフでも撮れない、新たな写真が撮れるかも! とワクワクしています。次回以降は実際に撮ったサンプルをお見せできるでしょう。光画部トーク初ミラーレス一眼で長期レビューを開始します。


【おかだよういち/WEB&DTP デザイナー+フォトグラファー】
http://s-style-arts.com/ okada@s-style-arts.com
<twitter:http://twitter.com/okada41>


今週は名古屋のトライデントコンピュータ専門学校にて、Webデザイン学科の学生さんに写真についての授業をしてきます。課題に対してどんな写真を撮ってるのか楽しみです。

おかだよういち


「写真を楽しむ生活」は昨日から2012年版が始まりました。読者のみなさん、本年も「写真を楽しむ生活」&光画部トークをよろしくお願い致します!


今年はカメラ関係に色々と動きがあるようですよ。昨年発売予定だった製品も、震災やタイの洪水の影響などで発売延期になったりしているので、それらが遅れて今年発売されます。そして、今年は何と言ってもロンドンオリンピックが開催されますから、各カメラメーカーもそれに合わせて色んな製品をリリースしてくるはずです。


既に先週、ニコンがフラッグシップのD4を発表し、2月16日に発売されます。今後近いうちにD800も出る予感がします。
http://www.nikon-image.com/products/camera/slr/digital/d4/


これらはプロ用の機材で、D4のボディは65万円。D800もたぶん30万円くらいはすると思いますので、そうそう気軽に買える金額じゃないのですが、興味津々です。


今後発売されるそんな高級機に気を取られがちですが、わたしが今、欲しい病になっているのがSONYのNEX-5Nです。
http://www.sony.jp/ichigan/products/NEX-5N/


そう。今流行りのミラーレス一眼です。既に発売されていますが、これもタイの洪水の影響で品薄状態です。


カメラ女子に限らず、写真が趣味のご年配の方や、コンデジや携帯電話のカメラからステップアップしたい人など、いま多くの層でミラーレス一眼が売れているそうです。


つい先日も、行きつけのカメラ屋さんに年末のご挨拶に行った時に、おばあちゃんがニコンのミラーレス一眼、ニコン1を2台持って来店し、店員さんになにやら設定してもらいながら写真が楽しいってお話されていました。


ニコン1はセンサーサイズが小さいので、それを逆手に取って望遠側がとても撮りやすいということで、そのおばあちゃんも、仲間と河原などで野鳥を撮って楽しんでいるそうです。
http://www.nikon-image.com/products/camera/acil/body/nikon1_v1/


あちこちで売れてるそんなミラーレス一眼なんですが、わたしは今まであまり興味がありませんでした。それは、各社レンズ交換ができるコンデジという感じで、どれもセンサーサイズが小さいものばかりだったからです。


光を取り込む部分がセンサーですから、大きい方が画質も良くなりますし、光の少ない暗い場所でもより多くの光を受けることができます。したがって、暗い場所でもノイズの少ない写真が撮れたり、より高感度に設定可能になります。


ミラーレス一眼機で、カメラの大きさをよりコンパクトに設計しようとすると、このセンサーサイズを犠牲にしなければならず、各社「小さなボディながらレンズ交換が可能なカメラ=ミラーレス一眼」みたいな感じになっていました。でもSONYのNEXは違います。


SONYのミラーレス一眼のNEXシリーズは、センサーサイズが、一眼レフカメラ普及機と同じAPS-Cサイズです。コンデジと同じくらいコンパクトでレンズ交換が可能な各社ミラーレスと違い、一眼レフカメラと同じセンサーなのに、普段持ち歩くには大きくて重い一眼レフと比べるととってもコンパクトなカメラなのです。


このダントツに違うセンサーサイズがまず魅力。そして、このNEX-5Nは実は二代目で、その前はNがないNEX-5という機種がありました。ですが、同時に発売されたレンズがあまり種類もなく、特にグッとくるものが出なかったのでスルーしていました。


それが、この度とっても魅力的なレンズも発売されて、もう今わたしはこのレンズが使いたいからNEX-5Nが欲しい状態。Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA というカールツァイスのレンズです。
http://www.sony.jp/ichigan/products/SEL24F18Z/index.html


焦点距離24mmなのでフルサイズ換算で36mm。風景スナップからテーブルフォト、ポートレートまで、日常使うにはちょうど使い勝手の良い画角です。サンプル画像がヨドバシドットコムに掲載されていました。
http://image.yodobashi.com/catalog/magazine/20111219-001/


シャープで、ボケが美しくて、空気感までもが写る感じの滑らかな階調。しかも最短撮影距離が16cmと結構寄れます。


こんな魅力的なレンズが気軽に使えるなら、もうNEX-5N買うしかない!


それから、NEXのソニーEマウント用のマウントアダプターも色々出ているみたいなので、たとえばニコンのレンズや、その他、銘玉と呼ばれるオールドレンズも色々と使えるようなので、中古のレンズを探して回るといった新しい趣味が増えそうです。


機能的な面を見てみると、写真だけでなく、動画を撮るのにもとても良さそうです。最近動画を撮影&編集する機会があったので、カメラの動画の機能も色々調べていたのですが、このNEX-5Nの動画機能はかなり本格的です。


フルHDで撮影できますし、一般に売っているハンディーカムと比べると、センサーのサイズが格段に大きいので、背景のボケ具合がまるで映画のみたいに大きく美しくボケます。


カメラに付いている動画機能の多くは、動画撮影中はフォーカスも一点で固定だったり、露出もオートだけだったりと、ちゃんと撮ろうと思うと困ることが多いのですが、NEX-5Nならけっこう本気で動画素材も撮れるのです。


そんなフルHD動画が、先程のカールツァイスレンズをはじめ、色んな画角のレンズに交換してクオリティ高く撮れるなんてきっと楽しいですよね。
http://www.sony.jp/ichigan/products/NEX-5ND/feature_4.html


ということで、どこに買いに行っても在庫がなくて、注文してもいつ届くかわからない状態ですが、熱が冷めなければきっと買ってしまう気満々なので、手に入れたらまた光画部トークでもいっぱいレビューしたいと思います。


【おかだよういち/WEB&DTP デザイナー+フォトグラファー】
< http://s-style-arts.com/ > < mailto:okada@s-style-arts.com >
<twitter:http://twitter.com/okada41 >


昨日、関西では10日戎。えべっさんです。商売繁盛の神様で多くの人が参拝に訪れます。わたしは一昨日9日の宵えびすに西宮神社に参って来ました。みなさんの商売が繁盛していい年になりますように!

齋藤 浩


今年は念願のライカも手に入れたことだし、物欲から遠ざかり真面目に生きようと思っていたにもかかわらず、某中古カメラ店の年末恒例赤札市を覗いてしまった。


で、ある商品に目が釘付けになったのだ。美品クラス、箱も取り説も付属品もすべて揃った素晴らしい状態のCONTAX TVSがなんと8,000円。高級コンパクトの代名詞的存在であるT2をベースにズームレンズを組み込んだコンタックスの意欲作、当時17万円もした高嶺の花的存在が8,000円。


お店の人曰く「メーカーでの修理受付が終了したため、突然安くなった」とのこと。とはいえ、そうそう壊れるようなモノでもなかろう。モノは中古という扱いではあるが、新品価格から16万2000円引きというのは好ましい。95.3%off。すなわち9割5分3厘引き。これはお買い得といえよう。


スーパーカーに例えれば、2,500万円のフェラーリが117万5,000円で買えることになる。んー、えーと、プラモデルに例えると、1/60スケールのパーフェクトグレードガンダム(1万2,000円)が564円。うお、これは安い! やはりもう、これは買うしかないか…。


てことは、これを300円のガンダムに置き換えると、一個14.1円。まあ確かに安いが、これはこれで微妙でもある。定価でも20個以上買える計算ではあるが、300円くらいポーンと出せるオレにとって、ガンダムが15円だからといって物欲は刺激されない。


では、高い『資生堂パーラー』の高いカレー2,940円が138円だったら? 大変だ! ザギンの高級な店がビンボー人で埋め尽くされてしまう!


ということは、この価格は事件である! 暴動がおきても不思議じゃない。このパニックを未然に防ぐには、もうオレが今ここでCONTAX TVSを買うしかないのだ。この間約2分。


結局購入したのだが、とはいえこのカメラが必要かといえば決して必要なものではない。必要ないものを買うことそれ即ち無駄遣いなのである。ああ、無駄遣いすると気持ちがいいなあ!


で、早速撮ってみることにした。このCONTAX TVSに搭載されているズームレンズ『カールツァイスT*バリオゾナー』は妥協のない設計で有名だが、解放F値が3.5〜6.5と暗い。ここはやはりISO400のポジで、と思って買いに行くと、ない。ないって訳じゃないのだが、気がつくとほとんどのISO400のポジフィルムが生産中止となってしまい、あったのは二種類だけ。しかも高い!


5本で6,000円近い値段である。あと2,000円出せばこのカメラが買えるぞ! いつもISO100ばかり使っていたせいか、400のポジがここまで絶滅に近づいていたとは知らなかった。まさに驚愕したのであった。


とはいえまあ、あるだけマシってやつですね。いくらカメラがあってもフィルムが消滅したら無意味の極みです。で、結局買わずに備蓄していたISO100のポジで撮ってみた。


んでもって、やはり感じたことは「暗いレンズだー」。なのである。つまり、屋外スナップの場合、晴れの日じゃないと(とくに望遠側で)ブレるのだ。このカメラは小さくてどこにでも持って行けるのがウリなので、となるとやはり400を常用とすることが最善策でございましょう。


http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/2011/12/08/images/01.jpg

http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/2011/12/08/images/02.jpg
信号
http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/2011/12/08/images/03.jpg
ビル
http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/2011/12/08/images/04.jpg

http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/2011/12/08/images/05.jpg
落ち葉
http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/2011/12/08/images/06.jpg


こうして見てみると、濃厚で趣のあるシャープな絵が得られる良いレンズと言えましょう。以上、今回も無駄遣い自慢でした。


【さいとう・ひろし】saito@tongpoographics.jp
< http://tongpoographics.jp/ >


1969年生まれ。小学生のときYMOの音楽に衝撃をうけ、音楽で彼らを超えられないと悟り、デザイナーをめざす。1999年tong-poo graphics設立。グラフィックデザイナーとして、地道に仕事を続けています。

上原ゼンジ


PHOTOGRAPHER HALさんの写真展「Flesh Love」(ギャラリー冬青)を観てきた。同シリーズは、今年の5月にニコンサロンで行われたものも観たが、ニコンサロンでは大判プリントだったのに対し、今回はコンパクトなサイズにプリントして展示を行なっている。同じシリーズでも、サイズの大小で与えるイメージ変わってくるのでなかなか面白い。


「Flesh Love」の撮影はカップルを布団の圧縮袋に入れて空気を抜き、食品の真空パックのようにした状態で行われる。ヌードの場合もあるし、派手な衣装に身を包んでいる場合もある。被写体はある時点から息を留めているので、2〜3回シャッターを切ったら、すぐに袋を開けて解放する、というかなり緊張感のある撮影現場になるとのこと。


