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2013年03月21日のアーカイブ

●山本弘「UFOはもう来ない」を読む(PHP、2012)。現代日本に本物の異星人が降りてきたら、という設定で、「E.T」のようであり「幼年期の終り」のようでもある、ファーストコンタクトテーマの本格SFなのに娯楽小説。タイトルの意味は読み終えれば理解できる。また、何度も出て来て気になって仕方がない、異星人同士の会話の「女の子を食べる」の意味も最後でわかる。


主な登場人物はインチキなテレビ番組のディレクターと美人UFO研究家(ナイスなペア)、UFOカルト教団DSIの教祖(じつは天才的詐欺師)、京都の山中で異星人を確保した3人の少年、地球に不時着し取り残されたリップリング・ペイルブルー(異星人、女性、形状はタコ:登場”人物”ではないか?)など。ペアとその仲間、そして子供たちはDSIに拉致された異星人を奪還し、無事に宇宙に還すことができるのか。


科学的な記述は難解だけど、ストーリーはわかりやすく、スリリングで、お笑いで、少年たちはレトロな少年探偵団。筆者は「本当に異星人がいたとしたら、地球人の放送しているデタラメなUFO番組を観てどう思うだろうか──それがこの小説の発想の原点です」と語る。やらせ番組の仕組みや放送事情などの裏話や、豊富なUFO知識の展開はとてもおもしろい。終幕の、人類代表のペアと異星人との会見内容は感動的だ。


巻末に9ページにわたり小さな文字横組で「スターファインダーの生態と文明」という解説がついている。純粋に想像上の存在だが、知的生命体としてありうるように、可能な限り科学的に設定したという。科学的根拠をここまで示すSFも珍しい。ちゃんとは読まなかったけど。573ページもの長編だが、ストーリー展開はジュブナイル級で楽々読み進められる。面白かったー。(柴田)


http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569809146/dgcrcom-22/
山本弘「UFOはもう来ない」


●宝塚歌劇。『モンテ・クリスト伯』はチラシやポスターを見て、期待できなさそうだなぁと。悲劇や暗い話は心に残るけど、帰り道が楽しくないの。が、見ながら、夏休みにやれば良かったのに、ああそうか春休みなんだと思った。


収監されるところから始まり、少し遡って幸せの絶頂期と裏切り。そこに出てくるのが現代の高校生ら。演劇部に所属し、モンテより他のがやりたい〜と言っていたら顧問の先生から説明を受ける。ここは賛否両論だろうし、私も最初はどうかと思ったのだけれど、暗くなりすぎる舞台を明るく、あらすじの整理があって、これはこれでアリだなと。敵味方(罠)を訛りで分けたり、わかりやすい舞台になっていた。


最初の復讐をした後に「気分は晴れましたか(すっきりしましたか、爽快ですか、みたいなの)」という台詞を問いかけられるところが好きだ。原作読んでなかったから読みたくなった。(hammer.mule)


http://ja.wikipedia.org/wiki/モンテ・クリスト伯
ってこれ巌窟王ですがな! 巌窟王は読んだぞ、子供文庫で。
http://kageki.hankyu.co.jp/revue/correlation/j324.html
公演案内
http://ja.wikipedia.org/wiki/銀色の髪の亜里沙
少女版『岩窟王』? あ、なるほど
http://www.tohostage.com/montecristo/index.html
ワイルドホーン音楽のを宝塚でやると最初思ってた。花總まりは見たい

YouTubeで見つけました!

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