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まずISO感度を確認しよう


岡田陽一


関西では桜も散ってしばらく経ちゴールデンウィーク目前ですが、結構寒い日もあって体調管理が大変な今日このごろです。


さて、みなさんはデジタル一眼レフやミラーレス一眼などで撮影する時に、まず何を設定しますか?


絞り? シャッタースピード? 最近では、色をナチュラルやビビッド、モノクロなどにする設定や、ミニチュア風などにエフェクトをかける設定などもあります。「このシーンはこんな感じに撮りたい!」って感じたら、まずはピクチャーエフェクトの設定をするのかもしれません。


最近のデジカメは設定項目もたくさんあるので、どうなんだろうと色々と考えてみたのですが、やっぱり一番最初に設定するのは、「ISO感度」じゃないのかと思います。


ISO感度はほとんどのカメラで自動設定になっているので、普段あまり意識しないかもしれません。最近のデジカメは、暗い場所でシャッタースピードが遅くブレやすいシチュエーションになると、自動でISO感度を高く設定するようになっているものが多いです。


なので、設定項目としては忘れがちですが、実は重要なのでちょっと注目してみましょう。


フィルムで撮ってた時代。写真を撮ろうと思うとまず、カメラ屋
さんに行ってフィルムを買います。24枚撮り、36枚撮りのチョイ
スもありますが、フィルムを選ぶ時にISO感度を見て購入してい
ました。


晴れた日の屋外で撮影する時は、ISO100のフィルム、屋内で撮ることが多い日はISO400、夜や暗い場所で撮る場合はISO1600など。そう、フィルムの時代、撮影する際は最初に必ずISOを設定していたのでした。


ということは、デジタルになっても基本は同じです。以前、仲間と神戸花鳥園に花や鳥を撮影に行きました。望遠レンズを付けて、鳥が飛んでいるシーンを撮影しようと思うと、どうしても速いシャッターを切りたくなります。


そんな時はまず、なるべくISO感度を高く設定しておかないと、シャッタースピードを速いところに設定できません。また、花を撮る時に背景をぼかしたい場合も同様です。


逆に、鳥が飛んでるシーンでも躍動感を表現するために意図的に少しぶらして撮ったり、流し撮りをする場合は、少しシャッタースピードを遅くするのですが、絞りとの兼ね合いもあるので、まずはISO感度を先ほどより低めに設定するといいかもしれません。


では、ISO感度って何かおさらいです。


デジタルカメラの場合、ISO感度とはセンサーが光をとらえる能力を表す値です。デジカメはセンサーに当たった光を電気信号に変えて処理します。ISO感度を上げることは、電気信号を増幅することです。ISO感度を2倍にすると電気信号は2倍になります。


ISO感度の設定を200から400に2倍にすると光の量が半分でよくなるので、露出値で1段分(絞りだと1段開ける、シャッターだと1段速く)設定できます。


電気信号を増幅するのですから、当然弊害もあります。ノイズが乗ってきますので、画像が荒れて汚くなってきます。ISO感度は低いほどきれいな画像が得られます。


ノイズの入り方はセンサーの大きさにも関わってきます。iPhoneやコンデジの小さなセンサーでは当然光を受ける量が少ないので、高感度になるとノイズが目立ちます。逆にデジタル一眼レフなど大きなセンサーであれば、その分たくさん光を受けるので、感度を上げても比較的ノイズは目立ちません。


普段は、オートで撮影していても、いざ「こんな写真が撮りたい!」と思った時は、絞りやシャッタースピードを調節する前に、まずISO感度を確認するように心がけると、意図した写真が撮りやすくなると思います。


