●毎朝「あらたにす」をチェックする。朝日、日経、読売のニュースや社説を読み比べできるサイトだ。社説の比較はおもしろい。読売は当然だが、日経もだいぶ与党に採点が辛い。民主党機関紙かと揶揄される朝日も、ときどき政府与党を批判するが、アフガン支援については日経、読売が小切手外交だと非難したのに対し、小切手外交という批判は的外れだと反論するように、与党の味方である。「選択的別姓法制化へと動くときだ」「東アジア共同体をともに磨こう」なんてまさしく与党に寄り添っており、23日にとうとう「外国人選挙権─まちづくりを共に担う」というとんでもない社説を掲載した。「多様な生き方を尊重する社会」とか「分権時代の地方自治を活性化させる」とか「よりよいまちづくりのための責任を分かち合う」とか、抽象的でノーテンキなことを並べ立て、だからに外国人選挙権付与の実現に踏み出せという。鳩サンそっくりの感情論で、朝日しては意外にお粗末、全文突っ込みどころ満載だ。参政権は日本国民固有の権利であり、こんな憲法違反の意見が出てくるのさえおかしい。「地方選挙権についても最高裁は95年、立法措置をとることを憲法は禁じていない」というのは、裁判官の単なる意見表明「傍論」(「暴論」と言ったほうがいい)があったというだけのことであり法的拘束力はない。最高裁の判決「本論」は日本国民以外に参政権付与を認めていない。朝日はじめ賛成論者のいう「最高裁が認めた」というのは詭弁である。この社説は説得力がなくお粗末きわまりないが、あえて穴だらけで出して来たのか、なにかの策略なのか。ただ筆者がお粗末なだけでしょうか。(柴田)
http://allatanys.jp/ あらたにす
http://www.asahi.com/paper/editorial20091123.html
「外国人選挙権─まちづくりを共に担う」11月23日付・朝日社説
http://blogs.yahoo.co.jp/hisao3aruga/30323226.html
「外国人参政権 地方に限っても禍根を残す」10月10日付・読売 社説はじつに正しい。読売サイトでは既に掲載されていないので、転載されたブログをさがした
●土曜日に「クリエイターのための法務対談スペシャル」開催。出演者のおひとりが入院されたということで、私が代打に。冗談だと思っていたら、セミナー開始すぐに呼ばれ、逃げるわけにもいかず……拍手までもらってしまった。出演者はお馴染み、おかだよういちさんに、行政書士の高木先生、「情熱の学校」エサキヨシノリさん。エサキさんは広告代理店出身ということで、高木先生の法務見解にプラスして、広告代理店の裏事情、危険な会話の流れや相手の対応などの話まで聞けてしまうお得なセミナーに。誰もいない会議室や、喫茶店に呼ばれたら要注意。おかださんはタイムリーにも(?)トラブル遭遇中なので、皆興味津々。わかるわかる〜あるある〜の連続。約2時間の濃い打ち合わせにはじまり、2時間のセミナーのはずが延長し4時間。この延長が特に面白かった。そして飲み会で2時間と計8時間の濃い〜時間を過ごした。トラブル事例を共有しつつ、経験値アップとして致命傷にならない程度の痛みを覚え、防衛していこうという話に。社内は固定電話がいいよねぇ、とエサキさん。個々人が携帯電話を持つから、何かトラブルがあったら座席を離れて応答してしまう。ない頃は、座席で青い顔して対応していたら、上司が気づき何があったか問いかけ、大きなトラブルになる前に解決したもんだが、と。(hammer.mule)