●4月半ばだというのに、真冬並の寒さがくりかえし来襲。天候不順で野菜が異常に高い。本当に地球は温暖化に向かっているのかね。第二氷河期に入っているとする学者もいる。ところで、人為的CO2排出が本当に地球温暖化の真犯人なのだろうか。いま興味深い裁判が始まっている。CO2が温暖化の犯人という”定説”支持派の東大が、『地球温暖化懐疑論批判』を出版し、政府の温暖化対策などに疑問を呈する槌田敦名城大元教授ら約20人の研究者(”異端”派)を槍玉にあげ「科学の蓄積を無視し、独断的な結論に読者を導いている」と批判した。すごい迫害だなあ。背後になにがあるんだ。これに対し、異論者の社会的評価をおとしめる政治的な中傷だとして、槌田氏が損害賠償訴訟を起こした。法廷で論争に決着がつくとは思えないが、このことは”定説”に対する懐疑論や温暖化そのものへの疑問が、学会でも根強くあることを示す。国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)のデータ改ざん疑惑などもあって、最近の欧米ではCO2主犯説に深刻な疑義が出ているらしい。”定説”の科学的根拠が揺らげば、政府の温暖化対策も変わる。ずっと前に鳩山首相が世界に向けて、勝手に(国会で所信表明もしていないうえに、国民の誰もが寝耳に水だった)「温室効果ガス25%削減」と大見得を切った。結果として、世界一の環境エネルギー技術と膨大な資金が中国に流れることになる。CO2が”冤罪”だったらそれが止められる。政府の温暖化対策はしばらく放置したほうがいいのではないか。(柴田)
●大阪大学コミュニケーションデザイン・センターの「先端統合デザイン特論」を受講している。川崎和男先生の授業だ。数年前単発セミナーに行き、とても面白かったため、去年案内をいただいた時から気になっていて、今年こそはと申し込んだ。仕事の関係できっと全部は行けないだろうと思ってはいる。学生に混じっての受講、単発でなく期間、理論的で俯瞰的なもの、というのが受講理由。自分の職業って何なんだろうと思うことがあって、もう少し知ってみたいなぁと。一般的な「デザイナー」という肩書きをつけるにしては、することが多岐に渡っている。勉強しているつもりで勉強できていない。一人でやっているため視野が狭いように思う……など。初回を受講してみて、脳の普段使わない部分が疲弊しているのがわかる。閉まっていたタンスの引き出しを全開にして、隅々を探す感じ。知識や英語力を総動員。紹介された書籍の量にめげそうになるし、課題が今から怖い。学生ってこうだったような気がする。なんだろう、自分の思い込みを違う方向から叩かれているというか。数々のエピソードも興味深かった。学部・学科・大学生・院生・社会人問わず、去年は80代の方もいらしたそうな。来週からは、Ustreamでの配信もあるそうなのでどうぞ。 (hammer.mule)
http://cscd.osaka-u.ac.jp/education/2010/syllabus2010_17.pdf
概要
http://www.design.frc.eng.osaka-u.ac.jp/information/lecture/2010pid_1/
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