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写真を楽しむ生活

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おかだよういち


前回の続きで、インスピレーションを得られるiPadの写真閲覧アプリを紹介します。アイデアが浮かばない時に、これらのアプリで写真を観ることで何かヒントが浮かぶのは、人の写真を観ることで脳が活性化するからだと思います。


◆imagenavi(無料)
http://itunes.apple.com/jp/app/imagenavi/id398951568?mt=8
ストックフォトサービスの「imagenavi( http://imagenavi.jp/ )」のiPadアプリ。
http://flic.kr/p/8TCSy


imagenaviに登録されているストックフォトがテーマごとにランダムに表示されます。
http://flic.kr/p/8TFYiQ


ストックフォトなので商用が前提の写真がほとんどですが、一覧で表示されているサムネイル画像を眺めていると、まだ固まっていないデザインのアイデアがなんとなくまとまってくるから不思議です。


http://flic.kr/p/8TFYiQ
右下のシャッフルボタンをタップすると、新しいセットが読み込まれます。一覧で気になった写真をタップすると大きく表示されます。


http://flic.kr/p/8TFYt1
「詳細を見る」でSafariが起動し、該当の写真のストックフォトページが表示されます。


http://flic.kr/p/8TFYKq
Safariでその写真を購入することもできます。使い勝手から言うと、いちいちアプリとSafariを行き来するのがちょっと面倒なので、できればアプリ内で完結してほしいところです。今後のアップデートやiOS4のマルチタスクに期待しておきましょう。ただ、Safariからアプリに戻った時に先程の状態がキープされていますので、探しものの途中で見失うこともないでしょう。


★を付けてマークしておくと、一覧表示でもサムネイル上に★印が付いて、リロードしてもキープされます。しかもその写真に似たものが次から現れるようになります。
http://flic.kr/p/8TCSZH


◆Flipboard(無料)
http://itunes.apple.com/jp/app/flipboard/id358801284?mt=8
http://www.flipboard.com/


ソーシャルマガジンアプリ「Flipboard」は、iPadの魅力をたっぷり堪能できるアプリ。雑誌をぱらぱらめくっている感覚で、自分が登録したサイトに掲載されている写真を見ることができます。また、TwitterやFacebookのアカウントやリストも登録できるので、フォローしている人がアップした写真も雑誌風に眺めることができます。普段の文字ベースのタイムラインと全然印象が違っておもしろいですよ。
http://flic.kr/p/8TH7p5


前回紹介した、報道カメラマンが撮影した高画質写真を閲覧するアプリや、先のストックフォト閲覧アプリのようなプロが撮影したものとはまた違った、友人や知人が普段の生活の中でなにげなく撮ったタイムライン上の写真は、それはそれでインスパイアーされることが多く楽しめます。


起動すると写真のスライドショー。雑誌の表紙の部分です。
http://flic.kr/p/8TDKqe


フリップしてページをめくります。ここが雑誌の目次のページになります。好きなコンテンツをいろいろ登録してみましょう。
http://flic.kr/p/8TGRoL


FacebookとTwitterのアカウントを登録。
http://flic.kr/p/8TGRtq


アカウントと連携完了すると目次のページにタイムライン上の写真が表示され、この写真も数秒ごとにパラパラと変化します。目次だけ見てても楽しい。
http://flic.kr/p/8TGRKf


他にまだ空欄があるのでタップして興味あるコンテンツを追加してみましょう。
http://flic.kr/p/8TDL2k


アイデアの宝庫「FFFFound」も閲覧できますよ。
http://flic.kr/p/8TGS8o


これらのアプリを使ってアイデアを創出するきっかけとするだけでなく、人が撮影した写真をいっぱい眺めていると、「こんな写真撮ってみたいなぁ」とか「この場所どこだろう?」とか「どんなライティングだろう?」など色んな疑問や好奇心がわいてくるはずです。人が撮った素敵な写真を沢山見るということは、写真の上達にもつながると思います。


デスクでパソコンを使っての作業ではなく、ゆったりソファでくつろぎながらリラックスしてiPadで写真をたくさん眺めるのはとても贅沢なひととき。いろんなアイデアがいっぱい湧いてきますし、写真を撮りに外へ散歩に行きたくなります。そこでまた新たな発見があるというポジティブな循環がはじまりますよ!


