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写真を楽しむ生活

写真が好きなすべての人に役立つ情報クリップ。写真展情報は"日本最強"!

2010年12月14日のアーカイブ

羽幹昌弘写真展「とうもろこしの人間たち グァテマラ1981〜2008」


http://www.nikon-image.com/activity/salon/exhibition/2010/12_ginza.htm#03
会期:12月15日(水)〜12月29日(水)
会場:銀座ニコンサロン(東京都中央区)


山地としてる写真展「ブタとおっちゃん」


http://www.foiltokyo.com/gallery/exhibitions/buta/buta.html
会期:12月15日(水)〜12月26日(日)
会場:フォイル・ギャラリー(東京都千代田区)


マグナム・フォト東京支社創設20周年記念写真展「50の情熱」


http://www.ricoh.co.jp/dc/ringcube/event/magnumphotos.html
会期:12月15日(水)〜1月16日(日)火休
会場:RING CUBE(東京都中央区)


エドワード・スタイケン写真展


http://www.tokinowasuremono.com/index_j.html
会期:12月15日(水)〜12月25日(土)
会場:ときの忘れもの(東京都港区)


M/I/T/A[4]EXHIBITION 中村彰宏「wonderland」


http://therme.exblog.jp/14998327/
会期:12月15日(水)〜12月19日(日)
会場:テルメギャラリー(東京都目黒区)


伊藤昭一写真展「迷鳥」


http://www.wawon.jp/
会期:12月15日(水)〜12月19日(日)
会場:ギャラリーわをん(東京都北区)

鳥越章夫写真展「光画風景II」〜デジタルプリントで描く光の風景展


http://kanack-hall.jp/cgis/exhibit.cgi?PerformPlaceCategoryNo=15
会期:12月15日(水)〜12月19日(日)
会場:かなっくホール ギャラリー(横浜市神奈川区)


「初秋の鎌倉花散策」展示会


http://www.kanafuji.net/shonan/
会期:12月15日(水)〜12月20日(月)
会場:フォトサロン横浜(横浜市旭区)

京都デジタルフォト研究会 第5回写真展「京 花・樹・そして街並」


http://www.nishiri.co.jp/topics/gallery/
会期:12月15日(水)〜12月21日(火)
会場:京都ぎゃらりい西利(京都市東山区)


平城遷都1300年記念 入江泰吉賞受賞作品展


會津八一と奈良の写真家 -工藤利三郎・小川晴暘・入江泰吉-


http://www1.kcn.ne.jp/%7Enaracmp/tenran_next.html
会期:11月20日(土)〜12月23日(木)
会場:入江泰吉記念奈良市写真美術館(奈良市)
観覧料:一般500円、高大生200円、小中生100円(高校以下、土無料)


中村吉夫 第4回奈良写真展「尾瀬・裏磐梯の四季」


http://www1.kcn.ne.jp/%7Enaracmp/nakamura.html
http://www.f6.dion.ne.jp/~yosikayo/
会期:12月15日(水)〜12月20日(月)
会場:入江泰吉記念奈良市写真美術館一般展示室(奈良市)

所幸則 Tokoro Yukinori


ファインアートフォトグラファーって大変。こう書くと、なんが大変なんだろうとみんな思うかもしれない。いや、むしろ今の日本の状況を考えると、このテキストを読んでる人達から、俺達だって大変なんだぞ! と怒られそうです。すいません! [ところ]はとりあえずあやまっておきます。


2008年秋に個展「渋谷1 Second瞬間と永遠」を渋谷で開催して以来、ファインアートで生きていこうと頑張って活動している。しかし、日本ではファインアートフォトの市場はまだ狭く小さい。そこで、欧米やアジアなどにもアピールしようと考えfacebookも始めた。facebookのことは以前も書きました。


現在フレンド数3,090人、ファンページは1,959人。
国別内訳をざっくり書くと
アメリカ:400
フランス:300
イタリア:150
スペイン:150
イギリス:100


その他は各20〜80で、日本、アルゼンチン、ドイツ、メキシコ、ポルトガル、トルコ、カナダ、ベルギー、タイ、ギリシャ、スイス、コロンビア、インドネシア、マレーシア、ブラジル…………そして世界中からメッセージが届く。


今、これを書いている間に、スイスのギャラリーからの難解な英文が来ている。フランス語エリア在住の人のメールの中には、英語のスペルミスも多く、それにともなうストレスも多い。


個展の打診もあれば、オリジナルプリントの値段の問い合わせ、プリントを是非見たいから送ってくれというギャラリーからの依頼もある。だけど、みんな国民性に違いもあるから、対応はひととおりではすまない。


コミュニケーションが上手くいかず何度もやりとりしたり、熱烈なメッセージがあったかと思うと、一か月近くなにも返事がなかったりした例もある。英語をはじめイタリア語、フランス語、スペイン語が話せれば、電話してコミュニケーションを取れるからかなりストレスが減ると思うんだけど、語学に強くない[ところ]は本当に大変。世界中からメールが来るのは、じっさい嬉しいことなんだけどね。


「PARADOX -上海1second-” 所幸則 SoloExhibition」も、個展にこぎつけるまでも本当に大変だった。この分野に専門の日本人が間に入っていてくれたにもかかわらず。中国では時間の流れるスピードも違えば、優先順位も考え方もぜんぜん違った。
http://www.tokoroyukinori.com/exhibition/PARADOX_ShangHai_1second/


2008年秋に展「渋谷1 Second瞬間と永遠」から一年ぐらいは、日本でいくつか声がかかっただけなので、抱えていた事案は3〜4件だった。その後、2009年9月から一年近く、夢中で世界のあちこちを撮り続けていたからだろうか、いろいろなコミュニケーションエラーに気づく暇もなかった。