この写真の面白いところは、撮影前に服装やポーズなどの打ち合わせはするものの、圧縮することよって変なふうに体が歪み、想定外の状況になってしまうということだ。やっぱり絵コンテを書いてそれをなぞるような写真よりも、偶然の面白さが加わった方が、写真は魅力的になる。またストロボ光がビニールで反射する様子がチープでポップで艶かしい。


同シリーズは写真集にもなっているが、iPad版が出来たということで、帰ってから早速ダウンロードしてみた。このiPad版もなかなかいいです。いい理由はiPadの光沢感のある液晶画面に、作品がマッチしているということ。ビニールのテカリ感は紙に再現するよりも、iPadで観るほうがよりリアルな感じになる。


それに紙は光らないけど、iPadは光るということも大きい。今後ディスプレイの輝度がさらに上がったり、広色域化したり、解像度が上がったりすることを考えれば、ディスプレイで鑑賞した方が面白い写真というのも増えてくるんだろうなと思わせられた。また、この撮影のメイキング映像なども含まれているのでおすすめです。


今回はちょうどHALさんにも会って説明していただけたので、より面白く観ることができた。在廊予定は冬青社のサイトにアップされるので、できたらご本人の説明を聞きながら鑑賞することをおすすめします。


PHOTOGRAPHER HAL「Flesh Love」
会期:12月2日(金)〜12月24日(土)日月祝休
会場:ギャラリー冬青(東京都中野区)
http://www.tosei-sha.jp/TOSEI-NEW-HP/html/EXHIBITIONS/j_exhibitions.html


◇Photographer’s File #9(デジカメWatch/HARUKI)
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/culture/photographer/20111202_495506.html


被災地域のストリートビューが公開


Googleにより、東日本大震災の被災地域のストリートビューが公開された。これはストリートビュー撮影車を使って被災地域を周り、震災の前と後の様子をパノラマ写真によりアーカイブ化し、公開するという試みだ。


◇未来へのキオク
http://www.miraikioku.com/streetview/


私は被災地を訪れていないので、写真や動画でしか被災地の状況に触れていないわけだが、あらためてGoogle Mapでパソコンを操作しながら現地の状況に接してみると、あまりに規模の大きな災害だったことにに驚かされる。


初めにストリートビューで現地のパノラマ写真にアクセスした時は、一見普通の風景にも見えた。しかし、元々家やビルがあった場所に何もなくなり、瓦礫ばかりが積み重ねられている状況に気づくと愕然とさせられた。


そしてその光景が360°つながっているのだから、平面の写真とはまるで臨場感が違う。またすでに道路は開通して車も写っていたりするので日常感もあるのだが、それがかえって恐ろしさを増幅させる。


通常報道写真というのは、撮影者が意図を持って四角いフレームに収めるわけだが、撮影者が自分のイメージに合わせて切り取った非日常的な光景よりも、ストリートビュー車によりオートマティックに撮影されたパノラマ写真の方が、よりリアルに感じさせられる。


震災直後には、海外からたくさんのカメラマンが訪れて震災地の写真を撮っていった。そして、それらの写真が掲載された海外のWEBサイトでは、日本のメディアではあまり見かけないような報道写真が見られた。たぶんあの時期の日本には、世界中の著名報道カメラマン達が集結していたのだろう。


それらの写真を見て、クオリティーの高さにびっくりするとともに、何か違和感を覚えていた。報道カメラマンとしては当たり前のことだと思うが、その場の光を生かし、構図がバッチリ決まった写真はどこかウソ臭く、逆にリアリティーが損なわれているように見えたのだ。


もちろん360°のパノラマ写真によって一瞬を切り取るスチル写真が駆逐されるとは思わないが、閲覧する側が能動的に見たい場所を選び、拡大できる機能というのは非常に魅力的だ。また、とりあえずムービーやパノラマで撮影しておき、後から瞬間や部分を切り取るという手法は一般的になっていくんだろうなと思わせられたのだった。


尾仲浩二「海町」展


尾仲浩二さんの写真展「海町」がギャラリー街道で開催される。これは尾仲さんが20年前から撮影してきた三陸地方の写真をセレクトした展示。キャビネサイズの写真をは一点10,000円で販売し、売り上げの50%を今回の震災で親をなくした子供たちへの一時金、奨学金「あしなが東日本大地震・津波遺児募金」へ寄付されるとのこと。


会期:12月17日(土)/18(日)・23(金)/24(土)/25日(日)
会場:ギャラリー街道(東京都杉並区)
http://www.kaido-onaka.com/これからの展示-upcoming/尾仲浩二-海町/


「第15回写真家達によるチャリティー写真展」への参加


私もチャリティー写真展に参加させていただく。こちらは225名の写真家のオリジナル作品を展示、即売するもの。やはり一点一万円で販売されるが、その場で持ち帰りとなるので、興味のある方は早めのご来場をお勧めします。
http://www.stbears.com/pvj/


「第15回写真家達によるチャリティー写真展」
12月16日(金)〜18日(日)10:00〜19:00
富士フイルムフォトサロン・東京(東京都港区)
http://www.fujifilm.co.jp/photosalon/tokyo/s12/111216012.html


「写真家達によるチャリティー写真展15 Part.2」
会期延長で、12月21日(水)〜25日(日)10:00〜19:00
フレームマン・ギンザ・ショールーム(東京都中央区)
http://www.frameman.co.jp/ginzasalon.html


【うえはらぜんじ】zenji@maminka.com 
http://twitter.com/Zenji_Uehara
上原ゼンジのWEBサイト
http://www.zenji.info/
Soratama – 宙玉レンズの専門サイト
http://www.soratama.org/
上原ゼンジ写真実験室のFacebookページ
https://www.facebook.com/zenlabo

おかだよういち


早いもので、今回が2011年最後の光画部トーク。あっという間に過ぎ去って行く一年を振り返ってみます。


その前に、前回ご紹介したiPhoneに取り付けるレンズに関して追加情報があります。Qlixが国内での取り扱いを開始しました。海外のサイトから、英語でオーダーフォームに記載して個人輸入しなくても、日本で注文できるので購入の敷居が低くなりますね。それに加え、円高の影響か、わたしが直販で買った時よりも若干安い6,195円(税込)です。
http://www.qlix.jp/olloclip-1.html


とにかく、iPhoneだけでは不可能な広角や魚眼の面白い写真が撮れるので、普段からiPhoneでいっぱい写真撮ってる人にはおすすめです。
http://flic.kr/p/aExHuq
http://flic.kr/p/aSFBJa


それでは、2011年。とにかく3月11日に世界は大きく変わりました。震災復興や原発事故の収束など、色々なことがまだまだ進行形なので、あまり終ったことのように語れませんが、震災後に日本のメディアではなかなか紹介されない外国メディアの報道写真をネットで見て、とてもショックを受けたのはまだまだ新しい記憶です。さらに、半年後には台風による水害がまた日本列島を襲い、あちこちに被害をもたらしました。


日本だけでなく海外でも、タイでは大洪水が発生し日本企業の工場が大きな被害を受け、生産にも影響しました。カメラメーカーも新製品の発売を延期するなど、ニュースになりました。そんな未曾有の災害を目の当たりにした今年は、光画部トークでも多くの回でクラウドについてのご紹介をしてきました。


とにかく、現在の写真は誰もがほぼデジカメで撮影しているので、データが消滅すればそれで大切な写真がなくなってしまいます。普段からちゃんとHDDやDVDにバックアップ取っているから、カメラやメモリが壊れても大丈夫だと思っていても、今年経験した災害のように、町ごと、家ごと被害に遭うような場合は何の役にも立ちません。


一方、被災地で見つかったアルバムを見ながら笑顔を見せる人々、という報道写真に感動しました。「写真は単なる画像データではなく、誰かが誰かを想った証。」というエプソンのCMのコピーの全文が、まさに人が写真を見て笑ったり、涙したり、感動したり、人と写真との繋がりを言い表していると思います。


ぜひリンク先の映像を一度ご覧ください。ナレーションの言葉にきっと感動すると思います。
http://www.epson.jp/products/photo/


そんな大切な写真だからこそ、ネット上のどこかに、きちんとバックアップがある状態にしておくことがとても大切だと思います。


なかには、セキュリティの問題があるので、プライベートな写真はネット上に置くべきではないという意見も見かけますが、なんとなく自意識過剰な気がしないでもありません。例え写真が漏れたとしても、多くの人はそんな知らない個人の人の写真なんてあんまり興味ないとも思いますし、写真を主とするクラウドサービスは、セキュリティや公開範囲などの設定も自分でコントロールできます。


それよりも、むしろこの世からその写真が消えてなくなってしまう方がつらいことだと思います(クラウドにバックアップするのは絶対にいや! っていう人に無理にしろとは言いませんが…)。


そんなこともあり2011年の光画部トークでは、Flickrを改めて詳しく紹介したり、今年新しく始まったサービスのGoogle+、そしてアップルのiCloudのサービスの一部であるフォトストリーム、そしてAdobeCarouselと各社から続々とリリースされる写真用のクラウドサービスを色々とご紹介しました。


例年は、気になるコンデジや一眼レフなど新製品を重点的に紹介していたのですが、今年はむしろソフト面の紹介が多かったと思います。


思い返してみれば、あまり楽しく明るいニュースは少なかった2011年でしたが、来年は素敵な出来事がいっぱいあったらいいなぁと思います。カメラもどれを買えばいいのか迷うくらい、面白い製品がたくさんリリースされるといいですね。


そんなことを願いながら、2011年の光画部トークを締めたいと思います。来年もまた色々と写真やカメラやデジタルガジェットの面白い話を続けますので、よろしくお願いします。それでは皆さん良いお年を!


