「写真を楽しむ生活」のページ頭です

写真を楽しむ生活

写真が好きなすべての人に役立つ情報クリップ。写真展情報は"日本最強"!

カテゴリ ‘おかだの光画部トーク/おかだよういち’ のアーカイブ

おかだよういち


オンラインで写真を共有したり、twitterと連携して今感じた瞬間を写真でみんなに伝えたり、デジカメ全盛の時代、デジタルならではの写真の楽しみ方が増えてきました。


とはいえ、やっぱりプリントは写真の楽しみ方の原点。いつでも手に取ってぱらぱらとアルバムをめくって見れますし、人に写真をあげる時もデータもいいけど、もらった時にその場で見られるプリントも嬉しいものです。


フィルムの時代は、撮ったらお店に持って行って現像・プリントという行為が必ず発生していましたが、デジカメになってからというもの、撮るだけ撮ってパソコンに読込んで、blogなどに掲載した後は、意外とそのままになっちゃってませんか? それですと、せっかくの素敵な写真がただのデータ、ハードディスクの肥やしと化してしまってもったいないので、たまにはプリントしてみましょう。


ということで今回は、わたしがいつも使っている、カメラのキタムラのネットプリントを紹介しましょう。
http://www.kitamura-print.com/index.html


インクジェットプリンタで、写真専用紙に自分でプリントという手もありますが、枚数が多いと結構時間もかかって大変ですし、インク代+紙代+時間コストを考えるとけっこう高くつきます。お店でプリントの方が結果安いし、クオリティーも満足できるはずです。


サイトからWindows用の注文ソフト「プリント直行便」が無料でダウンロードできます。Mac版はないので、BootCampかParallelsなどのエミュレーター上のWindowsにインストールして使うことになります。しかし、Parallels上のXPで使うとちょっと遅すぎて、かなり忍耐が必要です。


ほぼ同様のことがWebブラウザの注文ページから可能ですから、Macの人は無理にWindows用のソフトを使うよりこちらの方がいいかもしれません。


メアドとパスワードを入力して会員登録をします。店頭で受け取る場合に、希望の店舗を登録しておきます。


準備が整ったら最初の画面で、「デジカメプリント」を選択。
http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/4147840398/in/set-72157615670331003/


ブラウザの場合は「デジカメプリントをする」の「注文する」をクリック。
http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/4147081013/in/set-72157615670331003/


写真があるフォルダを掘っていき、プリントしたい写真を選択します。
http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/4147081863/in/set-72157615670331003/


ブラウザの場合は、一枚ずつファイルを選ぶ方法と、一覧で表示されるサムネイルを選ぶ方法のどちらかを聞かれる画面の後、プリントしたい写真を選択します。
http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/4147840228/in/set-72157615670331003/


写真を選んだら、次の画面でプリントサイズや枚数などを設定します。一枚ずつでも一括まとめてでも設定可能です。プリント直行便ソフトの方では、一枚一枚トリミングの設定までできます。
http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/4147840642/in/set-72157615670331003/
http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/4147080759/in/set-72157615670331003/


わたしはいつもKG(102×152mm はがきサイズ)でプリントします。一般的なLサイズやDSCサイズより大きくて見栄えがするし、はがきサイズ(ほぼA6)のプロポーションなので整理用のアルバムなどの種類も豊富、しかも一眼レフのアスペクト3:2でトリミングなしの全画面プリントできるから、はがきサイズが好きです。


枚数とサイズの設定が終わったら、注文のボタンをクリックするとファイルの転送がはじまします。すべて終了すると確認のメールが届き、数時間後にはプリント完了のメールが届くので、お店に取りに行ってお金を支払って完了。


お店にメディアを持って行ってプリント注文するよりも、値段が安く設定されていますし、100枚以上10%オフなど枚数が増える程お得になるクーポンなどもありますので、自宅プリントより安上がりです。


このデジカメプリントの他によく使うのがA1ポスタープリント。プレゼントするととても喜ばれます。
http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/4148070876/in/set-72157615670331003/
http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/4148070390/in/set-72157615670331003/


こんな感じで写真を組み合わせて一枚の画像にして注文すると、A1の大きなポスターをプリントしてくれます。値段も思ったより高くないし、年に何回かポスタープリント半額キャンペーンとかあるので試してみるといいですよ。なんせ小さな子供だと自分の背丈より大きい写真ですから迫力あります。
http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/4148071050/in/set-72157615670331003/
http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/4147312657/in/set-72157615670331003/


