●巳年にちなんで蛇映画でも見ようかと、近所のGEOの旧作100円棚を漁ると、「スネークアタック」という2011年のアメリカ映画を発見した。蛇は大嫌いだが、なぜか蛇映画は好きでよく見るのだ。チョイスしたこのDVD、パッケージはなかなか素敵だ。下着姿のブロンド美女が巨大な蛇に追われているの図。もちろん、パッケージは信用してはならない。
キワモノ臭ふんぷんたるタイトルからして、ろくな映画ではないことは容易に想像できる。解説を読むと、女性主人公がドライブ中に一匹の蛇をひき殺し、その死んだ雌蛇の相方である雄蛇が、復讐のため彼女らをしつこく追跡するというストーリーらしい。原題は「Venom」で毒、毒素、恨みを意味する。
蛇を怒らせると執念深く追いかけてくるぞ、なんてことを子どもの頃聞いた覚えがある。たぶん大人の脅かしだろう。でも、じっさいに蛇に追われた経験もあるし(そう信じている)、近所のお寺でものすごい大蛇に遭遇し(そう信じている)幼い妹をおきざりに逃げ去った痛恨の過去もある(妹はいまも健在である)。だから、蛇に追われるという恐ろしいテーマには期待がもてた。
動かなくなった車を捨て、ケータイまで投げ捨て、荒野を歩く女とその娘。まったく後先考えないバカ女。それを追う一匹の蛇、大蛇どころか普通サイズではないか。また、蛇が大量に出演するわけでもない。マフィアの金を持ち逃げした男や、それを追う二人の男もからんでくるが、女どものご都合のいい展開に。ときどき蛇目線の画面がご愛嬌。
とにかく荒野をダラダラ歩く母娘の映像ばかりで、退屈そのもの。復讐に燃える蛇が追って来る、なんて緊張感、恐怖感もゼロなんだから、もうどうしようもないバカ映画だ。嗚呼、正月早々、わたしはいったい何していたんだとガックリしたのであった。2013年は少しでもいい年でありますように。(柴田)
http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/2013/01/17/images/01.jpg
「スネークアタック」のナイスなパッケージ
●一週間ほど前、Adobe CS2が無償ダウンロードできるという話が広がっていた。アクティベートサーバ廃止によるもの。CS2は持っていなかったので欲しくなったものの、正規ユーザー向けという公式発表があった。パッケージだと5まで持っているし、いまはCreative Cloudのメンバーなので6を使っているのだが、CS2に同梱されているGoLiveが最終バージョンなんだよなぁと。
クレジットカードの明細を調べていて、年末請求のCreative Cloudが同じ日、同じ金額でふたつあることを発見。そういえばその日、請求しましたというメールが二度来ていたことを思い出した。Adobeのサイトで、それについてのアナウンスを探したがない。アカウントページで最新明細を調べたが、契約はひとつだけだ。
チャットや電話で問い合わせができる。チャットは担当者が全員出払っていたので電話。保留音ではCS2やAcrobat7のアクティベートができない人のために、検索ワードがアナウンスされていた。よほど同じ問い合わせが多いのであろう。これについてはサイトでも案内はあった。続く。(hammer.mule)
http://ja.wikipedia.org/wiki/Adobe_GoLive
GoLive
http://helpx.adobe.com/jp/x-productkb/policy-pricing/cq12200137.html
CS2 または旧バージョン製品、Acrobat 7 で「アクティベーションサーバーは使用できません」のメッセージについて