【おかだよういち/WEB&DTP デザイナー+フォトグラファー】
< http://s-style-arts.com/ > < mailto:okada@s-style-arts.com >
<twitter:http://twitter.com/okada41 >


今週15日発売の玄光社「コマーシャルフォト」1月号の特集ページの一部に、各社のクラウドサービスの紹介を2ページ書かせて頂きました。興味のある方はぜひご覧ください。

おかだよういち


iPhoneの話題が続いてすいません。最近、日常的に撮る写真は本当にiPhoneばかりになってしまっています。本格的な用途の一眼レフか、普段いつも持ち歩いているiPhoneかのどちらかで、その中間的な位置付けのコンデジがどうも中途半端で、持ち歩く頻度が減っています。


今回は、そのiPhoneに取り付けるレンズを先日購入したのでご紹介します。


olloclipという製品で、片方にFisheye(魚眼)もう片方にWide-Angle(広角)とMacro(マクロ)が付いています。
http://www.olloclip.com/index.html


海外の製品なので注文は英語ですが、二種類ある色のどちらかを選び、購入する個数と届け先の住所などを入力するだけなので簡単です。支払いもクレジットカードかPayPalでできます。本体が$69.95と通常送料$14.00で合計$83.95。わたしが購入した時はPayPalの決済で6,559円でした。円高なのでずいぶんお得に感じます。


注文してから5日ほどで届きました。封筒を開けるとこんな感じでレンズ本体と簡単な説明書、レンズを入れる小さなポーチが入っていました。
http://flic.kr/p/aMfoEc


両端にレンズが付いていて、真ん中の部分にiPhoneを差し込んで使用します。
http://flic.kr/p/aMeYdP


さて、ここで問題が発生。あまりにもiPhoneの厚みにジャストサイズなので、iPhoneにカバーを装着しているとレンズが取り付けられません。レンズを取り付けてガタガタ、グラグラしないように本当に厚みぴったりのサイズで作られているようです。


わたしが使用しているiPhoneのカバーは、TUNEWEARのEggShellという厚さ0.75ミリの卵の殻のように薄いものですが、それでもこのレンズには厚すぎでした。
http://amzn.to/vtiRd5


かと言って、カバーなしで使ってみると、やはり電波の受信状態が悪くなるというiPhone固有の問題※があるので、仕方なくカバーをレンズの形に合わせてカットしました。元々薄いのでカッターとはさみを使って少しずつ丁寧に切ればわりと簡単にできました。後はヤスリで微調整。
http://flic.kr/p/aMjrWr


※注:iPhone4の電波問題とカバー
iPhone4の発売後に、電波の入り方が著しく悪いとの苦情が殺到しました。iPhone4は側面周囲がアンテナになっている設計のために、手で持つと絶縁され、電波の入りが悪くなるのが原因で、当時アップルもそれを認め、購入者全員に無料でカバーを配布、既にカバーを購入済みの人にはキャッシュバックという対応をすることで対応しました。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1007/17/news005.html


これでカバーを付けていてもレンズを取り付けることができます。
http://flic.kr/p/aMkx8Z


では、どれくらい広角に写るかを比べてみましょう。同じ位置から撮影しています。


iPhoneそのまま
http://flic.kr/p/aMfJUM


olloclip Wide-Angle
http://flic.kr/p/aMfKaK


olloclip Fisheye
http://flic.kr/p/aMfKrR


iPhoneそのままのレンズよりもかなりワイドで撮れていますよね。


Wide-Angleの方のレンズが、先だけ取り外せるようになっています。外すとMacroになって、被写体から12〜15ミリまで寄って接写することができます。


iPhoneそのままだと、これくらいで既にピントが合いません。
http://flic.kr/p/aMfNZ6


olloclip Macroで撮るとここまでクロースアップでもピントが合っています。
http://flic.kr/p/aMfMAa


同じ位置でMacroを外すとまったくピンぼけです。
http://flic.kr/p/aMfNF8


写真だけでなく、もちろんiPhoneで動画を撮る場合もこれを使って広角や魚眼のムービーになるので、いつもとは違う面白い映像が撮れるんじゃないかと思います。


iPhoneの色々なカメラアプリと組み合わせて撮影すると、さらに表現が増えて楽しいガジェットですよ。


YouTubeにプロモーションムービーがありますのでご覧ください。
http://youtu.be/74HP-_2_nD0


【おかだよういち/WEB&DTP デザイナー+フォトグラファー】
http://s-style-arts.com/ okada@s-style-arts.com
<twitter:http://twitter.com/okada41>


あと4回日曜日をすごして、5回目の日曜日はもうお正月ですよ。容赦ない時間の進み方ですよね。速すぎます。

おかだよういち


みなさんは日常、撮った写真をSNSなどで共有して楽しんでますか? Flickrで一番多く使われてるカメラが、ニコンD90を抜き去りダントツでiPhoneになっています。
http://www.flickr.com/cameras/


それはただ写真を撮るだけでなく、その場で多くの仲間と共有できる、常にインターネットに繋がったカメラという大きなアドバンテージがあるからでしょう。


どんなWebサービスに写真を投稿しているのかは、人それぞれだと思いますので、わたしがiPhoneでどうやっているかを紹介しましょう。


まずTwitterですが、ずっとEchofonというクライアントアプリを使っています。
http://www.echofon.com/


iPhone版、Mac版、Firefoxアドオン版と、つい先日Windows版も出たそうです。数あるTwitterクライアントの中で、なぜEchofonを使っていたかというと、これだけがFlickrと連携できたからです。はい。過去形です。少し前のアップデートから、Flickrの選択肢が消えてしまって困っています。現在は他の多くのアプリ同様、TwitPicかLockerzになっています。
http://flic.kr/p/aEF2Nj


自分の写真をネット上のあちこちに散乱させたくなかったので、Flickrに集約していたのでこの仕様変更は残念でした。仕方なく今は、写真付きでTweetする時だけFlickrアプリを使っています。
http://flic.kr/p/aEBcnM
http://flic.kr/p/aEBcv8
http://flic.kr/p/aEF3e9


Twitterとはまた違う、もう少し親密な場としてFacebookも欠かせません。Twitterならそのままタイムラインの彼方に流れて行ってしまう写真でも、Facebookなら友達からコメントや「いいね!」って反応があると嬉しいですよね。そんなFacebookにも、写真をアルバムで分類したり友達や場所をタグ付したりできます。


そして、iPhoneでトイカメラ風のスクエアな写真を共有するならInstagram。これは結構アートな写真に出会えたりして、Feedを見てるだけでも楽しいのですが、自分でもお洒落な写真が撮れた時などにアップ。Instagramは同時にTwitterやFacebookやFlickrにもアップできます(厳密に言うとTwitterとFacebookはInstagramにリンクが貼られてタイムラインやウォールに通知されます)。


良く使っているのはこんな感じですが、更にGoogle+も特定のグループ限定で写真を公開・共有するにはとても便利なので、何かイベントや飲み会などで撮った写真は参加者だけに見せたい時に使います。


さて、これだけあちこちのSNSを使っていると、最初Twitterの所で書いたはずの「自分の写真をネット上のあちこちに散乱させたくなかったのでFlickrに集約…」と思っていたのが、もうどうでもよくなるくらいどこに何をアップしたんだかわからなくなります。そんな悩みを解決するアルバムアプリが、つい数日前にリリースされました。


「TiltShift Generator」や「SuperPopCam」などiPhoneのカメラアプリでは国内で初期の頃からリリースされてて評価も高いfladdict氏(Art& Mobile)の新作。
http://artandmobile.com/


「SuperAlbum」というアプリで価格は85円。
http://itunes.apple.com/jp/app/tiltshift-generator-fake-miniature/id474978531?mt=8


先に書いたSNSのTwitpic(Twitter)、Facebook、Instagram、Flickr、Picasa(Google+)の他にも、Tumblr、mixi、500pxに対応していて、このアプリだけですべて閲覧できるのでとても便利!


まずダウンロード後に起動したら右上の「編集」をタップ。
http://flic.kr/p/aEFfdy


次に+Add Serviceをタップ。
http://flic.kr/p/aEFfhU


すると連携できるサービスの一覧が出てきますので、持っているアカウントを順番に設定していきます。
http://flic.kr/p/aEFc4f


例えば、Instagramをタップして出てきた画面にユーザ名とパスワードを入力して、サービスをオーソライズします。他のサービスも同様なので、使っているものをそれぞれ連携設定しましょう。
http://flic.kr/p/aEBbKi
http://flic.kr/p/aEBbNM


各サービスをタップすると写真が表示されます。
http://flic.kr/p/aEF2z5


例えばFlickrならSetsを読み込んだり
http://flic.kr/p/aEBc4e


Facebookならアルバム別に表示されます。
http://flic.kr/p/aEF2D7


これまでに解説したCloudサービス一点集中でアップするのもいいですが、いろいろなSNSを用途によって使い分けていて、あちこちにそれぞれ写真をアップしている最近の使い方なら、むしろこういう気の利いたアプリが使いやすくていいかもしれません。


【おかだよういち/WEB&DTP デザイナー+フォトグラファー】
< http://s-style-arts.com/ > < mailto:okada@s-style-arts.com >
<twitter:http://twitter.com/okada41 >


もう11月も中旬になるのに、関西ではまだ紅葉が色づいていません。なんか年々遅くなってるような気がします。

おかだよういち


前回はAppleのiCloudの機能、フォトストリームがとても快適でいいですよ!という内容でした。少しおさらいをしてみると、iPhoneやiPad2で撮影した写真、または他のデジカメで撮影した写真をMacのiPhotoやApertureに取り込むと、何も意識することなく自動でiCloudのサーバーにアップロードされて、最新の写真1000枚が30日間保存される。そして所有しているデバイスにプッシュされ、どのiPhone、iPad、iPod touch、Macでも同じ写真が手元にある状態になります。


iPhoneで操作画面のキャプチャを撮ったりわざわざケーブルを繋いだり、無線でMacに転送するような操作をしなくても、自動でMacの中にもある状態なので、原稿を書く時などにもとても便利。この煩雑さを極限まで排除して無意識にというところがAppleらしいのですが、人間欲深いもので、だんだんと不満な部分も出てきます。


例えば、明らかに失敗した写真。ブレブレの写真とか、カメラが全然違う方を向いている時に間違って画面に触れて、シャッターが切れてしまったとか。また違う画面を間違ってキャプチャしてしまったなど、消してもいい写真や画像も日々いっぱいあります。


フォトストリームはそんなのお構いなしに、どんどんアップロードしては各デバイスプッシュします。失敗写真ならまだいいのですが、彼女(彼氏)や家族に誤解されるようなシチュエーションで撮られてしまった写真なども、容赦なしにアップロードしてプッシュします。健全でやましいことのないわたしは全く問題ないですが、ドキッとした人は注意が必要です。


そんな便利なiCloudのフォトストリームですが、以前から光画部トークでお伝えしていた、Adobeが放つ写真用のクラウドのサービス、Adobe Carouselがようやく先日リリースされたので今回は、Carouselを取り上げてみます。


フォトストリームはクラウド上に保存したものを格端末にプッシュしますが、Carouselはクラウドに置いたまま、各端末ではサーバー上の写真を見に行っているようです。そして、このサーバー上の写真をAdobe得意画像処理技術で加工できるようになっています。


ですから、例えばiPhoneで撮影した写真を選んでCarouselのサーバーにアップロード。そしてiPadで見ると今iPhoneで撮ったものがiPadで見られる。そのままiPadを使って色を調整したりトリミングしたら、即iPhoneで加工したものになっているという感じ。


iOS用のアプリだけでなく、Mac用のアプリも同時にリリースされているので、それぞれ画面の大きさが違うだけで、まったく同じ感覚で使うことができます。


では、実際のキャプチャ画像を見てみましょう。iPad版で試してみます。無料アプリをダウンロードしたら起動します。
http://flic.kr/p/aAGo1N


Get Startedをタップし、出てくる画面でAdobe IDと誕生日を入力します。
http://flic.kr/p/aADDzk


次の画面でプランを選びます。はい。残念ながら有料のサービスです。2012年1月31日までは、年間59.99ドルまたは月5.99ドルの特別導入価格で提供されて、特別料金で加入したユーザーは、追加で2年間同じ料金で更新できます。特別導入価格の終了後は年間99.99ドル、または月9.99ドルになります。Flickrよりも高いので悩むところです。とりあえず色々試しに使ってみて30日間どうするか悩みましょう。
http://flic.kr/p/aADDCM


