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写真を楽しむ生活

写真が好きなすべての人に役立つ情報クリップ。写真展情報は"日本最強"!

2013年03月22日のアーカイブ

河井蓬写真展「寺の猫たち」


桜井善茂写真展「福島潟」


和田ユタカ写真展「掌編─そこに私がいる─」


会期:3月23日(土)〜4月2日(火)
会場:コニカミノルタプラザ ギャラリー(東京都新宿区)
http://www.konicaminolta.jp/plaza/schedule/2013march/gallery_a_130323.html
http://www.konicaminolta.jp/plaza/schedule/2013march/gallery_b_130323.html
http://www.konicaminolta.jp/plaza/schedule/2013march/gallery_c_130323.html


田島さゆり写真展「鏡像の祖国─アルゼンチンの日系人たち─」


会期:3月19日(火)〜4月1日(月)
会場:新宿ニコンサロン(東京都新宿区)
http://www.nikon-image.com/activity/salon/exhibition/2013/03_shinjyuku.htm#03


京都造形芸術大学通信教育部写真コース卒業制作展


会期:3月23日(土)〜3月25日(月)
会場:新宿ニコンサロンbis21(東京都新宿区)
http://www.nikon-image.com/activity/salon/exhibition/2013/03_bis.htm#08


鈴木敦子写真展「red letter」


会期:3月25日(月)〜3月30日(土)
会場:森岡書店(東京都中央区)
http://moriokashoten.com/


第8回写真「1_WALL」展


会期:3月25日(月)〜4月18日(木)日休
会場:ガーディアン・ガーデン(東京都中央区)
◇公開最終審査
日時:4月4日(木)18:00〜20:30
審査員:秋山伸、鈴木理策、土田ヒロミ、姫野希美、増田玲
入場無料、要予約(TEL.03-5568-8818)
http://rcc.recruit.co.jp/gg/exhibition/gg_wall_ph_201303/gg_wall_ph_201303.html


玉川竜写真展「absolutely anonymous by Ryu Tamagawa」


会期:3月22日(金)〜4月4日(木)日休
会場:QUALIA JUNCTION(東京都中央区)
http://www.qualiajunction.com/index.html


第6回秋山庄太郎記念米沢市写真文化賞入賞作品展


会期:3月23日(土)〜4月7日(日)土日開館
会場:秋山庄太郎写真芸術館(東京都港区)
会期:一般700円、学生500円、小中生300円、65歳以上500円
http://akiyama-shotaro.com/


植田正治 生誕100周年記念 特別展覧会「初源への視線(まなざし)」


会期:3月19日(火)〜4月14日(日)
会場:代官山蔦屋書店(東京都渋谷区)
http://tsite.jp/daikanyama/event/001645.html


三宅砂織「Found」


会期:3月13日(水)〜3月31日(日)月休
会場:TRAUMARIS|SPACE(東京都渋谷区)
http://imaonline.jp/ud/exhibition/5147dace1e2ffa233b000001


ALLES – Anne Schwalbe Photo Exhibition


会期:3月23日(土)〜4月7日(日)
会場:POST(limArt)(東京都目黒区)
http://imaonline.jp/ud/exhibition/5139546d1e2ffa7da8000001


マリオ・ジャコメッリ写真展


http://syabi.com/contents/exhibition/index-1807.html
http://www.parco-art.com/web/other/exhibition.php?id=532
会期:3月23日(土)〜5月12日(日)月休(祝日の場合は翌日休)4/30臨時開館
会場:東京都写真美術館(東京都目黒区)
入場料:一般1000円、学生800円、中高生・65歳以上600円


夜明けまえ 知られざる日本写真開拓史 北海道・東北編


会期:3月5日(火)〜5月6日(月)月休(祝日の場合は翌日休)4/30臨時開館
会場:東京都写真美術館(東京都目黒区)
入場料:一般500円、学生400円、中高生・65歳以上250円
◇パネルディスカッション「明治期天災記録写真と写真技術」
日時:4月6日(土)18:30〜20:00
http://syabi.com/contents/exhibition/index-1801.html#event


アーウィン・ブルーメンフェルド「美の秘密」


会期:3月5日(火)〜5月6日(月)月休(祝日の場合は翌日休)4/30臨時開館
会場:東京都写真美術館(東京都目黒区)
入場料:一般800円、学生700円、中高生・65歳以上 600円
http://syabi.com/contents/exhibition/index-1803.html


渡邊卓人写真展「起きて 撮って 寝る」


会期:3月25日(月)〜3月31日(日)水休
会場:monogram(東京都目黒区)
http://monogram.co.jp/gallery/index.php


喜多村みか写真展「Einmal ist keinmal / my small fib」


会期:3月20日(水)〜3月31日(日)水休
会場:THERME GALLERY(東京都目黒区)
http://www.thermegallery.com/


植本一子個展「夏秋冬」


会期:3月22日(金)〜3月27日(水)
会場:commune(東京都世田谷区)
http://gallerycommune.blogspot.jp/2013/02/mar-22-fri-mar-27-wed.html


Annette Kelm


会期:3月23日(土)〜4月20日(土)日月祝休
会場:タカ・イシイギャラリー(東京都江東区)
http://www.takaishiigallery.com/jp/archives/7530/

ペンタックスリコーファミリー千葉支部展


会期:3月25日(月)〜3月31日(日)


