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写真を楽しむ生活

写真が好きなすべての人に役立つ情報クリップ。写真展情報は"日本最強"!

カテゴリ ‘編集後記’ のアーカイブ

●「写真を楽しむ生活」では全国写真展情報の一覧カレンダーが好評だが、一か月くらい先までの写真展情報をコツコツとデータベースに入力し、同時にカレンダーにも書き込む作業はけっこう大変だ。だいぶ前、6月26日から7月9日まで新宿ニコンサロンで開催される、安世鴻写真展「重重(Layer by layer)」を書き込んだ時、これは絶対に大問題になる写真展だなと思った。案の定、いまニコンサロンのサイトには「諸般の事情により中止することとなりました」とお詫びが書かれている。一般からの抗議を受けての決定だろう。


ニコンサロンは「プロ・アマの壁を取り払い、企業戦略に影響されず、あらゆる分野の優れた作品の展示場として写真展本来の姿を追求する」と位置づけられている。公募制で参加資格はとくにない。2か月毎に選考され展示が決まる。件の写真展は韓国人写真家が、朝鮮人「元日本軍慰安婦」を中国に訪ねて取材したものだという。選考委員会(土田ヒロミ、大島洋、伊藤俊治、北島敬三、竹内万里子)は何故、よりによってこのテーマで選考を通過させたのか。虚構でも、プロパガンダでも、芸術性に優れていればいいのか。この軽卒さには驚くしかない。天下のニコンともあろうものが、日本でこんな展示をしたら日本人はどう反応するか分らないのか。おそまつな話だ。でも、一番責任あるのは5人の審査員だな。中止について彼らの意見もぜひ聞きたいものだ。(柴田)


●GWにランニング用BGMをTSUTAYAで借りた。つきそいで行って、ふらっと見回っていたら見つけた。曲が途切れず、すべてが160BPM(1分間に160歩)前後。試聴してみる。なるほどなぁ、このテンポでずっと流れると、走りやすいわ。スポーツメーカーとのコラボや、ヒット曲コンセプト、カフェ系の爽やかコンセプトのものなどいろいろ置いてあった。3枚借りてみて、結局聞いているのはジョグ・ハウス・ミックス版。Spring Rainから始まり、SATCのテーマ、ロッキーのテーマ(Eye Of The Tiger)、We Will Rock YouにBorn To Be Wildやら、なんだか元気になる曲がいっぱい。テンポが揃っていると集中力が途切れにくいし、知っている曲だと弾みがつく。しかしランニングしていないため、家事や仕事用のBGMになっているよ……。 (hammer.mule)


http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004D95IQK/dgcrcom-22/
トウキョウ・ランニング・スタイル・ジョグ・ハウス・ミックス
http://soundcloud.com/nikerunning/nike-free-running-karaoke
Nike Free Running Karaoke。歌いながら走るみたい。こっちもロッキーから
http://www.exermusic.com/
変換するサービスはないのかと調べたら
http://d.hatena.ne.jp/MIYADi/20081017/1224241876
Windowsなら。160BPMに
http://www.musicmashroom.com/app/hashnmash/help/
使い方
http://blog.goo.ne.jp/mainya2010/e/e5011b4facba7501a87f889eed018541
Audacityで
http://ja-jp.facebook.com/note.php?note_id=194513767308352
こちらにもAudacityでの変換の仕方があった
http://panic.com/jp/coda/
Coda2、Diet Codaを購入。Macで保存すると、iPadにすぐさま反映されるのが面白い。
http://picstar.jp/

●姉妹誌デジクリで連載中の「ドラえもん占星術」の打ち合わせのとき、筆者である占い師Riricoさんにわたしの性格や特徴をちょこっと見てもらったら「人がやらないことに目をつけ、率先してやってのけるタイプ。たとえ突発的な出来事が起きても、それを楽しんで解決してしまう力がある。ただ、人からは変人扱いされやすいでしょう」と言われた。


自分で言うのもなんだが、その通りじゃないかと思った。人がやらないことに手を出して、ちょっと痛い目にあったことは多い。TVCMのビデオソフト化をはじめ、ネット初期に手がけたオンラインマガジン、PDFが発表になった時に一番で始めたPDFオンラインマガジン、いずれも事業化には失敗したが、今になって思えばあのオンラインマガジンこそ電子出版の魁ではないか。デジクリを創刊したのが1998年、その一年前のプロジェクトだった。ハプニングや逆境はこわくない、ストレスが逆にパワーになる質。オタクの走りだったから、高校生のころから変人扱いされてきたし。


ついでに妻にことも聞いたら「普段は人に物凄く気を遣ったり、何でも秘密主義、完璧主義でやっていかれるタイプですが、一度情熱の炎がついた場合は誰も止められないくらい、突っ走って一気に事を片付けたがる。争いごとでは間にはいって止めようとしますが、夫婦喧嘩になると容赦しないところもあるでしょう」とのこと。たしかにそうです! 掃除魔、調理魔で完璧主義。そして、夫婦喧嘩の舌鋒鋭い追及、その情け容赦のなさはまさに悪魔だ。しかし、これも星の巡り合わせで、運命なのだろう。耐えなければ……。「ドラえもん占星術」で、占星術のおもしろさ、奥深さにふれて興味津々。勉強してみたくなった。高校生のころ、黄小蛾の「易入門」(カッパブックス)を読んで、ドキドキしながら好きな人のことをコインで占ったことがあったな。(柴田)


●太った、太ったと、よく後記に書いている。時々、活動量計は持ち歩くものの、体重はしばらく計っていなかった。新記録更新した。内脂肪率は低い。つまり、皮下脂肪が多い状況。(健康的体重としての)「標準」「やや高い」をうろちょろしていたが、ついに「高い」に突入。いつの間に?


座ってばかりなのに毎日お腹が空くのよね……。ねぇねぇ、いつから本気出す? 不思議だったのが、身体年齢が25歳と若返っていたこと。えっ、はい、もちろん25歳ではありません。25歳ぐらいの平均ってこんな身体なわけないはずなんだが。体重はぶっちゃけどうでもいい。お腹や背中に筋肉が欲しい。締まりが欲しい。体力が欲しい。家まで来てくれる出張パーソナルトレーナーが欲しい。サポートしてくれる人がいたら続けられる。おお、これからは派遣型パーソナルトレーナーがクル?   (hammer.mule)


http://www.sportsplus-premium.jp/concept.html
既にあった。そりゃそうか。一回60分で12,600円。ぎゃー。
http://www.jawbone.com/up
睡眠時間、歩数などが記録できるUPが欲しくなったり(動画あり)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B007NMLRYG/dgcrcom-22/
ナイキのFuelbandが気になったり
http://nikeplus.nike.com/plus/products/fuelband
動画があった
http://d.hatena.ne.jp/renewal49/20120127/1327671376
言い方を変えたらリマインダーが全く別物になったという話。前回と同じサイト
http://d.hatena.ne.jp/renewal49/20120521/1337604415
PDFの一部を切り取ってEvernoteに保存する『クリップリーダーポケット』同上
http://www.appbank.net/2012/05/22/iphone-application/413708.php
Intuitから『Weave』。ToDoとその完了に費やした時間のほか、
支出・収入も記録できるタスク管理アプリ。
http://d.hatena.ne.jp/Hamachiya2/20120522/csrf
CSRFで強制ログインさせるというアイデア
http://matome.naver.jp/odai/2133766189526261901
キャプテン翼がサッカーマンガとして一線を越えた瞬間まとめ
http://necojarashi.blogspot.jp/2012/05/yomeru.html
ブログを電子書籍に変える日本語を縦書きで楽しめる「あとで読む」アプリ
http://iphone0appli.blog82.fc2.com/blog-entry-886.html
「コンプガチャ」さぁ無課金者もこれで現実を知るのだ。私は4,200円だった。

●「このSFが読みたい」かなんかで案外と好評価だったのでレンタルした、SFホラー「スプライス」DVDを見た。2009年のカナダ・フランス合作映画だ。ある科学者の夫婦が、禁断の実験に成功、人間と動物のDNAを交配して新生命体を創り出してしまう。二人は新生命体にドレンと名前をつけ、急速に成長していくそれ(それといかいいようがない、見てはならない畸形)を秘密裏に育てて行く。やがてそれは美しい女性に見えるまでに成長する。


といっても、尻尾はあるし、背中から翼を出すこともあるし、足に至っては鳥か獣か、やっぱりモンスターそのものだ。顔が次第に人間の女性らしくなっていくから、かえっておぞましい。身体の成長とともに知能も向上し、ドレンはあるたくらみをもって、あんなこと(考えたくもないが、ほぼ想定内)をやり、こんなこと(想定外! 伏線はあったが)もやり、もはや二人の想像を超えたとんでもない凶悪モンスターに変貌してしまう。「両親」は「子殺し」を決意しドレンに立ち向かう。ラストがまたとんでもないことに。法と倫理を無視したこのバカでマッドな女科学者ときたら……。