30日間お試し期間で無料なので、一番上の「30 Days – Complimentary」を選びます。設定が終わったら簡単なインストラクション画面になります。
http://flic.kr/p/aADDTi


説明がなくても、画面を適当に触ればすぐに使い方がわかるくらい簡単に操作できるアプリです。


こちら、iPhone版。iPad版と画面のサイズとボタンなどのレイアウトが若干違うだけで操作はまったく同じです。
http://flic.kr/p/aADE7z
http://flic.kr/p/aAGoL5
http://flic.kr/p/aAGoSC


そしてこちら、Macのデスクトップ版。これもiPad、iPhoneとほぼ同じです。Touchデバイスではないので、マウスで操作するところが違うくらいです。
http://flic.kr/p/aAGsx5
http://flic.kr/p/aADJ74


では、実際にiPhoneで撮影した写真をアップロードしてみます。
http://flic.kr/p/aAGpBY


左上の「+」をタップすると、カメラを起動するのか、アルバムの写真から選ぶのか聞かれます。「Choose existing photos」を選択して、アルバムからアップロードする写真を選択します。
http://flic.kr/p/aAGpJL


今iPhoneからアップロードした写真が、直ぐにiPadにもMacにも表示されます。
http://flic.kr/p/aAGpPS
http://flic.kr/p/aADJcv


お気に入りの写真には左下の「☆」をタップすると黄色い★になって、一覧のサムネイル画像にも★印が付きます。直ぐにiPhoneの方も★が付いてますね。
http://flic.kr/p/aAGq8Q
http://flic.kr/p/aAGqhY
http://flic.kr/p/aADFVa


右下の□→のアイコンをタップすると、FacebookやTwitterなどで共有したり、クラウド上の写真を端末のアルバムに保存するなどのメニューが表示されます。
http://flic.kr/p/aADG8a


中央下の「Develop」をタップすると画像編集画面になります。
http://flic.kr/p/aAGqMj


「Looks」の画面下部にいろいろエフェクトがあるので、選ぶだけで面白いフィルタがかかった画像になります。Springを選んでみました。
http://flic.kr/p/aADGoH


中央の「Adjustments」ではスライダーが表示され、ホワイトバランス・露出・コントラストが調整できます。各項目の右上にある矢印をタップすると、それぞれについて更に詳細な調整が可能です。
http://flic.kr/p/aADH72
http://flic.kr/p/aADHeZ
http://flic.kr/p/aAGs17


そして一番右の「Crop & Rotate」でトリミングしたり、角度を調整したり、反転させたりできます。特にスライダーを左右に動かすと、画像がスムースに回転するのがいい感じです。
http://flic.kr/p/aAGsn9


調整が終わったら、右端にある「Apply」をタップすると、クラウド上の画像が処理されたのがデバイスでも瞬時に変更後のものが表示されます。「Apply」の隣は、変更後と元の画像を交互に見比べるボタンです。


ざっとこんな感じです。簡単ですよね。Photoshopのようにマスクで一部分だけ色変えたりとか、レイヤーで合成や、ブラシで何か描いたりとか、複雑なことはできませんが、ブログに載せる写真をトリミングして色補正するくらいで使うなら、とても使いやすいアプリだと思います。


画像処理+クラウドのCarousel、iOSデバイスを持っている方は30日間試してみてはいかがでしょうか。Windows版、Android版は、2012年上半期に提供の予定だそうですよ。


【おかだよういち/WEB&DTP デザイナー+フォトグラファー】
http://s-style-arts.com/ okada@s-style-arts.com
<twitter:http://twitter.com/okada41 >


ふだん眼鏡をかけないのですが、一日中Macのモニタに向かって仕事をしているととても目が疲れるので、JiNS PCというパソコン用の眼鏡を買ってみました。今まで感じてた眼精疲労が軽減されてなかなかいい感じです。
http://s-style-arts.com/blog/review/entry-215.html

おかだよういち


今回は、iOS5になってカメラや写真アプリまわりに機能が追加になった部分と、iCloudの超オススメ機能「フォトストリーム」を紹介します。iPhoneもMacも使ってない人にとっては意味不明だと思います。すいません。


まずは、iOS5のカメラ関連の新機能から。ロック画面で直ぐにカメラを使えるようになりました。今まではロック解除し(多くの人はパスワードを入力するはずです)、カメラアプリのアイコンをタップという手順でした。これだと、とっさのシャッターチャンスに間に合いません。そこで、ロック画面でホームボタンを2回素早く押すと、解除スライダーの横にカメラアイコンが現れるようになりました。
http://flic.kr/p/awEChR


ロック画面からログインせずダイレクトにカメラを使うと、カメラアプリ内からアクセスできる写真のアルバムアプリも過去の写真は出現せず、今撮ったものだけになりますので、セキュリティにも配慮されています。


今までは、画面に表示されるのシャッターボタンをタップするとシャッターが切れたのですが、iOS5ではそれに加えてボリュームボタンの「+」でもシャッターが切れるのでよりカメラっぽくなった感じです(今のところ純正のカメラアプリのみ対応)。


カメラアプリは、グリッドが表示できるようになりました。上部に表示される「オプション」をタップすると、グリッド表示のオン・オフとHDRのオン・オフの切替え設定ができます。グリッド表示しておくと水平・垂直が合わせやすく構図が整いやすいので、表示オンにしておくとよいでしょう。
http://flic.kr/p/awHmdo


また、右上に「編集」メニューがプラスされました。
http://flic.kr/p/awECuM


これをタップすると、画面下部に編集アイコンが表示され、簡単な編集が可能になります。
http://flic.kr/p/awECAz


左から、90度単位で回転するローテーション、自動色調補正、自動赤目補正、トリミングになっています。トリミングはアスペクト比が色々と選べて、スクエアや16:9を含めいろいろ選べます。
http://flic.kr/p/awHmUf
http://flic.kr/p/awHn5C
http://flic.kr/p/awHnef


ここで編集したものは上書きで保存されるので、オリジナルを残しておきたい場合は、編集前に画像をコピーしておくとよいでしょう。


そして目玉機能、iCloudのフォトストリーム。これ一度使うともう元には戻れないほど快適ですよ。設定アプリの中の写真に「フォトストリーム」があるのでオンにします。
http://flic.kr/p/awHnDA


これでiPhoneで撮影した写真が、iCloudに自動でアップロードされます。
http://flic.kr/p/awJw5a


最新の写真1,000枚が30日間保存され、それがMacやWindows、iPadやAppleTVにプッシュされます。


今までiPhoneで撮影したら、Macに転送するアプリやEye-FiとかFlickrなどのアプリで手動でアップロードするか、ケーブルでMacに繋いで写真を読み込むという手段でしたが、このフォトストリームは何も意識することなく、MacでiPhotoを起動すれば、そこにはiPhoneと同じ写真が表示されますし、iPadにも同じ写真が表示されます。


これは、デジカメで初めてEye-Fiカードを使った時以上の快適さです。今回、説明に使ったiPhoneの画面キャプチャ画像も、いちいち転送することなく、iPhoneでキャプチャ撮ったらそれがMacにもある状態なので、以前と比べてとても楽でした。


iPhone以外のデジカメで撮影した写真は、Macに取り込んでiPhotoやApertureに読み込むことで、フォトストリームに同期されます。


今回わたしはiPhone4のままで、iPhone4Sにアップグレードしていませんが、レンズやセンサなどハード自体のカメラのスペックも大幅に向上しているそうなので、もうコンパクトデジカメとして考えてもiPhoneが最強なんじゃないかと考える今日この頃です。


画質はいいし、アプリで色々加工できるし、どこからでもその場でTwitterやFacebookなどで共有できるし、更に何も意識することなく自動でバックアップしてMacやiPadと同期してくれる。こんなコンデジは他にはないですよ。


【おかだよういち/WEB&DTP デザイナー+フォトグラファー】
http://s-style-arts.com/ okada@s-style-arts.com
<twitter:http://twitter.com/okada41>


先日、兵庫県の中央部に位置する砥峰高原でススキの写真を撮って来ました。ここは昨年公開された映画「ノルウェイの森」のロケ地になった場所で、あたり一面のススキが太陽の光でキラキラ輝きとても美しい光景でしたよ。
http://s-style-arts.com/blog/photo/entry-201.html

おかだよういち


9月8日に、Adobeから写真データに特化したクラウドサービスがリリースされるとのアナウンスがありました。


Adobe Carousel(アドビカルーセル)というサービスです。9月中にMacのLionとiOSデバイス用のソフトが提供され、WindowsやAndroidなど他のデバイス用は2012年の提供を予定しているそうです。


まずはイメージ動画を観てみましょう。英語のナレーションですが、イメージアニメーションを観るだけでもどんなサービスなのかなんとなくわかると思います。
http://youtu.be/8Ar7Q2LY4rU


容量無制限で写真をアップロードできる。iPhoneやiPadやMac、来年他のデバイス用がリリース以降は、それらとも同期してどの端末からでも利用可能。更にクラウド上で画像処理ができるので、加工した写真もすべての端末から利用できる。Facebook、Twitter、Tumblrとの連携。家族や友達との共有も簡単。


ということができるようです。2012年1月31日までは、年間59.99ドルまたは月々5.99ドル。1ドル=80円換算で年間約4,800円または月々480円の割引価格。通常価格は、年間99.99ドルまたは月々9.99ドル。年間約8,000円または月々800円程度です。


Flickrと比較すると、内容的には
・容量無制限
・すべてのデバイスで利用可能
・他のWebサービスとの連携
・家族友達との共有など出来る
など同等なので、価格だけみればかなり高い気がします。


Photoshopを持っているAdobeが後発でリリースするサービスですから、価格が高くても使いたくなるのは、画像処理アプリがどこまで使いやすく機能が豊富かというところだと思います。


こちらの動画を観ると、iPadで操作しているアプリがなかなか良さそうな印象を受けます。iPadでこれだけサクサク動いてトリミングや角度調整などができるなら、年間5,000円弱で容量無制限なら使ってみたいと思います。
http://youtu.be/fhgUQ6L3Hiw


ちなみに「Carousel(カルーセル)」とは「回転木馬」という意味。例えば、iTunesのアルバムカバーの画像をくるくるめくるような見せ方を、カルーセルと言ったりしますよね。アプリを使っている動画を見ると、写真をくるくるめくっている場面が多く出てくるので、そういう名前が付いたのでしょう。


iOSでFlashが見られないなどで、AdobeとAppleはお互い色々主張していて傍から見ると決して仲良しという感じはしない両社ですが、何故AdobeはWindowsやAndroid版よりも数ヶ月も先行して、AppleのiPhoneとiPadとMacのLionで使用できるアプリをリリースするのかと思いました。