【おかだよういち/WEB&DTP デザイナー+フォトグラファー】
http://s-style-arts.info/ okada@s-style-arts.com
<twitter:http://twitter.com/okada41>

おかだよういち


先日新しいMacBook Airが発売されて以来、ちまたの注目はすっかりiPadからAirに移ってしまったようです。やはり、MacでPhotoshopなどの本格的なアプリケーションを使って仕事ができるのは魅力的です。


しかし、iPadもまだまだAirとは違った魅力があります。シンプルで直感的な操作で、パラパラ雑誌をめくるように次々と出てくる素敵な写真を眺めていると、感性が刺激されてインスピレーションが湧いてきます。


それがリビングのソファででも、公園のベンチででも、お洒落なカフェでラテを飲みながらでも、鞄から出してそのまますぐに使える。ノートパソコンのように開く動作すらないのですから、思考を遮られることがなく、アイデアを産み出すツールとしてはとても優れていると思います。


あらゆる場面で何かアイデアを出さなければいけない時、パソコンや画用紙の前で腕組んで唸りながら頭をひねっていても、多くの場合何も思いつきません。そんな時にどうするかというと、FRISKを一粒口に入れるとか、自転車で街を走ってみるとか、いっそのこと気になってる映画を観に行くとか、マッサージに行くとか、人によってトリガーとなる行動はさまざまですが、自分以外の人が撮影した素敵な写真をiPadで次々と眺めるというのも、なかなか効果のある解決策じゃないでしょうか。今回はそんなアプリ(しかも無料!)を何個か紹介します。


Explore Flickr(無料)
http://itunes.apple.com/jp/app/id372457895


この連載のサンプル写真置き場でも利用しているのでもうお馴染みのFlickrですが、Webのインターフェイスは決して使いやすいものではありません。このアプリはFlickrのExploreページ
http://www.flickr.com/explore/
に出てくる写真を閲覧するアプリです。


起動すると画面一面にサムネイルが敷き詰められます。
http://flic.kr/p/8PTp3K


このモザイク状のサムネイルは、眺めてるだけでも脳が活性化する感じがします。サムネイル画像は、一定時間ごとにくるっと回転して新しい画像に入れ替わります。気になった写真は、サムネイルを指で触れると高解像度の写真が読み込まれます。
http://flic.kr/p/8PTpha


左上の歯車アイコンに触れると、iPadにダウンロード出来たり、実際のFlickrのページを見ることも出来ます。「View Photo on Flickr」をタップすると、Safariが起動するのではnaく、今見ている写真がくるんと回転して、アプリ内でFlickrのページにとびます。続けて見る場合、いちいちSafariとアプリを行き来しなくていいので思考が中断されませんね。
http://flic.kr/p/8PTppr


また、作者が写真のダウンロードを許可していない作品の場合は、保存できないようになっています。
http://flic.kr/p/8PTpyx


このアプリはiPhone、iPad両方に対応していますので、iPhoneの人も画面が小さいバージョンで使えます。


LIFE for iPad(無料)
http://itunes.apple.com/jp/app/id399415330


アメリカTime社の、歴史ある有名な雑誌「LIFE」
http://www.life.com/
のiPadアプリです。LIFEは写真を中心とする雑誌で、戦場写真やスポーツ、政治、生活などありとあらゆるドキュメンタリーフォトで誌面が構成されています。その誌面を飾った、ショッキングな写真からユーモア溢れるものまで色々な写真がiPadで閲覧できます。
http://flic.kr/p/8PY7wN


起動すると、世界地図上にピンが立った画面が表示されます。ピンをタップするか右上のBrowse Locationsをタップして場所を選択すると、その場所に関連する写真のサムネイルが表示されます。
http://flic.kr/p/8PY7J5


