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写真を楽しむ生活

写真が好きなすべての人に役立つ情報クリップ。写真展情報は"日本最強"!

2013年02月のアーカイブ

●内館牧子が「十二単を着た悪魔」で、こっちの世(源氏物語世界)の主人公の口を借りて言いたかったことのひとつが、あっちの世(いまの日本)の若者の頭と精神の劣化にたいする嘆きであろう。あっちの世の人間は、男も女もあまりに幼い。身体こそ比較にならぬ大きさだが、頭と精神は軽くて浅くて、育ち切れていない。あっちの30歳がこっちの10歳には敵わない気がする。テレビに出て来る有名人や一般人を思い浮かべても、とてもこっちの世の男女とは勝負にならない。……激しく共感する。


主人公(=筆者)は考える。日本人はいつからこんな幼稚で、軽薄で、騒々しくなってしまったのか。たぶん、「何でもアリ」という風潮が日本人を壊した原因のひとつだ。「何でもアリ」とはすべてに価値を見いだすことらしいが、それほどラクなことはない。なんでもイイなら緊張感がなくなり弛みきる。現在の日本の多くの若者がそれだ。こっちの世の人は世間の目というものを非常に気にした。ところが、あっちの世では……


「世間なんて、どってこたないじゃん。気にする方がヘンかなみたいな」「そうだよ。世間とか気するって、古くね? やっぱ、自分の思うようにするのとかが、俺的にはマジいいかなってか「そ、そ。世間とかってさ、アタシ的には勝手に言わせとけってカンジ?」……こんな会話が交われているだろう。書き写していていやになるほど汚い、知性の欠片もない言葉だ。


世間の目や噂を気にして生きるのは、息苦しいことだ。しかし、世間を気にしなくなってから、日本人と日本という国はダメになったのではないか、主人公は千年前の世界で気づく。彼はあっちの世では誇れる学歴ではない腑抜けのフリーターだったが、こっちの世では類い稀なる陰陽師として成功をおさめる。この小説は、一人の男の魂の成長物語でもある。ろくに本も読まない現代の若者に向けて、ぜひ忠実にドラマ化、マンガ化してほしいものだ。もちろん、この本を読むのが一番いいけど。(柴田)


●クレカ続きのような続きじゃないような。広がらないでござるよ。ネタないでござるよ。ところで、全国の天気予報で、週間予報(表)になった時はどうして北が上に並ぶんだろうね。日本地図の時は、天気の流れに沿って南西から紹介するのに。先に天気図を見せているから? その後だから余計に思うのよ。


クレカは使っているが、現金の代わりと思っているので、翌月一回払いのみにするのがポリシー。同行者から利子はつかないと聞き、銀行が閉まっていたために、海外でATMを使った。その人は海外口座を持っていて、キャッシングにならないと後から知った。年利18%近い利子がついたはず。引き落としまで期間があり、すぐに返済ができないなんてと思っていたが、そうではないと知ったのは昨日。 (hammer.mule)


http://www.smbc-card.com/mem/info/info_faq_cashing3.jsp
海外キャッシュサービスを早めに返済できますか?
http://natalie.mu/comic/news/85568
テルマエ・ロマエの後はスティーブ・ジョブズ
http://numbers2007.blog123.fc2.com/blog-entry-2168.html
お前で、どれだけの人間が食ってるんだと思ってるんだ
http://togetter.com/li/462210
自分の連載作品の映画化直前に首をすげ替えられた話
http://goo.gl/lVynk
洗面器の水切りを椅子で。ナイスアイデア

林 敏弘「ヒカリノキセキ -From Dusk to Dawn-」


会期:2月27日(水)〜3月11日(月)


玄光社「フォトテクニック デジタル」写真展「私的写真集選手権」


会期:2月27日(水)〜3月4日(月)
会場:ペンタックスフォーラム(東京都新宿区)
http://www.pentax.jp/forum/2013/02/20130227.html
http://www.pentax.jp/forum/2013/02/20130227_2.html


佐々木貴範写真展「変貌-3.11 釜石」


会期:2月27日(水)〜3月12日(火)
会場:銀座ニコンサロン(東京都中央区)
http://www.nikon-image.com/activity/salon/exhibition/2013/02_ginza.htm#03


Ryoko Yamashita写真展「HOME SENSE」


会期:2月27日(水)〜3月17日(日)月火休
会場:72 Gallery(東京都中央区)
http://tip.or.jp/homesense.html



4校舎前のベンチ「東京地下」


会期:2月27日(水)〜3月3日(日)
会場:ギャラリーSPACE KIDS(東京都港区)
独特の魅力あふれる東京の地下空間やアングラカルチャーを、写真とファッションで表現。日常から少し離れた空間を演出します。
http://homepage1.nifty.com/spacekids/


