●消費社会研究家の三浦展が、読売の「新書解題」という欄で漢字偏重の社会を嘆いていた。そこに登場する新書はいずれ読むとして、筆者の述懐に非常に共感したのでわたしも同じようなことを書いてしまう。「実は私が本を出す時、一番うんざりするのが文字校正における表記の統一だ。」といい、たとえば「『今』か『いま』か、どっちにするのか、今か今かと編集者に迫られることもしばしばだ。」と笑える例をあげる。わたしが雑誌編集者の時代には、あまり表記統一にこだわらなかった。今思うと、編集者失格だ。メルマガを始めてから、表記統一がやたら気になる時期があり、意識して原稿整理したものだが、最近はまたルールが甘くなっている。久しぶりに作った紙の本、大学のサイクリングクラブ50周年記念誌(B5判、152ページ)はわたしのワンマン編集だったから、思い切り表記にこだわった。縦組みの数字表記はとくに悩ましい。洋数字と漢数字を独自のルールで使い分けたが、ルール決定まで何度も試行錯誤した。仕上がってみると矛盾があった。たぶんそれに気づく読者は一人もいないと思う。校正は、日本語に妙にうるさい妻(日本人だよ)に任せた。わたしが見落とした誤りや、わたしが書いたテキストの誤りを指摘されると、ちょっとムッとしたものだが、いいコンビだったと思う。(柴田)
●続き。パーマがかかりにくいのも美容室に行きたくない理由になっていて、後から来たお客さんが何人も先に帰っちゃう。4時間いることなんてザラ。じゃあパーマをかけなければいいんじゃないのと言われそうなんだけど、歳とってきて顔の輪郭がぼやけてきてしまい、私の場合、ストレートだとそれが強調されてしまうのだ(今回のカットでは、それがなかったのでびっくりした)。で、かかりにくいことを伝えたら、髪の毛に浸透させるパーマ液ではなくて、表面に作用するパーマ液なるものを使ってくれて、2時間半と大幅時間短縮。カットの方が時間かかっていたように思う。キューティクルがしっかりしている人は、浸透しにくいとか何とか言われた。知識がないので記憶違いしているかもしれないが、普通のパーマ液はアルカリ性で、このパーマ液は酸性とか何とか。このお店は何かと価格以上だなぁ。そういやタオルドライ時に地肌をがしがし擦って乾かされたりしなかったな。軽い話題が苦手な人みたいで、パーマの起源はエジプトで〜などという話になり、興味深く聞いていたのに、気を遣って、アシスタントの女性に何か軽い話題を提供しろと言っていた。真面目な話の方が面白かったのに残念。ウェルカムドリンクや、終わった後の肩マッサージはないし、サービスはさほど良くなかったけど(笑)、ちゃんと知識と技術を持ち合わせている人がいたら、また行きたくなるね。Webサイト制作でも、お客さんにアドバイスができ、技術があって、お客さんが求めている以上のものを出せたら、少々サービスが悪くてもいいんだ、と改めて思ったり。いや、サービスって何よ?(hammer.mule)
http://www.perm.or.jp/01/rekishi.html パーマの歴史