しかし、世界中の人が日々写真をアップしているFlickrで、今一番使われているカメラが、ニコンの一眼レフD90を抜いてiPhone4になっていますので、そこをターゲットにリリースするのは当然なことでしょう。
http://www.flickr.com/cameras/


9月中にリリースというアナウンスですが、まずは30日間無料お試しでレビューしたいと思います。実際に使ってみた感想などはまたご紹介しますね。


秋にリリースと言えば、AppleからもiCloud。iCloudもiPhoneやiPadとMacの写真を、クラウド上で同期するフォトストリームという機能があり、最新の写真1,000枚がクラウドに保存されて価格は無料。
https://www.icloud.com/


たまにブログやTwitterなどで、友達や家族が写っている個人の写真はクラウドにバックアップするべきではないと言う意見も見かけますが、わたしはその意見とはまったく反対で、むしろクラウドにバックアップをした方がいいと思っています。


現状おすすめのFlickrをはじめとして、Google+&Picasaウェブアルバム、そして間もなくリリースされるCarouselとiCloud。これだけさまざまな写真用クラウドサービスが続々とリリースされるのは、多くの人が重要だと思っているからだと思います。


各サービス価格や機能の違いを含めメリット・デメリットがまだわかりにくいので、リリースされたらそれぞれ使ってみてレビューや比較をお伝えしますね。


【おかだよういち/WEB&DTP デザイナー+フォトグラファー】
<http://s-style-arts.com/ > okada@s-style-arts.com
<twitter:http://twitter.com/okada41>


先週は久しぶりに東京に5泊滞在していました。「これでもだいぶ明るくなったよ。」と友人から聞きましたが、それでもわたしの知っている東京からはかなり暗い印象でした。

おかだよういち


東日本大震災から130日が過ぎました。震災関連の報道やドキュメンタリーで気付かされたのが「写真の大切さ」でした。


被災地の倒壊した自宅跡で、アルバムを発見して泣きながら喜んでおられた人達の姿や、原発事故の福島で避難所から一時帰宅で持ち帰るものを、写真やアルバムと答えている人達の姿を放送を通じて見ると、人間にとって写真というのは単なる記録ではなく、撮影当時のことを色々と思い出させてくれる記憶の断片であり、思い出のかたまりのような気がします。


そんな大切な写真。今はほぼデジカメで撮影すると思います。みなさんはどうやって保存していますか? また保存したものはバックアップを取っていますか?


今回のような、街まるごとが被害にあうような災害は数百年に一度かもしれませんが、例えば自宅やオフィスが火事や洪水に遭ったり、もしかしたら泥棒に入られるかもしれません。やはりどこかインターネット上にデータのバックアップがあれば、自宅やオフィスに万が一何かあってもデータの復旧はできるので安心です。最近よく耳するクラウドというやつです。


写真データのバックアップ先として、オンラインアルバムのサービスを多くのカメラメーカーやインターネット関連企業が提供しています。どのサービスも最初の数ギガバイトまでは無料で、それを超えると10ギガバイト月々いくらとか料金がかかるものがほとんどです。


最初の数ギガバイトが無料といっても、最近メモリーカードの16GBでも2,500円ほどで買えるご時世なので、あっという間に無料分の容量なんて消費してしまって物足りないはずです。


参考:Transcend SDHCカード 16GB Class10(Amazon:2,480円)
http://t.co/3LdZBVE


かといって、追加容量の料金を毎月数千円出費するというのも、いくら保険としてのバックアップとはいえなかなか大変ですよね。そこで、あまりお金をかけずに使えるものをいくつか紹介します。


1)Flickr
http://www.flickr.com/


やはり一番のおすすめは、誰がなんと言おうとFlickrでしょう。FlickrはアメリカYAHOO!のサービスで、まだクラウドという言い方が出てくる前から写真に特化したWebサービスです。


アメリカのサービスで、ヤフージャパンとは関係がなく、残念ながらサインアップの手順などにまったく日本語がないため、英語が苦手な人にとっては若干敷居が高いかもしれません。しかし、Flickr以上に内容も充実していてコストパフォーマンスの高いものは他にないので、英語に躊躇せず使ってみましょう。容量無制限のプロアカウントが年間たったの24.95ドルです。
http://www.flickr.com/upgrade/


この「光画部トーク」でも、2009年のFlickrを取り上げました。さすがにWebサービスで2年も経つと、いろいろと中身も変化していますので、次回以降じっくりと説明します。


2)Picasa ウェブアルバム
http://goo.gl/NAAWd


Googleのサービスです。Gmailを使っている人や、他のGoogleのサービスを使っていて既にGoogle IDを持っている人は、すぐにでも使えます。アカウントがない人は無料で簡単にアカウントが作れます。1GBまで無料で、それ以上容量を追加するには料金がかかります。


・20GB(年間:5ドル)
・80GB(年間:20ドル)
・200GB(年間:50ドル)
・400GB(年間:100ドル)
・1TB (年間:256ドル)


これらの追加容量は、Picasaウェブアルバムだけでなく、GmailやGoogleドキュメントと共有されるので、他のサービスでも多くのデータを扱う人は追加するのもいいかもしれません。


お金を払うのは嫌だけど、無料の1GBじゃ全然足りないという人は、800×800ピクセル以下の画像であれば容量としてカウントしないので、いくらアップロードしても無料です。


最近のデジカメの解像度からするとかなり小さな画像の印象ですが、ブラウザで見る分には問題ない大きさだと思います。15分以内の動画についても同じく1GBの無料分にはカウントしないので、いくらでもアップできますね。


800ピクセル以下の画像というと、プリントするにしては少し小さい気がしますが、15分以下の動画はかなり実用的です。実際にiPhoneやデジカメで撮ったままの未編集動画は、そんなに長くな
いと思います。
http://goo.gl/HMXxR
More storage, more photos, more fun(英語)Picasa ウェブアルバムについても使い方などまたじっくりと説明したいと思います。


3)Snapfish
http://www.snapfish.jp/


Snapfishは、オンラインでデジカメプリントを注文したり、その他ポストカードやフォトブック、カレンダーや写真がプリントされたマグカップなどいろんなフォトグッズを提供しているサービスです。


その元となる写真を保存するのは、容量無制限で無料。一年の間に最低一回、WebサイトからプリントなどSnapfishが提供する何かしらのフォト商品を購入するのがルールです。
http://goo.gl/4xOjf


プリントなどは一枚10数円ですから(送料が数百円かかりますが)「気に入った写真は必ずプリントしているよ」って人にはいいサービスではないでしょうか。
http://goo.gl/1GKYR


これらのサービスを上手く組み合わせて利用すれば、比較的お金をかけずに大切な写真をたくさんインターネット上のクラウドに保存できます。プリントされた物質としての写真や、自分のパソコンやハードディスクが例え災害や事故でなくなってしまっても、データはどこかに保存されているのでインターネットに接続すれば、そこに思い出は残っているはずです。


写真だけ丸ごとまとめてというわけでなく、日々のスナップ数枚ということであれば、FacebookなどSNSのフォトアルバムを利用するのも手かもしれません。


音楽CDや映画DVDなどは、がんばってバックアップしなくてもTSUTAYAに行けばいくらでもあるので、もしなくなったとしてもそんなに問題はないのですが、あなたの撮った思い出の写真や、あなたしか持っていないデータは必ず複数箇所にバックアップしておくようにしましょう。


【おかだよういち/WEB&DTP デザイナー+フォトグラファー】
http://s-style-arts.com/ okada@s-style-arts.com
<twitter:http://twitter.com/okada41>

おかだよういち


2012年5月21日まで一年を切りましたね! 「何が??」って?日食ですよ、日食。一年後の5月21日、月曜日の朝7時半頃、日本では太平洋側の多くの都市で金環食が観測できます。
http://goo.gl/UcNds


NASAのマップでもわかるように、金環食帯が通るのは東京、名古屋、大阪と大都市をカバーしていて、多くの人が普段の生活圏に居ながらにして見られます。そして、食の中心線が千葉〜東京〜神奈川〜静岡を通りますので、太さが均一の美しいリングが見られるはずです。


残念ながら、わたしの住んでいる兵庫県西播磨地域は金環食帯から微妙に外れているので、殆ど隠れる部分日食になってしまいます(兵庫県で帯に入っているのは淡路島と明石から東・六甲山から南の阪神地域)のようなので、当日は天気予報を見ながら金環食帯の中に移動しようと思っています。


では、まず金環食って何? っていう人のために少し説明します。
http://eclipse.gsfc.nasa.gov/eclipse.html


日食(Solar Eclipse)は太陽と地球の間に月が入り、太陽が月で隠れてしまう天体現象のことです。ちょうど新月の日に起こりますが、太陽と地球と月の公転する面が一直線ではなくズレているので、うまく一直線に並んだ時に地球上のごく一部の限られた場所で観測できる現象です。


皆既日食(Total Solar Eclipse)の方は、2009年7月22日トカラ列島、屋久島、種子島・奄美大島の一部などで観測されるはずだでしたのが、現地の悪天候でツアーに参加したのに残念ながら見ることができなかった、太平洋上に出ていたクルーズ船からはとてもきれいなダイアモンドリングが観測された、などとニュース映像などでご覧になった方も多いでしょう。


太陽が月に完全に隠れて、その周囲からは美しいコロナが広がります。また皆既開始と終了の瞬間は、一点が美しく光り輝く「ダイヤモンドリング」が確認できる、一大スペクタクル天体ショーです。
http://goo.gl/XS9dC


月が地球の周囲を回る公転面は、真円ではなく楕円ですから、地球と月の位置は近くなったり遠くなったりしています。なので、地球から見ると大きく見えたり小さく見えたりします。


二ヶ月前の3月19日が、まさにこの月が大きく見えたスーパームーンでした。14%も大きな月だったのでTwitter上でも月の写真をアップしている人が大勢いましたね(※ちなみに、地平線から出てきたばかりの月が大きく見えるのは、ビルなどの建物の比較による目の錯覚です)
http://goo.gl/jdD45


月が地球から遠い位置で新月の時、見た目月は小さいので、その小さい月が太陽と重なっても、太陽全体を隠さず回りがリング状に太陽が見えたままになるのが、一年後に観測できる金環食
(Annular Solar Eclipse)です。
http://goo.gl/rBC9D


さて、来年の5月21日に話を戻します。日本列島は長いので、日食の時間は鹿児島と東京では10数分時間差がありますが、部分食の開始がだいたい6時10分から20分ごろ、金環食の開始が7時20分から35分ごろ、金環食の継続時間は中心線に近い場所で約5分程度、大阪では3分程で、日食すべて終了するのは9時前後。なので、朝ごはん食べたり、通勤・通学の時間になるんじゃないかと思います。詳しい場所は、こちら国立天文台のサイトにある日食各地予報で調べられます。
http://goo.gl/71BYd


