●イラストレーターの田中靖夫さんとライターの田中弘子さん夫妻が、アート誌「黒白」を創刊した。英語のブラック&ホワイトをもじった誌名で「こくびゃく」と読む。A5判モノクロ80ページ。橋本治のエッセイ「なぜ書くか」を巻頭に、漫画家の日野日出志のインタビュー、写真編集者ロバート・スティーブンスが紹介するイヴォンのパリ写真、田中弘子の写真「荒川4丁目界隈」、田中靖夫のSCULPTURAL DRAWINGS、そのほか詩、短歌、習字、書評、映画評、展覧会評など、一見ばらばらのようだが、「アート」で共通する多様なメニューが並ぶ。全体に古き良き時代の同人誌みたいなデザインで、活版の本のような懐かしい感じもする。後記に田中弘子さんが「アナログ時代の編集者がデジタル一色になった編集技術に、いちいちため息をつきながら作ったアナログ雑誌である」と書く。わたしは、この田中編集長の下で、印刷、写真、広告、デザインの季刊特集誌の駆け出し編集部員だった時期がある。写植や活字のアナログ時代である。物静かだが仕事には厳しい方で、ずいぶん叱られながら学んだことを思い出す。「黒白」の日野日出志のインタビューは、当時からインタビューの名手として知られた田中さんによる。なつかしい切れ味だ。500円。問い合わせはtanakinc@nn.iij4u.or.jp (柴田)
http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/2010/12/16/images/b%26w.jpg
●「はやぶさの 五倍もかけて ローン終え」。今年のマネー川柳大賞作品だ。「百均は 高すぎますと ドルが言う」「つかめない 仕事と夢と 3D」「ギリシャから 飛び火は聖火 だけにして」「妻の愚痴 減って感じる 真の底」「20代 ゆとり世代に ゆとりなし」などなど。明るいネタはないんだよなぁ。「探し物 埋蔵金と レアアース」「電子本 ヘソクリ隠す 場所を変え」。趣のある「猛暑日の 名残を残す 電気代」「地デジにし 一つ昭和が 消えた部屋」は好き。買ったことないけど、毎年この時期は妙に気になる「チチチレレレ 心で唱え ジャンボ買う」。今年こそは買ってみるか? と迷いつつ、気がつくと発売時期が過ぎているんだよね。(hammer.mule)
http://regist.orix-mail.net/cd/senryu/award/
受賞作品紹介
http://www.takarakuji.mizuhobank.co.jp/topics/
24日までなんだって
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