では、ISO感度について参考になるリンクを紹介しておきますね。


「デジタルカメラにおけるISOとは? 高いとどうなる?」
<http://allabout.co.jp/gm/gc/19762/ >
「ISO感度と写りの関係を理解する」
http://camera.itmedia.co.jp/dc/articles/1007/02/news024.html
「デジカメのISO感度とは?」
http://dcdb.nf4hou.com/kinou/iso.html
「ISO感度とは」
http://diji1.ehoh.net/contents/iso.html
「ISO感度」
http://ja.wikipedia.org/wiki/ISO%E6%84%9F%E5%BA%A6


【岡田陽一 株式会社ふわっと 代表取締役 ディレクター+フォトグラファー】
okada@fuwhat.com <Twitter:http://twitter.com/okada41>


6月30日(日)に開催する「CSS Nite in KOBE, Vol.2〜デザイン再考(サイコー!)では、
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久々にニコンの一眼レフを調べてみる


岡田陽一


昨年あたりは、どこに行ってもミラーレス一眼を持っている人ばかり目についたのですが、最近気のせいかもしれませんが、また大きな一眼レフを首から下げている人をよく見かけるような気がします。


だんだん気温も暖かくなってきたからなのか、ミラーレス一眼も一巡してやっぱり一眼レフに戻った人が増えてるのか。定かではありませんが、先日友人から「D90を買い換えようと思ってるんだけど、D600とD7100のどっちがおすすめ?」と質問を受けたので、久しぶりに最近のニコンのデジタル一眼レフカメラ事情を調べてみました。


まず、買い換えたい方のD90は2007年4月発売のベストセラー。けっこうこの頃に、D90がきっかけで一眼レフを購入した人が多かったような記憶があります。そこから6年も経っているので、D90をずっと使っている人はそろそろ買い替えのサイクルなのかもしれません。


6年も経つと、センサーから内部の画像処理エンジン、電池やボディ周りなど物凄く進化しているので、当時のD90と同じクラス(値段)でなくて、もっと安い入門機でも性能はかなり上なのが、かつてのフィルムと機械機構の時代と違う、デジタルの良くも悪くもあるところ。


後から買う方が安くて性能のものが手に入る良い面もあれば、自分が買ったカメラが次のモデルが出るとすぐに陳腐化してしまう面もあり、フィルム時代のカメラは10年くらいのサイクルでしたが、今のデジタルはそのサイクルが物凄く早い。


そう考えると、D90が6年も経ってまだ現役というのはデジタルカメラとしては長いですね。


さて、買い替え対象となるD600とD7100は何が違うか。D7100は今日現在で一番新しいカメラ。今週3月14日発売になります。もう一方のD600の発売は2012年9月。


D600



D7100



このふたつのカメラで大きく違うのは、センサーのサイズです。D600がFXフォーマット。俗にいうフルサイズというものです。D7100がDXフォーマット。FXのセンサーよりも小さいAPS-Cというサイズ。


ニコンD600 ボディ(169,438円 Amazon)
http://amzn.to/X0WUIr
ニコンD7100 ボディ(124,200円 Amazon)
http://amzn.to/10FfZpV


D90からの買い替えということで、同じDXフォーマットを選び、既に持っているレンズをそのまま使うというチョイスか、これを機にフルサイズに移行してレンズもすべて新しく揃えるか。ここは予算との問題になります。


センサーサイズが大きいと、良いことはたくさんあります。暗いところでもノイズが少なくきれいに撮れるとか、同じレンズでも背景がよりボケるとか(その辺りはまた別の機会に解説しますね)。


ただ誰にとっても、何がなんでもフルサイズのFXフォーマットがおすすめかというとそうでもありません。


望遠系の写真を撮ることが多い人はDXフォーマットの方がおすすめです。例えば、300mmのレンズを付けても、フルサイズ換算で1.5〜1.6倍の値になりますから、450mmのレンズを使っているのと同じ画角になります。


サーキットでレースを撮る時や自然の中で野鳥を撮る時などは、超望遠レンズを使いたくなりますが、そんなレンズはとても高額なのでDXフォーマットの方が手軽に望遠の撮影が楽しめます。