金環食の撮影ですが、太陽なのでデジカメでそのまま太陽を撮ることはできません。望遠レンズを付けてそのまま太陽に向けてファインダを覗くのは絶対にやめましょう。目が焼けて失明する恐れもあります。カメラもセンサーなどが焼けてしまうかもしれません。


ND(Neutral Density)フィルターという光の量を減らすフィルターを使います。
http://amzn.to/kG2l0v
日食撮影の減光用NDフィルターはケンコーPRO ND10000が定番ですが、
http://amzn.to/lFco0Z
Kenko フィルターMC-ND400 PROやKenko PRO1D プロND8を2枚重ねで使ってもOK。
http://amzn.to/iIDUpy
http://amzn.to/jymbzU


また、金環食中の太陽を直接撮影するのではなく、通勤途中の公園や街路樹の木漏れ日を見てみると、かわいいリング状の輪っかになっているはずなので、それなら携帯のカメラでも撮れるはず。めったにない事なので、そんなスナップも楽しいかもしれません。
http://goo.gl/xC79f


なお、NDフィルタを付けると光量は減りますが、赤外線は通しているので肉眼でファインダを覗くのはやはり危険です。肉眼で見る場合は、日食グラスを用意しましょう。前回の日食の時に買ってまだ持っている人もいるかもしれませんが、持っていない人は5月21日が近づくときっと手に入りにくくなると思いますので、早めに手配するとよいかもしれません。
http://amzn.to/kNNciG


毎朝わたしが聴いているMBSラジオ「朝からてんコモリ!」のパーソナリティ、子守康範さんがかなりの日食マニアで、2009年7月22日は屋久島へ、2010年1月15日はインドのコモリン岬へ、7月11日はイースター島へ、日食ハンターとして観測に行かれ、わたしはワクワクしながらラジオでその日食のレポートを聞きました。その現地の様子がYouTubeにアップされていましたのでご紹介します。これを見ながら、一年後の5月21日が晴れるようにみんなで念じましょう!
http://youtu.be/vmrw2o9cEzU
http://youtu.be/xmnW5K9w_F4


【おかだよういち/WEB&DTP デザイナー+フォトグラファー】
http://s-style-arts.com/ okada@s-style-arts.com
<twitter:http://twitter.com/okada41>

上原ゼンジ


デジカメWatchに『「トイ蛇腹レンズ」を作ってみよう 〜世界でただひとつの描写を手に入れる』というテキストを書いた。この連載を以前から読んでいただいている方はご存知だと思うが、蛇腹レンズというのは、デジクリでテキストを書きながら進化してきたネタだ。


今、デジクリ(写真を楽しむ生活の姉妹メルマガ)のサイトで調べてみたら、最初に蛇腹が登場するのは、2006年8月17日号で「蛇腹一号大失敗」という話を書いている。
http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20060817140300.html


そうそう、一番初めに作った時はうまくいかなかったんですよ。カッコイイ蛇腹レンズが完成して、いざメラのボディに取り付けようと思ったら、付かなかったんだよね。5年前の文章だけど、すごくフレッシュ感じがするなあ。最近は白髪も増えてきたし、文体も変わってきたようだ。


この後、手ブレ増幅装置だの、宙玉レンズだのを開発し、いろんなことにちょっかいを出してはきたけど、蛇腹に関してはいまだに進化しているし、もうちょっと広がりが出てもいいかなと思っている。


進化した部分で言うと、袋蛇腹というのと、広角レンズというのが加わった。袋蛇腹というのは、まあ袋の蛇腹ですよ。って何の解説にもなってませんねw。写真の方をご覧ください。紙を幾重にも紙を折り畳んでいくんじゃなくて、袋一つで蛇腹代わりにできないかと思って取り組んだ方法だ。


蛇腹を折るという行為には、はっきり言ってハードルがあると思う。やってみると簡単な折り紙レベルなんだけど、「手前のような者が蛇腹を折るなんて、めっそうもございません」というのが、ごく一般的な反応だろう。そこで、誰もが簡単に蛇腹レンズを作ることができないだろうか? と、ずうっと考えていた。


そんなある日のこと、私は池袋のディープな中国料理店で小龍包に舌鼓を打っておりました。ぼんやりと小龍包の形状を見ていた時、ついに閃いたのです。そして「ΕΥΡΗΚΑ」(ヘウレーカ)と叫びながら、皿に盛られていた小龍包をむんずと掴み、持っていた一眼レフの交換レンズをはずしてボディの中にいきなり突っ込みこそしませんでしたが、小龍包の形状を仔細に眺め、設計図を頭に思い描きました。これが、小龍包式袋蛇腹誕生の逸話にございます。


たまに「いろんなことをよく思いつきますね」とか「どういう時に思いつくんですか」とか聞かれるけど、ずーっと、こういうことばっかり考えてるんですよ。後はメシのことと。だから私の頭の中を割ってみると「写真、写真、写真」というのと「メシ、メシ、メシ」というので構成されているということが分かります。


写真のことを一生懸命考えていても、時間がきたらお腹が空きます。そしたら頭の中は一瞬にしてメシにスイッチします。考えごとに集中していて、食事を忘れてしまうということはありえません。身体の欲求に対し、ひじょうに従順な人間であると言えるでしょう。


・袋蛇腹の次は広角化


蛇腹レンズの広角化に成功したのはつい最近のことだ。このトイ蛇腹というのは、レンズを一枚だけ使って写真を撮る、というのがポイントだけど、難点としては、あまり広角にはならないという問題がある。広角レンズっていうのは、焦点距離が短いですよね。だけど、あんまり焦点距離が短いレンズだと、レンズをカメラのボディーの中に入れないとピントは合わない。


凹レンズを使えば、広角にできるという話を聞き、何度か広角化への道を模索していたのだがなかなか思うようにいかず、頭から血の滲むような努力を重ねた結果、ついに35mm換算で35mmぐらいの画角になった。レンズに関する知識に乏しく、ただファインダーを覗きながら、レンズを取っ換え引っ換えするだけの力技だったので、まあ良くできたものだと思う。


ただし、今までは小さなプラスチックレンズを一枚使っていただけだったのが、大きめのガラスレンズを二枚プラスしたので、レンズは重くなり、紙製の蛇腹はダヨーンと伸びて、情けない姿になってしまった。かなり笑えるレンズになったが、別に笑えるレンズを作ろうとしていたわけではない。私はただ広角にしたかったのだ。


でも試し撮りをしてみたら、なかなかいい感じの描写になった。ここで言ういい感じというのは、ダメダメでいい感じということ。トイカメラやトイレンズはたくさんあるけど、ここまでダメダメ、かつ個性的な描写なのは見たことがない。このダメさ加減はトイカメラでもPhotshopでも無理。そんな描写のレンズが作れてしまうというのが、この工作の醍醐味だ。


プリントしたり、WEBにアップしたりという過程では、必ずPhotoshopを使うけど、あとからPhotoshopでいじり倒すというのは、あまり面白くないし面倒くさい。Photoshopで何でもできてしまうから、あえてPhotoshopではできないようなアナログ表現を模索する、というのが私のやろうとしていることなんだろうな。


◇デジカメWatchへの記事へのリンク
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/special/20110516_445566.html


◇早くも工作した人がいます/the Things give Pleasure
http://quack-quack.at.webry.info/201105/article_8.html


・関西電塾 上原ゼンジの実験写真術


関西電塾主催で「上原ゼンジの実験写真術」という講演があります。美学校で赤瀬川原平さんに習い、本の雑誌社で編集者として働き、森山大道さんに写真を見ていただき、実験的な写真を撮るようになった過程をお話ししたいと思います。宙玉レンズや万華鏡カメラ、トイ蛇腹レンズなどを持っていきますので、興味がある方はぜひお越しください。


http://i-digital.jp/kansai_denjuku/02/01-1/
http://www.2055.tv/irie/img/2011_05.pdf
日時:5月28日(土)受付 13:00〜
会場:株式会社2055(東大阪市中新開2-8-8 TEL.072-963-2055)
会費:一般5,000円、電塾/APA/JPS/WA各会員3,000円、
学生1,000円


・Facebookページも作ってみた


「上原ゼンジ写真実験室」のFacebookページを作ってみました。「いいね!」ボタンをクリックすると、ウォールの更新情報が表示されるようになります。
http://www.facebook.com/zenlabo


【うえはらぜんじ】zenji@maminka.com
◇上原ゼンジのWEBサイト
http://www.zenji.info/
◇Soratama – 宙玉レンズの専門サイト
http://www.soratama.org/
◇Twitter
http://twitter.com/Zenji_Uehara

おかだよういち


3月11日の震災から一か月以上経ちましたが、いまだ多くの出来事が進行形です。報道やインターネットの記事や、多くの人のTweetなどで被災地の現状を見聞きするたびに、大変悲痛な思いになります。亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された方々に心からお見舞いを申し上げます。


今回、関西は直接的な被害がなかったのですが、やはりあれだけの無残な映像を見続けてしまうと無力感で何も手につかないばかりか、夜中に突然涙があふれてくるような、精神的に不安定な状態が数日間続きました。


でも、何か自分達で出来ることがないかと、知り合いに相談したところ「Untitled!!!!!!!!」というチャリティイベントの開催が実現しました。
http://m2.cap-ut.co.jp/un/


震災後3週間ほどの4月3日にこれができたというのは、このイベントに参加した全員が「何かしたい!」という強い意志があったからだと思います。


一人15分の持ち時間でバラエティに富んだ内容の12セッション。その中でわたしは「写真の力〜写真が伝えられる事・伝えられない事」というタイトルで「写真」についてお話しました。15分という短い時間だったので、その場では全部伝えきれなかった感じもしましたので、ここで詳しく書いておきたいと思います。


「写真」という言葉、元々の英語は「Photograph」です。「Photo=光」「graph=描かれたもの」なので、本来「写真」よりも「光画」と訳したほうがしっくりきます。この連載のタイトルにも「光画」を使っています。光で像を描くのですから、光のない暗い場所では撮るのが難しいですし、光の量を調節するカメラの機構である「絞り」や「シャッター」を調節することで、様々な表現が可能になります。


「写真」という言葉を深く考えてみます。


「写=1.文書・絵などを元のとおりに書き取る。まねてそのとおりに書く。転写する。模写する。2.ある物をまねてそのとおりの形につくる。模造する。3.見聞したことを文章や絵で表現する。描写する。4.写真や映画に撮る。撮影する。」


「真=1.うそや偽りでないこと。にせものでないこと。本当。真実。ほんもの。2.まじりけがないこと。本来の意味どおりであること。3.道理として正しいこと。真理。4.まじめなこと。真剣なこと。また、そのさま。5.論理学で、ある命題が事実と一致すること。また、そのさま。」


このようなことが国語辞典に書いてあります。それぞれの漢字の意味から「写真」とは「真実を写すもの」のような意味があるように感じます。


本当にそうでしょうか? 写真は真実を写していますか?