試しにJapanを見てみましょう。
http://flic.kr/p/8PV24v


日本の風景やライフスタイルや歴史史跡などの美しい写真が表示されます。
http://flic.kr/p/8PV29t


LIFEのフォトジャーナリストが撮った写真なので、我々日本人とはまた違った視点で世界を見ているのが感じられて興味深いですし、そこから学ぶことも多くあります。


気になった写真はFacebookやTwitterで共有できますし、メールに添付することもできます。これぞLIFE誌という感じの、見事なシャッターチャンスを捉えた写真などは、アマチュア写真家が撮る写真とはまた違った凄みが伝わってきますよ。
http://flic.kr/p/8PY87S


The Guardian Eyewitness(無料)
http://itunes.apple.com/us/app/id363993651


こちらは英国guardian.co.ukに、フォトジャーナリストから送られてくる世界のさまざまなニュース写真を閲覧できるアプリです。これもLIFE同様、素人ではなかなか撮影不可能な写真が満載なのでとても勉強になります。
http://flic.kr/p/8PZjod


ロゴからもわかる通り、Canonがサポートしているようなので写真のクオリティも本気で高いです。
http://flic.kr/p/8PWdPx


起動スプラッシュ画面が終わると、いきなり画面いっぱいにもの凄いクオリティの写真が表示され圧倒されます。右上の三角アイコンでスライドショーモードになり、自動でゆっくり次の写真に移っていきます。四角のアイコンはサムネイルが表示され選んだ写真に一気にとびます。このアプリも、気に入った写真を
TwitterやFacebookで共有できます。


いかがでしょうか。インスピレーションが湧いてきましたか? MacBook Airでは得られない体験ですよね。まだまだiPadにも魅力たっぷりです。次回も引き続き、あといくつかおすすめのアプリをご紹介します。


【おかだよういち/WEB&DTP デザイナー+フォトグラファー】
http://s-style-arts.info/
okada@s-style-arts.com
<twitter:http://twitter.com/okada41>

おかだよういち


週末にリコーのコンパクトデジカメCX4を購入しました(購入と言っても、ヨドバシカメラのポイントが貯まっていたので、全額ポイントでゲットだったのですが……)
http://www.ricoh.co.jp/dc/cx/cx4/



さすがに昨日の今日で、まだ写真らしい写真は何も撮っていないので、お見せできるサンプルはまだないのですが、それはまた事あるごとにご紹介するとして、今回はまずCX4のファーストインプレッションを書いてみます。


ニコンは木村拓哉、キヤノンはオダギリジョー、オリンパスは浅田真央、ソニーは北川景子と、コンシューマー機のコンパクトデジカメの広告やCMには、各社人気タレントを起用して大々的にプロモーションをしています。


しかし、リコーは今までそんなにテレビではCMをやってないので、カメラ好きではない普通の人にとってはあまり聞かないカメラメーカーかもしれません。そのリコーも、この秋から向井理を起用してCX4のCMをオンエアするそうですから、目に耳にする機会が増えそうです。


パッケージはいたってシンプル。CX4と書かれたダンボール箱の中には、プラスチックや発泡スチロールなどの梱包材などは全く入ってなくて、ダンボール紙だけで仕切られています。
http://flic.kr/p/8L8GaX


物事はなんでも見た目から! ということで、ノーマルの状態だと普通にどこにでもあるコンデジなので、ちょっぴり高級感とオリジナル感をプラスする為に、CX4用の革張りキット(1,700円)を取り寄せて貼ってみました。
http://amzn.to/bk4gBT


こちらが革張りキットを貼る前のオリジナル。
http://flic.kr/p/8KZdh2


そしてこちらが貼った後。
http://flic.kr/p/8L3gNd


ちょっとだけ高級感がプラスされ、オリジナルよりも更に格好良くなった気がします。見た目だけでなく、革ででこぼこ状になってるので、手にしっくりと持ちやすくなりグリップ感が増した気がします。両面テープを剥がして、ボディのラインに合わせてピタリと貼るだけなので簡単です。


