●猛暑による熱中症に注意、こまめに水分をとりましょうと、天気予報は連日くりかえしている。2年前の夏に、熱中症にかかって痛い目にあったという若い人の話をここに書いたことがあったように、このシーズンは熱中症に要注意という知識はあるが、いまだに軽視しているわたしである。わが人生で熱中症なる言葉はここ数年で定着したもので、60年間くらいまったく気にもしない夏を送って来た。そもそも熱中症のような概念はなかった。なかったのだから発症のしようがない。
暑い日盛りに昆虫採集に勤しんでいた小・中・高時代、炎天下に荷物をいっぱい積んだ自転車でローカルの砂利道を走っていた大学時代。疲れたら木陰で休み、喉が渇けば水を飲んでいたが、一緒に活動していた者で、今日いわれる熱中症の症状を訴える者はいなかった。もちろん、わたしも体調がおかしくなったことさえない。でも、いま午後一に野外で活動したら死にそうになるかもしれない。知らなきゃ何でもないが、知ってると何かが起こる、ってことはあると思う。なんて考えはおかしいんだろうか。
梅雨も明け、本格的な暑さが襲って来た。午前中に飲むものは熱いコーヒー(ネスカフェだけど)だったが、だんだんつらくなってきた。アイスコーヒー(ネスカフェだけど)をつくっても全然うまくない。ペットボトルのアイスコーヒーをいろいろ試しているが、こりゃ美味いなというのにまだあたっていない。むちゃくちゃ数が多いので、試しているうちに夏が終わるかもしれない。
夕食時のビール(第3だけど)が本当にうまいシーズンになった。お昼も同じようなうれしさを味わいたいと、いわゆるノンアルコールビールを新製品が出るたびに期待を込めて飲んでみるが、いまだかつてこれは美味いというのに出会っていない。どれもこれも芋のような後味が残り、積極的にまずい。喉ごしはまあまあなんだから、後味さえなんとかなればと思うのだが。美味いペットボトルコーヒー、ノンアルコールビール、誰か教えて。(柴田)
●先週、早速熱中症もどきにかかったでございまする。自宅作業をしていた。西と南の窓を開ける。風通しが良い。この週はにわか雨が降ったり、曇りが続いていた。仕事が立て込んでいて、あまり睡眠時間がとれず、ちょっとだるいなぁと思っていた。
水分はいつも通りの摂取量。汗っかきなんだけど、風がいい感じで、汗もかかず。昼すぎに風が止む。なんだか蒸し暑いなぁと思い始め、エアコンの「お知らせ」ボタンを押す。「お部屋の温度31度、湿度80%」との返事。えっ、31度? ちょっと蒸