哲学的な話になってしまいますが、真実とは人それぞれ違うものだと思います。わたしが感じた真実は、必ずしもあなたの感じた真実とは一致しないものです。人それぞれに真実を持っているのですから、ある人にとってそれが真実でも、別の人が見れば虚構と感じるかもしれません。


写真は必ず撮影者の作為が込められています。広告写真であるなら、そのような作為は当然あると想像できるでしょう。では、報道写真はどうでしょうか。報道写真は現地のありのままを撮っているのが前提ですから、そこには作り込む要素はないと思うかもしれません。しかし、お天気カメラのようなただ漠然と自動で風景を映すような映像と違い、人間が撮影する写真は撮影者の何かしらの意識が写し込まれます。


例えば、同じ場所で同じものを撮る場合でも、レンズのチョイスでまったく違う印象になります。広角レンズで全体を広く撮るのか、望遠レンズで遠くから一部を切り取るのか。同じ広角レンズでも被写体にぐっと近づき、背景との遠近感を強調するのか、漠然と全体を写すのか。


また、カメラを構えるボジションやアングルでもずいぶん違う印象になります。立ったまま目線の位置で水平に構えて撮るのと、地面すれすれの位置から見上げるように撮る写真は、迫力や伝わってくるものもまったく違うものになります。被災地大槌町で撮影された写真を見比べてみます。


http://goo.gl/vMhUO
http://goo.gl/LDg57


大津波によって陸へ打上げられた船が、家屋の屋根の上に残されている写真二枚ですが、上空からの空撮写真と船の下から撮られたものでは、受ける印象がまったく違うと思います。


レンズが切り取って写真に写っている部分は、そこにある世界のごく一部です。でも、写真を観る側はそれがすべてと錯覚しがちです。当然のことながら、その場では人間の五感で感じる色々な
情報やニュアンスが、すべて写真から読み取れ感じられるわけではありません。


http://goo.gl/e6vzf
http://goo.gl/OXvFQ


陸前高田市で撮影されたこの二枚の写真も、一枚は子供の目の高さで撮られた、女の子が一人で後ろに自衛隊員が写っている写真。もう一枚は同じ女の子が他の大人と写っている写真。これらから受ける印象はまったく違いますし、心の中で湧きでてくる感情やストーリーも違うのではないでしょうか。


レンズやトリミングなど、光学的な効果だけではありません。コントラストや彩度、ホワイトバランスの調節だけでも、様々な方向に印象づけることができます。これらの調整は、パソコンに撮り込んだ後に、Photoshopで修正するともしかしたら「それは嘘だ!」と言われるのかもしれません(少なくとも昔は、デジタル処理された写真は嘘だと言われました)。しかし、最近はカメラ内で色々な調整ができたり、HDRの処理もできてしまいますから、カメラで撮ったままと言えなくもない状況になります。


http://goo.gl/BGmfO


ホワイトバランスの調整などで、全体をブルーがかったモノトーンの写真にすることで、とても静かな印象を受けます。また寒さも伝わってきます。


http://goo.gl/CJWwH


逆光でコントラストを強調するのも、ドラマティックな印象が伝わる手法のひとつです。


http://goo.gl/9oQtW


この写真は、ちゃんと確認したわけではないので定かではありませんが、わたしの印象では、燃えている炎と煙の部分とその他の部分HDRの処理をしてあるか、彩度の調整がしてあるのではないかと思います。


作為があるからといって、それが嘘とか、歪められた真実ではありません。これらすべてが、そこで撮影したフォトジャーナリストの目を通した真実です。しかし真実はそれだけではなく、ごく一部であることも確かです。


写真を見る時は、それがすべてだと過信せずに、その写真が撮られた背景まで考えながら真実を読み取る力が大切だということを、震災の多くの報道や写真によって再認識させられました。


【おかだよういち/WEB&DTP デザイナー+フォトグラファー】
http://s-style-arts.com/ okada@s-style-arts.com
<twitter:http://twitter.com/okada41>

上原ゼンジ


私が原発に関心を持ったのは、1987年に刊行された「危険な話」(広瀬隆)によってだ。ベストセラーになった本なので読まれた方も多いと思うが、原発の危険を説いた本で、読んだ当時は大変な衝撃を受けた。いつ日本の原発がメルトダウンしてもおかしくない、といった内容に「エライこっちゃ」と思った。


その後、テレビ朝日の「朝まで生テレビ!」で原発推進派と反対派が意見を戦わせるといった回が何度かあったが、興味深く討論を聞いていたことを覚えている。「危険な話」がきっかけだったので、最初はもちろん自分も反原発の立場で番組を視聴していた。原発を推進する頭が良くて弁の立つ科学者や政治家のことを、憎ったらしく思いながら見ていた記憶がある。


ただ、回を追うごとにそういった気持ちはすこしずつ変化していった。反対派の中には、まず反対ありきで、情報を曲げたり、非科学的なことを言ったり、エキセントリックであったり、という人がけっこういて、少しずつ気持ちが萎えていった。


いっぽう推進派の中にも、理知的で信じられそうな人もいたので、単純に「原発=悪」とは思えなくなっていった。積極的に付き合いたいとは思わないけど、仕方がないのかなあ、というふうに気持ちは変わっていった。


そして番組はいつも意見が平行線のまま終了となり、後味の悪さだけが残った。まず推進ありきで、都合のいい情報ばかり流すのではなく、かと言って反対ありきで話を誇張したりするのでもなく、バランスがとれた意見が聞いてみたいと思っていたが、そういった意見は残念ながら出てこなかった。そして、私は「原発で作った悪い電気」(by渡辺和博)を消費しながら、今まで生きてきた。


理屈ではなく、気持ちを優先させたい


今回、福島原発で事故に起きたからといって、原発反対派の人達から「ほーら、言ったでしょ」とは言われたくないし、今すぐ原発を全廃せよなどという意見にはまったく乗れない。鉄道や病院に電気が供給されなくなったら大問題だし、いちいちパソコンの電源を落とさなければならない計画停電は大きな負担だ。


しかし、今回の事故で学んだことを活かせば、より原発の安全性は高まるなどと言って、今までと同じように原発を使おうという意見がけっこうあるということにも疑問を感じる。原発はもういいから、他のエネルギーに変えていこうよ。時間がかかるかもしれないけど、そこに集中していけば道は開けるはず。


誰でも原発や放射能は嫌でしょ。だったら理屈ではなく、その「原発やだよ」という気持ちに従って、方針を決定してもいいはず。現状を考えれば原発に頼らざるを得ない、なんて無理に自分を納得させようとする必要はない。


「原発は安全である」というのが嘘だったように、「原発に代わるエネルギーはない」というのも不確かなことだと思う。嫌な原発を使い続けて、心の健康を失っていくよりも、新しいエネルギーの開発に心踊らせたい。まあ、オレが開発できるわけでもないんだけど……。


写真を提供します


被災地の人達の役に立つようなことができない私は、ここ最近春の花の撮影をしていた。まだ、花の美しさに心をシンクロさせることができない人達もたくさんいるだろうし、私の写真を見て、心を癒してくださいなんていう脳天気なことも言えない。でも何枚か気に入った写真が撮れた。


この春に撮影した写真は、できることなら復興支援に関わるビジュアル要素として、役立ててもらいたいと思っている。あるいはポストカードにして売上げを寄付するとかいうことでも構いません。無償で提供しますので、何かアイディアが浮かんだ方はご連絡下さい。


◇桜を宙玉レンズで撮影
桜玉と名付けた。
http://www.soratama.org/gallery/sakura.html


◇宙玉ギャラリーのバリエーションが増えました
私以外の人が撮った宙玉写真もアップ
http://www.soratama.org/gallery/soratama.html


【うえはらぜんじ】zenji@maminka.com
・上原ゼンジのWEBサイト
http://www.zenji.info/
・Soratama – 宙玉レンズの専門サイト
http://www.soratama.org/
・Twitter
http://twitter.com/Zenji_Uehara

最新デジカメ2011春版 その2


なんだこの形は! なデジカメ2台


おかだよういち


前回は、写真好き、カメラ好きにとってはたまらない感じの新製品デジカメ、FUJIFILM FinePix X100を紹介しました。昔のレンジファインダー風のレトロっぽい外観がデジカメっぽくないので、
生粋のデジもの好きからすると、格好悪く感じられるかもしれません。


今回、この春気になるデジカメその2で紹介するのは、外観からして完全なデジタルガジェットって感じのデジカメですよ。


PENTAX Optio WG-1 GPS


2011年3月20日発売予定
定価:オープンプライス(35,800円@Amazon)
http://www.pentax.jp/japan/products/wg-1/index.html
http://amzn.to/h3v3vw



どうですか、この頑丈そうな外観。かつてのG-SHOCKのような感じがします。型番のWGは「Wild Gear」の頭文字で、とてもタフなデジカメです。防塵・防滴なので、隙間から砂埃や水滴が入り込むことがありません。砂漠でも雨の中でも大丈夫。そしてマイナス10℃の寒さでも撮影できる耐寒性能。雪の日でもOKです。


それに加えて、高さ1.5mから落としても大丈夫な耐衝撃性能、水深10mでも撮影できる防水機能と、少々乱暴に扱っても平気な、アウトドア派には重宝するデジカメです。


そして、GPS付きモデルは撮影した写真のメタ情報に、撮影場所のジオタグ(緯度経度情報)を入れてくれます。携帯やiPhoneのカメラではお馴染みですね。さらに、撮影していない間も数10秒間隔でKML形式の測位データログを記録するので、GPSロガーとしても機能します。


外観のもう一つの特徴は、レンズの周囲にLEDライトが5個配置されていることです。マクロ撮影で被写体に1cmまで寄れるので、このLEDが役立ちそうです。


せっかくカメラを持っていても、悪条件で壊れるのが嫌で鞄から出さずに撮れないのでは意味がないので、こういうタフなカメラを一台持っておくと海、山、川、雪、砂漠、などアウトドアのさまざまなシーンで大活躍するはず。きっと、今まで撮れなかった面白い風景や、楽しい表情がいっぱい撮れるカメラだと思います。


CASIO EXILIM EX-TR100


2011年4月15日発売予定
定価:オープンプライス(29,610円@Amazon)
http://casio.jp/dc/products/ex_tr100/
http://www.exilim.com/jp/sp/tr/#home
http://amzn.to/f2knMp



今まで見たこともない斬新な形の外観。ビデオカメラの開閉する液晶の部分だけの端っこにレンズを取り付け、枠を足したような新しい発想のカメラで、液晶も枠も自由に回転します。


枠を少し開けばスタンドになるので、三脚要らずでカメラが自立します。また、枠を全開すれば壁にだって掛けられます。液晶部分をくるりと回せば、自分撮りや仲間と一緒に自分も入った集合写真が、液晶を見てちゃんと全員フレームに入っているか確認して撮影できます。シャッターを切るのも、カメラに向かって手を振ればタイマーが作動するモーションシャッター機能で、離れた場所から撮影できます。


そして、自由に動く枠は動画を撮影するのにも重宝するので、地面すれすれのローポジションや腕をのばしてハイアングルなど、自分の目線からでは見れない位置からのムービーがフルハイビジョンで撮影できます。


この新しい形は使っているうちに新しい使い方、撮り方を発見して今まで見たこともない面白い写真が撮れそうな気がします。新しく自由に動く枠を付けた形だけでワクワクするカメラって素敵ですよね!