もうひとつ、人物を撮影する王道のレンズとして85mmを使います。これはフィルムの時代からそうですが、ちょうどいい画角と被写体との距離感、そして歪みのない人物撮影に向いたレンズです。


Nikon AF-S NIKKOR 85mm f/1.4G(140,251円 Amazon)
http://amzn.to/10FhXH0


この85mmのレンズ、憧れますが定価225,750円もします。Amazonで買っても14万円。なかなか手が出ない価格ですよね。


これが、DXフォーマットだと、同じくらいの画角を想定すると50mmのレンズで×1.6すると80mmとなります。


Nikon AF-S NIKKOR 50mm F1.4G(39,457円 Amazon)
http://amzn.to/X0ZwWH


定価で63,000円のレンズですがAmazonで4万円切ってます。もちろん、ボケ味とか厳密に言うとまったく同じにはなりませんから、単純な比較はできませんが、趣味で撮影するレベルであれば、画角的にも明るさ的にも人物撮影にはおすすめです。


FXフォーマットでフルサイズの性能を引き出そうとすると、かなり高額のレンズが必要になります。ボディだけ良くてもいい写真は撮れません。やはり写真はレンズが大切です。


なかなかそこまで予算をかけられない場合は、DXフォーマットのチョイスがさまざまなシチュエーションで写真を楽しむのに向いているかもしれませんよ。


ということで、友人にはD7100をすすめましたが、そうなると昨年2012年11月に発売されたD5200も価格的に気になってきます。


ニコンD5200
http://amzn.to/X10QsL


しかも、ボディのみだと74,800円なのに、18-55VRレンズキットだと71,629円と、レンズが付いている方が安いのでますます悩みます。


と、いろいろと悩んでる時が一番楽しいので、カタログを眺めながらあれこれ想像するとして、ニコンさんの名前の付け方が、もう何がなんだか分らないので、なんとかして欲しいと思います。


D300までは確か3桁がDXフォーマットのフラッグシップだったはずですが、今回のD7100がDXの最高峰の位置づけということで、訳がわかりません。


【岡田陽一/株式会社ふわっと 代表取締役
ディレクター+フォトグラファー】
okada@fuwhat.com <Twitter:http://twitter.com/okada41>


姉妹メルマガ「デジクリ」でもお馴染み森和恵さんと弊社スタッフが執筆した「よくわかるFireworksの教科書」が先日発売になりました。Webのお仕事をされている方は、是非お手元に一冊リファレンスとして置いていただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします。
< http://amzn.to/ZcrzEF >

岡田陽一


2013年最初の「光画部トーク」です。本年もよろしくお願いいたします。年が明けたと思ったらもう半月過ぎてしまいました。この調子だと今年もあっという間に過ぎ去っていきそうですね。


2008年の10月にスタートした「光画部トーク」も5年目になります。もうすぐ100回です。写真や撮影のことに関しては、これからカメラを買って写真や撮影の勉強をしてみようと思っている初心者の人向けに、もう一度ベーシックな事からおさらいする内容を考えています。


ブログなどと違って、メルマガの文章だけでカメラのことを解りやすく説明・解説するのってなかなか難しいのですが、がんばってみます。


また、カメラや写真のことだけじゃなく、Web関連や、それに関わるイベント、また個人的に興味のある内容など、「光画部」に縛られすぎることなく、もう少し幅を広げた内容でお届けしたいと思います。


それでは、今回は先週発表された[CSS Niteベスト・セッション2012]に関するご報告から。2012年の一年間、全国で計65回のイベントが開催され、のべ6,919名の方が参加したCSSNite。全部で227セッションが行われた中から、岡田の担当したセッションがベスト10入りしました。
http://cssnite.jp/archives/best-session2012.html


2012年3月24日、ベルサール神保町で開催されたCSS Nite LP, Disk22「Webデザインで使うPhotoshop」での「素材写真の撮影時に気をつけておくべき7個のポイント」というタイトルでお話したものです。


「Webデザインで使うPhotoshop」というテーマにもかかわらず、Photoshopの話をほとんどせずに、素材写真の撮影時に気をつけておくと良いことを7つに絞ってお話しました。


その理由は、失敗した素材写真を修正するためにPhotoshopで時間を費やすのではなく、本来もっとクリエイティブな作業につかう方が良いからです。撮影時に少しだけ周囲に気を配ることで、後から余分な作業をしなくて済むことがいっぱいあるのです。


では、改めてその時に話した内容を復習してみましょう。


1◎撮影時に要らないものは消す!