ああ、不快不快、見るんじゃなかった。口直しに「モンスターズ 地球外生命体」DVDを見る。期待をもたせるタイトルである。宇宙から来た怪物が大暴れして大パニックという、かつてのゴジラ映画みたいのを期待していたら、フリーカメラマンと社長令嬢とのロードムービーなのだった。肝心の地球外生命体は、タコ・クラゲ系モンスターの足がわずかなシーンで出て来るだけ。大パニックはどこにいった。代わりにドキュメンタリーっぽい、二人のラブストーリー(もどき)が延々と続く。途中の風景の濃厚な色彩や、怪獣VS米軍戦争の痕跡のシーンはけっこう美しい。低予算で無名俳優だけ使ったというのもウリらしい。それはそれでいいが、「モンスターズ 地球外生命体」というタイトルは詐欺である。民主党の「マニフェスト詐欺」と同じくらい罪深い。ん? 騙される方がバカなのかな。そうかもしれない。(柴田)


http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004JHXPO8/dgcrcom-22/
→「スプライス」をアマゾンで見る(レビュー38件)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B005HBCKSW/dgcrcom-22/
→「モンスターズ」をアマゾンで見る(レビュー18件)


●しつこくカブトムシの幼虫。前回。地表でよく見かけるようになり、土が目に見えて減っているし、フンだらけなので、ふるって土を足した。湿度による酸欠になってはと心配して蓋を開けていた。先週は忙しくて外出が続き、あまり観察はできなかった。ここ数日、底にいて動かない。フンも増えていないように思う。今度は土が乾燥しすぎているのかもしれない。上の方を湿らせ、蓋を閉めているが、それでも動いた様子はない。死んでしまったのではと、容れ物を斜めにしたら反応したので、生きていることは生きているようなのだが、それからもまったく動く気配がない。色は少し茶色になってきて、ぷっくりしてきた。前蛹っぽい。国産カブトムシは、蛹室を縦に作るらしいのに、うちのは底に丸まったまま。それも、底から見て背中がちょこっと見えているだけ。横だと正常に羽化できず、死んでしまうこともあるという話を見た。人工蛹室? このまま容器の位置を変えて縦方向に?


スペースは十分なのだろうか。どうしよう。心臓がバクバクする。ほんとに恐い。一人っ子政策なんてするんじゃなかった。しんどいなら泣いてよ、お腹が空いたら、酸欠なら、土が悪かったら……ああもう!/カブトムシの幼虫、前蛹、蛹の画像を大量に見ている。グロい、はずが見慣れて、うちの子との共通点や違いを探してるよ。/以前書いたクワガタ名人に相談した。たぶん、奥に縦の蛹室を作っているよ、とのこと。聞いて安堵し、文字通りソファーに倒れこんだ。それよりも、底から幼虫が見えていることの方が問題らしく、羽化する際に水を出すのだが、それが溜まるとトラブルが発生しやすいそうで、土にしみ込ませるため、上下をひっくり返した方が良いとのこと。下手に人工蛹室にするよりは、そっとしておいた方がいいとも。そういえば、成虫になるから大きめの容器を下さるとのことだったが間に合わなかったな。(hammer.mule)


http://www.orangebeetle.org/05_001.html
閲覧注意。前蛹と蛹化。
http://designspot.blog58.fc2.com/?mode=m&no=205
人工蛹室を用意すべきなのか? タイミングもわからない
http://hibinotechou.blog.eonet.jp/wokashi/2008/05/post-9c2c.html
ああ、やっぱり前蛹だ。イラストと同じような寝方してる
http://iwakuni.main.jp/insects5/2010kabutomushi2.html
成虫って奇跡よ。あり得ないでしょ、この変態(昆虫の)。生存率低い……
http://iwakuni.main.jp/insects5/2010kabutomushi1.html
人工蛹室は難しいようだ
http://www.e-mushi.com/index.php?page=breed-colum2#02
瓶底に蛹室をつくっちゃった!!
http://hirorin49.blog.so-net.ne.jp/2011-05-10
「蛹化していなく、幼虫の皮に張りがある様であれば」間に合うか?!
http://jungle-scs.co.jp/index_j.cgi?action=event0011
大阪初!キン肉マンの日イベント。作者二人が揃う。串田アキラさんも。
http://m2.cap-ut.co.jp/event/semiX03/
予定があって、河野さんの話を聞き逃すこと二度目。次回はいつ?

●森史之助「事故物件に住んでみた!」を読む(彩図社、2012)。「先住者は自殺で死亡!」という帯の文字、部屋の床にテープでマークされた人体図形(=死体の位置)という露骨なビジュアルの文庫本。赤貧の筆者は、先住者の亡くなったいわゆる「事故物件」に入居する。家賃が考えられないほど安いことが、最大かつほぼ唯一の理由だ。しかし、周囲からは反対されたし、入居後も気味悪がられた。本人も怖くないというとウソになる。果たして幽霊は出るのか。周辺の治安は著しく悪いのか。隣近所から厳しい視線を投げかけられるのか。ジャーナリストが事故物件に住むからには、あえてそれらを検証してみようと、自らを実験台として詳細に調べ上げた、肝試しではない、生活のかかった、本当の意味の「体当たりルポ」が本書である。


筆者の人生21回目の引っ越しをしなければならなくなった理由から、事故物件を狙った部屋探し、契約、入居してからの信じられないような出来事などが綴られ、非常に興味深い。結果として、事故物件に住むことは「お得」なのか、「損」なのかの答えを導きだすという実用書にもなっている。最大の関心事はやはりアレだが、霊的なものは現れなかった、存在を感じない、と筆者は言う。だが引っ越し前後に見た悪夢や、深夜に隣室の人が度々聞いていた怪音、毎日部屋のある場所に缶ビールをお供えする本人の習慣など、かなり問題では。


事故物件に住むには、通常の部屋に住む場合に比べてずっと強靭な精神力と、品行方正な態度が求められるという結論で、筆者は「お得」と判断した。家賃に事欠く人には、部屋選びの参考になるからおすすめ。関連ありそうだなと引っ張り出した、山岸凉子の漫画[押し入れ」を久しぶりに読む。怖いことが続くのでアパートにいられなくなった姉妹が、不動産屋さんに聞きに行くと……という話。ああ、やだやだ。(柴田)


http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4883928349/dgcrcom-22/
→「事故物件に住んでみた」をアマゾンで見る(レビュー5件)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4063400158/dgcrcom-22/
→「押し入れ」をアマゾンで見る(レビュー3件)


●金環食の終わりかけの写真がなんだか好き。/ウルトラセブンのフィギュア写真を見て、連想したのは2700。右ひじ、左ひじ交互に見て〜。/Macをジェスチャーでコントロールする「Leap」が欲しい! 送料込みで$82.98。


6/30〜7/1に「K-POP in 豊岡・神鍋高原」という大きなフェスティバルがある。超新星を筆頭に、紅白に出るぐらいのグループも予定されているそうな(超新星とBIGBANGが同じグループだと思っていたわ……汗)。FCやプレイガイドでの発売はまだなのだが、イベント企画会社による独占先行予約販売が始まっていて、これが入金確認順で前方からの席がキープできるそうなのだ。信じられない企画だわ。ホテルの予約もやってくれるそうなのだが、アーティストと同じホテルがリザーブできるかもという話も小耳に。K-POPがお好きな方はチェックだ〜  (hammer.mule)


http://livedoor.blogimg.jp/ccp/imgs/e/9/e9a46854.jpg
この写真。右ひじ、左ひじ交互に見て〜
http://www.youtube.com/watch?v=tTgpnvbnj80
2700。PVフルバージョン
http://blog.livedoor.jp/ccp/archives/51875805.html
ウルトラセブン生誕45周年記念 究極のウルトラセブン
(対エレキング戦)
http://www.youtube.com/watch?v=3Yq5vDYt4s0
これ好き。キリンスマッシュ or キリンレシーブ。
http://goo.gl/LNLJM
Leapの動画あり。発売予定は年末年始にかけて
http://www.facebook.com/kpop.in.kannabe
K-POP in 豊岡・神鍋高原、特別先行のFBページ
https://twitter.com/kpop_in_kannabe/status/204754484742717440
Twitterもあった。電話で予約するみたい

●東野圭吾「天空の蜂」を読む(講談社文庫、1998)。自衛隊ヘリ「ビッグB」が何者かに奪われ、高速増殖炉「新陽」上空2000メートルでホバリングを行っている。時間が経てば燃料はゼロになりヘリは墜落する。ヘリには大量の爆発物が積まれている。墜落したら新陽も無事では済まない。犯人からは、現在稼働中の原発をすべて使用不能にせよ、建設中の原発はすべて建設を中止せよ、その作業を全国ネットでテレビ中継せよ、ただし新陽だけは停止させてはならない、もし停止させたらその瞬間にヘリを墜落させる、この要求が通ればヘリを安全な場所に移動する、と脅迫状が届く。


