●ここしばらく(正確には13日間)夕食時のビール(正確には第3の)がうまいったらなかったが、その後(正確には2日間)は不味く感じて、さらにその後はまた普通にうまいのであった。大相撲5月場所のせいだ。贔屓にしている稀勢の里のせいだ。苦手の把瑠都、琴欧州、日馬富士に勝っているから、待ちに待った初優勝は確実と思っていたのに……。
大相撲の15日間は落ち着かない。毎日17時半ごろになるとテレビ桟敷へ行く。稀勢の里の取り組みのときには決まって立ち上がる。げんを担ぐ。こうするときっと勝つ。15分の13だったけど。
以前、稀勢の里が先に構えるときは負けることが多い、という発見を書いた。何場所かはほぼその通りだったが、稀勢の里は変わった。今場所は下位を相手にしても、明らかに後からゆっくり構えるということはなかった。同時か、先に構えるかしていた。また、上げていた片方の拳をついてから立つというアクションをやめて、両手をついてすばやく立つようになった。立ち合いが早く、鋭くなった。腰も低い。失敗したのは千秋楽だけだ。
稀勢の里が所属する鳴戸部屋は、独自のポリシーをもつ先代鳴戸親方が出稽古を禁止していた。その先代が死んで、4年ぶりに出稽古が解禁になり、各部屋の強敵を相手とする稽古が可能になった。それが5月場所の快進撃につながったのだと思う。だから稀勢の里はますます強くなる。今年中に横綱になる。15日が終わると憑き物が落ちたように、平穏な気分にひたるわたしだ。隔月でこういう刺激があるのもいいものである。勤め人には味わえない、リアルタイムの楽しみだ。
ドッペルギャンガー 202 blackmax、とっても快調。ハンドルとディレーラーの不具合は簡単に調整できた。昔取った杵柄。元サイクリングクラブだもの。このサイズの自転車なら、スポーツ車のような極端な前傾姿勢にならないから、体は楽だし眺めがいい。車体が重くないからペダルを踏み込むだけスピードが出る。いつもの図書館往復なんか、アンパンマン号に比べたら2/3くらいの時間で済む。キャリアがないので夏場のデイパックは暑くてつらそうだが。(柴田)
●続き。普通はここまでやらないよね、ということは、他では見られないよね、ということでもある。体質に合わなければ受け入れられないし、一度受け付けてしまったら、「何度再演するのよ、もう見たくないわ〜」と言っていても、見てて恥ずかしいのに、「ああ、これだったわ!」と再燃する。ええ、再燃しましたとも。そして突っ込んだり、パロったりできる隙があるところもいいなぁと思ったりする。
最初に書いたように、長い話の切り貼り。説明のためのシーンと名シーンとがあって、説明シーンは眠くなる。主要人物が少ないため、他の人たちの場面も必要みたいで、ここやるよりはカットされたあっちのシーンの方が良かったのに〜と思うことも。「彼の死を無駄にしてはならない。自由と平等と友愛のために。シトワイヤン行こーー!!」というシーンが凄く好きだ。血が騒ぐ。
フェルゼン(王妃の恋人・いわゆる不倫相手)に失恋し、ジェローデルとの結婚話が来たオスカル。アンドレが人にとられるならと毒薬を盛り、我にかえって告白する。はじめてアンドレを意識しはじめ、死を覚悟した出陣前夜に結ばれるオスカル。で、そのやーーっと手にした幸せを、アンドレの死によって砕かれてしまう。こう書くと身もふたもなく、オスカルの逆ギレっぽいシーンになってしまうのだが、まぁ半分はそう。彼の死を〜で民衆がどんどん増えていき、行こーーー! と叫び戦闘シーンになる。(続く)(hammer.mule)