●テレビドラマをいくつか見ている。年末の「JIN-仁-」の最終回には呆然とした。南方は必ず現代に戻って、正体不明の人物と胎児のような腫瘍の謎が解明されると思いきや…。南方の頭痛やら写真の恋人の像が消えて行くやら、さんざん思わせぶりな演出のあげく…。とにかくタイムスリップものは辻褄を合わせるのが大変だが、お手並み拝見と楽しみしていたのだが、みごとになんにも解決されぬまま幕。ここまで無責任な終わり方は珍しい。映画で見てくれってことだろうが、じつにあざとい。だが、内野聖陽の龍馬はよかったね。さて、木曜日が充実している。20時から、学園書道部ドラマ「とめはねっ!」、転職業界ドラマ「エンゼルバンク」、山崎豊子ドラマ「不毛地帯」と23時頃まで続く。犬の散歩時間は「とめはねっ!」のすぐ後しかない。土曜日は百人一首時代劇「咲くやこの花」、職場とリストラのドラマ「君たちに明日はない」。そして日曜日は「龍馬伝」。なんと6本中NHKが4本も。NHKは大嫌いなんだが。マンガが原作が2本。「とめはねっ!」はマンガのイメージをキャストに重ね合わすと、主要の5人の高校生はいまひとつかわいくない。「エンゼルバンク」の生瀬勝久は違うだろうと思うし、ウエンツ瑛士はどんなドラマに出てもウソっぽい存在感なのはなぜだ。「不毛地帯」は、何を考えているのかわからない唐沢寿明と小雪はともかく、ほかの役者がみんなうまい。「龍馬伝」は豪華キャストのはずだが、香川照之だけが悪目立ち。くわしくはまた。 (柴田)
http://www.tbs.co.jp/jin2009/「JIN-仁-」
http://www.nhk.or.jp/drama8/tomehane/「とめはねっ!」
http://www.tv-asahi.co.jp/angelbank/「エンゼルバンク」
http://www.fujitv.co.jp/fumouchitai/index.html「不毛地帯」
http://www.nhk.or.jp/jidaigeki/sakuya/「咲くやこの花」
http://www.nhk.or.jp/dodra/kimiasu/「君たちに明日はない」
http://www9.nhk.or.jp/ryomaden/「龍馬伝」
●演劇研究者の間で、宝塚歌劇は評価が高いと聞いた。日本に行ったら観たい舞台のナンバーワン。日本の伝統から前衛まで観てもらって、一番印象に残ったもの、気に入ったものはと聞いたら、皆一様にタカラヅカ。良い意味で「クレイジー」らしい。女性だけの舞台(演出ほかは男性も)で、オーケストラ生演奏(生なので失敗はある。良い場面でトランペットがかましたり……)、もうすぐ100という、ここまでの知名度と歴史と商業成功は世界で考えてもオンリーワン。大作一本ものが多いけど、やっぱりお芝居1時間半、ショー1時間の二本立てがいいなぁ。両方とも痛い公演なんてないし。まぁ作品がつらい時は、スターさんを見て楽しめばいいし。といってもベテランが減ってきているので、熟成期間は必要だろうなぁ。光と色の洪水、宝塚ならではの体験ってあるよ〜。/お芝居だけを挙げると今からは、カサブランカ、ハプスブルクもの(ハプスブルクの宝剣)、赤十字思想誕生150周年、虞美人(項羽と劉邦)、紅はこべ、相棒(TVの)、紫子(とりかえばや異聞)、ハムレット、ホセとカルメン、シャルル・トレネの若き日、ネルソン海軍提督、国際的な捜査機関もの、近未来ファンタジーなど。/「ハプスブルクの宝剣 魂に宿る光」のラストは蛇足。そっちに持っていかなくていいのに〜。/Pocket Informantが期間限定で800円。ハイチに寄付するそう。このアプリ、しばらくトラブっていたのだ。(hammer.mule)
http://kageki.hankyu.co.jp/revue/
公演予定
http://www.pocketinformant.com/products_info.php?p_id=pocketinformant_iphone
Pocket Informant