●昨日の続き:漫画雑誌「ガロ」は編集長の長井勝一が創刊し、白土三平の「カムイ伝」はノーギャラで掲載されているとかつて噂されていたが、実質的には白土三平による創刊であることが、毛利甚八「白土三平伝 カムイ伝の真実」で明らかにされている。白土は「カムイ伝」を自由に、自分の限界まで描いてみたかった。そこで、自ら雑誌を起こし、そこに「カムイ伝」を連載しようと考えた。長井のもとなら描きやすいという思惑があり、編集長を任せた。しかし長井には雑誌立ち上げの自己資金がないため、白土は「少年」に連載中の「サスケ」の単行本を長井に刊行させ、その利益で「ガロ」を立ち上げたのだ。じつはこの話、毛利による“発見”ではない。「サスケ」や「忍法秘話」の印税を全部白土に払わないで、それを資本にして青林堂を作ったと、1996年の「コミック・ボックス」長井勝一追悼特集でパートナーの香田明子が語っている。また小島剛夕が「カムイ伝」の作画に参加していたことは知っていたが、制作や離脱のエピソードなどは初めて聞く話でじつに興味深かった。しかし、「カムイ伝・第二部」は白土の弟・岡本鉄二が作画しているのだが、そのことに触れていないが不可思議だ。さて、後に手塚治虫がライフワーク「火の鳥」の発表媒体である「COM」を自ら創刊したのも、手塚にとって最大のライバルだった白土に対抗するものだった。わたしは「ガロ」も「COM」も買って熟読していたし、つてを頼って貴重な「漫画少年」まで借り出し、漫画に没頭した若き日々であった。その後も集めに集めた膨大な漫画は、何年か前にオークションでほとんどを売り払い、家計の足しにしたのだった。(柴田)
●Pocket Informant(以下PI)の2が出た。1のユーザはフリーアップクレードできる。今のところ不具合なし。画面が少し見やすくなったように思う。起動が早くなったように感じるのは、4Sだからか? Toodledoのクライアントアプリとして使っているPI(Google Calendarとも連携)と2Doは、Toodledoでサブカテゴリを作るアップグレード契約をしていなくても、アプリ内でサブカテゴリが作れる。あくまでアプリ内でのことなので、PI(2Do)で作ったサブカテゴリが2Do(PI)に反映されることはない。Toodledoサイトでは、どの項目も並列に見える。2Doだとチェックリストやプロジェクトとしての分類も。チェックリストはいったん使い切ると終わりで、再利用しようとしたら手動でチェックをはずしていくしかない。テンプレート化はできないようだ。締め切りを決め、リピートをDailyにでもしておけば、チェック完了後にまた現れることは現れるのだが、締め切りなしではリピートは不可。PIにはチェックリスト装備の予定はまだなさそうだが、締め切りを入れるならサブタスクを利用して同様の使い方はできるが、サブタスクを畳んでの表示はできない。PIだと進捗状況を%で示せるのでそこは嬉しい。(hammer.mule)
http://www.pocketinformant.com/PIIP2/
新しいサイトができてた
http://www.2doapp.com/en/2Do/features.html
iPadコンパチ
http://feedback.webis.net/forums/16749-pocket-informant-for-iphone
7位にも係わらずStatusに何も表示されていないチェックリスト