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●荒山徹「竹島御免状」を読む(角川書店、2010。文庫化)。なんというキャッチーなタイトル! 帯に「国境をめぐる「竹島問題」はここから始まった!「これだけは書かずにいられなかった!」──荒山徹」とある。この問題で変なことを書かないでくれよと思いながら読んだが、心配無用、柳生と妖術と朝鮮の3点セットはいつもの荒唐無稽の「荒山ワールド」だ。


Amazonの内容紹介では「将軍・綱吉が日本漁民に鬱陵島渡海を禁止した「竹島一件」から4年、美女軍団を従え朝鮮妖術師が日本に侵入した。迎え撃つのは老柳生十兵衛と孫婿の友信。妖術師の目的は? 竹島問題の原点を抉る伝奇長編!」とあるが、一番最後はウソだな。荒山定番商品の「柳生と朝鮮妖術師とのバトル」の背景に竹島が使われたに過ぎない。


荒山のやりたかったことは竹島問題なんかではなく、柳生十兵衛と荒木又右衛門の闘いであろう。しかし、この物語では59年前に鳥取で死んだはずの荒木と、47年前に死んだはずの十兵衛が相見える。どういう仕組みで実現させたかというと、荒木は妖術で甦り、十兵衛は91歳ながら現役の柳生冽堂という設定なのだ。十兵衛は44歳で死んだことになっているが、死んだのは末弟の六丸16歳(列堂義仙)だった。十兵衛は幕閣の承認を得て44歳が16歳になる超絶の入れ替えを実行した。冽堂としたのは第二の列堂という暗示である。


十兵衛は相棒の陰陽師・柳生友信に「実はここだけの話、荒木又右衛門は以前にも一度、この世に甦ってきたことがあるのだ。父但馬が没してまもなく勃発した怪奇極まりない事件であった。何せ、これは躇錯剣に絡む問題ゆえ、詳しい次第は申されぬが」と語る。一方の荒木も、甦った五郎右衛門に同様のことを語る。「森─いや、さる妖術師によって、他の剣客たちともども甦らせられ、十兵衛と剣を交えたのだ」……これって、山田風太郎の「魔界転生」である。躇錯剣(ちょさくけん)に絡む問題(笑)。おもしろいシカケだ。


朝鮮妖術師と荒木らが鳥取藩の行列に斬り込み、藩主を拉致した理由はなにか。そのへんは竹島も含めたなんやらめんどうくさい経緯が描かれるが、それはどうでもいいみたい。妖術合戦、大怪獣バトル、剣戟が繰り広げられればいいのだ。もはやなんでもありの「荒山ワールド」全開。助さん格さんを従えた水戸光圀まで出て来る。


最後に、日本と朝鮮の間に一大謀略を仕組んだ稀代の妖術士は死ぬ前に竹島に呪いをかける。「島というも憚られる、ちっぽけな、この絶海の孤島、とるに足らぬこの岩島を巡って、朝鮮と日本がいつの日か必ず相争い、互いを憎み合う間柄にならんこと!」そうだったのか!(笑 (柴田)


http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/404100621X/dgcrcom-22/
荒山徹「竹島御免状」


●続き。何かあるからこそ、その人は書いているのだろうから、スルーしてしまうと、なんだか悪い気がする。踏みにじっているような気がしてくる。考え過ぎ? ええ、だから難民なんです。


だって私の些細な書き込みに、コメントつけてくれる人がいらしたら、とても嬉しいし、申し訳なくも思う。次からもうちょっと考えて書き込むよ、時間を使わせてしまってごめんなさい、と思う時もある。となると、読む人が読んで良かったと思うようなことを書かなければと思い、プレッシャーになる。真面目すぎるのを書いて、ひかれることだってある。で、気をつけているつもりでも、ついその場その場の書き込みをしてしまう。


考え過ぎ? ええ、だから難民なんです。距離感がわからない。自己PRも下手。恥ずかしいと思ってしまったり、絶対どの世界にも自分より上の人がいるから、その人を差し置いてと思っちゃう。誰かにPRしてもらえるぐらいの何かを持てたらなぁ。ということで、観劇したり、ジョギングしたりが気楽に思えてきちゃう。続く。(hammer.mule)

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