●秋だから純文学を読んだ。「曩時北町貫多の一日は、」という始まりでいきなりつまずく。「のうじ」とルビが振ってあるが、それでも意味がわからない。「さきの時。昔。」と辞書にある。他にも初めて見る難解な(アナクロな)表現がいくつか。でも読ませる文章だ。第144回芥川賞を受賞した西村賢太「苦役列車」である。単行本を読んで、あーあこういう恥ずかしい人生を他人事みたいに書くのが私小説という文学なのか、「辟易」ってこう作品を読んでいるときの感想に使うんだなと思った。選評や著者インタビューのある「文藝春秋」3月号を取り寄せて興味深く読んだ。「これほどまでに呪詛的な愚行のエネルギーを秘めた人間であれば、自傷か他傷か、神か悪魔の発見か、何か起きそうなものだと期待したけれど、卑しさと浅ましさがひたすら連続するだけで、物足りなかった」という高樹のぶ子の評に合点がいく。何かが起きるのが小説だと思うが、「確たる将来の目標もない、相も変わらずの人足であった。」で終わってしまう。破滅もないが好転もない。悪あがきだけだ。もっとも、何か起きたらこの小説は評価されないかもしれない。書き方は脚色しているが9割以上は実話で、ここに書かれたことより何倍もみじめだった。自分の恥も含めてすべてさらけ出して書く、それしかできない。小説にしがみついて生きている。これを書いていなかったら廃人みたいなものだ。筆者はそう言う。そうか、辟易を承知で他の作品も読んでみようか。そんな覚悟まだできないが。(柴田)
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●Wii版「ドラゴンクエストI・II・III」。あの「ふっかつのじゅもん」搭載。というより、そのまま移植した感じ。家人が昔やっていた時の「最強のじゅもん」とやらのメモを探し出し、入れてみたら王様の「よくぞもどった ○○○」メッセージが! 戻りました、戻りましたよ、約二十年ぶりの対面に感激。で、その「最強のじゅもん」はレベル21で、攻略本ではラスボス倒すにはレベル19からとあった。子どもの頃には21で倒せたかもしれないが、三度ほどやってもラスボスにすら会えない。どこが最強やねん。「ふっかつのじゅもん」はI、IIどちらも昔のものが使えたよ。あの頃、苦労してメモし、入力に手間取り、時には「ちがいます」と言われ、時には間違ったせいで大金持ちになったりしたのだが、カセット(ディスク)が違っても、年代が変わっても、使える呪文っていいもんだなと思った。今なら携帯にカメラついてるからメモは楽だし。付属冊子は、昔の本をほとんどそのままスキャンして作ったもの。文字が画像になっているため滲んで見える。特典画像の資料では、じゅもんの仕組みや、ロム容量節約のため、使えるカタカナ数の制限についても書かれてあった。魔法は、そのカタカナから組み合わせて作られた。Iではダイアログでの操作で不便なところが多く(階段の上で「かいだん」を選ばないと昇降できない)、IIではそれが少し改良されていた。今のダイアログ操作に慣れているから、Iでの不便さから随分改良されていったんだなぁと感慨深い。/ファミコン版、スーパーファミコン版、攻略本など、収録されているものすべて持っているくせに、Wii版まで買った家人に、気持ちはわかるがと思っていた。ネットで検索してみたら、このためにWii本体まで買った人がいたよ。(hammer.mule)
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1109/21/news034.html
初代「ドラクエ」の恐るべきタイムアタック動画。竜王逃げてー!
http://www.dailymail.co.uk/news/article-2040431
虹の端っこ見つかる
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