プレゼントした時のことは、以前blogに書いていますのでよかったらそちらもご覧ください。
http://s-style-arts.info/index.php?ID=429
http://s-style-arts.info/index.php?ID=459
http://s-style-arts.info/index.php?ID=398
http://s-style-arts.info/index.php?ID=367


カメラのキタムラはその他にもいろんな種類のフォトブックの作成や、Tシャツプリントやマグカップ、クッションなど、様々なものに写真をプリントできるサービスもあり、小さなお子さんのいるパパ&ママ達はますます写真を撮るのが楽しくなるんじゃないでしょうか。
http://photobook.kitamura.jp/
http://www.kitamura-print.com/tshirt/
http://www.kitamura-print.com/photogoods/


【おかだよういち】
WEBクリエイター・デザイナー+フォトグラファー


どうしましょう。もう12月になっちゃいました。年賀状の素材をどうしようか悶々とする時期です。
http://s-style-arts.info/ okada@s-style-arts.com
<twitter:http://twitter.com/okada41>

おかだよういち


・いろいろ都合がありまして、掲載のタイミングが大幅にずれてしまいましたが、秋の写真をお楽しみ下さい。 (編集部)


読書の秋、スポーツの秋、食欲の秋……と色々と忙しい秋ですが、秋は絵になる被写体がいっぱい。ということで、今回の光画部トークは「撮影の秋」でいってみましょう。


最近は温暖化で夏が長いのか秋が遅いのか、10月の終わりでもまだ暖かい日が多く、11月も中盤にさしかかってきたこの時期、やっと気温もちょっと下ってきて秋を感じる季候になってきました。


秋は空気が澄んで空がとてもキレイです。空に浮かぶ雲も爽やかでとても絵になります。
http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/4101388670/in/set-72157615670331003/


晴れた日は空を見上げて、キレイな雲をいっぱい撮ってみるのもいいかもしれません。けっこうWebやDTPでデザインの素材として使えるので、空&雲はたくさん撮ってストックしておくと重宝しますよ。


空気が澄んで晴れた日は、夕暮れの風景も絶品です。特にいい感じの雲が出ている時はとてもドラマチックな夕景に感動します。
http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/4100640517/in/set-72157615670331003/
http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/4101395758/in/set-72157615670331003/


秋の風景で思い浮かぶのはススキ。青く高い空にとてもよく合います。
http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/4100633739/in/set-72157615670331003/


秋の陽射しに黄金に光るススキはキラキラしていてとてもキレイです。
http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/4100634125/in/set-72157615670331003/
http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/4101390166/in/set-72157615670331003/


これは、兵庫県の中部辺り神崎郡神河町の砥峰高原(とのみねこうげん)というススキの名所です。
http://kobe-mari.maxs.jp/kamikawa/tonomine_susuki_matsuri.htm


どんな被写体でも、逆光で撮るとドラマチックな感じになります。ススキも順光だけでなく、太陽バックで撮ってみると輪郭がキラキラ光ってキレイですよ。
http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/4100635431/in/set-72157615670331003/


秋桜と書くくらい、秋を連想させるコスモスもこの時期の代表的な被写体です。
http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/4101395220/in/set-72157615670331003/
http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/4101394918/in/set-72157615670331003/
http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/4100639197/in/set-72157615670331003/


コスモスは背が高く、弱い風が吹いても結構揺れるので、アップだとなかなか撮りにくいことが多いです。被写体ブレをしないように、シャッタースピードをなるべく速く設定して撮るとちゃんと止まってくれます。また、コスモスが風でゆらゆら揺れるのを逆手に取って、シャッタースピードを少し遅くすると花がブレて風を感じることができます。
http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/4100638843/in/set-72157615670331003/


そして、秋と言えばやっぱり紅葉。関西でもようやくちょっと色付いて来たようです。
http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/4101395598/in/set-72157615670331003/
http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/4100640041/in/set-72157615670331003/
http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/4101392780/in/set-72157615670331003/


赤やオレンジ色が映えるように、濃いグリーンや黒っぽい背景を探すとコントラストを演出しやすいです。構図の勉強をするのにはもってこいの被写体なので、色々な角度から露出も色々設定変えて撮ってみるといいと思います。


これもススキと同様、順光だけでなく逆光で撮ると、色とりどりの葉を透過した光がとてもキレイに写ります。
http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/4100637061/in/set-72157615670331003/
http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/4100636851/in/set-72157615670331003/


