●先週末に中学校のクラス会一泊旅行に参加した。って、幹事なんだけど。20年前から隔年で開催して来た伝統あるイベント“修学旅行”で、男8人、女9人の17人が参加した。今回は10回目を記念して秘かに「なつかし写真館」を企画した。小規模なスライドショーにぴったりなプロジェクター内蔵のコンデジが発売されたので、それを用いて今までの旅行の記録や、小中学校時代の古写真を宿舎の部屋の壁に投影して、みんなをあっと言わせようという狙いだ。パソコンに取り込んだJPEGをSDメモリーカードに保存し、それを投影できるというのが、従来のデジカメにない機能だ。しかし、購入資金がないのでレンタルしようとしたが、新製品なのでまだ扱っている店がない。そこでダメモトで某社(って、どこかは明白だが)のカスタマーサポートセンターに、レビューを書くから数日拝借したいと簡単な企画書を送ったら、すぐに電話がかかってきて、意図は承知したが担当が出張中なので、貸し出せるかどうかはまた連絡するとのこと。使用希望日の1週間前のことである。ところが、待てど暮らせど、とうとう電話もメールもなかった…。ダメモトだったからまあいいんだけど。少し期待していたので残念なことであった。それにしても、サイバーショットのコンデジはよく撮れる。年齢までヤバイほど写る。集合写真はともかく、個人のバストショットなどは、プリントをためらうのである。(柴田)
●今月は観劇が5つ。そのうち4つが宝塚歌劇。チケットは数ヶ月前に購入していて、その時は、仕事ラッシュが終わりそうだからと気軽に予定に入れていた。といってもやはり忙しくなってはと考えてハシゴ、というより祝日が2回ある月で且つハシゴする前提での5つ。昨日観たのは「オネーギン」と「愛と青春の旅立ち/宝塚花の踊り絵巻」。初めて友人に宝塚歌劇に連れて行ってもらった時、この人誰? と尋ねたのが、下っ端の時の轟悠さん。出番少ないのに、初観劇の素人が気になるぐらいの光り具合。以来、かっこいい〜と言っていたにも係わらず、仕事が忙しくなって観劇自体から遠のいてしまい、この人のトップスター時代は観ていない。まさかトップスターを経て専科(通常の配属とは違い、芸に秀でた人が入るところ。通常トップスターはトップのまま退団)所属になるなんて。実は歌声(声自体。息や喉の使い方)が苦手というか、もったいない〜な人なんだが(下手という意味ではない)、その頃はソロなんてないか、あってもちょっとなので気にはなっていなかった。作品自体に興味を覚えず、ハシゴできる日のチケットがとれたら行く、という程度であまり期待せずにいたのだが、彼女の細かな演技が胸を打つものであった。演出や台詞もその演技を押し出していて、心に残る。オネーギンの愚かで人間臭いところがとても良かった。一番胸に来たのは、二通の手紙の「笑わないでください」と「どうぞ笑ってください」。良かった、良かったと友人に話していたら、友人は「でもこの話ってあんまり複雑な話でもないし(たいした話ではないし)、話自体に突っ込みどころもあるし、舞台は小さく出演者も少ないのに、印象的なのってやっぱり演出と演技なんだろうなぁ」と。プーシキンの原作を読みたくなった。この舞台は年とってから改めて観ると、また違った感動がありそう。今日にでももう一度観てみたいんだけど、スケジュール的に無理だし、そもそも完売していて無理なのよね……。 (hammer.mule)
http://kageki.hankyu.co.jp/revue/196/
オネーギン
http://kageki.hankyu.co.jp/revue/192/
愛と青春の旅立ち/宝塚花の踊り絵巻
http://www.sponichi.co.jp/osaka/ente/takarazuka/takarazuka.html
後半がオネーギン評
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4003260414/dgcrcom-22/
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