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写真を楽しむ生活

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2010年05月28日のアーカイブ

コウノジュンイチ写真展「Wandering」


http://www.sokyusha.com/gallery/20100531_kohno.html
会期:5月31日(月)〜6月13日(日)
会場:ギャラリー蒼穹舎(東京都新宿区)


東京写真月間2010・企画展 津田洋甫写真展「やくすぎ」


http://www.shashinkosha.co.jp/gallery.htm
http://blog.livedoor.jp/shashinkosha/archives/55378223.html
会期:5月31日(月)〜6月12日(土)日祝休
会場:ギャラリーアートグラフ(東京都中央区)


東京写真月間2010 倉石信乃企画 佐原宏臣写真展「何らかの煙の影響」


http://www.omotesando-garo.com/link.10/sahara.html
会期:5月31日(月)〜6月12日(土)日休
会場:表参道画廊(東京都渋谷区)



飯田かずな写真展「水中庭園」


http://blog.galleryspeakfor.com/?eid=274322
http://iidakazuna.com/
http://ameblo.jp/kznkzn/
会期:5月28日(金)〜6月9日(水)木休
会場:GALLERY SPEAK FOR(東京都渋谷区)
内容:色彩を独特にディフォルメして絵画のように仕上げたポートレートや、奇想天外なシチュエーションフォト。画材用紙を使ったプリント1点ずつにラメやホロなどで光彩を加えた、珍しいメディアミックス手法による作品約30点を発表する。


侍と私 ─ポートレイトが語る初期写真─


http://www.syabi.com/contents/exhibition/index-14.html
会期:5月15日(土)〜7月25日(日)月休
会場:東京都写真美術館(東京都目黒区)
入場料:一般500円、学生400円、中高生・65歳以上250円
◇担当学芸員によるフロアレクチャー
6月11日(金)6月25日(金)7月9日(金)7月23日(金)それぞれ16:00〜 ※要展覧会チケットの半券(当日印)


古屋誠一写真展「メモワール.」愛の復讐、共に離れて……


http://www.syabi.com/contents/exhibition/index-18.html
会期:5月15日(土)〜7月19日(月)月休
会場:東京都写真美術館(東京都目黒区)
入場料:一般800円、学生700円、中高生・65歳以上600円
◇フロア・レクチャー
6月4日(金)6月18日(金)7月2日(金)7月16日(金)14:00〜
◇対談
6月4日(金)18:30〜20:00 古屋誠一×小林紀晴
テーマ「10年の旅、古屋誠一を追って」
6月5日(土)18:30〜20:00 古屋誠一×荒木経惟
テーマ「愛の復讐、共に離れて…」
会場:東京都写真美術館1階ホール(定員190名)
※両日共に当日朝10時より1階受付にて展覧会チケット持参者に整理券を配布(先着190名。番号順入場、自由席)

第36回横浜市立大学写真研究部春展


http://www.kanakengallery.com/
会期:5月31日(月)〜6月6日(日)
会場:神奈川県民ホールギャラリー(横浜市中区)


第21回写友おまぎ・あすなろ会写真展


http://www.city.saitama.jp/www/contents/1057632505994/
http://www.city.saitama.jp/www/contents/1057632505994/files/H22-6-8.pdf
会期:5月31日(月)〜6月6日(日)
会場:さいたま市民ギャラリー(さいたま市浦和区)

上原ゼンジ


パソコンで画像を取り扱っていると、微妙な色の違いに気がつくことがある。同じファイルを開いているのに、アプリケーションによって色が違う! というような場合だ。まあ、どうでもいいような些細な違いだったりするんだけど、私はそのあたりにズブズブと潜り込み、しつこく調べてしまっているというわけだ。


色が変わってしまう原因はたくさんあって、特定することはなかなか難しいのだが、大きく分ければ、次のようなケースが挙げられると思う。


【その1】
同じファイルなのに、モニタによって表示される色が違う。これは当たり前と言えば当たり前の話なのだが、モニタごとに「R」(赤)、「G」(緑)、「B」(青)の原色が違うので、そのRGB値の組み合わせで表現される画像の色も違ってしまう。それぞれのモニタがその表示の美しさや色の鮮やかさなどを売りにしているが、高級モニタも安物モニタも同じに見えてしまってはメーカーも困ってしまう。


ただし、モニタによって色の見え方がバラバラというのも問題で、プリンタや印刷物との色合わせも困難になる。そこで、考案されたのがカラーマネージメントシステムで、モニタやプリンタの色を測定し、測色的に一致させようという仕組みだ。このシステムはWindowsやMac OSなどに搭載されていて、ユーザーがあまり意識せずに、色合わせができるようになっている。


【その2】
このカラーマネージメントシステムはICCプロファイルを用いた方法が一般的で、互換性も保たれている。ただし、WindowsとMacとPhotoshopでは、その計算機であるCMMがそれぞれ違うので、その部分での微妙な違いがある。それから、画面表示する際のレンダリング方法(「知覚的」とか「相対的な色域を維持」)とかが違っていたりもするので、そこからも差が生まれる。ただし、見比べてみると「ああ、確かに違うね」というようなレベルなので、そんなに大騒ぎするような差ではない。


【その3】
データにプロファイルが埋め込まれていないことによる違い。これが一番重要な問題。カラーマネージメントの基本は、まず元データがあり、それを出力するデバイスであるモニタやプリンタや印刷機に合わせて色変換をすることだ。つまり、元データのプロファイルと変換先のデバイスのプロファイルが必要になるのだが、元データにプロファイルがなければ、取りあえず汎用的なプロファイルで代用することになる。取りあえずのプロファイルが、OSやアプリケーションによって違うために、見た目の色も変わってしまうというわけだ。


