おかだよういち
9月4日、朝霧高原で開催された「WCAN:P」というイベントで、フォトワークショップを行いました。今回はその内容についてご紹介します。
ワークショップの内容の説明の前に、まずは「WCAN:Pって何?」という疑問にお答えしましょう。WCAN「ダブキャン」(Web Creators Association Nagoya)は、名古屋でWeb制作に携わる人達の集まりで、年に4回、百数十人集まるセミナー・勉強会を開催しています。
http://wcan.jp/
そのWCANのスピンアウトで、富士山のふもと朝霧高原でBBQしたり、自然と戯れたり、のんびりリフレッシュするイベントがWCAN:P(ダブキャンプ)です。今回は、東京からの参加者も増えて、50名近く集まりました。
牧場体験やパラグライダーなどのオプションの中に、わたしのフォトワークショップも企画されていたわけです。
ワークショップでは、絞りやシャッターなど露出に関する細かいことには触れず、主に構図について解説しました。そしてもうひとつ。ただ何気なくシャッターを切るのではなく、写真というものを一度しっかり考えてもらおうと思い、「PHOTO IS…」というテーマで、参加者それぞれの「写真とは?」を考えてもらいました。
「PHOTO IS…」はFUJIFILMが2005年〜2007年にかけて展開していた企業CMで、福山雅治さん・オノヨーコさん・樹木希林さん・堀北真希さんらが、「私にとって写真とは(PHOTO IS…)」を語るとても印象深いものでした。
http://www.fujifilm.co.jp/corporate/aboutus/adgallery/ad005/
オノ・ヨーコさんは、「PHOTO IS LOVE・写真は愛。PHOTO IS YOU・写真はあなた。PHOTO IS MESSAGE・写真はメッセージ。PHOTO IS MEMORY・写真は思い出。PHOTO IS SMILE・写真は笑顔。PHOTO IS PEACE・写真は平和。」と語り、福山雅治さんは「PHOTO IS LIFE・写真は暮らし。PHOTO IS MEETING・写真は出
会い。PHOTO IS A JOURNEY・写真は旅。PHOTO IS MYSELF・写真は自分。」と語っていました。
参加者のみなさんにもそれぞれの「PHOTO IS…」を考えてもらい、各自のそれをテーマに実際に夜のBBQの時間まで自由に撮影をしてもらいました。
プロが仕事で撮影する場合は必ず何かしらのテーマがあり、その内容に沿った写真を撮るのですが、そうじゃない場合は自分で何かテーマを決めない限り、ただ何気なく写真を撮っていることが多いかと思います。
何かひとつテーマを決めたり、自分自身に縛りを設定することで、今まで見えなかったものが見えてきたり、通り過ぎてきた風景をじっくり見ようとしたりして、何か新しい発見があるものです。
夜、真っ暗な屋外でスクリーンを設置し、参加者のみなさんがそれぞれのテーマで撮影した写真を投影し、みんなで鑑賞会をして盛り上がりました。近年はWeb上のフォトアルバムで写真を共有して、個々で鑑賞することはあっても、みんなで揃ってワイワイ言いながら写真を見る機会が少ないと思いますので、なかなか新鮮だったようです。
それでは、その中で印象に残った写真をご紹介します。
「PHOTO IS MOMENT・写真は瞬間 by 小森さん」
http://flic.kr/p/8yGXs6
http://flic.kr/p/8yL3M3
「PHOTO IS MOMENT・写真は瞬間 by 福田さん」
http://flic.kr/p/8yL9vw
http://flic.kr/p/8yH5gg
「PHOTO IS MEMORY・写真は記憶 by 恵里さん」
http://flic.kr/p/8yLnE7
http://flic.kr/p/8yLoRj
「PHOTO IS MUSIC・写真は音楽 by 森田さん」
http://flic.kr/p/8yHrjZ
http://flic.kr/p/8yLvQs
【おかだよういち/WEB&DTP デザイナー+フォトグラファー】
http://s-style-arts.info/
okada@s-style-arts.com
<twitter:http://twitter.com/okada41>
富士山は雲に隠れて見れなかったのが残念ですが、帰りに東静岡駅の等身大ガンダムを見に行ってきました。
http://flic.kr/p/8yLDmW
http://flic.kr/p/8yLDyE