じつに面白い構想の600ページを超える大作だが、作中で流れる時間はたったの10時間余。その緊張感はただならぬものである、はずだが、犯人は早い段階から読者には知らされており、狂信的な人物ではないので逆に安心感さえ漂うのはどうかと思う。動機らしきものが徐々に明らかになるが、あまり説得力はない。作者の言いたいことは、犯人のメッセージにある「沈黙する群衆に、原子炉のことを忘れさせてはならない。常に意識させ、そして自らの道を選択させなければならない」だと思う。3.11以来、世の中はそうなっているが、作品発表当時は、まだ原発に対して意思を見せない群衆ばかりだったのは確かだ。


犯人は、どうすれば新陽の運転を続けさせられるかに最も注力する。原子炉は停止すれば安全だから、墜落させても意味がないという考えなのか。そのこだわりがちょっとわからない。それにしても原発をじつによく調べている。使用済み燃料プールが非常に危険であることをこの時点で書いている。3.11以後、あらためて評価が上がった本であろう。理系のやりとりが難解だが非常に面白い。政府はいつでも卑劣なのはお約束だ。


金環日食。薄曇り。太陽光が弱くピンホール式の観測できず。こどもらは高層階から日食グラスでばっちり見られたという。よかった。(柴田)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062639149/dgcrcom-22/
→アマゾンで見る(レビュー69件)


●金環日食。大阪も薄曇り。ベランダや窓からは見られず、食のはじまる6時過ぎから、いつ外に出ようかとソワソワ。窓から外を見ても誰も観察しておらず、早すぎるかなと思う。3時間じっくり観察したいけれど、日食は何度か見てるし、やり残している仕事があるんだし。うちのマンションは高層になっていて、朝のエレベーターは混む。日食グラスを持ったウキウキ顔で、そんなエレベーターに何度も乗り降りするのも悪いしなぁと思い、金環になる直前にえいやっと部屋を出た。乗り込んで来られる出勤時のビジネスパーソンらに心の中で謝りつつ、金環目的の子供連れもいらしたりしてほっとしたり。


一階に着いて外に出たら、敷地内の子供用遊び場スペースに人がいっぱい。なんだ、皆さん早くからスタンバイしてらしたのね。大阪では真ん丸にはならないと聞いていたが、雲のおかげで滲み、真ん丸に見えたよ。太陽が隠れると寒くなって、太陽の光って凄いなぁと改めて思ったり。漫画のBASARAに出てくるシーンが胸の痛くなる印象的なものだった。指輪に見立てて、空の指輪を贈るってやつ。今日は日本中でプロポーズ祭りが起きて欲しいと願ってみたぜ。


次に大阪で見られるのは300年後ということでサラバ金環食。次は18年後に北海道、29年後に静岡〜京都あたり。海外だと来年にオーストラリアで。取り急ぎは来月6日の金星の日面通過。7時10分から13時47分まで全国で。月だと6月4日19時に部分月食、8月14日3時に金星食。7月15日の木星食は日中なので見えにくいそう。実は日食より、夜に見られる月食の方が好き。 (hammer.mule)


http://www.nao.ac.jp/astro/sky/phenomena-list.html
日食・月食・惑星現象一覧
http://www.nao.ac.jp/astro/sky/2012/
ほしぞら情報 2012年
http://ja.wikipedia.org/wiki/BASARA
アニメは大阪では放送されていなかったのです

●「垳」と書いて「がけ」と読む。日本全国で唯一の地名「垳」が“崖っぷち”に立たされている。埼玉県八潮市垳地区の7割を、市が土地区画整理事業に伴い「青葉」と町名変更する手続きを進めているのだ。区画整理の対象ではない約3割の土地には「垳」が残るが、いずれは消滅させられるだろう。垳地区は昔から河川の氾濫に悩まされて来た低湿地で、氾濫で「土」が流されて「行」く様子から「垳」と書いて「がけ」と読んで来たと伝えられる、たいへん由緒ある貴重な地名だ。「垳」はJISの第2水準にも採用されている(この付近の地名以外に使い道はないけれど)。


古くからの地名を、行政の能率第一で安易に変更する例は、平成の大合併以来各地で見られるが、地名という文化財に対する破壊行為である。由緒ある地名を抹消し、よりによって「青葉」とか「若葉」とか記号のような地名に書き換える行為に知性はないと感じる。異を唱える住民グループが地元で緊急集会を開き「古くから残された地名の変更は、歴史や土地への愛着、誇りを白紙にしてしまう。次世代に命『垳』で継承する」という声明文が採択された。いのち“がけ”とはうまいことを言う。


日本全国唯一の地名はもうひとつある。金沢市娚杉(めおとすぎ)町である。「娚」と書いオイとかメオトと読み、これもJISの第2水準に採用されている。こちらは過疎の地だが、まだ地名は保存されている。15年くらい前に、「文字コード入門」という結構ボリュームのある文章を専門誌に書いたことがあり、そのとき「垳」と「娚」に触れたので覚えていたのだ。読み返してみると、いまでは絶対に書けない水準で、まるで別人が書いたようである。嗚呼、あのころに戻りたい。(柴田)


●「R25」誌に合同会社についての記事があった。サイトにもあがっていたのでリンク。うちは合同会社で、名刺を出すと必ずこの合同会社の形態について聞かれる。法人格があり、パススルー課税は認められていない。出資者=社員=役員=経営者であり、出資額によらず、単に頭数の多数決で決まる。合名・合資は無限責任だが、合同は有限責任。経営を外部の出資者に左右されることはないので、スタートアップには良いのだ。廃止された有限会社に雰囲気は近いかもしれない。そして将来、株式会社への転換の道も残されている。英文だとLLCと記載。あちらのLLCとは微妙に違うらしく、日本版LLCと言われたりする。アップルやユニバーサルミュージック、ジレット、P&G、西友なども合同会社なのだそうだ。外資系に馴染みやすい形態なのかな。アップルは株式会社を解散してまで合同会社にしたんだって。(hammer.mule)


http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/rxr_detail/?id=20120517-00023733-r25
脱・株式会社?「合同会社」急増中
http://sipo.jp/blog/2012/05/post-4.html
ケータイSNSゲーム課金の仕組み解説。知らない世界だったわ。
http://d.hatena.ne.jp/nitoyon/20120511/comp_gacha_probability
最初は当たりやすいが、だんだん確率が低くなる
http://www.jaro.or.jp/ippan/bunrui_soudan/kenshou_keihin01.html
当たり券3種類そろうと応募できる懸賞は可能か?
http://d.hatena.ne.jp/nitoyon/20120517/gacha_probability
1%のガチャを100回引いて1度も当たらない人は36.6%

●GW中に市立郷土博物館で開催された「第35回埼玉県名刀展 古刀の美」を見に行った。この博物館とは少々縁があり、10年以上も前に「昭和の暮らし展」を企画した友人の依頼で、所有していた名作コミックスを段ボール2箱ぶん貸してやり、堂々展示されたのだった。さて、今回の展示は鎌倉時代から室町時代にかけての刀剣類が中心で、短刀、太刀、脇差、刀など20振と刀装具13点。ものがものだけに、頑丈なガラスで囲った展示と受付ふたりの態勢だ。それにしても日本刀は美しい。魅入られる。欲しくなる。自転車、カメラ、自動車、家電などで美しいデザインだな、すばらしい機能だなと思うものがいくつかあるが、美しさと機能で日本刀を超えるものはない。本当に欲しい。


展示を見て気がついたのは、ほとんどが刃を下に向けてセットしている中で、刃を上向きにしたものが2点あったこと。その理由はなにか。受付に座っていたおじさん(たぶんわたしより年上)に聞くと「よく気がつかれましたね」と満面の笑み。刃を下向きにして紐で腰に吊るす(佩く)のが「太刀」で、刃を上向きして帯に差すのが「刀」である。だからその形態で展示してある。というようなことを滔々と説明してくれた。つまり、よくある質問と回答なのだ。よほどぼんやりしていなければ、誰でも気がつく疑問だ。それを「よく聞かれるんですよね」ではなく、「いいことを聞いてくださいました」という感じで応対するのが、おじさんの配慮である。まことに気持ちがいい。つい、拝一刀の胴太貫は、柳生十兵衛の三池典太は、近藤勇の虎徹は、佐々木小次郎の物干し竿は、なんてよけいなことを言いたくなるのを必死にこらえる。(柴田)