背景にゴミ箱が置いてあったり、要らないものなのに気付かないでそのまま撮ってしまって、素材として使う時に「これ消さなきゃ!」ということも多いのではないでしょうか。


最近ではPhotoshopも高機能で自動でコンテンツに応じるような消し方もできるので、割りと簡単に考えがちですが、ちゃんと消そうとすると結構時間も労力もかかるものです。


撮影時に画面の四隅にまでしっかり気を配って、要らないものが画面に入っている場合は、その場で移動させたり片付けたりして、画面から消した状態で撮影しましょう。


2◎同じ位置でたくさん撮っておく


会社や店舗の外観の撮影の時など、周辺を歩いている人とか動いている車とか、邪魔なものが色々と写ってしまいます。昔なら、NDフィルターを利用して光量を減らし昼間に長時間露光することで、動いているものが写らないような方法を使っていましたが、今では同じ位置でたくさん撮っておけば、Photoshopのコマンドひとつで簡単に消すことができます。方法に関しては動画をご参照ください。
http://youtu.be/fXGmIg_R_M4


3◎先を読みながら撮る


プロのフォトグラファーと普通の人の違いは? と聞かれると、わたしはこう答えます。「一般の人は、あ! いい瞬間! と思った時に撮るけど、プロは次のこういうタイミングでいい瞬間が来ると、先を読んで撮る」


その一瞬の違いが、写真に現れてくるのかなぁって思っています。被写体をじっくりと観察してみると、色々と見えてきますので、ベストな瞬間が来るのを待つことができます。


4◎イメージ用の撮影なのか、説明用の撮影なのかを明確に


例えば食べ物の商品撮影などでは、美味しそうに、食べたくなるような雰囲気を伝えるイメージの撮影なのか、または、どんな素材を使っているのか、大きさや量はどれくらいなのかなど、説明に使用するものとは、まったく違う写真になります。何に使うものなのか、意図をしっかりと把握して撮影に望みましょう。


5◎素材撮影の場合、完璧な構図はNG


どこもトリミングする余地がないような、完璧に構図を作った写真は、素材としてはとても使いにくいものです。デザインで使う写真の場合、構図は後からデザインに合わせてトリミングしたり、文字を配置したりするのを前提で、余白を多く取ってスキのある構図で撮りましょう。


6◎RAWで撮る


とにかくRAWで撮っておけば、後から現像するときに劣化なく露出やホワイトバランス、レンズの歪みなども調節できます。色にシビアな商品撮影などは、特にRAWで撮っておくことをおすすめします。


7◎ホワイトバランスを合わせる


とはいえ、データ量の問題や後から現像する時間コストのことも考えると、すべてRAWで撮ることが出来ない場合もあります。


そんな時は、とにかくホワイトバランスをしっかりと合わせてから撮りましょう。レンズの先に取り付けてホワイトバランスセットするようなグッズも各社から色々と販売されていますし、その場で用意できる白いコピー用紙を使ってホワイトバランスをセットするだけでも、オートで撮影するのとはずいぶん違うものです。


以上、簡単に7つのポイントを紹介してみました。これらを押さえておくだけで、後から面倒な修正が必要なくなると思います。


[CSS Niteベスト・セッション2012]に関してはブログにも感想を書いていますので、そちらもご覧ください。
http://fuwhat.com/blog/entry-179.html


それでは、2013年も光画部トークをよろしくお願いいたします!


