●内館牧子が「十二単を着た悪魔」で、こっちの世(源氏物語世界)の主人公の口を借りて言いたかったことのひとつが、あっちの世(いまの日本)の若者の頭と精神の劣化にたいする嘆きであろう。あっちの世の人間は、男も女もあまりに幼い。身体こそ比較にならぬ大きさだが、頭と精神は軽くて浅くて、育ち切れていない。あっちの30歳がこっちの10歳には敵わない気がする。テレビに出て来る有名人や一般人を思い浮かべても、とてもこっちの世の男女とは勝負にならない。……激しく共感する。
主人公(=筆者)は考える。日本人はいつからこんな幼稚で、軽薄で、騒々しくなってしまったのか。たぶん、「何でもアリ」という風潮が日本人を壊した原因のひとつだ。「何でもアリ」とはすべてに価値を見いだすことらしいが、それほどラクなことはない。なんでもイイなら緊張感がなくなり弛みきる。現在の日本の多くの若者がそれだ。こっちの世の人は世間の目というものを非常に気にした。ところが、あっちの世では……
「世間なんて、どってこたないじゃん。気にする方がヘンかなみたいな」「そうだよ。世間とか気するって、古くね? やっぱ、自分の思うようにするのとかが、俺的にはマジいいかなってか「そ、そ。世間とかってさ、アタシ的には勝手に言わせとけってカンジ?」……こんな会話が交われているだろう。書き写していていやになるほど汚い、知性の欠片もない言葉だ。
世間の目や噂を気にして生きるのは、息苦しいことだ。しかし、世間を気にしなくなってから、日本人と日本という国はダメになったのではないか、主人公は千年前の世界で気づく。彼はあっちの世では誇れる学歴ではない腑抜けのフリーターだったが、こっちの世では類い稀なる陰陽師として成功をおさめる。この小説は、一人の男の魂の成長物語でもある。ろくに本も読まない現代の若者に向けて、ぜひ忠実にドラマ化、マンガ化してほしいものだ。もちろん、この本を読むのが一番いいけど。(柴田)
●クレカ続きのような続きじゃないような。広がらないでござるよ。ネタないでござるよ。ところで、全国の天気予報で、週間予報(表)になった時はどうして北が上に並ぶんだろうね。日本地図の時は、天気の流れに沿って南西から紹介するのに。先に天気図を見せているから? その後だから余計に思うのよ。
クレカは使っているが、現金の代わりと思っているので、翌月一回払いのみにするのがポリシー。同行者から利子はつかないと聞き、銀行が閉まっていたために、海外でATMを使った。その人は海外口座を持っていて、キャッシングにならないと後から知った。年利18%近い利子がついたはず。引き落としまで期間があり、すぐに返済ができないなんてと思っていたが、そうではないと知ったのは昨日。 (hammer.mule)
http://www.smbc-card.com/mem/info/info_faq_cashing3.jsp
海外キャッシュサービスを早めに返済できますか?
http://natalie.mu/comic/news/85568
テルマエ・ロマエの後はスティーブ・ジョブズ
http://numbers2007.blog123.fc2.com/blog-entry-2168.html
お前で、どれだけの人間が食ってるんだと思ってるんだ
http://togetter.com/li/462210
自分の連載作品の映画化直前に首をすげ替えられた話
http://goo.gl/lVynk
洗面器の水切りを椅子で。ナイスアイデア