●時間の使い方が下手だ。不規則な生活を正すべく、iPhoneのアラーム機能を使い、学校の授業のチャイムのように音楽を鳴らす。起床はもちろん、始業時間、休憩、家事……。ほとんど無視することになるのだが、一応の目安にはなる。GWだからと止め、再始動を忘れ、GW明けにだらだら仕事をしていたのは、そのせいだ、ろう、……たぶん。あるサイトに、リマインダー機能を使い、悪習慣を断ち切る仕組みが書かれていた。アラームでいいんじゃないの? とは思いつつ読み進める。画面キャプチャには「笑顔(゚∀゚)」や「お、ちゃんとできてんじゃん」などと書かれてあって、素敵だと思った。「お、ちゃんとできてんじゃん」ってフレーズがとても自然で、くすぐったくて、嬉しくなってしまう。「iPhone」から言われているみたい。


自分で自分を褒めることって大切だよね。自信になるし、できてなかったらやらなきゃと思えるし。早速真似することにした。記事には30分後に同じリマインドが表示されるのだが、純正リマインダーの繰り返し機能は最短でも一日。これって同じフレーズをいくつか仕込んでいるってこと? 短くリピートする別のリマインダーを使っているってこと? アラームだったらスヌーズ機能があるし、音楽も変えられるから、やっぱりアラームの方が良いかも。リラックマのスタンプにある「やればできるんです」「そのちょうしですよ」「ハナマルあげます」、そして大好きな「ここらで ひとハナさかせてみますか」を仕込んでみようかな。 (hammer.mule)
http://d.hatena.ne.jp/renewal49/20120515/1337086632
iPhoneのリマインダーで猫背を治すぜ、という話
http://www.kaomojinavi.net/
顔文字ナビ

●もうすぐ世紀の天体ショー、金環日食の日が来る。今回のように日本の広範囲で見られるのは、平安時代以来932年ぶりだという。このところ、観察法を誤ると目に障害が残る、という記事を新聞やネットでよく見る。直視危険、ちら見もダメ、これは非常に大事なことなので、当日まで子どもたちにしつこく言い続ける必要がある。それにしても、わたしの子ども時代は黒い下敷きや煤を付けたガラスで、みんなが日食を見ていた記憶がある。当時は正しい観測法などなかったのだろうか。知らずにずいぶん危険なことやっていたのだ。だが、今回もまだ「日食観察グラス」を用意していない。木漏れ日を見るという観測方法があるが、うまく見えずいまひとつ頼りない。厚紙にピンで穴をあけ白紙にかざすと、太陽光が太陽の形に映るピンホール法を試したら、かなりうまくいけそうなのでテラスでやってみるつもりだ。でも、テレビやネットで見るのが一番安全で確実だ。ぜひ晴れてほしい。


ところで、「お菓子の袋で日食が見えるのか」なんて、とんでもないこと思いついた人がいる。「日食グラスは薄いアルミのフィルムを使っていたりするのだが、裏が銀色のお菓子のパッケージも同様にアルミフィルムを使っている。これを使って太陽が見えるというわけだ」との推理、これはいいかも。ポッキー、かっぱえびせん、キャラメルコーンなど7つのポピュラーなお菓子の袋を用いて太陽を見る(袋をかざして太陽を見るのではなく、一眼レフカメラのレンズ前に袋をセットして、ライブビューを使ってモニタを見る)と、オレオの袋はかなり使える、という結果が出た。だが、一眼レフカメラ持っていない私は却下だな。オレオはけっこう好きだけど。(柴田)


http://portal.nifty.com/kiji/120513155478_1.htm
「お菓子の袋で日食が見えるのか」(Daily Portal Z)
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20090713/1027715/
下敷きやサングラスでは失明の危険も! 安全、確実な日食観察方法(NIKKEI TRENDY NET)
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20120510_531743.html
今からでも間に合う「金環日食」リンク集(デジカメWatch)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/link/20120511_531840.html
リンク集 5月21日、金環日食を見逃すな! 〜首都圏では173年ぶり(INTERNET Watch)
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20120515/1040956/
日食グラス、アプリ、椅子!? まだ間に合う金環日食アイテム(NIKKEI TRENDY NET)


●書店の日食グラスコーナーで、男性に声をかけられた。「これ、ええで」「ぼく、ウルトラマン好きやねん」「これ買ってもらうねん」小学校入学前ぐらい。「ほんまやね。かっこいいね」なるほど、ナイスな商品だ。甥らに買おうか。すぐにお母さんが来られて、たしなめられていたが、去り際にも「これ、かっこいいよ」と振り返り振り返り教えてくれた人懐っこい彼であった。


GW前のこと。Adobe Creative Suiteのパッケージ版にするかCreative Cloudにするか迷い、パッケージ版を注文した。5は持っていたので、6への無償アップグレードつきの5.5だ。在庫あり、当日発送の通販で注文したが、発送連絡がない。4日後に在庫切れによるお詫びと注文キャンセルが届いた。注文が殺到し、代理店の在庫が切れたとのこと。なんですと? この在庫ありって代理店の倉庫の話? そりゃ他から注文が来たら売り切れるわ。


ということでラッキー(?)なことにCreative Cloudの予定。InDesignは、しばらく3で止まるわよね? いつか6がスタンダードになったら、その時はInDesignの6だけ購入することにするわ。PDFでの入稿がほとんどだから、最新版を使っていても問題なし、と思い込むことにした。電子書籍関連が進んだら、最新版のInDesignを使える方がいいんだし。使わないソフトもあるので、ずっと月3,000円にしてくれないかなぁ。元マスコレで5,000円、元プレミアムで3,000円とか。会社で使うなら「Creative Cloudグループ版」。まだ発売されてなくて、パッケージの先行販売版が出てるよ。(hammer.mule)
http://www.une-nana-cool.com/ffw/kusama/  
ウンナナクールで
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B007MOM9U6/dgcrcom-22/
日食グラス、ウルトラマンセブンタイプ
http://tool-designers-garage.jp/adobe/jump.html
Creative Cloudグループ先行販売版はマスコレ
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1205/15/news102.html
「あと0.5pxずらして」「仕様は未定ですが、〇〇までにおねがいします」阿鼻叫喚のクリエイターかるた

●篠田節子のSFタッチの短編集「はぐれ猿は熱帯雨林の夢を見るか」を読む(文芸春秋、2011)。表題作は過疎の村の田舎屋にひとり暮らしする女性と、キャタピラで移動する小型ロボットストーカーの話。どこに逃げても執拗に追跡される。誰が何のためにこのロボットを操っているのか。追われる理由は伏線から推理できるが、ロボットの正体には考えが及ばなかった。


「深海のEEL」は駿河湾で大量捕獲された巨大ウナギがレアメタルであるパラジウムを含有していることがわかり、それを取り出し精錬する技術を持つ会社が資源エネルギー事業として奔走する話だが、なぜ回遊魚のウナギがレアメタルを体内に蓄えるのか、その謎は想像もつかない。


「豚と人骨」は、マンション建築現場から人骨が出て、施主も建設会社も学者も役所も翻弄される話。その骨の量は半端ではない。高さ10メートル、直径3メートル、円筒型の骨の塔である。3500年前の、若い女だけ、おおよそ300体。この骨の正体はなにか。消却処分はできない、引き取り手がいない、しかし放置できない、どうやってこの問題を解決したのか。


「エデン」は、極北の地で正体不明の巨大トンネルを掘る仕事に、嵌められて従事しなければならなくなった男(日本人)の半生を描く。このプロジェクトは60年以上の時をかけて進められているが、労働者の村にはテレビもエアコンもインターネットもない。殆ど文明の恩恵には浴さない、古い時代の開拓村だ。そしてトンネルが開通する日が来る。それぞれの作品のポイントは、独特の設定(なにしろみんな正体不明なのだ)、先が読めない展開、そしてみごとな結末である。面白かったなあ。(柴田)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4163806105/dgcrcom-22/
→アマゾンで見る(レビュー9件)


●日本の技術と発想力って凄い。Kindleやらの前にだってリーダーは出ていたのに、あんまり売れず、次の波で逆輸入。こういうの多くない? お芝居の『陽だまりの樹』を見て来た。手塚治虫原作のもので、幕末の話。黒船が来て、権力のある人ほど新しい価値観に対抗しようとする。「古いも新しいもない、もっと大きな理念で」と思える頭の柔らかさって、歳をとると難しくなっていくのだと実感しているから、見ていて痛い。漢方医学から蘭方医学へ。独自文化から文明開化へ。歳とってから、漢方より蘭方ですよと提示されても勉強するのはつらいわな、地位を譲るのは厳しいわな。古狸様達ならうまく従えて権力維持するのに、お芝居の漢方のお偉いさん(多紀誠斉。代々徳川家に仕える)にはそのずるさはなく、蘭方自体を潰すことにエネルギーを使っていたわ。