だいたいの場合、付属のストラップは貧相なので自分で好みのストラップを買って付けるのですが、わたしは首からはいつもiPhoneをぶら下げているので、コンデジの場合はリストストラップを付けて手首に通して使います。


手首に通した状態で、ふとiPhoneや携帯を使いたい時にストラップが手から抜け落ちないように、手に通した状態で輪の部分を絞っておきたいものです。が、今までなかなかそういうストラップがなかったので、GX100にはWiiリモコン用のストラップを着けていました。手を通した後に留め具で輪っかを絞っておけば、カメラから手を放しても落下することなく安心です。そんなカメラ用のストラップを発見したので、CX4にはそれを付けました。


OP/TECH USAの「CAM STRAP-QD」というもので1,500円。
http://optechusa.com/cam-strap-qd.html


他社のコンパクトデジカメ、特に薄型カードサイズのものと比べると大きく感じるかもしれません。GX100と比べると、見た目大きさはあまり変わらない感じがします。
http://flic.kr/p/8L9AJB


ですが、GX100のようなレンズのでっぱりがないので、見た目より実際に持ってみると小さいですし、鞄にもコンパクトに入ります。操作系もGX100とほぼ同じで、自分がよく使う機能(露出補正やホワイトバランスやISO感度設定など)は、ADJボタンやFnボタンに割り当てて使いやすいようにカスタマイズ出来るので、戸
惑うこともなさそうです。


リコーのコンデジは、なんと言ってもレンズ先から1cmまで寄れるマクロ撮影が魅力。その他、CX4はアーティスティックな写真が撮れる「クリエイティブ撮影モード」や、手持ちでも夜景がきれいに撮れる「夜景マルチショット」など楽しそうな機能満載な
ので、常に持ち歩いていっぱい撮って順次紹介しますね。


【おかだよういち/WEB&DTP デザイナー+フォトグラファー】
http://s-style-arts.info/
okada@s-style-arts.com
<twitter:http://twitter.com/okada41>


昨年、No.24で秋の被写体のことをいろいろ書きましたが、今年も先日、近所の秋桜畑に行ってあたり一面のコスモスを撮ってきました。
http://flic.kr/p/8KfgHD
http://flic.kr/p/8KfhLv
http://flic.kr/p/8KimEA

おかだよういち


新製品てんこ盛りの秋、みなさんはカタログを収集して見比べたり、じっくり内容読んだり、スペックチェックしたりしますか?


最近は製品の特設サイトや、テクニカルライターによるレビュー記事、一般のユーザーの口コミサイトなどWeb上での情報も豊富なので、それらの情報だけでわかった気になって済ませてしまっていませんか?


わたしは実際に店頭に行ってカタログを集めるのが昔から好きで、実際に買う予定のない機種のものまでゲットしてしまいます。そして、カタログ見ながらあれこれ想像したり比べたり。店頭に実機があれば、自分で手に持ってみた感触や操作感、シャッターを切った時の音や気持よさなども確認してみたりします。量販店や専門店にはいろんなメーカーの各モデルが実際に手に取って比べられるので、Webで他人の感想だけに頼ることなく、多くの生の情報が得られます。


たぶん、このカタログ見ながらあれこれ思いにふけっているひとときが一番楽しい時間なんじゃないかと思うのですがどうでしょうか?