最後に、この時期のイベント、七五三。ありきたりの「ハイ。こっち向いて〜。チーズっ!」って感じの記念写真だけでなく、後から写真を見るだけで一日の記憶が蘇るような、イベント全体の写真を撮っておきましょう。
http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/4101397896/in/set-72157615670331003/
http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/4100641003/in/set-72157615670331003/
http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/4101396690/in/set-72157615670331003/


せっかく綺麗な着物を着てお粧ししているのですから、帯も写るように後ろ姿も撮りましょう。髪飾りも忘れずに。
http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/4100640759/in/set-72157615670331003/
http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/4101397348/in/set-72157615670331003/


子供の写真を撮る時は、できるだけ子供の目の高さまで低くなって撮るように心掛けると、全身がバランスの取れたプロポーションになります。立ったりしゃがんだりを何度も何度も繰り返すスクワットなので、数時間撮ってると太ももがパンパンになりますが、かわいい子供の写真の為に日々鍛練です。
http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/4100642783/in/set-72157615670331003/
http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/4100641523/in/set-72157615670331003/


そして、主役本人だけでなく、周囲にも気を配って、忘れずにイベントのディテールも撮影しておきましょう。ちょっとした小物なども押さえておくと、それだけでストーリーになり、アルバムやフォトブックを作る時にもアクセントになります。
http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/4100643627/in/set-72157615670331003/
http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/4100643097/in/set-72157615670331003/


最後に、その日の空とか撮っておくと、大人になっても七五三の日は晴れたいい天気だったんだなぁと、小さな日のことを思い出すかもしれません。
http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/4100644049/in/set-72157615670331003/


【おかだよういち】
WEBクリエイター・デザイナー+フォトグラファー
http://s-style-arts.info/ okada@s-style-arts.com
<twitter:http://twitter.com/okada41>

おかだよういち


最近、失敗した写真って全部消します? フィルムと違って現像するコストのことなど考えず気軽にバシバシ撮れるデジカメ。記録メディアも大容量化+低価格化してきたこともあり、失敗っぽい写真もあまり消さないようになってきてませんか?


ちょっとくらいブレててもピンボケしてても、それが逆に臨場感や味がある気もしますし、人物が目をつぶっていても何枚か撮っていれば、Photoshopなどの画像処理ソフトで簡単に合成できますから、素材と考えればわざわざ消す必要はないわけです。デジカメの出始めの頃と比べると、画像を消す頻度が減っている気がします。


そして、画素数も大きくなりバッテリーの持ちも良くなってきたので、たくさん写真を撮るとどんどんディスクスペースがなくなってしまいます。そんな肥大化する画像データを失ってしまうリスクを減らし、安心して管理できる方法として、前回はflickrをバックアップディスクとして利用する事を書きました。


本来flickrは写真を中心としたSNSであり、仲間同士や、同じ趣味趣向の見知らぬ人々と、写真を通じたコミュニケーションができる写真共有サービスですから、単にオンラインに写真をアップロード保存しておくだけの写真アルバムではありません。


flickrは、アップロードした写真に色々な情報を付けたり仕分けしたりして整理します。更に一枚一枚、タイトルを付けたり、説明を付けたり、他の人の写真にコメントを付けたり、写真の一部分にノートを付けたりもできます。


気になるキーワードで検索して気に入った写真が見つかったら、コメントを付けてみると撮影者と仲良くなれたりするかもしれません。また、flickr上には色々なグループがあるので、トイカメラで撮った写真が好きな人はトイカメラのグループに登録しておけば、自分で撮ったトイカメラの写真をアップロードして、グループの人と見せ合いっこもできます。


そのあたりのことは、ブラウザから簡単にできますし、前回紹介した、専用ソフトからも可能なので、アカウントを作ったら色々と試してみると分りやすいと思います。


携帯やiPhoneで撮った写真でコミュニケーションを楽しむ


今回は、PCのブラウザからではなく、携帯やiPhoneで撮った写真でコミュニケーションを楽しむ、私の使っている方法をご紹介します。


最近は、twitterを使った日常のコミュニケーションが多くなってきました。NHKニュースなどでも紹介されるようになってから、ますますユーザーが増えているようです。twitterは基本的に短い文字だけを送信するツールだったのですが、TwitPicやyFrogなど様々なtwitter用の画像共有サービスがありますから、今何しているのかを画像付きで共有できるようになってきました。


flickrも同様に、自分のtwitterアカウントと連動できる“flickr2Twitter”があるので、写真があちこちの画像共有サービスに散らばるのが嫌な人は、flickrで一括管理すると良いでしょう。


iPhoneでは専用の投稿アプリで、携帯で撮ったものもflickrに送る専用のメールアドレスに写真に添付して、タイトルにtwitterに送る文字を打って送信すれば、外出先での出来事を写真付きで共有できます。
http://www.flickr.com/help/sharing/#953361