あの時代の蘭方医学が漢方医学より進んでいたから、説得力はあるんだけど、今の時代、日本技術の方が先に進んでいたのに、逆輸入を受け入れるのはもったいない気がする。宣伝やブランド力があれば世界一って書きはじめて、SONYならもっとやれる、ジョブズが目指していたのはSONYだったんだわ、と頭の中が一周して戻ってきた。ChatWorkとか、もっと日本発のサービスが海外で発展して欲しい〜。「日本」にこだわるのも頭硬い証拠? でもそれも含めて自分なのよぉ。 (hammer.mule)
http://www.musicman-net.com/artist/13737.html  
東京・大阪・名古屋
http://www.nhk.or.jp/jidaigeki/hidamari/  
ドラマやってたのか
http://www.chatwork.com/ja/  ChatWork
http://vipsister23.com/archives/5502959.html
ギネス見たら世界最古の国が日本らしい

●GWメンテナンス休暇として16日間、たっぷり休んだ。最後の日は妻とママチャリを連ねて「東京大仏」を見に行った。わが戸田市から、笹目橋で荒川を渡ればもう板橋区の北端なのだ。家から30分もかからずに、乗蓮寺・東京大仏の前に立つ。wikipediaによれば「坐像で、青銅製の鋳造大仏では、奈良・鎌倉に次ぐ日本で3番目の大きさを誇る。高さは基壇が地上2メートル、蓮台2.3メートル、座高8.2メートルの計12.5メートル」だという。鎌倉大仏と比較するとはるかにミニサイズでちょっと拍子抜けだが、なかなか美しい大仏さんだ。何10年も前に東武東上線下赤塚駅から歩いて来たことがあるが、もっとあっけらかんと開けた所にお座りになっていたような記憶がある。いまは新緑に囲まれてとてもいい風情だ。


近くにある板橋区立美術館の館蔵品展「身体表現と日本近代美術 物語る身体」を見た。この美術館は日本の近代美術の中でも前衛的な傾向を持つ作品を収集、展示するのに力を入れている。また継続して開催している「イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」も有名だ。「物語る身体」の展示は、大正時代のプロレタリア美術運動の中で生まれた作品、戦中に働く女性たちを描いた作品、戦後のストライキや基地闘争を描いた作品など、油彩中心に約70点。名前を知っている作家はふたりしかいなかった。漫画タッチのユーモラスな人物画の作者はプロレタリア画家・岡本唐貴、白土三平の父である(念のためギャラリーの人に確認したが、詳しい者がいないので分からないという)。もう一人は秋山祐徳太子、1975年東京都知事選立候補ポスターだった。これはリアルに見た記憶がある。展示コンセプトはよくわからなかったが、見応え充分。これで観覧無料とはラッキー。


ところで、笹目橋を渡っているとき不思議な標識を見た。橋の半ばを過ぎると、戸田市から和光市に入る標識。ところが、10メートルも行かないうちに東京都・板橋区に入る標識が。なぜこんなことに? 後で地図を見てその理由がわかったが、なぜこんな境界線が設定されたのだろう。(柴田)
http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/2012/05/14/images/tokyo-daibutsu.jpg
東京大仏 青銅製の鋳造大仏部門:第3位
http://www.itabashiartmuseum.jp/art/schedule/e2012-02.html
板橋区立美術館「物語る身体」
http://yahoo.jp/B_hYu1
ほぼ中央 新大宮の文字がある付近の三角形の切れ込みが和光市


●GWは忙しかった。出かけた、大掃除をした、人を招いた、遊んだ。/かぶと虫の幼虫は元気。数日前から表面に出てくることが多くなった。おかしい。土を嗅ぐ。問題ない、土の香りだ。アンモニア臭だと、醗酵が進んでおり、酸欠になるため表面に出てくるのだそうだ。あとはさなぎになる前。しかし、さなぎになるには早すぎる。土を食べて成長するため、量は1/5ほど減っていた。


そろそろ追加してあげなければ。土の残りが入った袋を開けた。鼻が曲がった。堆肥のにおいに近い。醗酵している。ガス抜きをして土の香りにしなければならない。うちのマンションは内廊下。つまり玄関ドアを開けて換気なんてするとご近所さんのご迷惑になる。ベランダだと外に出して干すと虫がつくかもしれない。決死の覚悟で網戸の内側にそのくさいくさい土を置いた。ガス抜きは3日から一週間かかると説明書に書かれてあったが、そんなに待てない。


湿気をとり、ガス抜きを早めるために、折を見ては割り箸でかき混ぜる。なぜ扇風機を買っておかなかったんだ。内から外に空気を追い出したいのに。室内用ファブリーズと混ざると変なにおいに。半日でにおいは減ったが、それでもくさい。網戸の内側は諦め、生活から離れている玄関に置く。30分に一回、自動的に噴射する「消臭センサー&スプレー」があるからマシだろう。と、セールス。インターフォンに出てしまったため、断りにくい。開けた後、このにおいがセールスパーソンに嗅がれてしまうのではと心配に。土いじりをしていたために汚い格好で、くさい玄関。何かあると疑われてもおかしくないよなぁ。くさいおかげか、退散は早かった気がする。土自体は無事一日で完成。くささがとれ、土の香りに。苦労して混ぜた甲斐があったわ。(hammer.mule)

●「写真を楽しむ生活」は4/28からGWメンテナンス休暇に入っています。正式な再開は5月14日(月)ですが、それまでの間、何号か不定期で発行します。サイトは予告なく更新します。

●「写真を楽しむ生活」は4/28からGWメンテナンス休暇に入っています。正式な再開は5月14日(月)ですが、それまでの間、何号か不定期で発行する予定です。サイトは予告なく更新します。

●「写真を楽しむ生活」は明日からGWメンテナンス休暇に入ります。再開は5月14日(月)ですが、それまでの間、何号か不定期で発行する予定です。また、全国写真展カレンダー 2012年5月は、5月1日(火)までにサイトにアップします。


●成毛眞「日本人の9割に英語はいらない」を読む(祥伝社、2011)。ご存知マイクロソフトの元社長が、第1章「本当に英語は必要なのか」で、「頭の悪い人ほど英語を勉強する」「創造力のない人ほど英語を勉強する」「英会話スクールのカモになるな」などと刺激的な見出しで英語不要論を展開する。外資系トップだった人の挑発だから、非常に説得力がある。第2章「英語を社内公用語にしてはいけない」の章では、ユニクロや楽天をこきおろし、「英語ができても、バカはやっぱりバカである」「英語ができても自分の付加価値にはならない」などとボロクソである。まことに小気味がよい。


結局、言いたいことは「本当に英語が必要なのは1割の人。残りの9割は勉強するだけムダである」であり、その理由が成毛流に、過激にそしてやや得意げに述べられた本である。この1割の根拠はちょっと乱暴な計算だが、雰囲気としてはまあそんなものか。第3章以降は読まなくてもオッケー。


著者は、自動車部品メーカーから、出版をやりたくてアスキーに転職したら、子会社であるマイクロソフト日本法人の前身に出向を命じられた。会社で外国人が話す英語の99%は理解できなかった。だが半年もしないうちに一定レベルのビジネス英語を使えるようになったという。まともに英語を勉強したことはないのに、なぜ英語を自分のものにできたかというと「耳がいいのかもしれない」にはオットットである。


書かれていることはもっともなことで、英語ができないわたしにとって、英語不要論(というか日本語防衛論)の理論武装に役立つと思った。だが、英語ができない人がこの論を受け売りするのは危険だ。そうだそうだと納得し、心に秘めておくのがよい。また、学生が「英語を勉強しなくていい理由」に利用するのもよろしくない。それにしてもつまらない装丁である。(柴田)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/439661392X/dgcrcom-22/
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●雪組トップの音月桂が退団発表。長期トップだと思っていたので驚いている。もったいない。退団公演は当て書きが多いのに、彼女の場合は『JIN(仁)』なんだって。JINでお別れの言葉、名言があるといいな。


仕事が詰まっていて、お花見に行けなかったというか、桜が咲いたことにすら気付かなかった。後記でもぼやいていた。二週間前の「まにフェス」当日、うちの一番大きなハメゴロシの窓に桜の花びらが。部屋は16F。ここまで迎えに来てくれたのねと嬉しくなった。今もついたまま。次に強い雨が降るか、強い日差しで乾燥するまでは残ってくれそう。と書いてボツになっていた。一週間前の夜に落ちてしまった。休み前なので載せちゃった。GWは予定がたんまり。遊ぶぞ〜! 皆様も楽しんでくださ〜い!(hammer.mule)
https://twitter.com/#!/zacke/status/190948854642917376
桜の花びら。出かける前に慌てて撮ったから写真は汚いよ〜ん
http://item.rakuten.co.jp/kuwakabu/c/0000000136/
ヘラクレスオオカブトの三枚目の写真が、ちょっと可愛い(閲覧注意)