Macの場合、この基準のプロファイルは、その昔Apple RGBだった。当時のマッキントッシュの13インチのモニタを基準に考えられたカラースペースだ。その後、一般RGBが基準となり、現在のMac OS 10.6ではsRGBが基準となっている。


sRGBはマイクロソフト社とヒューレット・パッカード社が考案したカラースペースで、IECにより標準化され、現在ではデジタルカメラやプリンタでのデファクトスタンダードともなっている。一般RGBとsRGBの色域はかなり近いが、ガンマ値が1.8と2.2という違いがある。この違いは明るさの違いとなって表示される。


Photoshopの場合も、基準となるカラースペースはsRGBがデフォルトとなっているが、印刷向けにはAdobe RGBが推奨されている。sRGBでは印刷物の色再現域のすべてがカバーできていないので、いくら補正しても出せない色があるからだ。


画像に正しいプロファイルが埋め込まれていれば、WindowsでもMacでもPhotoshopでも同じように再現される。しかし、プロファイルが埋め込まれていないと、それぞれの基準のプロファイルが割り当てられてしまうため、見た目は変わってしまうというわけだ。


プロファイルの埋込みが重要


プロファイルが埋め込まれていない場合に、単純に初期設定のプロファイルが割り当てられるだけなら、ある意味仕方がないが、デジカメデータか? CGデータか? なんていうことも色には関係してくる。


デジカメの撮影データには、基本的にプロファイルは埋め込まれていない。その代わり、デジカメのデータの中には、撮影した日時とか、機種名とかシャッタースピードだとかが記録された、Exif情報が記録されている。そしてその中には、カラースペースの情報もあるのだが、Exifの基本はsRGB。もしもsRGB以外を使う場合には、「Uncalibrated」と記録するのが約束事になっている。


つまり、このExifタグを参照すれば、カラースペースが分かる。一見プロファイルが埋め込まれているように見えても、ただExif情報を参照しているだけ、というケースがあるので注意。またRAWデータの場合はJPEGなどに書き出す際に、アプリケーションがプロファイルを埋め込む。


たとえば、Mac OS 10.6のプレビューでファイルを展開した場合、
(1)プロファイルが埋め込まれていればプロファイル優先
(2)プロファイルがなくてExif情報があれば、そのタグを参照
(3)プロファイルもExif情報もなければ、モニタプロファイル
を参照となる。


最後の(3)のケースは、カラーマネージメントされていない状態を表す。モニタプロファイルからモニタプロファイルへの変換だから、色変換せずに出力する、素の状態のイメージ。たとえばカラーマネージメントがサポートされていない、CGアプリで作成したデータを展開するような場合がそれに当たる。単純に基準のプロファイルを指定しているというわけではないのだ。


なんかややこしくて嫌になりますね。でもトラブルが起きる場合というのは、正しいプロファイルが埋め込まれていない時。だから、きちんとプロファイルが埋め込まれた状態で運用していれば問題はない。


これからは、WEBブラウザや電子書籍用のデバイスやシステムが、カラーマネージメントに対応していくことが予想されます。iPhone OSも次期バージョンからICCプロファイルをサポートするとのこと。つまり、iPadもカラマネが効くようになる。まあ、そういった流れを見据えて、きちんと色変換を行いプロファイルを埋め込んでおくというワークフローを確立しておくべきでしょう。


デバイスによる色の違いも、今後はさらに広がっていくことでしょう。ただし、その差を埋めるのがカラーマネージメントの技術。別に夢のような技術とは言わないけど、かなり実用的な技術ではあります。


◇カラーマネージメントセミナー
今後不定期で「カラーマネージメント&レタッチ」セミナーをやります。第一回は6月18日(金)。カラーマネージメントの基礎知識的な話、とりあえず知っておくべき最低限の設定。印刷、WEB、電子書籍での運用法、などについてお話します。こんなことをやって欲しいとか、◯曜日だったら出席しやすい、といったリクエストがあれば、メールください。


【うえはらぜんじ】zenstudio@maminka.com


・上原ゼンジのWEBサイト
http://www.zenji.info/
・ゼンラボ通信
http://www.zenji.info/cn23/pg162.html
・Twitter
http://twitter.com/Zenji_Uehara

サイコアナリシス:現代オーストリアの眼差し


http://www.tokyo-ws.org/archive/2010/05/post-116.shtml
日時:5月29日(土)〜8月1日(日)月休
会場:トーキョーワンダーサイト渋谷(東京都渋谷区)
内容:オーストリアの現代美術家7組による写真、映像作品
◇参加アーティストとキュレーター(古屋誠一、ヴァルター・サイデル、家村佳代子・TWS事業課長)によるギャラリートーク(日英通訳付)5月29日(土)16:00〜18:00(予約不要)

「この写真がすごい 2010」番外編・赤々舎バージョン開催記念トークイベント「なぜ『この写真はすごい』?」大竹昭子×姫野希美(赤々舎代表)


http://www.akaaka.com/events/ev-100523-otake.html
日時:6月3日(木)19:00〜
会場:ジュンク堂書店池袋本店4F喫茶
入場料:1,000円(ドリンク付き)
申し込み:池袋本店1Fサービスカウンター(TEL.03-5956-6111)

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