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写真を楽しむ生活

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2014年01月30日のアーカイブ

●「日本中 ムンクの叫び 綱の場所」という川柳。うまい! と言ってる場合ではない大相撲一月場所であった。稀勢の里が綱取りの初日に負けたときは、よし、これで緊張がとけたな、あとは連勝だ、と自分に言い聞かせ(自分が相撲とるわけではないのに)、2敗したときは、よし、あとは連勝だ、3敗したときは、以下同文、てなことが続き、あまつさえ途中で負傷して、終わってみれば来場所カド番とはあんまりではないか。チャンスになぜ勝てないのか、実力は横綱と同等なのに。そこでよく言われるのが、稀勢の里のメンタル面の弱さだ。どうにかならんものか。


たまたま読んでいたのが、堂場瞬一のスポーツ小説「独走」だった(実業之日本社、2013)。世界で戦えるポテンシャルを持つ高校生ランナー仲島と、彼を支えるためにスポーツ省が任命した元・柔道金メダリスト沢居、ふたりの主観がほぼ入れ替わりながら進展するストーリーである。


仲島には一つだけ決定的な弱点がある。それは、考え過ぎである。それで自信をなくしてしまう。ありあまる才能を持ちながら、メンタルの弱さで潰れてしまう選手は少なくない。大舞台で萎縮して本来の力を発揮できずに破れてしまったケースは数多い。仲島は「才能は最高。気持ちは最低」とさえ噂されている。ん? 最近そんな人いたな。


この物語では、日本にスポーツ省がある。これはと思う選手を囲い込み、生活をまるごと面倒をみる。機能的な宿舎、トレーニング施設、競技場を持ち、選手を純粋培養する。毎月必要充分以上の金を支給し、合宿や遠征の費用も省が負担する。選手は競技だけに集中すればいい。金メダルには巨額の報奨金を支給する。この管理・育成システムで育てられた選手はアマチュアであろうか。ほとんど公務員である。省はヒーローを作り上げ、さらに次のヒーローを発掘する自転車操業を続けている。そんな背景の中で、自己否定的な性格のひとりの若手ランナーと、戸惑いながらアドバイザーを務める男の苦闘が描かれる。


のめり込むようにして読んだ「ヒート」「チーム」などの競技シーンを期待したが、そういう話ではなかった。盛り上がらない。誰にも感情移入ができず、もやもやした気分で読み進めていると、米IT業界大手の会社が中心になって開催する総合スポーツ大会「UG」の開催が世界のスポーツ界に波紋を起こしている。ああ、先が読めてしまった。このアドバイスでメンタル面の弱さを克服! という話ではなかった。残念でした。稀勢の里は強い力士を相手に猛稽古に励むだけでいいんだ。それしかない。(柴田)


http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4408536342/dgcrcom-22/
堂場瞬一「独走」


https://twitter.com/sumokyokai/statuses/426893372213579776
稀勢の里 奇跡の塩まき 素晴らしい一瞬をとらえた写真


●2490号の続き。対応してくれた別の店員さんに、おススメを聞く。ショップの所在地名の入った豆や、聞いたことのない豆名が並んでいたのだ。でも詳しいわけではないので、味の傾向を聞かれてもピンと来ない。


開店セールで全品半額、600g以上買うとオリジナル麻エコバッグがもらえるとあって、200gのつもりが600g分買う気になる。豆だから冷凍すればしばらく保つ。自信のありそうな所在地名のもの(玉造ブレンド)、エチオピア産(イルガチェフェ ナチュラル)、ナンバリングのついているもの(1029ブレンド)の三種を買った。


レジで、ジョギング中に会話した店員さんに声をかけ、ジョギング中の〜と伝えたら、そうじゃないかと思ってましたと喜んでくれた。あなたの感じが良かったから来ちゃいましたとは言わなかったよ。


この店のサイトに行ったら、「産地視察に伴う臨時休業のお知らせ」が出てたよ。こだわってはるんやなぁ。豆から入れる機会が少なくて、開店時に買った豆が残っているから、再訪はしていない。が、香りといい味といい、とても美味しいので、なくなったら買いに行くつもり。


で、仕事がらサイトが気になって調べてみる。プロが作っているのがわかる。ロゴやインテリア、什器などセンスの良いものばかりだったので、ちゃんと発注されているんだなぁ。


IE6の人向けには、このサイトは対応していませんというページが表示されるようになっていた。が、そこに書かれてある問い合わせ先が、この店のものと違う。作った会社のメールアドレスなのかなと検索したら、また別のコーヒー豆屋さんが出てきた。それも東京の。こうなると好奇心が止まらない。(hammer.mule)


http://www.hirofumifujitacoffee.com/info/2014/01/post-7.html
ヒロフミフジタコーヒー

YouTubeで見つけました!

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