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編集後記………2月17日(月)

2014/02/17コメント

●「そして一番重要なことは、ノモンハンにおいてもニューギニアにおいても、兵士たちの多くは同じようにほとんど意味を持たない死に方をしたということだ。彼らは日本という密閉された組織の中で、名もなき消耗品として、極めて効率悪く殺されていったのだ。」


「暴力団つまり国家における軍事を日本に見た場合、滑稽なのは自衛隊です。日本は、平和のための大戦略はもつことはできても、戦略は成立しえない国です。なぜなら、その防衛論はウソの上に成り立ち、ウソの大戦を考える。これはフィクションの国家ではないか。まるで昭和前期の国家です。当時それを歴史的に証明したのが、人類史上最大の敗戦ノモンハンであったはず。」


こんなことを書いたり言ったりしていたのは、誰あろう、司馬遼太郎だ。明治まではともかく、昭和を憎悪していたことと、陸軍悪玉・海軍善玉論者であることは知っていた。そこには違和感があったのだが、いわゆる「司馬史観」なるものがもたらす害悪には気がつかないでいた。福井雄三「歴史小説の罠 司馬遼太郎、半藤一利、村上春樹」という本を読んだ(総和社、2013)。司馬遼太郎という作家の正体、司馬史観というものの実体が鋭く暴かれていて、じつに読み応えがある。

「司馬史観では、日本が大東亜戦争に敗れたという結果論から、昭和史および日本の近現代史を暗黒と破滅の時代であったとする、否定的な見方でとらえている。(略)この史観にこれまでどれほど多くの日本人が呪縛され、影響されてきたことであろうか。村上春樹もその例外ではなかった」。じつは、冒頭の一文は村上春樹「辺境・近境」からの引用である。ほとんど司馬遼太郎ではないか。


そうはいうものの、司馬遼太郎の小説は問答無用に面白い。第一期の全集に収録された作品は「評論随筆集」以外は全部読んだ。講談を聞いているような心地よい語り口に魅了され、手に汗握るストーリー展開にのめりこんだ。まるで鳥瞰図を見るような小説世界から、自分がちょっと頭が良くなった錯覚まで与えてくれるのがうれしかった。かつて、関西まで往復する機会がやたら多い時期があったが、いつも司馬遼太郎の文庫本を数冊持って行った。何度も読んだのは「関ヶ原」だった。


「戦争をしかけられたらどうするか。すぐに降伏すればいいんです。戦争をやれば100万人は死ぬでしょう。レジスタンスをやれば10万人は死にます。それより無抵抗で、ハイ持てるだけ持って行って下さい。向こうが占領して住みついたらこれに同化してしまうがよい。それ位柔軟な社会を作るのが、われわれの社会の目的じゃないですか。」イヤハヤ、これは、昭和44年・文藝春秋12月号・梅棹忠夫との対談から。上から2番目の引用は昭和52年潮出版社・小田実との対談から。も一度イヤハヤ、司馬がこういうトンデモ人物とは知らなんだ。


この本の全体を貫く最大のテーマは、ノモンハン事件というものは司馬史観においていかなる位置づけでとらえられているのだろうかというもの。ノモンハンのとらえかたが、日本の近現代史を理解するうえでの一つの分岐点になるという。司馬遼太郎、半藤一利、村上春樹は共通する考えなので、このタイトルになったのだろう。わたしはノモンハンをまったく知らない。つづく(柴田)


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「歴史小説の罠 司馬遼太郎、半藤一利、村上春樹」


●家事の際に、録画しているドラマとか、WOWOWオンデマンドなんかをiPhoneでかけている。音声だけで画面は見ていない。オーディオブックをかけることもある。すると気が紛れるのだ。退屈なルーティン的家事だと、やる気が起きないけれど、耳から刺激があると気にならなくなる。


仕事の環境も変えた方がいいのかも。新しいBGMを積極的に仕入れてみようか。椅子と机の高さが合っていないような気もする。電車の座席の高さが一番合っているように思う。仕事用の椅子では、かかとがべったり床についた状態にならない。椅子を低くするとひじの角度が狭くなってしまう。


広い机の上に何もないのが理想。モニタや周辺機器すらなくしたいぐらい。ペン立てすら引き出しにしまう。書類は、手を伸ばせば届く横や後ろの本棚や引き出しの中に。


たぶんこれは、最初の職場である銀行で躾けられたせいだと思う。鉛筆一本、紙一枚でも机の上に置いて帰ってはいけないのだ。あ、宿題をダイニングテーブルでやっていたからかも。宿題が終わったら、そこは食事スペースになるからしまわないといけない。(hammer.mule)

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