●佐藤守「金正日は日本人だった」(講談社、2009)を読む。表紙は小泉首相と金正日の握手している写真。いやはやキャッチーなタイトルとビジュアルからはキワモノ、トンデモ系の臭いがするが、筆者は元自衛隊空将で情報活動に従事していたというので、半ば期待して読んでみたら、極めておもしろかった。多くの情報、資料をもとに分析した結果、ニセ金日成のパルチザン神話の捏造を主導し、金日成の権力固めの基礎作業においてもっとも功績のあった革命家・金策は、大日本帝国陸軍の残留諜者・畑中理であり、金日成の2番目の妻・金正淑が生んだ金正日の実の父親である、という驚愕の推理が導かれたという。金日成が偽物であることはよく知られているが、まさかその息子が血のつながりがないとは。金策の任務は朝鮮半島を反共の砦とすることであった。金日成を動かして朝鮮戦争を仕掛け、アメリカ軍によって半島を占領させることにより、ソ連による赤化を防止しようとする帝国陸軍の戦略だったのではないかという仮説にはわくわくする。小泉電撃訪問の真実や、アメリカが既に北朝鮮に深く食い込んでいるという根拠など、後半はスリリングでおもしろすぎる。しかし、イントロもエンディングもそれぞれ謎の老人が登場し、非常に重大なサジェスチョンを筆者に与えるという構成がちょっと出来過ぎで危ない。金正日は「ラ王」や大福、草餅が大好きで「ラバウル小唄」が得意だという。ちょっと親近感を持ってしまう。本当に日本人かも?(柴田)
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●iPhoneマガジン。コンビニで買えば、BEAMSコラボのiPhoneスタンドつき。どんなスタンドなんだろうと見に行ったつもりが、創刊号だからと買っちゃったさ。スタンドそのものは、プラスチック製のシンプルなもの。BEAMSのURLが大きく入っている。縦置きはできない&分厚いケースの人は使えない。雑誌の中身は、iPhone版ファイナルファンタジーI・II開発特集、使っている人たち(有名人+街での取材)のおすすめアプリ、ジャンル別・着目別おすすめアプリ、アプリ実験室、iPhoneで動画を見る、などなど。アプリ実験室の「Blowerの風力で消火活動はできるのか」が面白かった。セクシーアプリ特集は、女性セミヌードの男性向きのものばかりで、男性セミヌードはなかった。トレーニングものだったかをiTunesで調べていて、関連アプリ欄に、どう見ても女性向きではない男性セミヌードアプリが並んでいたのを思い出したのだ。/そういやアプリの写真集は、ほとんど女性セミヌード。CMしているんだし、SMAPのものとか出せばいいのにね。若手特撮ヒーローとかさ。アドオンで一年間画像追加しますとか、ビンゴゲームとか、その日しか表示しない画像つきだと解約も防げるかもしれないよね。アプリだし、ちょっとしたゲームやその人の声で起こしてくれる&注意喚起してくれるアラーム機能とか、ニュース配信機能とか。iモードサイトの代わりになるなぁ。/Flash CS5で直接iPhoneアプリ書き出しができるようになるので、アプリの数は急増するはず。 (hammer.mule)
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