【岡田陽一/株式会社ふわっと 代表取締役 ディレクター+
フォトグラファー】
okada@fuwhat.com <Twitter:http://twitter.com/okada41>


関東は大雪だったみたいですね。めったに雪景色にならない所は、せっかくの雪のシャッターチャンスです。いっぱい写真を撮ってみてください。画面の多くに雪が占めているとどうしてもアンダー(暗い感じ)に写るので+1.5〜2.0くらい露出補正しましょう。

岡田陽一



早いもので今回の光画部トークが2012年のラストになります。年今年を振り返りながら、年末年始の物欲シーズンに気になるデジカメ関連ガジェットのご紹介で締めてみます。


2012年も多くのメーカーから、さまざまな機種のデジカメがたくさん発売されました。その中でわたしが購入したのは、SONY NEX-5N。年はじめにカールツアイスのレンズと共にゲットしました。


今流行りのミラーレス一眼ですが、他社の製品と比べてセンサーサイズが大きく、一般に普及しているデジタル一眼レフに使われているセンサーサイズと同じ大きさのAPS-Cサイズ。


なので、他社のミラーレスよりもボディは大きいのですが、それでも一眼レフのサイズよりは格段に小さいので、クオリティと高性能と携帯性をすべてが揃ったカメラで気に入っています。


これにプラスして、秋にはiPhone5に機種変更。仕事以外の殆どの日常の写真は、このふたつで楽しんでいます。


iPhoneやAndroidのカメラが高性能になって、アプリでさまざまなエフェクトや画像調整などが付け加えられ、自分好みにカスタマイズできて、尚かつ、常時インターネットに繋がるカメラを持ち歩ける今、多くの人にとってはそれで充分。足りない部分を補うカメラとして、コンデジやミラーレス一眼、デジタル一眼レフの購入を検討する人が増えているようです。


各メーカーが出している製品は、スマホのような通信機器ではないですから、常時ネットには繋がっていません。今や、多くの人たちの日々の写真を楽しみ方は、撮った写真をSNSなどでその場で共有することなので、カメラだけでは何かと不便。カメラとしてもいちばん出番が多くなるのがスマホというのも頷けます。


そこでニコンはAndroid入りのコンデジを出しています。
ニコン COOLPIX S800c ¥38,100(ヨドバシ・ドット・コム)
http://bit.ly/Vya39I
http://www.nikon-image.com/products/camera/compact/coolpix/style/s800c/


無線LANに繋げば、このコンデジ単体でSNSで写真を共有できるということですが、「だったらiPhoneでよくない?」ってツッコミもあるかもしれませんね。


iPhone・Androidとデジカメが繋がってしまえば、悩みは一気に解決します。通常はお気軽にスマホのカメラで撮影し即共有すればいいですし、ここ一番の時だけデジカメで撮影してその画像をスマホに渡し、加工するなり共有するなり好きにすれば良いということです。


例えばスマホだと、センサーサイズが小さいのでどうしても暗いところは苦手です。やはりセンサーサイズが大きく、ISO感度の設定を高感度にできるカメラで撮りたいですよね。また、遠いところを大きく撮りたい場合は、デジタルズームで大きくするよりも、望遠レンズを使って光学的に大きく撮る方がクオリティもいいものになります。


そんなガジェットとして、気になるのはこちら。
PQI「Air Card」¥6,780(Amazon)
http://amzn.to/VybJ3h
http://bit.ly/VybSDE


数年前から先行して販売されているEye-Fiカードの方式と少し違っていて、更に便利になっています。このAirCardはSDカードのアダブタ部分がWi-Fiのアクセスポイントになっていて、無料のアプリからこのカードにアクセスすると写真をスマホ側に送ることができますし、PCでもブラウザでカード内の写真を見たりダウンロード可能なので、複数のデバイスで使えるのも便利です。