●浅田次郎「降霊会の夜」を読む(朝日新聞出版)。信州の別荘地にひとりで住む初老の男が、謎めいた女の誘いでミセス・ジョーンズが開く降霊会に参加する。かつて男と同じ時を過ごした人たちの霊魂が現れ、彼の心の闇の奥深くある記憶の古井戸の蓋を開けて行く。忘れたことにしていた暗い記憶が次第によみがえる。彼が知り得なかった真実が死霊や生霊によって語られる。最初の夜に現れたのは、小学3年生の1学期だけの友達キヨとその家族、知り合いの警察官などだ。彼らの心の内を知ることによって、彼のうちに燻り続けていた悔悟や罪悪感がきれいさっぱり拭われる。


ところが、二日目の夜、招かれざる客が降りて来る。一番会いたいと念じたのは、大学時代に半年つきあって、潮時という身勝手この上ない理由で捨てた百合子だった。しかし、現れたのは……。迷える霊魂の哀切極まる語りは絶品だ。一人語りさせたら、浅田次郎の右に出る者はいない。それにしても苦くて重い話だ。


浅田作品には、娘の霊魂が現れる「鉄道員(ぽっぽや)」がある。主人公の悔悟が救済される、心温まる泣ける話だ。ながやす巧の描いた漫画を持ち出して、一気に読んでまた泣いた(しかも「ラブ・レター」との2本立て)。しかし、「降霊会の夜」の主人公の悔悟や罪悪感は救済されたとは思えない。これからは以前に増して孤独な日々が続くのだろう。もやもやした読後感がいつまでも漂う。わたしは過去を振り返るのがきらいだ。恥ずることの多き一生でした。って、まだおめおめ生きてます。(柴田)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4022509503/dgcrcom-22/
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●カブトムシの幼虫。朝起きた時にフンが増えていて、底にいたらほっとする。フンは作り物のよう。ボトルガムの粒に似ていて、大きさは半分ぐらい。机の上に置いて合間合間にも生存確認をする。さすが自然の無農薬ファームだぜ、焦げ茶(土)と白(幼虫)と青(ジップロックコンテナの蓋)に、緑が加わった。草がひょろひょろ〜と伸びてきたよ。


家人の会社に、クワガタ生育セミプロがいて、カブトムシのケース(コバエの入らないフィルターつき)をもらってしまった。丸いほうがいいらしい。ジップロックコンテナも丸かったぜ。昆虫ショップについても教わる。このセミプロは育てるのが好きで、近所の子供たちにあげたりはするものの、ショップに売ったりはしないそうだ。夜行性のクワガタに合わせて、夜中に取りに行くツアーがあって、場所を覚えさせないために、車の内部にカーテンが吊られているとかいう話も聞いた。うちのマンションには広めの植樹エリアがあるので、カブトムシの幼虫をツガイで育てて、産まれた卵を埋めてやったら自然に育つのだろうか。腐葉土をえさに、成長してからも樹液。国産カブトなら生態系を壊すことはなさそうなんだが。


三日前、ゴキブリが死ぬ時のように土の表面でひっくり返っていた。直視できず、死んでしまったと半泣きで家人に電話していたら音がした。動きはじめた。しかし明らかに弱っている。酸欠なら私の土の管理が悪い。新たに土を買った。環境が変わってはと、古い土からも一部入れようとふるいにかけたら、出てくるわ出てくるわ、フンの山。食料が減っていたのと湿度(醗酵しての酸欠)のせいだろう。土を変えたら、もこもこもこもこと潜っていった。気に入ったようだ。 (hammer.mule)

●息子がわたしのところに来て、小声で「しかし、あんたの奥さんは口達者で辛辣で容赦がないね〜」と言う。お前の母だろうが。いやまったく、そうなのだ。数10年一緒に暮らしてきたが、ここ数年はささいなことで口喧嘩することも度々で、いつも必ず敗戦の屈辱を味わう。妻にこういう才能があったなんて、若い頃は気がつかなかった。リリー・フランキーとみうらじゅんの「どうやらオレたち、いずれ死ぬっつーじゃないですか」(扶桑社)での、女との喧嘩についてのふたりのやりとりがおもしろい。


M:女の人との喧嘩はよくないよ。極力、喧嘩しないように、機嫌をとって生きていくのが男でしょ。それでも怒りが収まらないときは、黙って外に出て「うわーっ」って叫ぶんだ(笑)。そうやって少し冷静になってさ、「なぜ怒っているのか」を自分に問いただすんですよ。何が怖いって、そもそも口じゃ勝てない相手に勝負して、思ってもないことを言ってしまう自分が怖いんだから。L:男友達とやるみたいに、女の人とも計算ずくで喧嘩できないもんですかね? M:できないねえ。女の人は、男と違う角度や視点から言ってくるからね。


まさしくその通りだ。妻の機嫌を窺いながら生きるのが男であり、口論では圧倒的に不利な状態でヘタなことを言ってしまい、ますますドツボに嵌るのが常である。でも最近いいテクニックをおぼえた。松岡修造の名言に「怒りを覚えたら頭の中で歌をうたう」があるが、喧嘩の最中これをやるとなかなか効く。「♪聞き分けのない女の頬をひとつふたつはり倒して〜」で始まるカサブランカダンディでもいいし、「♪うさぎ追いしかの山〜」でもいい。夫という立場の人、イザという時お試しください。(柴田)


●iOSアプリの「はりがな」で遊んでみた。まにフェスに出展してくださったブリリアントサービスさんのゲーム。見ず知らずの人と、もじぴったん。もじぴったん的なのは昔からあるらしいので、もじぴったんと書くのは気がひけるな。配られる6枚のひらがなのカードを並べて言葉を作る。ひらがなにはそれぞれ点数がつけられていて、使いにくい「に」などは4点、使いやすい「く」などは1点。ただし「ゆ」が1点なのは納得いかない。


縦横に単語が成立したり、文字数が多いほど得点は高くなる。色枠のコマにはボーナス特典がつき、それもカウントされて高得点になる。最初に起動した時は、オートマッチングされた相手がプレイしてくれなくて、一度も遊べないまま三日目に強制終了させた。先日の相手は、結構マメに返してくれて、平均して3時間に一度ぐらいはプレイできた。気の長いゲームだ。アドオンでアップグレードすれば、一度に遊べるボードが増える。一人用があればなぁと思うが、この気の長さがちょうど良いのかも。/4日かけてゲーム終了。勝った。さぁ次の人とゲームをと思ったが、5時間経っても番が回ってこない。また強制終了か?(hammer.mule)
http://itunes.apple.com/jp/app/harigana/id502735751?mt=8 
はりがな
http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/2012/04/25/images/harigana2.jpg
すきるはあるのに、こるくがない。えいしゃがあるのに、えいしょはない。

●いままで何度も書いて来たことをまた。JDN/ジャパンデザインネットのメルマガ「COMPE WEEKLY」に掲載されていた、9つの写真コンテストの応募要項を見て驚いた。なんと8つのコンテストが著作権に関して不適切な表記になっていた。たとえば、「入賞作品の使用権・著作権は、すべて主催者に帰属し、応募作品は返却いたしません。また、入賞作品は展示会や主催者作成の印刷物や媒体に掲載する事があります」「入賞作品の版権(展示・広報・出版物への掲載等)は、主催者に帰属します」「入賞作品の著作権は主催者側に帰属し」「応募作品は、主催者の全ての広報活動で使用できるものとします」とある。嗚呼。応募した作品や入賞作品の著作権は誰に帰属するのかなんて、作者に決まっているではないか。主催者が勝手に帰属云々をいうのは大間違いである。また、版権なる文言はいまでは法的にも存在しない。


一番問題がある応募要項はこれだ。ある会社が商品にまつわる「きずな」をテーマにしているのだが、「著作権の扱い 全て主催者に著作権を譲渡」とある。詳しい応募規定を見ると、続々と怪しげな記述が。「応募作品の版権、使用権は当社に帰属し、応募作品は雑誌や広告、当社ホームページ、会社案内等の各種媒体への掲載などに使用する可能性があります。また掲載する際、トリミング加工などをさせていただく場合があります」とある。


「入賞作品の」ではなく「応募作品の」である。応募した時点で、作品はこの会社のものになるということだ。さらに、「応募者は、応募の時点で応募要項に同意したものとします」と入念な記述。さらにさらに、「本応募要項に明記されていない事項については、全て主催者に決定権を持つものとします」と用心深い。コンテストと称してはいるが、これは自社商品関連のイメージ写真データを無料で集める計画ではないのか。あぶないあぶない。(柴田)
http://www.jpca.gr.jp/about/topics/photocon_guideline.html
日本写真著作権協会 「応募要項」の範例


●Adobe Creative Suite 6の発売が5月11日に決まり、慌てて5.5のアップグレードパッケージを購入。これは6への無償アップグレードがついている。持っているのは5。6からはDesign Premium(DP)とWeb Premium(WP)が合体してくれて助かる。いつもInDesignのためにDPを買う。WPに使ってみたいソフトがあったりしたが、古いバージョンを保管しておかないといけないのは現場にシビアなInDesign。使うのは年に1回程度なんだけど。


