●岡田秀文「太閤暗殺」を読む(2002、光文社のちに文庫化)。なにかを検索しているときにひっかかってきた、10年前の第5回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作品だ。「ようやく授かった我が子・お拾にすべてを譲り渡したい……太閤秀吉は、実の甥である関白秀次を疎ましく思い始めていた。危機感を抱いた秀次の側近・木村常陸介は、大盗賊・石川五右衛門に太閤の暗殺を依頼した! 迎え撃つ石田三成と前田玄以の秘策とは?」という設定には期待がふくらむ。じっさい、非常に面白かった。本格時代劇にして本格ミステリーという謳い文句だから、脱出不可能なはずの牢から五右衛門がどう逃げ出せたのかというエピソードがミステリーなのか。それにしてはスケールが小さいと思っていたら、じつはこの太閤暗殺プロジェクトには仕掛人がいた、というのがミステリーであった。主人公の一人・前田玄以はいわば生真面目な探偵役だが、常陸介や五右衛門と相対し裏をかかれっぱなしである。だが最後にようやくプロジェクトの真相をつかむ。五右衛門の伏見城攻撃の顛末は、ミッション・インポシブル的でおもしろい。結末を明かすわけにはいかないが、史実からいえばこれしかない。読者と登場人物の殆どすべては、最後までみごとにあの男に騙されたのであった。太閤暗殺テーマでは、司馬遼太郎の「梟の城」があったがすっかり内容を忘れている。全集を開いてみると2段組で280ページもある。正月に読むか。/今日の読売新聞が1ページ全面を使い「巨人軍・本社の主張」なるものを掲載している。これは「広告」かと思ったら「特別面」だと。増税やTPPなどで一方的な煽り記事を書くうえに、巨人軍・読売の一方的な主張かい。どうでもいいよ、そんなこと。購読をやめたくなった。(柴田)
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●先週末にメガネの中央、鼻の上の部分がつっと折れた。ポキッでもパキッでもない。シャーペンの芯より軽く折れて、まっぷたつ。100均で瞬間接着剤を買ってしのごうとしたが、やはり100均であった。接着部分が小さくぐらつき、安定しないので接続できず。古い眼鏡を出してきたが、微妙に今の視力に合っておらず、色で遠近が出る。ベタ塗りなのに、奥行きがあったりする。こりゃまずい。使い捨てコンタクトを持っているが、コンタクトを長時間つけての細かな作業はつらい。当日はもちろん、翌日も目や頭が痛くなる。今週末には買いに行く予定だが、よくよく考えてみると、ド近眼故にレンズは取り寄せになるはず。二週間ぐらいかかるかも。アロンアルファも買ってこよう……。自分へのクリスマスプレゼントっつーわけですかな。超薄型レンズにしても分厚くなってしまい、選べるフレームは限定される(フレームからレンズがはみ出す)。見つかったフレームが似合っていても、レンズを入れると、眼鏡の部分だけ顔の輪郭が小さくなり、目も小粒になって、全然合わなくなったりする。ケント・デリカットさんの逆バージョンさ。/目が大きくなる眼鏡の開発ってどう? メーカーさん。度は入っていないのに、微妙に目が大きく見える眼鏡。ディファイン効果(黒目が10%up)や、目が大きくうつるプリクラみたいなやつ。/眼鏡依存色収差錯視を試してみた。もう最初から色によって奥行きがある。「顔を向けた方向に蜘蛛の巣が動いて見える。遠視なら反対方向。」とあるが、逆に動くから、古い眼鏡は遠視矯正が強いってこと? 「色変化ふにゃふにゃカーペット」なんかだと、正面から見たってジャバラに見えるよ。色の変化は書かれてあるのと同じ。 (hammer.mule)
http://goo.gl/GhRzA
Google画像検索「ケント・デリカット 眼鏡」
http://ja.wikipedia.org/wiki/ケント・デリカット
今のいままで「見当違い」とは知らなんだ
http://www.sankeipro.co.jp/KentDerricott.html
どっかの映画監督みたい
http://acuvue.jnj.co.jp/product/define/promo/eye_proportion/
ワンデー アキュビュー ディファイン
http://markezine.jp/article/detail/4789
120%デカ目革命
http://picup.omocoro.jp/?eid=831
プリクラの「目を大きくする機能」の有効性について
http://www.kinsi.net/kaihuku/contact.html
そう、視野も狭くなる。眼鏡も重い
http://www.psy.ritsumei.ac.jp/%7Eakitaoka/cabberation.html
眼鏡依存色収差錯視。