例えば、iPhoneで撮ってtwitterに写真を添付してツイートすると……twitterのタイムラインで「雨もやんだので予定どおり淀川でBBQ。http://flic.kr/p/78845C」とURL付きで表示され、リンクを辿るとflickrの写真が表示されます。
http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/4018732224/in/set-72157615670331003


http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/4046181666/in/set-72157615670331003/
http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/4030695783/in/set-72157615670331003/
なども、iPhoneからflickr経由でtwitterにツイートしたサンプルです。


同様に、携帯電話のカメラで撮った写真をメールに添付して、タイトルにtwitterに送る文字を打って、専用のflickrのメールアドレスに送信すると、「第二神明渋滞中。 http://flic.kr/p/76wNmf」となります。
http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/4000732366/in/set-72157615670331003/


デジカメで撮った写真も、iPhoneで撮った写真も、携帯で撮ったのも、すべてflickrにまとめておけば、後から整理するのも楽ですしブログなど他の用途に流用するのにも便利です。


iPhoneでflickrを使う時に便利なアプリを3つ紹介


携帯ではメールに添付して送信ですがiPhoneでflickr→twitterの場合、わたしは【Gyazickr】というアプリを使っています。写真を選んでツイートするだけ。投稿専用のシンプルな無料アプリです。アルバムから送りたい写真を選んで、文字を打つ(フリックする)だけ。
http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/4047510016/in/set-72157615670331003/


twitterに送ることはせず、アルバム内の写真をまとめてflickrにアップロードするのに便利なアプリは、【Eye-Fi】(無料 ※Eye-Fiのアカウントが必要なのでEye-Fiカードのユーザーのみ)
です。


iPhone内の写真をまとめてflickrとパソコンに転送できます。flickr純正アプリは今のところまとめてアップロードできず、一枚ずつなのでとても面倒ですが、このアプリなら楽です。しかも同時にパソコンにも保存されているので、いちいちiPhoneをパソコンに繋いで転送する必要がなくなります。
http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/4046876471/in/set-72157615670331003/


【flickr】(無料)
http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/4046881739/in/set-72157615670331003/


本家flickrアプリ。起動すると、まず自分のコンタクト(友人)の写真のスライドショーが表示されます。動きのあるトランジションがかっこいいのでずっと見てても飽きない感じ。
http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/4046883909/in/set-72157615670331003/


上記のように今のところ一枚ずつしかアップロードできませんが、
タイトルやタグやパーミッション(誰に見せるか)を細かく設定
できます。
http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/4047628742/in/set-72157615670331003/


本家アプリらしく閲覧、コメント投稿、検索など使いやすいのでiPhoneのflickrユーザーは必携です。


写真は撮る楽しみ、見る楽しみ、見せる楽しみがあります。撮ったその場で、その瞬間に感じた言葉を添えてみんなで共有する。昔はなかった今ならではの写真の楽しみ方が始まっています。最近、iPhoneのしょぼいカメラをコンパクトデジカメよりも頻繁に使ってしまうのは、こういう理由が大きいんじゃないでしょうか。


【おかだよういち】okada@s-style-arts.com
WEBクリエイター・デザイナー+フォトグラファー
http://s-style-arts.info/

おかだよういち


みなさんは、Flickrを使っていますか? かなり今更な感じですが、今回はFlickrのお話です。この光画部トークで、サンプル写真を紹介する時に使っていますので、使ってない方もサイトにはいかれたことはあると思います。


前回の最後に、「しょぼくてもiPhoneのカメラが良いのは、撮ったその場でインターネットの様々なサービスを使って、みんなと共有できるからだと思います」と書きましたが、Flickrはそんな写真の新しい楽しみ方を与えてくれた、写真共有Webサービスの草分けです。


