●2009年にフランスで制作された、放射性廃棄物の処理に焦点をあてるドキュメンタリー「放射性廃棄物〜終わらない悪夢〜」のDVDを見た。これはNHK BSでも放映された。どうせ原発推進大国フランスのテレビ局の制作だからと、色眼鏡で見ていたが間違いだった。正しい問題提起と入念な調査で、おそるべき新事実を告発する優れたレポートだった。放射性廃棄物の処理の問題はいまでも解決されていない。その方法はまだ見つかっていない。うすうす知ってはいたが、あらためてつきつけられるとショックだ。
非常に興味深いのは、収録されている多くのインタビューである。フランス環境相をつとめたコリーヌ=ルパージュは「私たちは1970年代に廃棄物の処理法が開発されるだろうと考え、原子力発電に賭けたが40年間処理方法は見つかっていない。放射性廃棄物の大部分を再利用できる方法も廃棄物を一気に処分する方法も存在しない。行き詰まっている」と語る。それは真実だろう。
ところが、フランス原子力庁長官、政府の科学技術顧問ベルナール・ビゴときたら、「放射性廃棄物を長期間にわたり完全に封じ込め貯蔵する能力を私たちは持っている」と堂々と大嘘を吐く。インタビュアーが「なぜそう確信できるのですか」と聞くと「放射性廃棄物を処分する時に必要な言葉がある。それは『信頼』。政治指導者、科学者、経営者の責任感、物理の法則、そうしたものをあなたが信頼しなければどうしようもない。信頼しなければ何も始まらない。未来を描くためには信頼が必要です」って、これが科学技術顧問としての答えになっているだろうか。お前は言うだけ番長か。
現在考え得る最善の解決策は廃棄物を埋めることだが、20万年の間は危険だという。高名な天体物理学者ユベール・リーブスに20万年を託すテクノロジーについて聞くと、「原子力エネルギーが問題なのは未来を抵当に入れていることです。(略)そんな途方もない未来を管理できると考えるのはおこがましいことです」と応じた。それが見識だろう。それにしても人類は厄介なものを抱えこんじまったなあ。(柴田)
http://www.asyura2.com/11/genpatu11/msg/556.html
全編がYouTubeにあがっていた。(動画)終わらない悪夢 放射性廃棄物はどこへ 前編後編 BS世界のドキュメンタリー
●仕事しながら電話やSkypeができるぜと買ったBluetoothのヘッドセット。買った途端にSkypeでの打ち合わせがなくなった。そういうもんだね、うん。で、普段から使うにしても、充電がめんどくさくて電源をオフにしていて、かかってきてからオンにするもんだからもたつくし、もたつくからめんどくさくて使わなくなっていく。おかしい、ドラマ「24」のクロエになるはずだったんだが。というわけで放置気味だったヘッドセットに、Siriが使えるかどうか試してみたところ、使えたんですよ、お客さん! 急に可愛くなってきたよ、これ。iPhone付属のイヤホンについているリモコンは、真ん中を長押しして呼び出す。このヘッドセットはスイッチを長押しすると電源がオフされる。なので短く押すだけ。こりゃいいわ。ずっと装着し続けるわけではないので、あまり使う機会はないと思うけれど、いざとなれば家事で家の中を動き回りながら、なんてのができると思えるだけで気持ちがラク。(hammer.mule)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003EVU5WU/dgcrcom-22/
たぶんこれを持ってる。本体にはLB-HS310としか書かれていない。
http://www.pro.logitec.co.jp/pro/g/gLBT-PCHS310BK
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