ということで前回は、ニコンが新発売するデジタル一眼レフカメラD7000が気になるという内容でした。その中で「視野率100%」や「防塵・防滴」など普段聞きなれない言葉が出てきました。今回は、そのあたりの、カタログに載っているけど初心者にとってよく解ってないかもしれない言葉を詳しく説明してみましょう。


カタログは、ニコンのサイトからPDFをダウンロードできますので、忙しくて店頭に行けない人はこちらからどうぞ…。
http://www.nikon-image.com/products/camera/slr/digital/d7000/



マグネシウム合金採用ボディー
堅牢性を高めるため、コンパクトなボディーの上面、背面カバーにマグネシウム合金を採用。さらにカメラボディーの各接合部には効果的なシーリングを施し、高い防滴・防塵性能を確保しています。”


と書かれています。つまり、頑丈で、中の電子部品や機械部品などはしっかり密封されているので、雨や夜露などちょっとの水滴、砂埃など細かいゴミが内部に入り込んで撮影中にトラブルが起きにくい構造に仕上げてありますよ、という意味です。


さすがに土砂降りのゲリラ豪雨の中での撮影は無理でしょうけど、ちょっとした雨や水しぶきがかかる程度なら問題なく撮影できますし、砂丘やキャンプ場や工事現場など埃っぽい場所や砂塵が舞う所などでも、スイッチ類の隙間からボディ内部に埃や細かい砂などが入り込むことはありません(レンズは別です。ズームレンズなど回転部分に入り込んでじゃりじゃりいうことはあります)。


10月29日発売なので、店頭でD90や入門機種のD3100と、このD7000をそれぞれ手に持って比べてみると実感できると思いますが、質感が全然違うはずです。下位機種は持った感じプラスチックな、どことなく安っぽい感じがしますが、マグネシウム合金採用ボディーはしっかりした頑丈な感じが手から伝わってきます。


ガラスペンタプリズム使用
視野率約100%、約0.94倍の高倍率ファインダー


この、視野率ですが、完璧な構図を追求しようとすると、とても重要になってきます。視野率100%は目で見たものがそのまま写ります。


コンパクトデジカメやミラーレス一眼など、背面の液晶を見て撮るカメラは、センサーが捉えた画像をそのまま映しているので、それがそのまま写真に写るのは当然だと思いがちですが、一眼レフカメラは違います。


一眼レフカメラはレンズを通した被写体を、センサー直前にある鏡を使って肉眼でそのまま見ています。構造上、写真に写る範囲100%を見えるようにするには難しく、コストもかかります。なので、下位機種では視野率が100%ないものが普通です。旧機種のD90は約96%、先日発売されたばかりの下位機種D3100は約95%です。ちなみにキャノンEOS60Dも約96%です。


しかし、撮影時に完璧に構図を作ってフレーミングしたのにもかかわらず写真を見ると、端っこに撮影時には見えなかったものが写っていると台無しです。後から必ずPhotoshopでトリミングするなら、多少意図しないものが写り込んでいてもさほど影響ないですが、フィルムの時代から視野率100%はプロが使うフラッグシップ機だけに搭載された、構図に完璧を求める者に必須の機能だったのです。


フィルムを暗室で手焼きしていた頃は、トリミングをせずにパーフォレーション(フィルムの両端の穴)ギリギリまでプリントするのが味が出て好きだったので、やはり構図や作品を追求すればするほど視野率100%は欲しくなるはずです。


今はデジタルでトリミングが自由で簡単なのと同時に、フィルムの時以上に画面全体を全て見る機会が多いので、中級機の価格帯でありながらこの視野率を搭載してきた本気度はかなりのものだと思います。


ということで、気になるカメラやレンズがあったら休みの日や仕事帰りに近くの量販店のカメラフロアに立ち寄って、いろいろ見て触れて試してみてはいかがでしょうか。そしてカタログを持って帰って眺めるのは楽しいですよ。


【おかだよういち/WEB&DTP デザイナー+フォトグラファー】
http://s-style-arts.info/
okada@s-style-arts.com
<twitter:http://twitter.com/okada41>


毎晩1時間ちょっと歩いています。数週間前は、Tシャツ短パンで家を出た直後には既に汗だくでしたが、長袖ジャージでもなかなか汗が出ないくらいすっかり涼しくなりました。今日は町中甘〜い金木犀の香りが漂う中、秋を感じるウォーキングでした。