FlickrはアメリカのYahoo!のサービスですので、利用するにはYahoo! IDが必要です。残念ながら日本のYahooとは会社が違うので、Yahoo! JapanのIDは使えません。日本語での説明などはないので、ちょっと敷居が高く感じるかもしれませんが、そんなに難しくないので、とりあえずIDを取ってみるとよいでしょう。


Flickrは機能も豊富で、使い方に関しては色々な側面があり、人によって用途は様々だと思います。わたしの一番重要な用途としてはバックアップです。


Flickr以前はNASやミラーリングしたHDDにメディアから写真を読込んで、更に定期的にCDやDVDに焼いていました。バックアップ自体、結構面倒な作業ですし、目的の写真を探す時も大変です。


更には、光学メディアも劣化して読めなくなることもありますし、HDDもいつかはクラッシュしますから、大事なデータが消えてしまうリスクは常につきまといます。それが、Flickrを使うことでCDやDVDに焼くことはもうなくなりました。


撮影後、メディアを読込むまでは同じですが、その後、アップローダーで全部まとめてアップロードします。他人に見せたくない写真の場合は、セキュリティの設定を非公開にも出来ますので安心です。アップロードする際に目印となるタグを付けたり、タイトルや説明を付けたり、setと呼ばれるアルバムを作って整理したりして、後から探しやすくしておくとよいでしょう。


こうしておくことで、パソコンが壊れてもHDDがクラッシュしても、DVDが読めなくなっても、家が火事や洪水など災害に巻き込まれても、インターネット上に大切な思い出は残っていますので、少し気が楽になります。


無料でも使えるサービスですが、心置きなく容量無制限でFlickrを使うには年間25ドル程のProアカウントにする必要があります。HDDが安くなってきたとは言え、容量が大きいと数万円しますから、容量無制限のどこからでもアクセスできるHDDが月200円程で使えると思えばかなり安いと思います。
http://www.flickr.com/upgrade/


Rawデータは対応していないので、基本Rawで撮るという人のバックアップ用途にはなりませんが、現像後のjpeg画像だけでもオンライン上に保存しておくと少し安心です。


アップローダーはFlickr純正のアプリやフリーウェア、シェアウェア、プラグインなど色々ありますので、好みのものを探してみると良いでしょう。


Flickr Uploadr http://www.flickr.com/tools/
1001 http://infinite-sushi.com/software/1001/
Photonic http://www.photonicapp.com/
FlickrExport for iPhoto and Aperture http://connectedflow.com/flickrexport/
jUploadr http://juploadr.org/


ちなみに、わたしはPhotonicという有料のソフトを使っています。それぞれを比較した記事を以前ブログに書いていますので、興味のある方はご覧下さい。
http://s-style-arts.info/index.php?ID=456


また、Eye-Fiカードを使うと、アップローダーなど使わなくても、カメラの電源を入れるだけで、勝手に全部Flickrにアップロードしてパソコンに取込んでくれるので、“世界観が変わるほど”便利です。
Eye-Fi カード
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0027BKFOQ/


バックアップした写真をダウンロードする際に、数枚であれば問題ないですが、何百枚ものデータを一枚ずつダウンロードするのはとても大変なので、指定した写真をまとめてダウンロード出来るソフトが欲しくなります。


Photo Grabbr(Mac用)を使うと、set毎にチェックしたものをまとめてダウンロード可能です。自分のアカウントでこのソフトを認証させておけば、非公開にしているsetもリストで出てきます。
Photo Grabbr
http://www.malarkeysoftware.com/projects_PhotoGrabbr.html


バックアップに使うだけでなく、まだまだ、Flickrの用途は沢山あります。本来は写真を共有して楽しむサービスですから、その辺りはまた次回以降、触れてみたいと思います。


【おかだよういち】mailto:okada@s-style-arts.com
WEBクリエイター・デザイナー+フォトグラファー
http://s-style-arts.info/

おかだよういち


前回は、iPhone用の広角マクロレンズと魚眼レンズをご紹介しました。今回もiPhoneネタで、最近オススメのiPhoneのカメラ・写真系アプリをふたつご紹介します。


TiltShift Generator(¥115)


http://fladdict.net/blog/2009/09/tiltshift-generator.html


fladdict氏が制作された、ミニチュア写真っぽく画像を編集するアプリです。No.16で紹介した、同様のTiltShiftというアプリよりも使いやすいです。iPhoneのカメラで普通に撮った写真も、このアプリでちょいと加工するだけでトイカメラで撮ったようなとっても味のあるアートな写真になります。アプリ内からtwitterに投稿することも出来ます。


