●興味深い新聞広告を見た。「約8割の子どもたちが解約を望むサービスを、これからもドコモは提供し続けます。」というドコモの決意を表明した一面広告である。警視庁の広報資料によれば、一昨年も出会い系サイトに関連して子どもが巻き込まれた事件の99.3%は携帯電話から起きていて、過去5年以上ほぼ変わらないという。携帯電話がこれほどまで普及し、子どもも使うようになった今、あの手この手でやってくるケータイトラブルのすべてを、子どもの判断だけで回避することなどできっこないから、サイトへのアクセス制限をするしかない(本当はサイトへのアクセスができない携帯電話にすればいい)。フィルタリングに関する子どもの意識調査では、絶対解除してほしいが45.9%、できれば解除してほしいが31.1%もあった。ドコモは子どもたちにどんなに嫌がられても、このアクセス制限サービスを続けるという。エライと思ったが、青少年インターネット環境整備法でフィルタリング機能の搭載は通信会社に義務づけられているのだから、改めて宣言する必要はないのだ。思うに、フィルタリングの提供義務を果たさず、違法状態を続けるソフトバンクのiPhoneを標的にしているのであろう。アップルとソフトバンクは総務省から改善を求められたが、早急に対応すべきは通信会社ソフトバンクである。でも、子どもとケータイについて、一番真剣に考えなければならないのは親である。そして、一番頼りにならないのが親である。親に任せず法規制した方がいいのかも。 (柴田)
●ぺんてるの水性顔料ボールペン、「テクニカノック0.35」が好きだ。まず0.35ミリという極細なところ。手帳に細かな字を書くのに向いている。一度メモした事項の隙間に追記する時にも役立つ。細いから、字も綺麗めに見える。細いのに線が途切れたり、ボールの動きががたついたりしない。ノック式なので、キャップを落とすことがない。キャップをはずす手間がないということは、片手で完結するということ。ただし、何かに当たってペン先が出ることもあるので、ポケットに入れる癖のある人には向いていない。軸が細すぎないところも良い。105円という安価なものだが、グリップ部はエラストマーがはめ込まれている。欠点はどのペンでも同じだが、クリップ部分が途中で折れること。リフィルを交換して使い続けているので、寿命と諦めればいいのだが、使えるものだからついそのまま利用してしまう(自宅用となる)。なくしても悔いのない価格だと思っているのに、一度もなくしたことはない。このリフィルが使える、耐久性のあるボディ、万年筆みたいなのを作ってくれないものだろうか。このペンを使いはじめたのは数年前で、今はもっと良いのが出ているかもしれない。もらいもののペンが大量にあるのに、それらは使わず、このペンのリフィルを箱買いして使い続けている。 (hammer.mule)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001CR3RDM/dgcrcom-22/
テクニカノック0.35
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2011-1-19 http://tinyurl.com/4ouqr3e
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2011-1-19 http://tinyurl.com/4ouqr3e
通りすがりなのですが、私はこの広告は数字詐欺だと思いますよ。
現実にそういった事件が多発しているなら問題でしょうが、昔とそう変わらないんじゃないでしょうか。こういった事件に、電車が使われている確率が99%というのと同じことで、もし携帯にインターネット機能がついていなかったとしても、携帯は99%の確率で使用されるでしょう。携帯がそれだけ普及しているというだけの話です。
そして問題なのがフィルタリングという機能なのですが、現在フィルタリングというのは、そういったサイトの特徴(こういう配色のサイトが多い等)を登録して、それをアクセスできなくしているだけなので、政府の公的サイトすらフィルタリングされているのが現状です。その上、本当に青少年を巻き込みたいサイトというのは、デザインを変えればいいだけなんですね。アドレスもそうです。ただの住所なので、引っ越せばいいだけですし、それどころか公的なサイトですらアドレスは中古のアドレスを使ってたりします。
年齢別の制限のところに、有害サイトなどはアクセスを制限というところに※2で、
「特定のカテゴリに該当するサイトとして、ネットスター株式会社より提供されたURLデータベースに登録されているURL情報に基づき中略内容を個別に確認し、アクセスを制限するものではありません。」とあります。内容は関係ないというのはそういったところを指しているんですね。
18禁サイトに興味のない子供にしてみれば、フィルタリング機能は必要な情報すら排除するだけの機能であって、解除してもらいたいのは当然でしょう。
そして18禁サイトにアクセスしたい子にとっては、フィルタリングされても他の方法はある上に、別に問題ないんですね。いくらでも逃げ道があるので。
実際、私は成人ですが、メール受信は携帯アドレス以外のアドレスからはすべてブロックして、登録したクーポン等のドメインだけ許可しているのですが、それでも迷惑メールは携帯アドレスを利用して届きます。例えば、「メアド変えました」等のメールを装ってです。まったく知識がなければ引っかかるのではないでしょうか。そういった説明をせず、フィルタリングがされているから迷惑メールなどこない、と思い込むほうが危険です。
つまりこのフィルタリングが守っているのは、誤って18歳未満に使用されてしまったときに責任をとりたくない企業を守っているだけで、実際の子供たちにとっては自分たちの意見を社会が無視し、話をきいてくれないという結果しかありません。
その上、フィルタリングされているからという変な安心で、親の目を逃れる子供もいるでしょう。
単語登録をしたとしても、女子高生のギャル文字に見られるように、子供たちは独自の言葉を次々に生み出していくので、無駄だと思います。
そういった説明をせず、政府はフィルタリングソフト開発に税金を投入しているのですが、はっきり言って無駄金だと思います。というか、無駄だとわかっていて使っていると思うので、ただの詐欺です。
子供たちとちゃんと向き合うことだけが、問題の解決方法だと思います。