もうひとつ、無線LANでスマホと繋ぐガジェットとして欲しいのがこれ。
TAXAN「MeoBankSD」¥5,436(Amazon)
http://amzn.to/VuRzHD
http://www.meopad.com/products/MeoBankSD.html


こちらは、SDカードやUSBメモリーを挿せるカードリーダーに、無線LANとルーターがひとつになったもの。カメラからSDカードを取り出しこのワイヤレスカードリーダーに挿入し、無料の専用アプリからアクセスすると写真をiPhoneに移すことができます。


出張先のビジネスホテルなどでは、インターネット接続が無料の部屋が多くなりましたが、たいていはWi-Fiではなく、LANケーブルを使う有線です。MacBook AirやiPad、その他携帯ゲーム機器などWi-Fiが前提のガジェットは、有線接続だと繋がらないので困るわけです。


でも、これがあればLANケーブルを繋ぎルーターになるので、各デバイスのアクセスポイントとして使える何かと便利な逸品。小さいものなので、外出時に鞄にひとつ入れておくと何かと重宝するはずです。


とここまで、iPhone・Androidとカメラを繋ぐ小物を紹介しましたが、元に戻ってSONY NEX-5Nの話。これが、一年も経たずして、5Nから5Rへと進化して、カメラ自体がスマホと繋がるようになりました。ボディだけ買い換えたい!


SONY「NEX-5R」¥72,810(Amazon)
http://amzn.to/VuX7Sq
http://www.sony.jp/ichigan/introduction/NEX-5R/


細かいところもいろいろと進化しているみたいなので、単なるマイナーチェンジではない、かなりの進化版です。


ということで、2012年は金環日蝕や金星の太陽面通過など珍しい現象も見ることができましたし、iPhone5やiPad mini、Adobe Creative Cloud、Windows8、Kindleなどいろんな興味深いガジェットもいっぱいリリースされました。


来年もこの流れはそのまま続いて、ますます面白い製品が世間を賑わすのではないかと思います。動きが速すぎて追いつくのが大変ですが、2013年もカメラやネット関連注目していきたいと思います。


【岡田陽一/株式会社ふわっと 代表取締役 ディレクター+
フォトグラファー】
okada@fuwhat.com <twitter:http://twitter.com/okada41>


個人的ないちばん大きな出来事は、やっぱり自分の会社「ふわっと」が出来たこと。その次は「CSS Nite in KOBE」を初開催できたことです。来年も変わらずよろしくお願いいたします。

岡田陽一


あっという間に11月ももう終わり。今年も残すところ12月を残すのみとなりました。残りの週や日にちを数えると、なんだか焦ってきますよね。


今回は、忘年会やクリスマスなどの年末年始のイベントを楽しく残す、面白い動画アプリのご紹介です。


車のメーカーであるホンダが提供する「ROADMOVIES」というアプリ。車をただの移動手段というだけでなく、車に乗って出かけることをもっと楽しんでもらいたいという、とってもホンダらしいアプリです。


「ROADMOVIES」(無料)
Honda Motor Co.,Ltd.
iPhone4、iPhone4S、iPhone5
iOS5.1〜6.0.1に対応(2012年11月27日現在)
https://itunes.apple.com/jp/app/roadmovies/id575022047?mt=8
http://www.honda.co.jp/internavi-dots/roadmovies/


先日リリースされて、無料だったのですぐにダウンロードして試してみました。簡単でとっても楽しい動画が撮れて、その場ですぐにFacebookやYouTubeで共有できるので、これからのシーズン何かと盛り上がると思います。


