●昨日の読売新聞に「スマホ使えば使うほど……読書時間減る傾向」という、同社世論調査の結果が発表されていた。スマホを通話以外のメールやネット、ゲームに使っている人(全体の28%)のうち、スマホを使いはじめて読書時間が「減った」と回答した人は17%だったが、一日に一時間以上使う人に限ると27%になり、使用時間が長くなるほど「減った」人の割合が高くなる傾向が見られたという(でも増えた人も6%いるよ)。な〜んだ、新聞見出しからはもっと衝撃的な数字(スマホユーザーはどんどんバカになる、みたいな)が出たと思ったのだが。残念でした。
わたしはスマホが嫌いだ。そもそも持っていない。机上のMacですべてが済むし、ほとんど外出しないから「携帯電話」を持つ必要がない。だから、歩きながらや、自転車に乗りながらや、自動車を運転しながらスマホ画面に見入っている連中を「スマホの奴隷」だと軽蔑している(かつては、ヘッドホン・イヤホンで音楽を聴きながら自分だけの世界に浸っている奴を、「人間カブトムシ」と呼んでいた)。スマホを肌身離さず持ち歩く人って、人間として奇妙だと思う。まちがいなくビョーキだろう。
「APP Woman」というサイトにスマホ関連の興味深い記事がいくつもあった。「もしかしてスマホ中毒?」な行動例。スマホ持ったまま寝てしまう、スマホ持ったまま入浴、着信音などの空耳が聞こえる、友達や家族と一緒にいるときも常にスマホが気になる、禁断症状が出る、……「もしかして?」はいらない。完璧な中毒だろう。スマホは「自分だけのパソコン」だから、上手につきあわないといつの間にか「スマホ依存症」の領域に入ってしまう。スマホはパソコンよりずっと危険だ。「スマホ依存度チェック」なんてのがあったが、スマホアプリだからわたしはトライできない。やる意味もないけど。
総務省・情報通信政策研究所が6月に発表した「青少年のインターネットの利用と依存傾向に関する調査」の中に、心理学者キンバリー・ヤング博士が作成した「強迫性ギャンブル依存症の診断基準(Young20)」がある。該当する項目が多いと「ネット依存傾向」が高いらしい。わたしが該当したのは20のうち「周りの人からネットを利用する時間や頻度について文句を言われたことがありますか」だけだった。バカみたいに健全である。周りの人って妻だけど。でも、ネットが子守り(?)してくれるからまあいいや、留守番にもなるし、と思っているようだ。(柴田)
http://appwoman.jp/archives/61690
「強迫性ギャンブル依存症の診断基準(Young20)」(App Woman)
●スマホを使うようになってから、確かに読書時間は減った。中毒かもしれない。打ち合わせにはMacを持ち歩かなくても良くなった。iPhoneとiPadで大抵のことは事足りる。メールやスケジュール、リマインダーなど便利すぎて手放せない。
すっかり忘れていた歯医者さんの予約をリマインドされて、慌てて電話をかけて延期してもらったこともある。電車の発車時刻や乗り継ぎ方法、到着時刻を調べることも多い。初めて行く先では道案内してもらう。地震警報のおかげで発生前に心の準備もできた。アプリには2万以上使っているはず。ふと思いついた調べものをベッドの中からでもやっちゃう。
録画した番組の消化もスマホ。最近だと前日録画したワールドビジネスサテライトを聞きながらジョギングするのがお気に入り。ラジオよりテレビの方が会話の密度が低くて(映像で見せる時間
があって)、ぼーっと聞くのに丁度いい。音楽をかけていた時比べてもペース自体は落ちなくて驚いたよ。ウォーキングならラジオの方がいいかも。続く。(hammer.mule)
http://www.slingbox.jp/
結局買ったSlingbox。iPhoneとiPadのアプリが高かった……。
http://www.slingbox.jp/product/
こんな感じです