林義勝展「龍の大地」


会期:2月20日(水)〜4月22日(月)
会場:ホテルアイビス ミニギャラリー(東京都港区)
http://www.ibis-hotel.com/


野田尚之写真展「kiseki」


会期:2月27日(水)〜3月24日(日)
会場:VIGLOWA GALLERY(東京都文京区)
http://www.viglowa.co.jp/


第2回フォトクラブ楽作品展


フォトクラブ町田写楽写真展


会期:2月27日(水)〜3月4日(月)火休
会場:町田市フォトサロン(東京都町田市)
http://www.phmuse.com/

第2回天地水命写真展


会期:2月27日(水)〜3月5日(火)
会場:京都ぎゃらりい西利(京都市東山区)
http://www.nishiri.co.jp/topics/gallery/

野郎3人カメラ旅の巻 その2の2


齋藤 浩


片岡氏、マニュエル君、そしてオレの3人で歩いた昨年11月の尾道カメラ旅はとても充実した素晴らしい時間であったが、帰って現像してみたらマニュエルにだけ真っ白のネガが届いたという悲劇的な結末を迎えていた。


災いのもととなった彼のニコンFもオーバーホールから戻り、いざリベンジ! ってことで師走の尾道に再び降り立った野郎3人。


初日の撮影も盛り上がり、いよいよ二日目に突入したのであった。
※第116回『野郎3人カメラ旅の巻』、
 第119回『野郎3人カメラ旅の巻 その2』参照のこと
http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20121129140300.html
http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20130207140300.html


その日も見事に晴れた。荷物をホテルのフロントに預け、瀬戸内の光を浴びつつ出発だ。岸壁から見える向島の浮きドックがシルエットとなって美しい。
http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/2013/02/21/images/001.jpg


一同、クレーンをカメラに収めたところで、今回はまず町の西側にある西願寺をめざした。尾道といえば坂の町だが、海に近いあたりは平坦な町並みが続く。しかし、それが平凡な風景かといえばさにあらず。


おそらく戦前のものと思われるコンクリート建築や、煉瓦づくりの倉庫などが点在する、なんとも散歩しがいのある地域だ。屋根付きの駐車場があったのでちょっとのぞいてみた。ナイスな骨格!
< http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/2013/02/21/images/002.jpg >


芸術的ともいえる『瀬戸内』の文字。いとあはれなり。パソコンに向かってフォントをいじってもこうはならない。
http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/2013/02/21/images/003.jpg


横断歩道も妙にドラマチック。
http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/2013/02/21/images/004.jpg


錆びた看板やらアスファルトに落ちる電線の影やら、そんなモノばかりきゃっきゃと撮り歩く、およそ観光客らしからぬ行動をとる3人。


川に沿ってあるき、ひょいと路地に入ると一気に上り坂だ。ひと山越えて、つぎの山のてっぺんを目指す。途中でみつけた土蔵。赤塚不二夫先生の描くイヤミに見えるのはオレだけか。
http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/2013/02/21/images/005.jpg


西願寺からの眺め。前の日に歩いた路地は、あの山の、その奥の山だ。「うわー、昨日はあんな遠くを歩いたんですネー」マニュエルが感慨深げに言う。
http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/2013/02/21/images/006.jpg


思うに、尾道の観光コースといえば寺社めぐりが定番だが、やはり神髄は道程にあり! だなあ。西願寺をめざして歩いたにもかかわらず、寺の写真を一枚も撮ってなかったことに気づくオレなのであった。


さて、こんどは違う道を通って駅前〜千光寺方面へと向かう。ゆっくり歩いていると、ちょっとした板塀とか街灯の土台とか、なんでもないモノ達がここぞとばかりに主張してくる。


おお、なんとセクシィな節穴! そしてこのコンクリートの力強いマッス! といった具合に、それらがホントに芸術に見えてくるのだ。というか、実際ホントに美しいと思うんだよね。


なので、その『詠み人知らずの造形』の美しさを伝えるためにも、オレはいい写真を撮らねばならん。毎度のことながら使命感に駆り立てられるぜ。


と、思ってるのはふたりも同様らしく、カメラを構えつつ石垣から伸びた配水管やら、空き地に転がったブリキのバケツなんかを、真剣なまなざしで見つめている。


が、それにしても遅い。ふたりはさっきからずーっとバケツの前から動かない。そんなにそのバケツがイイのか。そこまでか??


オレは案内役とはいえ、世話役じゃないので先に行ってるぜ。と、細い道をうねうねと登ってゆく。そして振り向くと、まあ見事な3次曲面を描く路面であることよ!
http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/2013/02/21/images/007.jpg


そっと路面をなでてみる。うん、曲面だ。ハァ〜。美しいなあ。地元の人にしてみれば日常の風景の一部にすぎない狭い道、その表面を眺めて微動だにしないオレ。ふと我に帰る。まあ似た者同士か。


彼らはまだ来ない。なのでまたちょっと登ってみる。すると、なんとも美しくカットされた地形。これって最初は山だったところを巨大なナイフで切り取ったのかな。


この地形が正だとして、負の形を想像してみる。うーん、イイなあ。こんど粘土で模型を作ってみよう。
< http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/2013/02/21/images/008.jpg >


