●つくづくくだらない映画だと思いながらだらだら見ていた。退屈で我慢を強いられるというほどでもない。真剣に見るほどのものではない。またまたバカやってるBC級国産映画「デッド寿司」。なんというマヌケなタイトルだ。寿司が群れをなして人間を襲う。食うか食われるか、人間VS寿司の仁義なき戦い。
……なんというくだらない設定だ。2013年公開というが、この品質で本当に劇場公開されたのか。監督はこの種の映画でカルトな人気がある井口昇、わたしもいままで「片腕マシンガール」「ロボゲイシャ」などを見ている。
主演・ケイコの武田梨奈、元板前の松崎しげる以外は知らない役者ばかり。いや武田だって初見だから、松崎しげるしか知らない。井口組の常連ばかりらしい。武田は空手黒帯のアクションスターだという。たしかに動きがきれいだが、それほど魅力的な女優ではない。むしろ女将役の亜紗美がエロくてかわいい。
なぜ寿司が凶暴化して人間を襲うのか。それは死んだ生物の細胞を蘇生させる薬品の効果である。ところが蘇生した生物は凶暴化し、空中を飛び人間を襲って食らう。噛まれた人間はゾンビ化する。書いていてあまりのばかばかしさに情けなくなる。
蘇生した生物って寿司ネタである。刺身である。どうやって襲うのかというと……。女体盛りの刺身(って、寿司じゃないぞ)が動きだし女の体を食い始める。襲われた人間から血がシャワーのように噴出するわ、口からシャリを吐き出すわ、きたないビジュアルがこれでもかと続く。
薬品を開発した男は汚染されたまぐろ寿司を食ってまぐろ頭の怪物に変身。ケイコは寿司ヌンチャクで応戦するも不利。そこに卵寿司が巨大軍艦寿司を繰ってケイコを応援に……。
書いていてあまりのばかばかしさに情けなくなる。最後に「この映画に登場する人喰い寿司は全てCGか造型物です」とクレジットが出るが、肝心のCGと造型物の出来はすこぶる悪い。海外向けの予告編などうまいものだが、これでは世界に誇る日本食、寿司に悪いイメージが張り付くのではないかと心配、するほどのことないか、いやあるか。(柴田)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00C7MBAMG/dgcrcom-22/
「デッド寿司」
http://deadsushi.com/
「デッド寿司」公式サイト
●続き。ここで暑さに耐えられなくなり、エアコンをつけた。食欲はないが無理矢理、遅い昼食を軽くとる。頭痛は良くならず。打ち合わせがあったので外出。
電車の中はクーラーがきいておらず、打ち合わせ場所はクーラーがききすぎで鳥肌。頭痛は続き、吐き気が止まらない。ここに書くのははばかられるが、女性特有のんでお腹も痛い。吐き気はそっちからだと最初思っていた。すぐにでも帰宅したいのだが、その日はタイミングが悪く、待ち時間がトータル1時間半。これだけあればやれることいっぱいあったのに。
吐き気をおさえるために、待ち時間には、手持ちのミンティアのレモンライムミントを口に入れる。水分をとりたくても打ち合わせ中はとれず、出されたお茶は、セオリー通りの小さな器に7分目程度。
私は言いたい。この時期は食堂にあるような、コップぐらいのサイズのお茶を出すことにしようよ。普段はマイボトルを持ち歩いているのに、すぐに打ち合わせが始まると思っていたから、用意して来なかったのも悔やまれる。続く。(hammer.mule)