おかだよういち


前々回のNo.40で「最新デジカメ2010版」と題して、この秋発売の注目コンパクトデジカメをご紹介しました。そして、今回はデジタル一眼編です。


ちょうど本日、2010年9月21日から26日(現地時間)にかけて、ドイツのケルンのコンベンションセンターで開催される世界最大の映像機器見本市「フォトキナ2010」に合わせて、先週あたりから各社からデジタル一眼やレンズの新製品の発表があり、魅力的な機種がいっぱいです。
http://www.koelnmesse.jp/photokina/


その中でも一番気になるカメラをご紹介します。毎度のことながら、偏ったチョイスで申し訳ないのですが、普段あまり手にしないメーカーのカメラに関してあれこれ論評することは出来ないので、お許し頂きたいと思います。


ニコンD7000(2010年10月29日発売予定)
http://www.nikon-image.com/products/camera/slr/digital/d7000/



ニコンの型番の桁数と、ユーザー層を結びつけて読み解くことはもはや不可能だと、昔からのニコンユーザーである私が思うのですから、どういうルールに基づいて機種名が決まっているのかは、ニコンの開発者にお聞きするしかないのですが、7000という四桁番号から連想する入門機・初心者向けとは全然違う、かなりハイスペックなカメラです。


ニコンのデジタル一眼レフは、センサーがほぼ35mmフィルムサイズのFXフォーマットと、その約3分の2のサイズのセンサーを使うDXフォーマットがあり、このD7000は小さい方のセンサーを使ったDXフォーマットのカメラです。


比較対象となるニコンのカメラは、2008年9月発売のD90と昨年2009年8月28日発売のD300sです。発売当初の価格はD90が12万円前後、D300sが22万円前後に対し、D7000が14万円前後という予想なので、D90の後継という位置付けのような感じですが、中身は限りなくD300sに近く、機能によってはD300sよりも性能が良い部分も多く、非常にコストパフォーマンスが高いカメラです。


ニコンはD300sをDXフォーマットのフラッグシップとしていて、D7000が出てもそれは変わらないとのことですが、一般に使う機能や大きさと金額を考えると、この2台が並んでいたら誰もがD7000を選ぶ気がします。D7000が優っている部分を細く見てみましょう。


有効画素数:D7000 約1,620万画素/D300s 約1,230万画素
測光方式:D7000 2016分割RGBセンサー/D300s 1005分割RGBセンサー
感度:D7000 ISO100〜25600/D300s ISO100〜6400
Dムービー:D7000 1,920×1,080ピクセル(24fps)/D300s 1,280×720ピクセル(24fps)
撮影可能枚数:D7000 1,050枚/D300s 約950枚
重量:D7000 約690g/D300s 約810g


このように上位機種のD300sよりも高性能に加え、プロが仕事で使うのには必須の防塵・防滴マグネシウム合金採用ボディーや、視野率100%のファインダーなどプロのサブ機として充分使える仕様になっています。こんなハイスペックプロ仕様のカメラが14万円前後(量販店のポイント割引とか考えると、実質12.5万円ほど)で買えるのですから、これからデジタル一眼レフを買おうと考えている人は候補に入れてみてはいかがでしょうか。


かつてフィルムの時は、ニコンF3が1980年発売、F4が1988年発売、F5が1996年発売、F6が2004年発売とフラッグシップモデルでも8年程度の間隔がありました。時間がゆったり流れているというか、ひとつの機種を10年近く使い込む贅沢というか…。


そう考えると、デジタル時代の今、メーカーはもの凄い開発スピードを迫られ、ユーザーは数10万で買ったカメラが1年でもう見劣りがする古い機種になってしまって残念な気持ちになる。どっちが幸せなのか、ちょっと考えてしまいますね。


【おかだよういち/WEB&DTP デザイナー+フォトグラファー】
http://s-style-arts.info/ okada@s-style-arts.com
<twitter:http://twitter.com/okada41>


平成の大修理が始まっている姫路城。お城を囲う素屋根の工事が日々進んでいます。
http://flic.kr/p/8BByiF

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