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写真を楽しむ生活

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●小野不由美の500枚書き下ろしドキュメントホラー「残穢」を読む(新潮社、2012)。字面からいっていやな感じがする。怖い話である。語り手の作家とは作者自身であろう。首都近郊にある賃貸マンションに越したばかりの女性から、その部屋になにかいるような気がする、という話を聞く。これが発端で、怪奇現象の原因を調べるため、7年間にわたる土地の過去を遡る彼女らの旅が始まる。


正直、半分くらいまでは地道な聞き取り調査の話ばかりでかなり退屈であった。投げ出そうかとも思ったが、我慢してストーリーを追って行くと、次第に恐るべき過去の因縁話になってきて、そこでやめたら後味が悪すぎるので完読した。


「死はある種の穢れを生むのかもしれない。特に強い無念を残し、怨みを伴う死は『穢れ』となる。だが、それは本来、無制限に残るものではないし、無制限に感染するものでもない。穢れに触れる我々も、呪術的な防衛は行なう。死者を供養し、土地を浄める。だが、あまりに強いためそれでも残る何かがあるとしたら」


穢れが浄め切れなかったそこには、残余の穢れ「残穢」が残るのではないだろうか。その穢れに触れると伝染する。住民の移動によって次々に汚染が広がって行く。これは事実でも理論でもない。だがそう考えると平仄があう、と作者は書く。いわば作家の妄想のようなものだが、それは真実かもしれないと思う。後半には、平山夢明、福澤徹三というこの分野では有名な作家も登場する。話は巨大になり広範囲に拡大する。有名な怪異のルーツとも関係があるようだ。


怪異は土地に憑く。恐ろしい仮説だが本当ではないだろうか。わたしは結婚してから三度、家を変えた。すべて新築である。戸建ては二度とも妻の設計だ。その土地は両方とも昔は田んぼだった。その前は知らない。いまのマンションの土地は流通会社の倉庫だった。それより昔は知らない。このマンションから転出する人は少ない。怖い噂もない。どうやら怪異に会わなくてもすんだ一生であった、といえるだろう。それにしても、最近わけあり事故物件が人気だとかいうけど、やめといたほうがいい。  (柴田)


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残穢


●続き。記念展に展示されていたポスターによると、初演の頃は、一番安い席が300円だった。いまでも宝塚って安いなぁと思う。宝塚大劇場では、休憩30分を挟んだトータル3時間を、2,000円で見ることができる。一番高い席は1万円を越えるが、入手難なので、8,000円が上限と考えてもいいぐらい。震災による建て替え前なら、千円以下で見ることができた。生オーケストラつきで、舞台上には約80人いるというのに。


座席は、少々後ろになってもセンターブロック、またはサブセンターブロックをおススメ。初めて見る人には、ショー付きの二本立てを勧めたい。お芝居が良くない作品でも、ショーは楽しめるだろうから。一本ものでも、いま宝塚大劇場で公演の始まった星組『ロミオとジュリエット』はぜひ。フィナーレで羽根も背負ってます。といっても、今回のはまだ見ておらず、初演の梅田芸術劇場のものを見ただけ。初演よりバージョンアップしているはずなので、楽しみ!


友人と出かけ、帰りに買い物(買い出しと私は言っている)をして帰る。仕事にまったく関係のない話をしながら過ごす時間が、ストレス解消方法なのだ。(hammer.mule)


http://kageki.hankyu.co.jp/revue/330/index.shtml
ロミオとジュリエット。宝塚で7/8まで、東京は7/26〜8/25

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