普段常に持ち歩いているiPhone4のカメラ性能が良く、しかも次々とリリースされるカメラ系のアプリがどんどん新しいものに進化し、撮影した写真はその場でネット上で仲間と共有できるので、普段遊びで使うカメラとしてはこれが最強だと思います。


ですから、中途半端なコンパクトデジカメはなかなか活躍できない状況ですが、前回&今回紹介した3機種くらい個性的な特徴があると、iPhoneでもデジタル一眼レフカメラでも撮れない写真が撮れるはずなので、持ってても無駄にならずに、場所や場面に応じて活躍するんじゃないでしょうか。


iPhone5の噂も出ていますし、問題はお金がいくらあっても足りないってことですね!


【おかだよういち/WEB&DTP デザイナー+フォトグラファー】
http://s-style-arts.com/ okada@s-style-arts.com
<twitter:http://twitter.com/okada41>


世の中の旬は3DSみたいですが、先週ようやくPSPを手に入れました。年内に新しいPSPが出るというのに、なぜ現行のものが今頃こんなに品薄なのでしょうかね…。

最新デジカメ2011春版 その1


写真好き、カメラ好きにとってはたまらない FUJIFILM FinePix X100


おかだよういち


2月に横浜で開催された、カメラと写真映像の情報発信イベント「CP+(CAMERA & PHOTO IMAGING SHOW)」で新製品が色々発表されたので、わたしが気になるデジカメをいくつかピックアップし
てご紹介します。
http://www.cpplus.jp/ CP+


FUJIFILM FinePix X100


2011年3月5日発売予定
定価:オープンプライス(128,000円@ヨドバシドットコム)
http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/x/finepix_x100/
http://www.finepix-x100.com/ja
http://www.yodobashi.com/ec/product/100000001001334000/index.html



コンパクトデジカメの部類に入れるとちょっと大きいですが、ミラーレス一眼よりは小さいサイズ。昔からのカメラファンを惹きつける、これぞカメラという少しレトロな印象さえするレンジファインダー風の外観ですが、中身は最新技術と高スペックが詰まっています。


最近のコンパクトデジカメは、背面の影響モニターで被写体を確認してシャッターを切るのが普通です。でもこれ、写真を撮ってる感がなかなか湧かない気がしませんか?


わたしは液晶だとなんだか撮影に集中できないし、屋外の明るい場所だと液晶が暗くて見えにくいなどもあり、ファインダーを覗いて撮影する方が好きです(携帯やiPhoneを含め、最初に手にしたカメラにファインダーが付いていないという世代とは、きっと感じ方が違うのかもしれませんね)。


このX100は他のデジカメ同様、背面に液晶モニターが付いていますが、ちゃんとファインダーも付いています。しかも、光学ファインダーと電子ビューファインダーを切り替えて使える「ハイブリッドビューファインダー」が搭載されています。


レンズは23mm F2の固定式単焦点。高倍率のズームレンズが全盛の中、明るさとコンパクト化を両立させたレンズ。F2と明るいので、開放で被写体にぐっと寄れば背景が大きくボケて望遠っぽく、逆に引いてパンフォーカスで撮れば23mmの広角なので広い範囲が撮れる。ズームに頼らず、自分が動いて構図を決めるスタイルなので、写真が上達するカメラだと思います。


レンズ内にはNDフィルターも内蔵されているので、陽射しが強く明るすぎる場所でも、3段分(1/8)の光量にすれば絞りを開けたり、シャッタースピードを遅くしたりもできます。


そしてなにより、センサーのサイズが他のコンパクトデジカメとは格段に違うAPS-CサイズのCMOS。デジタル一眼レフ普及機と同じサイズなので、それだけでコンパクトデジカメとはクオリティーが全然違います。


http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/x/finepix_x100/sample_images/


こちらのサンプル画像、女の子の顔を等倍で見てみると、髪の毛やまつ毛細部までの再現と、鼻から頬にかけての肌の階調のなめらかさがとても美しいです。


最近の多くのカメラにある、トイカメラ風とかミニチュア風とかお遊び的な画像処理とは違ったアプローチの、さすがフジフィルムという画像処理機能がフィルムシミュレーションモード。


PROVIA、Velvia、ASTIAというポジフィルムの、色と階調を使い分けることができます。どぎついくらい鮮やかに仕上げたいからVelviaとか、ポートレイトの撮影なので自然でなめらかな肌の再現でASTIAなど、かつて撮影する被写体に合わせてフィルムを選んでいた頃の感覚がよみがえりますね。


モノクロ撮影でも、かつてモノクロフィルムをカメラに入れて、被写体に合わせたコントラストの調整のために、レンズには黄色や赤などのフィルターを付けたのと同様の感覚でモノクロ撮影ができるようです。


これらフィルムで沢山写真を撮った経験のある、昔からの写真家が楽しめる機能がたっぷりな上に、デジカメならではの機能もあります。例えば、カメラを動かしながら撮影した複数枚の写真から、一枚の大きなパノラマ写真にしてくれる機能やHD動画撮影機能など。


13万円程度とコンパクトデジカメの3〜4倍の値段は、デジタル一眼レフの入門機がレンズ付きで購入できる金額なので、すべての人にオススメできるカメラではありませんが、写真好き、カメラ好きにとってはたまらないカメラで、今回出るの多くの新製品の中で、わたしの物欲をダントツに刺激するFinePix X100でした。


あと何機種かご紹介したい気になるカメラがあるので、次回に続きます。

おかだよういち


前回の光画部トークが発行されたちょうどその頃、わたしは名古屋の「トライデントコンピュータ専門学校Webデザイン学科の生徒さん達に、写真や撮影に関する授業をしていた最中でした。
http://computer.trident.ac.jp/course/webdesign.html
今回は、そこで話した内容をちらっとご紹介します。


「WEB制作者も知っておいた方がいい写真や撮影の基礎知識」というタイトルで、WEBデザイナー・ディレクターとフォトグラファー(カメラマン)の係わりについて150分ほどの授業でした。


写真はWEBサイトを制作する上でとても重要なコンテンツのひとつですが、その素材写真をどうするかというと、だいたい以下どれかだと思います。


1.クライアントから支給
2.ストックフォト・素材集を探す
3.カメラマンに撮影依頼
4.自分で撮る


それぞれに問題があったり注意すべき点があるのですが、ここでは3の「カメラマンに撮影依頼」する時の問題点・注意点にフォーカスしてみましょう。


どのような規模のWEBサイトを、どのような体制で制作するのかで、内容も変わってくると思いますが、想定するシチュエーションは、比較的小さな、予算のあまりない案件を、少人数で制作するような時にありがちな事例。


日々ディレクション業務をしている人にとっては、当たり前のことだと思いますが、いつもクライアントから支給された写真や素材集の写真ばかり扱っている人が、たまたま撮影を発注することになった場合、慣れない撮影ディレクションに戸惑うと思います。


◎「お任せします」には気をつけよう!


取材先に撮影に行ってWEBデザイナーと内容を確認すると、「まだデザインカンプが出来てないので、撮影はお任せします」と言われる場合があります。こういう人に限って、最終的に「お任せ」でない場合が多く、後から色々注文が付きます。


どういう時にそうなるかと言うと、撮影時にはデザイナーのイメージが固まっていない状態で、撮影後上がってきた写真を元にデザインをして、クライアントチェックで色々注文が入ったような場合。


しっかりしたコンセプトがある人は、そこでクライアントにちゃんとプレゼンできるでしょうが、困った人はクライアントの前で自分がいい子に振る舞うことに一生懸命になり、カメラマンを悪者にしてしまいます。


お任せと言ったからには、最後までその言葉に責任を持たないと、お互いの関係は悪化しますので気をつけましょう。


◎雨が降ったのもお前の責任!


「すいません。雨が降って撮れませんでした」では済まないのが仕事。そんな泣き言を言っても「雨が降ったのもお前の責任だ」と、言い訳は通用しません。


撮影のスケジュールを調整する時に、ちゃんと天候のことも頭に入っていますか? 屋内やスタジオでの撮影ならいいですが、屋外シーンが必要な場合は、悪天候のリスクを想定して予備日を設定するとか、複数のロケ場所を考えておくとか、屋外風に撮影できる撮影スタジをを手配しておくとか、天候が悪かった場合のリスクも考慮に入れてスケジュールを組みましょう。


もちろん、それには余分にコストもかかりますので、事前にクライアントとのコミュニケーションも大切です。


◎現場まで話が伝わっていない!


デザイナーやディレクターが、クライアントの担当者と話ができていても、担当者から現場に話が通っていない場合がけっこうあるものです。


いざ取材に行ってみると、何も準備ができていなかったり、備品が届いていなかったり、本番用の制服ではなかったり、女性スタッフが「今日撮影なんて聞いてないから、こんな髪で撮られるの嫌です」ってなったりとか。


どういう内容の撮影が入るのかを、現場のスタッフ全員に周知してもらうように、ちゃんと担当者に確認しましょう。スタッフ紹介ページ用に、社員それぞれのポートレイトを撮影する時などは特に。きちんと撮影チェックリストなどを作って、クライアントの担当者と、カメラマンと共有しておくのが良いと思います。


……まだまだ、いっぱいありますが、今回はこのへんで。ご要望が多いようであれば、また折を見て書こうと思います。


前回紹介したiPhone カメラアプリの「AccuSmart Camera(230円)」ですが、先日、アップデート(ver.1.100)が出ていて、前回の記事中で指摘していた「位置情報をはじめ全てのEXIF情報が保存されない」という問題点がクリアされていました。
http://itunes.apple.com/jp/app/accusmart-camera/id407441936?mt=8
http://www.noritsu.info/iphoneapp/ascamera.html


機能追加:
保存する画像にEXIF情報を付加するように変更
保存する画像にジオタグ情報を付加するように変更
ギャラリー画面において、表示画像を削除する機能を追加
補正前のオリジナルの画像を保存する機能を追加


ということで、わたしのiPhone4はデフォルトのカメラアプリに置き替わり、このAccuCameraが常用アプリに昇格しました。


【おかだよういち/WEB&DTP デザイナー+フォトグラファー】


各メーカーから春に向けて続々とコンパクトデジカメなど新製品が発表・発売されています。こないだCX4買ったばかりだと思ったら、はやCX5が出るみたいですし……。
http://s-style-arts.com/ okada@s-style-arts.com
<twitter:http://twitter.com/okada41>

YouTubeで見つけました!

広告
このページの上部にもどる

アクセス

いろいろな方法でアクセスできます!

Twitter

    Photos

    8mm Video CameraEye-Glass Camera2 camerasMycro III A - 1953光の道Camera women9403000194030002