では、中を見てみましょう。
アプリを起動します。
http://flic.kr/p/dwBr9u


まず「運転中は危険なので…」という警告が出ます。
http://flic.kr/p/dwBrd7


危険なので運転中に操作するのはやめましょうね。車載用で車にiPhoneを取り付けるマウントなども販売されているので、それらを使うと走行中も自動で撮影できます。


基本的には短いムービークリップをどんどん撮って、アプリが自動的に繋げて音楽を付ける編集をしてくれる。というアプリです。


似たような動画アプリと違うところは、出来上がりの動画の秒数が24秒と決まっているところ。最初に1秒のクリップを24カット、2秒を12カット、3秒を8カットの中から選びます。
http://flic.kr/p/dww1RZ


ここが意外とツボで、長い距離を移動する間の出来事を撮る時は、カット数が多い方がよさそうですし、あまり変化がないようなシーンでは、3秒×8カットの方がいいかもしれません。何度か撮っているうちに勘がつかめてきますので、いろいろ試してください。


秒×カット数を選んだら、次の画面になります。ムービーのアイコンでカメラが起動します。
http://flic.kr/p/dww1Wx


が、その前に右下の歯車アイコンを選んで外部サービスの設定をしておきましょう。
http://flic.kr/p/dwBwzL


FacebookとYouTubeのアカウントを登録しておけるので、こちらの画面から設定しておくと、編集が終わったらアップロードが可能になります。


カメラを起動した画面です。
http://flic.kr/p/dwBwKd


画面にあるアイコンは見たらだいたい機能はわかると思います。中央下の◎アイコンが分りにくいですね。これはインターバル撮影の設定です。車に設置して運転中に自動で撮影するような場合に使います。
http://flic.kr/p/dww2bn


アイコンをタップすると設定パネルが出てきます。距離か時間を選択できます。「Distance」を選ぶと、何キロごとに撮影するのかを設定できます。
http://flic.kr/p/dwBK5w


「Time」を選ぶと何分ごとに撮影するのかを設定できます。
http://flic.kr/p/dwwezi


自動ではなく自分のタイミングで撮りたい場合はoffにしておきます。


右側にあるシャッターボタンをタップすると撮影開始。ボタンの周囲が設定した秒数赤くなり必要なカット数を撮影します。


長距離を移動する場合、ずっとこのカメラを起動したままにしておく必要はなく、他のアプリを使ったり、スリープさせておいて必要な時だけ再度撮影できるので、無駄に電池を消耗するのを避けられます。


注意が必要なのは、途中、失敗したカットがあってもそこだけ削除して再撮できないこと。それも含めてハプニング的な動画を楽しむくらいの感覚で使いましょう。


必要カット数撮り終えるとカメラ画面から次の画面に切り替わります。
http://flic.kr/p/dwwpzB


中央下のチェックアイコンをタップして次のエフェクトを選択する画面に移ります。
http://flic.kr/p/dwwpHM


ノーマルか8種類のエフェクトの中から好きなものを選びチェック欄をタップします。


次に、用意されている6種類の中から音楽を選び、
http://flic.kr/p/dwwpMi


チェックをタップすると編集がはじまります。iPhone5で数10秒かかります。
http://flic.kr/p/dwBVAW


書き出しが終わると、次の画面でタイトルを付けたり、説明を書いたりする画面になります。ここでカメラロールに保存したり、YouTubeやFacebookに直接アップロードすることができます。
http://flic.kr/p/dwwpS2


今まで撮ったものは、このアプリ内のアルバムに保存されているので、後からアップロードすることもできます。
http://flic.kr/p/dwBVFA


それでは、わたしが試しに撮ってみた動画をどうぞ。
http://youtu.be/-OfhMVJtHbA
http://youtu.be/PScKInpoeYI
http://youtu.be/Cl15q1yYNYs


どうですか? なかなか楽しいムービーですよね。無料ですし、12月のイベントシーズンに是非使ってみてください。


【岡田陽一/株式会社ふわっと 代表取締役 ディレクター+フォ
トグラファー】
okada@fuwhat.com <twitter:http://twitter.com/okada41>


これから怒涛の12月&年末年始に突入しますよ。みなさんくれぐれも体調を崩さないようにお気をつけください。

YouTubeで見つけました!

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