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2010年07月08日のアーカイブ

2010-7-8

2010/07/08

●「真摯にうけとめる」とか「遺憾の意」とか、けっきょく何も言っていないのと同じような言葉は、ある場面では言ってはならぬという習慣ができるとよい思う。こういう包括的に曖昧な言葉は、相手があるときは使用しないほうがいい。と、かつて書いたことがある。だが、相変わらず頻繁に使われているいやな言葉だ。「遺憾」とは、思い通りでなく残念なこと、残り惜しく思うこと(岩波国語辞典)である。これだけである。だが、「遺憾の意を表する」となると、三省堂国語辞典には、(自分のしたことに対して)釈明する、(相手・第三者のしたことに対して)軽い非難の気持ちをのべる、とある。感覚的にはよくわかる。でもその程度だろう。強い意味の謝罪や非難の言葉ではないはずだ。ところが、自分が謝罪すべき場面で「遺憾だ」などと他人事を装って言う、輩がいる(国がある)。じつに腹立たしい。一方で、今年5月、仲井真沖縄県知事は、鳩山首相と会談した際に「名護市辺野古沿岸に移設するという趣旨については大変遺憾だ」と発言した。裏切りに対して強烈な憤慨を表すべきときに、殆ど空気のような軽い言葉を使った。これでは非難の気持ち通じない。やっぱり公式の場で遺憾は使ってはイカン。昨日の「ナニコレ珍100景」で、老人の「孫にランドセルを買ってやった」という発言が字幕では「買ってあげた」となっていた。問題な日本語だ。NHKでは口蹄疫を「口てい疫」と書く。口蹄疫が一日も早く終息して、この違和感ある表記も消えることを祈る。(柴田)


●ある企業の工場に行ってきた。営業所は別にある。入り口は商品が積み上がっていて、フォークリフトで移動中。その操作をしている年配の男性が、挨拶とともに用件を聞いてくださって、受付を済ます。その親切さ、笑顔、爽やかさがとても印象的。この男性だけかと思ったら、すれ違う人が皆、大きな声で挨拶をしてくださる。エレベーターの中には5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)と社是。事務所の人たちも丁寧で親切。とても気持ちがいい。同じ仕事ならこういうところに頼むよね。生き残る会社ってこういうところだと思う。/うちのマンションではほとんどの人が挨拶をする。しない人の気持ちもわからないでもない。挨拶をしても返さない人の気持ちはわからないけれど、返されなくても気にしない自分がいる。学生さんらは自分からはなかなか挨拶をしないが、されたら大きな声で堂々と大人より良い挨拶をする。明らかに挨拶慣れしてる。挨拶の声が小さい自分としては、見習って大きな声を出せるようになりたい。自分が歳とって「おばちゃん化」して良かったなぁと思う原因のひとつが、エレベーターで同乗した人に躊躇なく話しかけられるようになったこと。昨日乗って来た若い男性には、パジャマ姿の幼稚園ぐらいの女の子と、もう少し小さな男の子の「パパ、いってらっしゃい」。聞くと、起きている時はいつでもエレベーターまで送ってくれるのだそう。最高! 「今だけだと思うんですけどね」と照れながら話してくれたよ。 (hammer.mule)

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