キャプチャ画像を使って簡単に使い方を説明します。まず、アプリを起動し、撮影するか、既存の画像をアルバムから選択します。一番下に並んでいるアイコンを左から順に作業すればいいので直感的にわかると思います。


加工する画像が表示されたら、次はBLURのアイコンでボケ味を調整します。円形と線形のどちらかを選択し、2本指でピンチして円の大きさや線の太さを調節します。スライドバーで、ピントが合ってる部分からボケる度合いを調節します。
http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/3961453469/in/set-72157615670331003/
http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/3961453991/in/set-72157615670331003/


ボケ具合を調節したら、次はCOLORのアイコンで彩度・明度・コントラストをそれぞれスライドバーで調節します。
http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/3962230530/in/set-72157615670331003/


次に、VIG.アイコンで写真の周辺の暗く成り具合を調整します。トイカメラのトンネル効果の部分です。
http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/3961455043/in/set-72157615670331003/


最後に、SAVEアイコンで加工した写真を保存したり、twitterに投稿したりします。たったこれだけのステップで、特になんてことない写真がとっても味のある、アートっぽい作品になるので楽しいですよ。同じ写真でも、調整具合を変えてみると全然違った味わいになるので、色々試してみたのをアップしてみました。


元写真
http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/3962602147/in/set-72157615670331003/

http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/3963378598/in/set-72157615670331003/
http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/3962622027/in/set-72157615670331003/
http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/3962631189/in/set-72157615670331003/


元写真
http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/3963389310/in/set-72157615670331003/

http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/3963394904/in/set-72157615670331003/


元写真
http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/3963664758/in/set-72157615670331003/

http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/3963397852/in/set-72157615670331003/


元写真
http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/3962611629/in/set-72157615670331003/

http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/3962619483/in/set-72157615670331003/
http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/3963397478/in/set-72157615670331003/


元写真
http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/3883894591/in/set-72157615670331003/

http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/3884688296/in/set-72157615670331003/


元写真
http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/3962199102/in/set-72157615670331003/

http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/3962200502/in/set-72157615670331003/
http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/3962200980/in/set-72157615670331003/


Photoshopで同様の加工をすると結構面倒な工程で時間もかかるので、最近サイト制作用の素材写真でイメージ的に使うものもiPhoneで撮って、これで加工したものを使いました。女性モノのセレクトショップのサイトで使う写真です。


元写真
http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/3963614488/in/set-72157615670331003/

http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/3962839717/in/set-72157615670331003/


元写真
http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/3962837111/in/set-72157615670331003/

http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/3963616296/in/set-72157615670331003/


元写真
http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/3962847287/in/set-72157615670331003/

http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/3963626426/in/set-72157615670331003/


同じことがパソコンで出来るAIRアプリもありますので、iPhoneを使ってない人も試してみてはいかがでしょうか?
TiltShift Generator
http://labs.artandmobile.com/tiltshift/


AutoStich(¥230)


http://www.cloudburstresearch.com/autostitch/autostitch.html


数枚の写真を自動で繋ぎ合わせて合成して、大きなパノラマ写真を作ってくれます。風景など一枚の写真の画角に入りきらない時は、一部が重なるように何枚も撮っておいて、このアプリで加工する写真を選択してボタンひとつタップするだけで、繋ぎ目の目立たないきれいな合成ができます。
http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/3962186746/in/set-72157615670331003/
http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/3884684748/in/set-72157615670331003/


カメラとしての基本性能はかなりしょぼいiPhoneのカメラですが、他のデジカメと比べると圧倒的に楽しいのは、アプリによって全く違うモノに変化することと、撮ったその場でインターネットの様々なサービスを使って、みんなと共有できるからだと思います。


仕事でデジタル一眼レフを使うのは別として、日常の行動では普通のコンデジで撮るのが最近物足りなく感じるようになってきました。画質より、その場ですぐアップしたい欲求の方が強いんでしょうね。


【おかだよういち】okada@s-style-arts.com
WEBクリエイター・デザイナー+フォトグラファー
http://s-style-arts.info/
20種類もボディカラーがあるPENTAX K-xが発売されます。こんなカラフルな一眼レフカメラが買える国に生まれて幸せ。

YouTubeで見つけました!

広告
このページの上部にもどる

アクセス

いろいろな方法でアクセスできます!