フォトサークル写遊展(写真)


会期:3月26日(火)〜3月31日(日)
会場:船橋市民ギャラリー(船橋市)
http://www.f-bunspo.or.jp/gallery/exhibition

2012年度ヤング・ポートフォリオ


会期:3月23日(土)〜6月23日(日)火休
会場:清里フォトアートミュージアム(山梨県北杜市)
入館料:一般800円、学生600円
http://www.kmopa.com/

林佑紀写真展「Garve Gravity」


会期:3月24日(日)〜3月31日(日)
会場:gallery 10:06(大阪市北区)
http://gallery1006.com/next-exhibition/garve.html

モノクロが好きだ。の巻


齋藤 浩


ここ一年ちょっと、趣味の写真はほとんどモノクロフィルムで撮っている。それまではカラーが当たり前で、モノクロは教育用とかノスタルジーを演出するための手段、みたいな認識だった。


ところが、である。


二年ほど前、ひょんなことから憧れのカメラ、ライカM3と50ミリレンズを手に入れたのだ。まずカラーで撮ってみたところ、現代のレンズのような鮮かさには欠けるが、階調の美しさに目をみはる結果となった。


そうこうしてるうち、そのレンズは(当時ポピュラーだった)モノクロフィルムを前提に設計しているということに気づき、ためしにネオパンSSで撮ってみたところ、仕上りのあまりの美しさに腰を抜かしたのだった。


それ以来、すっかりモノクロにハマってしまったオレなのです。


モノクロの魅力をひと言で表すのは難しい。なんでもアリもいいが“色彩を用いずに表現せよ”というルールはとても楽しいし、こうした条件があってこそ創意工夫する余地が生まれる。


いわゆるクリエイティビティが刺激されるってやつか。


また撮影の際、ファインダーに捉えた世界から脳内で色彩を取り除き、モノクロームの世界をイメージしてからシャッターを切る。この行程のおかげで、かなり納得のいく写真が撮れるようになった気がする。


仕上がりをイメージしながら制作する。これは写真だけでなく、すべてのクリエイティブにおいて基本だ。


しかし、自動化された世の中ではつい忘れがちになってしまう。それを改めて意識できるのがモノクロの醍醐味だと思う。


上達を体感できる自己克服型創造遊びの、最もシンプルなもののひとつが、モノクロ写真なのではなかろうか、てなことを考える今日この頃なのである。


そもそも情報過多な昨今、色彩がそこまで重要か? とも思う。ビビッドな世界の中では逆にモノクロームの方が目立つし、目的に対し色彩に必然性がないのであれば、それを排除した世界のほうが、惑わされずに本質が伝わる。


もともとカラー写真は爆撃対象を確認するための軍事技術であり、つまり、説明を目的として開発されたという経緯がある。


人はめんどくさいことが嫌いだ。つまり本能的に説明を嫌う。努力も嫌う。説明されたことはすぐに忘れるし、その意味を知ろうともしない。しかし、自分で興味を持った物事は忘れない。


モノクロ写真は色彩を見る者の想像に委ねる。


例えばリンゴの写真を見せられると、自分の記憶の中におけるリンゴの赤を想像する。


自分でそうしようと努力するのではなく、見た瞬間、自分が今までに見たリンゴの中で最も美しい赤を思い出し、その写真にあてはめてしまうのだ。


純粋な階調だけで表現された形態や質感に、受け手の記憶が組合わされる。


すべてを語らないこと。一部を受け手に委ねることで、そのビジュアルはより印象に残るものとなる。


もちろん、色彩だけでなく露出や構図なども含めて言えることだが、強い写真というものは、だいたいそんな構造なのではなかろうか。


さて、いざモノクロ写真を撮ろうとした場合、モノクロフィルムで撮影するというのが最初に思いつく方法だろう。オーソドックスかつ確実な手段である。


これ以外にも、デジカメで撮ってモノクロ変換したり、カラーフィルムをモノクロに焼いたり、なんて方法がある。


しかしこれを実行するとなると、甘えとの戦いになる。


デジカメだと「すぐに確認できるからいいや」。カラーだと「後でモノクロに変換できるから、とりあえずカラーで撮っておこう」。


こういった気持ちを抑え込むだけの強い意志のある人は問題ないが、オレの場合、基本的に隙だらけの性格なので、ついつい甘えてしまう。


その結果、緊張感がなくなり、必然性のない写真になってしまう場合が多い。


しかし、デジタル全盛の今はその方法が当たり前だし、今後モノクロフィルムの入手が難しくなったらそうせざるを得ないだろう。


たしかに色彩を主軸として構成したつもりの写真でも、モノクロ変換してみたら意外とイケる、なんて発見もある。


実際、撮影時の印象をイメージしつつ現像ソフトをいじくる行為は、暗室作業と同じくらいタノシイし、クセになるほどオモシロイと言える。


とはいえ、フィルムがあるうちはフィルムで撮る方が、気持ちに隙ができない分いい写真が撮れるような気がする。


あくまで気がするだけですけどね。


【さいとう・ひろし】saito@tongpoographics.jp
http://tongpoographics.jp/


1969年生まれ。小学生のときYMOの音楽に衝撃をうけ、音楽で彼らを超えられないと悟り、デザイナーをめざす。1999年tong-poo graphics設立。グラフィックデザイナーとして、地道に仕事を続けています。

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