日本に戻るとさまざまなことが起っていて、いまその対応に追われている。相手は建設会社、グッズショップ、役所、病院、コンサルティング会社、もういままで直接話したこともない、いろいろな人間とやりとりしている。


“第一期所幸則”の時の相手は、出版社、広告代理店、いろいろな企業の広報室など。多少やり方は違ってはいても、みな同じ業界といってもいいようなもので、喋る言葉も、優先順位もだいたい同じだったので非常にシンプルだった。


今の相手は[ところ]の世界と全く違うのであった。もちろん、それを望んだのは[ところ]自身ではあるんだけれど。そして、想像した以上に評価は高くて個展の依頼もあるのだが、収入より先に支出ばかりで本当にきつい。


アートで生計をたてること自体、普通の家庭に生まれ育った人間には無理だ、そう言われていたことは知っている。かつて、土門拳は著書で貧乏人は写真を撮るなといったようなことを書いている。事実、1909年生まれの彼の時代は、カメラ自体が非常に高額だったということもあるから出た言葉だろう。お金にならないことを職業にしたら不幸だと言ってる、と学生時代の[ところ]は解釈していた。


現代を代表する写真家の一人であるロバート・フランクも、写真でお金にする気もない、というようなことを言っていたとキュレーターから聞いたことがある。彼は1924年生まれ。土門拳の時代より15年もあと、そして日本ではないアメリカだ。当時の日本よりは遥かに裕福な国アメリカでもそうなんだ。


考えてみると、日本で絵描きになる、アーティストになる、と子どもが親に夢を語っても、やはりもう少し地道に生きなさいと言われるのが圧倒的多数だと思う。


そして、それだけ大変な世界だからだろうか、経歴も詐称すれすれのようなプロフィールが少なくない。グループ展と書かずに、フランスのギャラリーで個展をやったかのような表記。


例えば、写真展「◎△◇ photoExhibition ◎△◇」GALERIE ◎ la ◎△◇(日本人が知らない街名・フランス)とかね。お金を出せば誰でも参加できる100人規模の団体展でも。日本じゃわかるはずないから、写真展のタイトルとNYという表記で自分を大きく見せたり、その手のも多い。みんな必死なんだけど、どうにかならないんだろうか。[ところ]が硬いのかな? 正直じゃない表記を見るとやるせない気持ちになってしまう。


それだけファインアートフォトグラファーとして生きるのは難しいことで、それを承知で[ところ]も頑張ってはいるんだけど。どこまでやれるかわからないが、前のめりに生きたい。いい兆しは沢山あるしね。実際きついけど……。


来年の3月には、メールのたびに必ずお天気の話から始めるギャラリストとの個展が決まった。ユナイテッドキングダム(UK)北アイルランドの首都ベルファスト。[ところ]は最初、まったく知らなかった地名なのでどうしようとか思っていた。


いろんな人から聞くと、世界でも最大級の写真の美術館があるだとか、貴重な写真のコレクションをスゴイ量もっているらしいとか、個展を望んでも手続きが大変なんだとか、これは上海のキュレーターに聞いた話だけど。しかも、会期中ベルファストに滞在したいというと、公的機関の助成金を申請して、ほとんど[ところ]に負担なくしてくれるように動いてくれたりもしている。宿泊は知り合いの家に一か月、ホームステイしていいそうだ。


イタリアとはやりとりの真っ最中、中国でも何か所かで個展の企画が進んでいる。アメリカでもそう。外国ばかりかよ、という人のために、安心してください。渋谷でも動きがあります。ハチ公の……ごめんなさい。まだ内緒です。ほんとのところはっきりしてからね!


そのかわり、ひとつニュースを! iPhoneのケースに[ところ]の渋谷シリーズが加わりました。死んだ双子の弟の作品も一つだけ出しました。とりあえず3Gと3GS用ですが、他にも色々出します。楽しみにしてくださいね。
http://designgarden.jp/tokoroyukinori/


[ところ]のfacebook
http://www.facebook.com/yukinori.tokoro
[ところ]のfacebookのファンページ
http://www.facebook.com/pages/Yukinori-Tokoro/134631276574216


どちらも[ところ]の作品が好きな人はリクエストしてください。[ところ]のwebサイトリニューアル中、日英中のトリリンガルにします。


【ところ・ゆきのり】写真家
CHIAROSCUARO所幸則 http://tokoroyukinori.seesaa.net/
所幸則公式サイト  http://tokoroyukinori.com/

『アートで生きる』トーク・イベント


http://www.joshibi.net/outreach/gsgp/
今年4月、アートにかかわる18人のインタビューが集録された書籍『アートで生きる』(美術出版社)が出版されました。今回、写真という表現を介して様々な立場で実践する笠原美智子氏、竹内万里子氏、編者の杉田敦氏による、トーク・イベントを開催します。本書での取材から約3年の年月を経た今、各人が感じる“イメージの現在”について討議を行います。刻一刻と変化する様々な事象を踏まえながら、イメージそのものについて深く再考する場を創出します。


日時:12月19日(日)15:00〜17:00
会場:東京都写真美術館 1階アトリエ
入場:無料(予約制)サイト参照
パネリスト:笠原美智子(東京都写真美術館事業企画課長/明治学院大学非常勤講師)
竹内万里子(写真批評/京都造形芸術大学准教授
杉田敦(美術批評/女子美術大学教授)
主催:美術出版社、女子美術大学大学院GP

YouTubeで見つけました!

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