Creative Cloudが初年度のみ月3,000円と書かれてあって悩んだ。旧バージョン所持のために今回はパッケージにしたが、正直なところ早まったかも。現場で使用するInDesignのバージョンが6で統一されそうな気がしてきたのだ。Creative CloudならDigital Publishing Suiteがあるし、オンラインサービスも使える。Webサイト制作系のお仕事だと、新しい機能が追加されたパッケージを待つよりは、対応が速そうなCloudの方がいいかもかも。新しく発表されるソフトも使えるようになるんだし。


アップグレードしたいのは、DreamweaverとInDesign。/無料メンバーだとファイル同期および共有機能、2GBのストレージ、無料のアドビサービスなど。/インストール時、ライセンス認証時、およびその後少なくとも30日ごとに一度は、インターネットに接続する必要がある。/製品自体の提供がなくなったら、「最新バージョン」を無料でダウンロードできる期間を90日間以上設けてくれるが、メンバーがいつでも旧バージョンにアクセスできるってわけではなさそうだ。 (hammer.mule)
https://creativecloud-specialoffer.adobe.com/special-offer/
Cloudへの切り替え、8月末までなら初年度月3,000円
http://www.adobe.com/jp/products/creativecloud/faq.html
当面はCS6とデスクトップ上にある以前のバージョンのCreative Suiteが共存
http://www.adobe.com/jp/joc/ccevent/
本日13時から16時。発表イベントライブ配信。要Facebookアカウント
http://www.adobe.com/jp/joc/adc/meetup/round05/
5/19に品川グランドホール
https://www.info-event.jp/adobe/pscs6/pre/entry.asp
6・7月に名古屋、大阪、福岡、東京で

●映画DVD「東京原発」を見た。たまたま図書館のライブラリーをチェックしていたらこのDVDを見つけた。2002年制作、2004年の公開だが、2012年の今見ても古くない。むしろ今こそ見るべき映画だと思う。


カリスマ東京都知事が、副知事と5人の局長を招集した臨時緊急会議の席上、「東京に原発を誘致する」と爆弾発言、会議室は騒然となる。知事はフリップを用いておざなりな説明をしたあとは、局長たちのあーでもないこーでもないの喧々諤々を余裕で聞き流している。副知事ひとりを除き、各局長らの原発に対する知識はじつにお寒いものだが、まあ無関心な人達はこんなものだろう。やがて彼らの右往左往は、都知事に迎合追従する雰囲気に変わって行く。


そこに、副知事が急遽呼んだ原発反対派の大学教授が現れ、彼のレクチャーを全員で聞くことになる。教授は淡々と原発の現状を説明し、素人な質問にもていねいに答える。この反原発理論は初歩的な範囲を超えるものではないが、これまで原発に無関心だった人にとってはかなり衝撃的な内容だと思う。都知事は廃棄物の処分について問われると、あっさり「そんなものは国の仕事だよ」とうそぶく。


ふたたび原発誘致に懐疑的になる彼らだが、やがて知事の強引な原発誘致推進の真の狙いを知ることになる。これがこの映画の核心だ。ここまでの会議室コメディは、個性的な俳優たちがコミカルに演じていて飽きさせない。だが、おもしろいのはここまで。プルトニウム燃料を積んだトラックが、爆弾マニアの少年に奪われ、東京壊滅の危機というサスペンスに転じてからのドタバタは、腹立たしいくらいヘタクソ。会議室だけで終始すれば画期的なインテリジェンス・コメディ(?)になったかも。この映画はいまこそテレビで放映すべきだろう。政府は「やらせね〜よ」と言うに決まっている。(柴田)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0007TKPQS/dgcrcom-22/
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http://www.youtube.com/watch?v=cP_HxcFRnOw
ハイライトシーン(教授レクチャー)


●「女子」「女の子の」とあると、わかんないぜ、と言いたくなる。Googleがブラウジングから推定する属性だって、25〜34歳の男性らしいし。一番興味のあるアプリはスケジュールやToDo系だったりするし。先日、女子会に参加したが、みーんな変態だった。全員がiPhone、Android、iPadのいずれかを所持。お店に無線LANのあることを知ると設定するし、撮影画像をアップ。壁に設置されているノートパソコンのトラックパッドまわりから、パナのレッツノートだと指摘する人がいれば、皆でほんとだほんとだと騒ぐ。丸められるキーボードがあると、どよめく。わかっても理解してもらえないと思っていれば指摘はしないし、指摘して全員が騒ぐことも稀だろう。巷での共通言語的「女子」の枠で言うと、はみ出している(性欲ではないが)変態たちだ。新しい技術やサービスにもアンテナが強い。かと思えば、食事の話やアウトドア、スポーツの話をしたり。(hammer.mule)

●みうらじゅん、リリー・フランキーの「どうやらオレたち、いずれ死ぬっつーじゃないですか」を読む(扶桑社、2011)。中途半端な青い色に、このタイトルが白抜きされて、なんともなげやりな表紙。ほとんど期待しないで読み始めたが、意外や意外、この二人、ぜんぜん堅気じゃないけど、言ってることはまっとうだ。こんな台詞おれが言いたいと思う。価値観はブレず、言葉は色あせていない。嫉妬を感じるほどうまい言葉のやりとりだ。


ある日、「どうやらオレたち、いずれ死ぬっつーじゃないですか」という諦念と覚悟を併せ持った言葉が会話の中にひょいと出て、異常に盛り上がった二人が、その気持ちの昂りを記録しておきたいという要望から、何度も対談を重ねて仕上げた本がこれだ。全4章で、「人生」「人間関係」「仕事」「生と死」にまつわる話を展開し、番外で「みうら&リリーが皆さまの悩みに答える人生駆け込み寺」がある。その構成はきまじめ過ぎて、彼らの自由な会話には合わない感じもする。誰が書いたのか詳細な注釈がいい。対談は完成度が高く、たぶん何度も筆を入れていると思う。


L「若い人がこの本の文章を読んで、すぐ意味がわからなくてもいいと思いますよ。いずれわかるから。だって、本とか映画とかって、そのときすべてがわかるものって大したものじゃないし」M「あとでジワジワ効いてくるもんだよね」とは、自信あるんだな。認めるけど。大したものです。


妻はクイズ番組が大好きで、ロザン宇治原のファンである。「クイズ王がいまいち利口に見えないのは、知識を持っていても教養があるように見えないからだ」「大事なのはその人の持つ教養で世の中を変えられるかということで、雑学なんかじゃ世の中1ミリも変わらない」「雑学や知識だけしか持っていない人との話は鬱陶しい。その人たちには駄洒落を言う余裕がない」なんてM&Lのウケウリを発したら、当然ながら著しく妻の機嫌を損ねて、しばらくマズいことに。口は災いのもと。(柴田)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4594063055/dgcrcom-22/
→アマゾンで見る(レビュー5件)


●宝塚歌劇で銀河英雄伝説。宙組トップお披露目。脚本・演出は、『エリザベート』『ロミオとジュリエット』などの小池修一郎氏。誰が双璧やるんだろう、キルヒは、アンネローゼ様はと友人らとキャスティングを想像して楽しんでいる。その昔、徳間書店側から宝塚に話を持って行ったものの、ラブロマンス要素が少ないから断られたそうな。宝塚は好きだが、ラブロマンス要素はなくても良いのにと思ってしまう話は結構多い。いまだに『ベルばら』の印象しかないのも残念。


1時間半〜2時間半程度のお芝居では、深く掘り下げるのは難しいけれど、題材は幅広く、昨年だと27種のお芝居、11種のショーが上演された。種と書いたのは全国ツアーや東京公演があったりするため。これにディナーショーやミュージックサロンなどが加わる。そりゃ全部がベルばらで行くわけにはいかないし、スターにも上手い下手がいるし、不作良作も混ざるってもんだ。


本宮ひろ志原作の『猛き黄金の国 士魂商才!岩崎彌太郎の青春』は2001年にやってるし、白洲次郎の話『黎明の風』は2008年。なんとか王朝から一般人の話まで、日本から世界、太古から現代、シェイクスピアから伝記・小説や漫画、映画、テレビドラマまで、ほんとに幅広くてチャレンジャー。『メイちゃんの執事』『相棒』『逆転裁判』あたりだってやっちゃった。


もちろんどれも宝塚フィルターかかってるし、エグいのはやらない。殺陣はゆるいというかダンス。キスシーンは寸止めだけど、演者が女同士故の遠慮の無さか、切り込み過ぎなハイレグ衣装や体中触りまくりな、ちょっとエロ過ぎませんか、というシーンまであったりする。レイプシーンのダンスは、ここまで表現しなくてもいいんじゃないの? というストレートなものまであった。


そういうのは東京に行く前に修正が入ったりすることもあるので、キツいという噂が出たら宝塚大劇場で観てみてね。男性は行きにくいという話をよく聞くけれど、一人で来ている人は結構いるし、お店に入りづらいというのと同じで、お客さんたちは何も気にしていないよ。気にするとすれば座高や足の広げ方、携帯電源ぐらい。前の方に男性客がいると目立つので、スターさんたちにサービスしてもらったりしてて、うらやましかったりする。(hammer.mule)
http://gineiden.jp/teikoku/special02a.html
「銀河英雄伝説」は、以前にも舞台化の話があったとお聞きしていますが
http://kageki.hankyu.co.jp/revue/back2011.html
去年の公演
http://news.so-net.ne.jp/article/detail/694224/
夏目雅子さんの姪御さん。瀬奈ちゃんが好きと聞いて応援したくなった
http://www.eonet.ne.jp/%7Eshirogane/kabuto.htm
カブトムシに耳はあるの?

