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●夢枕獏の6年がかりの長編、380ページの単行本で4冊のボリュームとなる「宿神」を読む(朝日新聞出版、2012)。平安時代の終焉を見とる人間、きらびやかで巨大な桜が散ってゆくのを見届けるために、天が地上につかわした西行という人間の物語。その裏物語に宿神という“もののけ”を据えたのが夢枕獏の真骨頂である。


ワンセンテンスが短く、改行が多く、会話も多いからページの文字密度は高くない。すいすい読める。人名をはじめ難解な漢字のルビが頼もしい。ほぼ3日で一冊のペースで読み進めた。極楽、極楽、この時代(平安末期〜鎌倉初頭)はまことにおもしろい。


西行といえば、俗名佐藤義清、鳥羽上皇に北面の武士として仕えたが、23歳で出家し生涯を旅で過ごした人物、歌集に「山家集」がある。「願はくは花のしたにて春死なんそのきさらぎの望月のころ」は有名。その程度は誰でも知っている。


だが、本書の義清は弓も馬も巧みで鞠の上手、歌に秀でたエリートである。西行は漂泊の歌人といった風流人ではなく、「平家物語」で知られる貴族と武家の権力闘争の範囲内に身を置きながら、「西行という坊主は自然の風や水の様なもので敵でも味方でもない」と平清盛に言わせたように、野心がなく、どちらの勢力にも組せず自然体でやり過ごし、誰からも一目置かれる人物である。


西行は生涯の友・清盛から「おれがぬしを見ていてあやうく思うのは、ぬしの、その気性のどこかに、滅ぶるものに魅かれてゆくところがあるところじゃ」と、老いてからも後白河法皇から「滅んでゆくものの味方をことさらしているようじゃ。滅んでゆくものしか、そなたは愛せぬのではないか」と見抜かれる。


西行自身、「この世のものすべてが、いずれ滅ぶものではないか。この世のものすべてが、散る桜だ。その桜を自分は愛した」と考える。西行は時代の滅びの現場に多く立ち会って来た。桜が散って行くのを見届ける役目としての西行、なんというすばらしい設定だ。


宿神とは、ものの気配として存在する神、もののけはい、もののけである、いう。「宿神」の裏ストーリーとなっている、という。宿神を見える人もいる(義清も、待賢門院璋子も)。感じる人もいる。だが、そこにあるだけで何もしない。怪異現象はない(夢枕獏らしくない)。宿神を媒介とした人間関係の説明につかわれているだけのような気がする。まあいい。実在したきわめつけの怪しげな者たちを配した、とてつもなく面白い物語だから。漂う無常観も味わい深い。”積ん読”だった白洲正子の「西行」を読むことにした。(柴田)


http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4022510021/dgcrcom-22/
宿神


●続き。スターターセットには、ペン本体、替芯、ペンのキャップ2つ、スターターノート、充電用USBケーブル、コマンドが印刷されているステッカー2枚と説明書がついていた。


ノートの紙質に馴染めなかったらどうしようと、以前後記に書いたが、ドットペーパーPDFがダウンロードできるようになっていた。好きな紙に600dpi以上のカラーレーザープリンターで出力したら使えるらしい。


使い始めるには、livescribeのアカウント作成から。パソコンのブラウザを立ち上げ、書かれてあるURLにアクセス。メールアドレスや任意のパスワード、国と職業を入れる。次にEvernoteとの連携認証。そしてアクティベート。ここではじめてペン本体の電源を入れる。と、コードが出てくるので、これを入力。ペンについているディスプレイでは一度に表示できず、流れていくので先にメモした方がいいかもしれない。好きな名前をペンにつけられるので、40文字以内で入力。続く。(hammer.mule)


http://www.livescribe.com/ja/
公式
http://www.sourcenext.com/product/pc/oth/pc_oth_000897/
日本での販売代理店、ソースネクストのページ


http://www.livescribe.com/ja/support/wifi-smartpen/howto/print_dot_paper.html
ドットペーパーPDF

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