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2015年06月11日のアーカイブ

■ところのほんとのところ


展覧会の準備と写真集の制作と


所 幸則 Tokoro Yukinori


●「PARADOX─TIME アインシュタイン・ロマンスをめぐる冒険─所幸則写真展」


7月1日から開催される大型個展「PARADOX ─TIME アインシュタイン・ロマンスをめぐる冒険─ 所幸則写真展」(ESPACE KUU 空 大正大学 五号館1F)。テーマは1セコンド〜アインシュタインロマンへの流れです。詳しくは次回。
http://taisho-kuu.tokyo/paradox/

PARADOX─TIME アインシュタイン・ロマンスをめぐる冒険─所幸則写真展

PARADOX─TIME アインシュタイン・ロマンスをめぐる冒険─所幸則写真展


キュレーターの太田菜穂子さんにはこのように書いてもらいました。


|Curator Statement|
都市の時間、現代における時間への考察へのお誘い


過去から未来に向かって流れ続ける時間、私たち人類はその時間の運動の中で、一瞬たりとも休むことなく、ひたすら“その先へ”と突き動かされて生きてきました。


それは千年前の百年前も同じこと、ただ21世紀が過去の時代のどれとも圧倒的に違うのは、その場に存在している時間への認識が恐ろしいほど希薄になってしまったことです。


現代人の多くは、SNSの過激なまでの急速な進歩の波の中、目の前よりも他の何処かの時間に関わることに大いなる神経を使わされています。


一体、私たちは何に急かされ、“今、ここで生きる”という唯一の確かな時間との関係性すら、放棄しようとしてしまったのでしょうか?


本展覧会は、人間の支配を超えたこの存在、「時間」について、写真を起点に多角的にその本質に迫ってみたいと考えました。


「時間」へのキーワードを整理し、テーマを投げかけるのは、所幸則。1秒間に3回のシャッターを切る「One Second」という手法で、都市における時間の姿を捉えた写真家です。


彼の問いかけにさまざまなジャンルのクリエイター、アーティストたちが応えるという展開で今回の展覧会は進行します。時間という制約、時間という空間、そこでどのように写真とアートが呼吸をするのかを、皆さんと共有したいと考えています。


写真家を起点とし、複数のクリエイター、アーティストを招いて展開する今回の試み、アーディエンスの反応がなによりも重要なポイントになるはずです。この挑戦にもっとも重要な役割を担う当事者として、どうぞご参加ください。心よりお待ち申し上げます。


【何かを学ぶためには、自分で体験する以上にいい方法はない】
アルベルト・アインシュタイン


●タブロイド誌の制作と写真集の造本と


この展覧会用にタブロイド誌を作ることになって、[ところ]はよろこんでいたのだけれども、いわゆる小さめの新聞で8P、内容を決めて埋めていかなきゃならない。


太田さんや僕の文章で1P、作品で2Pは埋まるとしても、写真ばっかじゃタブロイドとしてつまらないので、一緒にコラボレーションをする音楽家、ダンサー、舞台監督、渋谷を撮った時に世話になった建設会社の人、雑誌の編集長、建築家、絵描き、写真家、キュレーター、コレクター、そしてファンにも連絡のつく限りコメントを頼んでみました。


急なことだし、半分ぐらいは断られると思ったので50人くらいに出したら、断る人がいなくて、紙面を埋めつくつくさんばかりだ。編集者って大変だなあと、今更ながらにわかった[ところ]でした。


そして写真集も同時進行。蒼穹舎と詰めの話し合いをした結果、A4変形横長かB4変形横長で、100ページは軽く超える。B4で100ページ越えなら、今時なかなかない【奇書】みたいなものだといわれました。制作費も倍近くかかる。


だけど「アインシュタインロマン」は明らかに大きいほどいい。本屋にもあまり置かれないという可能性は高い。発行部数を半分にしてもA4の1.8倍はかかる。B4の変形横の写真集は手製本で一冊1500円〜1800円もかかるのだそうだ。


なんとか、ここからファンディングが伸びて欲しい。B4で出さないと……記憶に残る本にしたいです。よろしくお願いします。
< https://greenfunding.jp/lab/projects/1083 >


ちなみに超大型プリントによる展覧会もはじまります。二度と見れないサイズだと思います。ぜひ来てください。


●超大型プリントによる展覧会 所幸則「アインシュタインロマン」


〈H.P.FRANCE WINDOW GALLERY MARUNOUCHIより、所幸則「アインシュタインロマン」の開催をご案内申し上げます。走行中の新幹線の車窓からシャッターを切り、流れゆく風景をカメラに収める所幸則。


切り取られる一瞬の中で、被写体となる物は容易に形を変え、日常では感じ得ない“危うさ”を画面に漂わせます。緊張を孕んだ静謐な世界観を、この機会にぜひご高覧ください。〉


会期:6月19日(金)〜7月30日(木)11:00〜21:00 日祝11:00〜20:00
会場:H.P.FRANCE BIJOUX
東京都千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング 1F
http://www.hpfrance.com/bijoux/


〈これは僕が少年の頃からのスーパースターであるアインシュタインの特殊相対性理論へのオマージュである。僕が生きている間には光に近い速度で地上を走りながら写真を撮る事はとても不可能だろう。せめてもの可愛い挑戦として300Kmで走る新幹線から撮る事で、一部の人には伝わるかもしれないというささやかな試みである。所幸則〉


オープニングレセプション:6月19日(金)19:00〜21:00
大口俊輔(音楽家)と樋笠理子(バレエダンサー)によるイベント


【ところ・ゆきのり】写真家
CHIAROSCUARO所幸則 < http://tokoroyukinori.seesaa.net/ >
所幸則公式サイト  < http://tokoroyukinori.com/ >

YouTubeで見つけました!

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