●「新潮45」のバックナンバーを読んでいたら、9月号でコラムニスト・テクニカルライターの小田嶋隆が「電子メールはあと2年で終わる」と書いていた。「最初に結論を述べれば、電子メールは、それが勃興したのと同じ理由で、滅びようとしている。
すなわち、無料であること、手軽であること、時間と空間の制約を受けないというまさにそのことによって、電子メールはノイズの巣に化けつつあるということだ。ノイズとはつまりエロであり、詐欺であり、無数のものほしげな宣伝活動だ。電子メールは、いまやその種の不快なノイズの巣窟になっている」
筆者は8個のメールアドレスを使い分けているが、これらのメールアドレスにやってくるメールのチェックが非常に重荷になっている。業界で最強と評判の迷惑メールフィルターを備えたメールソフトを導入しているが、まれに誤判断で重要メールを迷惑メールに振り分けられていたこともあったそうだ。
だから、緊急連絡の3割くらいはツィッターのDMに依存するようになったという。DMのほうが視認率も高いし、話もスムーズに進む。DMは相互フォローしている人間の間でしか交換できない。スパムの紛れ込む要素がほとんどない。
ネット時代の情報伝達の旗手・津田大介氏は電子メールから完全に撤退していて、主たる連絡手段をツィッターのDMに移行している。彼のようなやり方はまだレアケースだろうが、フェイスブックに移っている人もかなりいるらしい。
筆者は、早ければ2年、遅くとも5年くらいで電子メールは表舞台から姿を消すと見立てる。そのあとに何が来るかわからない。「いっそ何も来ないで、昔どおりの手書きの手紙に戻ってくれると良いのだが。そうすれば、普通の人は、誰もよけいな連絡をしなくなる。その方が暮らしやすいと思う。マジで。」
わたしも一日平均約180通のメールが届くが、そのうち150通は屑メールだ。迷惑メールマークがずらっと並ぶ。不快なノイズは容赦なく捨てるから、まだ我慢できる。メールは電話より無礼でもないし、効率的でクールだからきらいではない。
うっとうしいのはケータイの奴隷となった連中の存在だ。ケータイが通じない世の中になれば、普通の人は、誰もよけいな連絡をしなくなる(って、昔はそうだったよ)。その方が暮らしやすいと思う。マジで。(柴田)
●続き。『GTimeReport』で、たとえばGoogleスプレッドシートを選んだら、Google Drive上にシートができる。土曜日は黄色、日曜日はオレンジ、月・水・金はグレー、火・木は白の背景に項目名、曜日、日付、開始時間、終了時間、所要時間、メモが並ぶ。あとは好きに料理するだけ。
めんどくさがりなので、統計はQuickLog上でもいいと思っているし、いまは何より記録をとることが大事だと思っていて、「今からこれを集中してやり(他のことを割り込ませない)」「予想よりも早く終わったのか、遅くなったのかを毎回認識し」
「何が起きたのかメモしておき」「いつの間にか次の仕事をやっていた、つまり区切りなくだらだらやっていることのないよう」「つい休憩なしに何時間もやってしまい、終了時に倒れ込むことのないよう、体調管理を兼ね」「ほんとに家事や日常生活をする時間がとれなかったのか?」の検証のため。これが習慣になれば効果が見込めそう。模索してのアプリの浮気が、今度こそなくなればいいなぁ。 (hammer.mule)
http://www.gtimereport.com/ GTimeReport
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googleカレンダーの内容をExcelにエクスポート「GtimeReport」