●このたびの大雨で、気象庁は制度運用開始後初めて「大雨特別警報」を滋賀県、京都府、福井県に発表。16日(月)午前6時に緊急記者会見を開き「ただちに命を守る行動を取って下さい」などと呼びかけた。さいきんよくテレビで見る顔がそこにあった。気象庁予報課の課長サンである。額が禿げ上がり、メガネをかけた好人物であろう風貌は、しゃべるときも常に口元が笑っているように見えて、「緊急」とか「警戒」とかいう言葉とかけ離れた雰囲気を醸し出しているのが違和感。この役者は替えたほうがいい、そう思うのはわたしだけであろうか。
それにしても「ただちに命を守る行動を取ってほしい」と言われてもなあ。緊張感に欠ける表現だと思う。というか、後は住民のみなさんの自己責任でヨロシクって言ってるような感じもする。また「これまでに経験のないような大雨」とか「50年に一度の雨量」と表現されても、よくわからない。後期高齢者ならわかるのかねえ。わかってもあとの祭りだろうな。ただただ戸惑うばかりだ。まあ、結局は自己責任だろう。天災の被害はあきらめるしかないのかな。
しかし災害は人ごとではない。いまマンションの防災計画を策定中だから、今までになく災害の報道が気になる。いつ来るかわからない首都直下型の大地震に備えて、今年中にマンションの防災マニュアルを仕上げる予定である。マンションのISPの防災支援サービスのサポートを受けて、マニュアルの基本形が完成したので、あとは我がマンション向けのこまかな調整が必要な段階だ。
結局は「その時」マンションにいる人「だけ」で災害対策本部を立ち上げ、マニュアルを運用してさまざまな活動をしなければならない。「その時」それぞれの居住者は何をすべきか、それを時系列でわかりやすく書き表すのはなかなか難しい。なにしろ経験がないもんで。
「その時」マンションはたぶん建物は無事だから、居住者は避難所に行っても拒否されるようだ。だから外部からは助けが来ないという覚悟、自助の精神が必要だ。わがマンションには自治会がないから、住民同士の交流は殆どない。ますます自助自立だ。「その時」我々はマニュアルを上手に活用できるだろうか。わたしが生きている間はマニュアルが不要であればいいな。(柴田)
●続き。たまに会って、Facebook上での話になるとついていけない。そこに居合わせる人たちは、みんなそれぞれの毎日を把握しているので、その延長上の会話になる。アクセスしない私が悪いと思いつつ、難民救助活動があったらなぁと甘えたくなったりもした。
いまこそ皆がスマホを持っているけど、そうでない数年前、IT系集まりだとガラケーが少数派。いまもIT業界にいない友人らはTwitterやFacebookをしていないし、それでもやっていけているから、ちょっと羨ましく思ったりする。
とか書いていたら、NさんからLINEが入っていた。後記を読んでくださったようで、心配されている。すみません。うわぁぁぁぁぁぁーーーってなる時があるんです……。仕事目一杯で後記ネタすら思いつかない時には、ネガな吐露になってしまい、自分でもいかんなぁと。気分転換でもすれば、元気になるんですが……。(hammer.mule)