●BSプレミアムで日曜日の夜10時から、プレミアムドラマ「かすてぃら」を全5回で放送している。見てないけど。新聞のテレビ欄で簡単な紹介があり興味をそそられた。さだまさしの自伝小説「かすてぃら 僕と親父の一番長い日」のドラマ化で、主演のクセのある親父が遠藤憲一。
この役者が好きなので見てみたいとも思うが、テレビのホームドラマはかったるい。遠藤をイメージしながら原作本を読んでみようと思い立つ。2012年、新潮社刊の単行本は230ページ程度、行間が広めの一段組み、会話や改行も多く、2時間もかからず読み終えた。
さだまさしの小説は初めて読む。シンガーソングライターの余技と舐めていた。文章はすごくうまいとは思えないが、軽妙な文体でおもしろい小説だ。そういえばトークの名手であったな。するする読めて、途中で本を置きたくないくらい、小説の世界に引き込まれる。
時代背景がわたしの子供時代とほぼ重なるのもおいしい理由だ。チチキトクの約一か月間、各地での仕事の合間に長崎に戻る生活のリアルな描写と、父をめぐる回想で5話構成。「僕と親父の一番長い日」ってタイトルはちょっと違うみたい。
とにかく破天荒な親父だ。ある意味スーパーマン。常にポジティブだったことは確かだが、家族には困った人であった。これほど女房に金の苦労をさせたのに、いつも笑顔で胸を張っている。働くことが大好きだったのに、これほどお金に結びつかなかった人も珍しい。
悪徳不動産に嵌められ土地を奪われそうになったとき、思いもよらぬ方法で大逆転、大勝利する。マチ金に借りた金の5倍以上払えと脅迫されたとき、ヤクザを撃退した奇想天外な行動。じつに爽快。なんという桁外れな親父だ。さすがは戦争帰り。
このふたつのエピソードでも、高価で特別なお菓子、福砂屋のカステラが登場する。親父はこのカステラが大好物だ。最後の最後、父親の葬儀の精進落としにも妙なかたちでカステラが登場し、さだがきれいなオチをつけて終わる。どんなときでも「笑いを狙う」さだのDNAは父親譲りらしい。でも、他人事ながら迷惑な親父だなあ。他人事だからおもしろいのか。(柴田)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4093863296/dgcrcom-22/
「かすてぃら 僕と親父の一番長い日」
http://www.nhk.or.jp/drama/castella/
NHK BSプレミアム「かすてぃら」
●家にいるのが好きだ。出るまでの準備がメンドクサイ。いったん出たら、楽しくて、なかなか帰宅しようとしない。ついでにアレもコレもとなる。ジョギングの時は、起きてから出るまで20分かからない。化粧はしないし、服も決まったものを着るだけで迷わない。女をしようとするから外出したくないんだなぁと思う今日この頃です。
続き。今の距離(4〜6km)だと給水の必要はないのだが、形から入ろうと『揺れにくいボトルポーチ』とGregoryの『24oz(700ml) Bottle』ボトルを買った。ジョギングコース(休日版)の近くに、このポーチを売っているお店『RUN-WALK Style』がある。何年か前に一度見に行っていたが、初心者には関係ないかも〜と離脱していたのだ。
家人の職場の人がここのボトルポーチが良いと勧めていたそうで、それなら見に行こうと立ち上がった。ジョギングしている時はいつも閉まっていて、日曜日はお休みなんだろうと思っていたが、ふとサイトを検索すると11時開店であった。11時に走るのは暑すぎる。仕方がないので徒歩で出かける。朝早くから開店していればいいのにと思った反面、店員さんらも朝は走ってそうだなぁと思い直す。
お店で実物を手に取り、買うかどうか迷っていたら店員さんが試着を勧めてくれた。水の入ったペットボトルを入れ、装着方法をレクチャー。人当たりの良い好青年で、「おばちゃん、あんたから買うよ!」な気分になる。いや自分を普段はおばちゃんとは思っていないけど。商品が良かったからなんだけど。その場で足踏みしてみたけど安定していたよ。続く。(hammer.mule)
http://yurenikui.jp/
揺れにくいボトルポーチ
http://jp.gregorypacks.com/products/womens/accessories/339/24oz-bottle
24oz Bottle