●荒山徹の「柳生黙示録」を読む(朝日新聞出版、2012)。おもしろいおもしろい、一気に読破。でも途中で、どうやって終わらせるのか心配になった。荒山徹といえば、柳生と朝鮮をいじり倒す作品が多く、この分野の第一人者、って他に誰もいない。この分野はこの人が発明したからだ。荒唐無稽という表現ではまだ足りない、とんでもない世界観なのである。そして、今回の舞台は主に島原、天草。あの「島原の乱」に柳生十兵衛が介入、いや当事者となって豪剣を振るうお話だ。


柳生陣営は、十兵衛を筆頭に大目付柳生宗矩、宗冬、棄教を拒み通して国外追放を命ぜられ20年も前に呂宋で死んだはずの高山右近、右近を守るジョホール王国の女剣士ヤスミナ姫、異端尋問奉行荒木景村ら。高山右近の帰国の意図はなにか? 一方、キリシタンの指導者・森宗意軒の陣営は天草四郎時貞、キリシタン忍び部隊の神聖ハポン騎士団7人衆、ビルゼンダアデ少年剣士団ら。キリシタンによる日本制圧計画「ヴァ号作戦」を阻止せんと、十兵衛らが戦いを挑むが、天草四郎の正体を知った十兵衛は愕然とする。


そんな手があっていいのかとは言っても無駄、もうなんでもありなのが荒山徹ワールドなのだ。島原の乱の恐るべき目的とは? 霊的存在の四郎を十兵衛は斬ることができず敗北し、ついには自身が十字架にかけられてしまう。そして迎えた衝撃のラスト。十兵衛と一身同体となったのは誰あろう、あのお方だ。ここまで来ると本を投げ出したくなるが、あと数ページで終わる。おもしろいけど何も残らない。それが潔いんだなあ。(柴田)
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●カブトムシの幼虫。昨日の後記では快調そうに書いているが、実は慌てまくっていた。というのも、朝なのに土の表面に出てきていて、微動だにしなかったからだ。急に、生き物を飼う時の怖さ・悲しみを思い出した。容器のまわりには土が少しこぼれているし、表面はぼこぼこしていて、夜中に動き回った様子がうかがえる。なのに、なぜ外が明るくなってきているのに表面にとどまっているのだ? 体躯はぷりぷりとしていて、栄養十分に見える。調べると酸欠という話があった。


昨夜、湿度を保つように少量の水をかけたが、そのせいで二酸化炭素が? 直射日光は遮っているものの、光が良く入るマンションでとても暖かい。うちに来て、急な気温変化で弱っているのかもしれない。触りたくても、まだ抵抗があって触れないし、弱っているなら触ってはいけないような気もする。検索しまくる。土はまだ養分十分に見えるが、もしかしたら総量が足りないのかもしれない。容器を近くのバラエティショップに買いに行ったら、シーズン前とかで置いておらず、最初にもらったジップロックコンテナのふたをずらしたまま飼っている。ペットボトルで飼っている人もいるので、休みの日にでも買いに行くか〜と安易に構えていたが、器が悪かったのかもしれない。


カブトムシって飼うのに難しかった覚えなんてないのに〜。ノウハウを検索しまくり、近くに昆虫ショップはないのかと調べまくり、いやだいやだ死なせたくない、と気が動転していた。もう耐えられないと家人に電話をかけている最中に、蓋が動いた。あれ?うるさいなぁという感じで(音は聞こえないよね?)、もこもこもこもこと潜って行った。紛らわしい。良かったとほっとして気づいた。洗濯物を干すことを。ああ、もー!/Nさんは蛹後に触って弱らせてしまったとか。幼虫時は少々触っても大丈夫ですよ〜と教えてくれた。ありがとうございます!  (hammer.mule)

●我が家の犬が確実に老化している。14.4歳とわたしより年上のはずだが、みかけは若い。散歩に出ると、ときどき走り出すくらい元気だ。昨日は午後3時ごろから急激に天候が変わり、雷雨になった。こうなるとテラスにいる犬は雷鳴に怯えて、家の中に入れろとガラス戸に飛びついて大騒ぎする、はずだが、テラスのベッドで平然と外を見ているではないか。遠雷だから、ときどき雷鳴はするものの稲光はない。そのせいで、問答無用なにがなんでも怖い第一位のはずの雷に気がつかないようだ。つまり耳が遠くなった。昔から愛想のない犬で、気が向かないと(あるいはこっちが食品を手にしていないと)呼んでも来ない奴だった。でもなんらかの反応はした。この頃は背後から声をかけると無反応である。ほんとに聞こえないようだ。我が家の人間も確実に老化していて、なぜ返事しない、したよ、いや聞こえなかった、耳が遠くなったんだろ、失礼な、おたがいさまだろ、なんてやりあって気まずい時間を過ごすことがある。


「別に」という一言。意味は「(多く下に打消しの語を伴う)取り立てて言うほどではないさま。これと言って特別に。別段。」「質問をされた際、返事する内容がさほど無いときに発する言葉。」である。そんなことは知っている。だが、わたしが質問した当事者だったら、イラッとくる。話の接ぎ穂を失う。普通の大人がそんなバカな対応(返事)でいいはずがない。いや、じっさい今までそんな経験をしたことはない。想像するだけでウンザリだ。


ところが、とうとうこれが現実のものとなった。しかも、相手は孫2号男子小学一年生。「今日から学校だったけど、どうだった?」「べつに〜」ガ〜ン。いやいやわたしが悪かった。質問が曖昧だから、答えようがないのだ、と反省。それにしてもこの少年、難解な言葉をいろいろ使う。どこで覚えたのかというと、DSやWii、iPhoneかららしい。昨日は「初めての給食はなんだった?」と聞くと、きちんと答えが返って来た。子どもにはちゃんと聞けばちゃんと返事が返ってくる。質問が曖昧であっても、別に」以外の言葉で返すのが大人のマナー、いや、マナー以前だ。(柴田)


●まにフェスで、カブトムシの幼虫を買った。SOY CMSで名を轟かせている日本情報化農業研究所さんのブースで。CMSのブースを想定していたが、カブトムシの販売ブースであった。甥らの教育に良いだろうと喜んで買ったものの、このイレギュラーな「カブトムシを持って帰る」というミッションに気をとられ、iPhoneや名刺入れを忘れることに。アラームやら鳩時計やらを仕込んでいて、とてもうるさい私のiPhone。5時すぎには鳴り始め安眠妨害になるため、保管してくれたF氏に申し訳ないと思っていたら、すぐに届けてくれて感謝感激である。


で、このカブトムシ。妹に連絡したら、いらないと言われてしまうわ、家人にも嫌がられるわで、私が育てることに。つがいにしなくて良かった。子供の頃に、キリギリス、鈴虫、カブトムシなどは飼っていたのだが、この幼虫は記憶にあった大きさ(直径3cmぐらい)より大きな5cmで、その存在感にゲッと言いそうになる。が、エイリアンやらプレデターやら(仮面ライダーやその敵やらも)を見るようなもんだし、動きが鈍いため(重要)、さほど気持ち悪くはなくなってきた。触るのはまだ無理だけど。調べると三齢幼虫らしくて、今月下旬から6月頃にかけて蛹になるらしい。育て方サイトを見ると、カビやらダニやらに注意と書かれてあってちょっと緊張。気がついたら成虫になっていたイメージなんだが。(hammer.mule)
http://insecta.me/beetle/%E7%84%A1%E8%BE%B2%E8%96%AC%E3%82%AB%E3%83%96%E3%83%88%E3%83%A0%E3%82%B7.html
無農薬カブトムシ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8B%E3%81%B6%E3%81%A8%E8%99%AB
Wikipediaのかぶと虫の項
http://www104.sakura.ne.jp/%7Erevenge/Kabuto/
カブトムシの育て方。フンは植物の肥料に良いらしい
http://itunes.apple.com/jp/app/cuckoo-kukku-jiu-shi-ji/id414022497
Cuckoo(鳩時計)

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