●青山繁晴「ぼくらの祖国」を読む(扶桑社、2012)。この本でとくにページを費やして語っているのは、3.11被災直後の東北・福島第一原発事故の凄惨な現場、硫黄島の声なき声、メタン・ハイドレートの可能性の3点である。その中でも圧巻だったのは、わたしが殆ど知らなかったのは硫黄島(いおうとう)の話だ。なにしろ、今までいおうじまだと誤って思い込んでいたのだから(クリント・イーストウッドの映画でもIwo Jima)。
硫黄島では2万1千人の将兵が戦って約2万人が玉砕した(米軍の死者はそれを上回る)。そして、信じられないことだが、未だ約1万3千の遺骨が祖国に帰っていない。さらに、硫黄島は日本の国土であるにも関わらず、日本人は許可なしでは上陸できない。国家のそれら理不尽な扱いは、現在も自衛隊、海保、在日米軍が使っている飛行場の滑走路に理由があった。
なんと、米軍は戦闘の真っ最中から、日本兵の亡骸を収容することなく、弔うことなく、その上にコンクリートを流し込んで滑走路を造ったのだ。日本に返還された後、直ちに滑走路を引き剥がし、すべての遺骨を収集して故郷に帰っていただかなければならない。それがなされなかった。アリバイのように約2割を剥がし、一部の遺骨だけを収容しただけだった。
その事実を突き止めた筆者は、ねばり強く防衛省に交渉し、奇跡的に上陸と島内の自由行動の許可を得る。そこで見たもの、聞こえてきた声なき声とは……読みながら涙が止まらない。戦争は悲惨だ、それだけで済むのか。2009年、防衛省はいったん滑走路を引き剥がすことを決め、1億円の予算がついた基礎調査が終わったが、いまその計画は立ち消えになっているという。北朝鮮拉致被害者を取り戻せないのと同様、ぼくらの祖国って…。(柴田)
●新iPadが出た。iPad3になるかと思いきや、MacBookやiMacのように形や中身が変わっても、同じ前のままでいくのね。ディスプレイがきれいなのはいいなぁ。iPad2やiPhone 4Sの倍早いらしい。初代iPadはあるけど欲しくなってきたよ。うーん、Adobe CS6も欲しいし、MacBook Pro(Mid 2009。書いてて驚いた。3年前とは)が遅くて物足りなくなってきたから買い替えたいし。どれも経費であり自己投資なんだけど、違うバージョンのを持っているから、なかなか踏み切れないのよね。
iOSの5.1が出た。日本語版Siriが使える。au版iPhoneでもFaceTimeやiMessageが使えるようになったらしい。設定へのURLスキームは使えなくなったらしい……。ええええーーー! Wi-Fiのオンオフが便利なのに。外出していて、ほっそーい回線を掴んだ時、オフするために必要なのに。なんだか脱獄する人の気持ちがわかるかも。ま、とにかくSiriとの出会いのため、アップデートだ! 使えないアプリが出てこようと気にしないぜ、と思いきや、ネットでトラブルを見つけたので迷ってるところ。au、softbank、単体アップデート、iTunes経由、無線、有線関係なく出てるみたい。バックグラウンドアプリを消すと良いとか、残り電力のせいだとか、情報錯綜中で原因不明のまま。(hammer.mule)
http://www.apple.com/jp/ipad/ iPad
http://www.apple.com/jp/ipad/compare/
初代との比較はなし
http://japanese.engadget.com/2012/03/07/new-ipad/
基調講演
http://www.appbank.net/2012/03/08/iphone-news/380625.php
アプリのURLスキームは可能
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/iPhone/1331171895/
掲示板
http://iphonech.com/archives/53541371.html
iOS5.1へのアップデートで林檎ループに陥る人が多数出現
http://uramayu.typepad.jp/blog/2012/03/ios51_siri.html
日本語版Siri子を口説きまくって見たけど、やっぱり超ツンデレだったww
http://www.apple.com/jp/iphone/features/siri.html
Siri日本語版ページ。リマインダー使お