そうこうしているとふたりがやっと追いついてきた。どうやら良い写真が撮れたらしい。満面の笑みである。


急な坂道を下って、ちょっとコワイ橋を渡ると、
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区画整理されたっぽい区域に出た。地形と人々の暮らしとの結果生まれた、迷路のような場所をさまよっていたせいか、まっすぐの道が直角に交わる景色がとても不自然に見えてくる。きっとここも昔は迷路だったのだろうけど、今ではその姿を想像することはできない。


町並みは財産だ。前にも語ったと思うが、おじいちゃんと孫が同じ土地に住んでいながら、同じ風景を共有できないことがどれほどの損失を生むか気づいてほしいと思う。どうか、目先の利益だけに惑わされない、広い視野をもった町づくりをお願いします。


さて、レンズを変えて気持ちをリセット。商店街から山の手の路地を切り取る。墨絵のような瓦と壁。
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階段には手すりの影。南側の斜面は楽しいグラフィックパターンの宝庫だ。
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水平・垂直・45度! 画角が狭いと抽象画がたくさん生まれる。
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というところで腹がへってきた。4時間近く坂道を歩きっぱなしだし、当然か。昼食は商店街にある寿司屋のランチにしてみた。初めて入ったのだが、スゲー旨かった。にぎりはもちろん、箱寿司系のモノが繊細かつ華やかな味わいで、にもかかわらず気取ってない。


オレごときがエラそうに語ってしまい申し訳ないが、こんど来るときもランチはここにして、さらに折り詰めを作ってもらって帰りの新幹線で食べるのだ! もう決めたぞ。店の名前は忘れちゃったけど。


さて、気がつけば2時をまわっていた。山の手が暖色系に染まり、きりりとした表情がやわらかくなる。


5時前には尾道を発たねばならんので、ちょいと先を急ぐかね。ということで我々はそのままロープウェイ乗り場へ直行、千光寺展望台から尾道水道を臨む。寒い。


だが! 前回も良かったけど、今日はまた最高の眺めだ! しかし寒い。日向とはいえ12月だしな。でも見事な見晴らしゆえ許す!


向島の先の先の先の先の先の先までくっきり見える。嗚呼、瀬戸内海。海の幸旨かったな。
http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/2013/02/21/images/013.jpg


隣を見ると、マニュエルがソフトクリーム食ってる! 君、この寒いのによくそんなモノ食べられるね。


「前回も良かったけど、今回もまた素晴らしかったね。次回は一週間くらい滞在したいなあ」「こんど日本に来るときも、尾道には必ず帰ってきマス!」ふたりともそこまで気に入ってくれたか、嬉しいぜ。


ゆっくりと沈んでいく陽の光をあびて、屋根瓦も土塀も、我々の顔もバキバキのコントラストだ。時折シャッターを切りつつ、細い階段道をとぼとぼと名残惜しげに歩く野郎3人。


「そうだ! 記念写真撮りましょうヨ」


マニュエルの提案により、初めて観光客らしい行動に出た。しかし、バックはあえて石垣。この写真の右側に尾道の大パノラマが広がっていたなーと思い出しつつ、今回のご報告は以上。
http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/2013/02/21/images/014.jpg


【さいとう・ひろし】saito@tongpoographics.jp
http://tongpoographics.jp/


1969年生まれ。小学生のときYMOの音楽に衝撃をうけ、音楽で彼らを超えられないと悟り、デザイナーをめざす。1999年tong-poo graphics設立。グラフィックデザイナーとして、地道に仕事を続けています。

ソニー、Eマウントエントリーモデル「NEX-3N」ズームレバーを本体に搭載。オートフレーミングを強化


(デジカメWatch)
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20130225_589242.html



ソニー、本体にズームレバーを搭載した小型ミラーレス一眼「NEX-3N」


(NIKKEI TRENDY NET)
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/news/20130225/1047677/



ソニー、Eマウント広角単焦点レンズ「E 20mm F2.8」


(デジカメWatch)
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20130225_589229.html


ソニー、カールツァイス「Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM」を国内発表


(デジカメWatch)
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20130225_589235.html


ソニー、「70-400mm F4-5.6 G SSM II」を国内発表


(デジカメWatch)
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20130225_589245.html


ソニー、電動高倍率ズームレンズ「E PZ 18-200mm F3.5-6.3 OSS」を単体発売


(デジカメWatch)
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20130225_589255.html


ソニー、マルチインターフェースシュー対応小型ストロボ


(デジカメWatch)
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20130225_589270.html


ソニー、カメラ機材向けのスリングバッグ


(デジカメWatch)
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20130225_589282.html


SILKYPIXシリーズが「FUJIFILM X100S」や「FUJIFILM X20」などに対応


(デジカメWatch)
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20130226_589365.html


LPL、カメラの両サイドにストロボなどを装着できるブラケット


(デジカメWatch)
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20130225_589271.html

YouTubeで見つけました!

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