●今度は「選択的夫婦別姓制度の導入」だと来た。民主党は、マニフェストに掲げたことさえ満足に実現できないのに、またもやマニフェストに載せていない政策(しかもとんでもない内容)を実現すると言う。1983年に選択的別姓を導入したスウェーデンで何が起きたか。雑誌「明日への選択」によれば、離婚率は50%(対婚姻件数比)を超え、平均的な婚姻年数はわずか10年。事実婚を含めた同棲カップルが非常に多いのが特徴だという。20歳から24歳のカップルに限れば、同棲が61%を占め、既に結婚は多数派ではなくなっている。毎年生まれる新生児の約半数が非嫡出子、その非嫡出子の95%は同棲カップルから生まれている。その結果、家族形態は当然複雑なものになる。都市部を例にとると、多い順に母子家族、再婚同士の夫婦とそれぞれの連れ子で構成される混合家族、普通の家族、父子家族だという。日本人からすると想像を超えた家族形態ではないか。この事実を推進派はほとんど触れないが、日本をそのような国にしようというのか。加えて、非嫡出子への遺産の法定相続分を嫡出子と同一にするという。なんという非常識。よほど日本の伝統的で穏健な結婚観や家族観を憎む勢力の思考であろう。日本という国を、修復不能なかたちに変えてしまう危険な法律を、国会議員の多数決で成立させていいわけがない。(柴田)
●引っ越しで遠くなってしまったレッスンスタジオ。片道5分から40分に。年末年始を挟み、予定が多くてなかなか再開できなかったのだが、今月から再開。初日は体中ばきばき。夜のうちに足の付け根やお尻が痛くなり、翌日は太腿や背中、お腹が筋肉痛。外出していたのだが、だんだんと痛みが増し、階段の上り下りが困難に。四日間引きずったでござる。翌週は翌日まで、翌々週は当日のみ。人間の体って凄いわ。引っ越しやら生活の変化やらで、ヘビーになったつもりでいたが、実はなまっていたのね。毎日やったらかなり変わるんだけどなぁ。バレエは楽をしようと思えばいくらでも楽にはできる。おりる時は頭の上からひっぱられているように、上にのびる時は足を地面に突き刺すように。おりる時に全部がおりてしまうと(座ってしまうと)、休憩できちゃうし、次に上に行く時に、一度下がったものを持ち上げる力が必要となる。よいしょっという感じ。だからおりる時は全体重が下に行ってはいけない。のびる時に体を上にと思うと、肩や胸、顎があがってしまう。ゆったり優雅に見えるバーレッスンだが、たとえば空気椅子をしているようなハードさがある。男性にも良いと思うんだけどなぁ。タイツなんてすぐに慣れると思うし、誰も気にかけてくれない(他人のことまで気にしてあげられない。自分のことで精一杯)って。(hammer.mule)