●思い立って名画31本をすべて見ることにした。何が名画かは元ネタ(とりあえず秘密)による。もともと映画方面は暗いほうなので、お前が感動した映画10本挙げよ、といわれても困ってしまう。その31本のリスト(全部洋画だった)を見ると、タイトルだけ知っているのが半数あるが、すべて見ていない(!)。とりあえずリストをメモし、近所のTSUTAYA(小規模店舗)に行ってみたら、旧作棚に一本だけ発見した。ところが、会員カードの期限が2か月前に切れていて、当日のレンタルはできなかった。
ふと気がついた。かつて川口市立図書館から、古い日本映画を借りたことがあったではないか。そこで図書館のサイトを調べたら外国映画が2175本ある。この中にわが名画は必ずいくつか入っているに違いない。ただ、現在規定の冊数の予約をしているので、すぐに借りることはできない。
検索は今後の楽しみにして、わが戸田市立図書館のサイトに行ってみた。こちらでは所蔵映画のリストがないようなので、いちいち検索するしかない。わたしの知っている数少ないタイトル「カサブランカ」「サンセット大通り」がヒットしたので、予約したら早くも翌日、我が家から一番近い図書館分室に届いた。
VHSだったらいやだな。もちろん見られる環境にあるけれど、配線をいじったりするのがめんどうなのと、借りたテープをジャムったら困るなと思うからだ。さいわい2本ともDVDだった。「カサブランカ特別版」は36分のドキュメンタリー付きだ。ひととおり見た。ああこういうストーリーの映画だったのか。イングリッド・バーグマン、美し過ぎる……。だが、名画に対して軽率なことは言えない。そこでデスクまで“運んで来た”のが4冊の本。総ページ数約2370超、総重量約3.5kg、十河進さんの「映画がなければ生きていけない」である。4巻までに「カサブランカ」は3回登場していた。
十河さんは、ハンフリー・ボガード演じる男からは「非情で冷徹で、裏の世界にも通じたタフな男を装いながら、本当はセンチメンタルで心優しい人間であるという昔から大衆に好まれてきたヒーロー像が生きている。」と書く。なるほど、よくわかる。「センチメンタリストたちは『金や女が欲しくて生きているのではない』というポーズを見せずにはいられないのだ。」ますます、よくわかる。そういうやせ我慢、共感できるなあ。わたしはこの映画を「永遠のラブ・ストーリー」として括るのは違うと思う。素敵な男(たち)の映画だと思う。違うか。そしてプロパガンダ映画だと思う。間違いない。(柴田)
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カサブランカ 特別版
「映画がなければ生きていけない1999-2002」
「映画がなければ生きていけない2003-2006」
「映画がなければ生きていけない2007-2009」
「映画がなければ生きていけない2010-2012」
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●続き。当日どの格好で走るのかはだいたい考えていたものの、仕事のことで頭の中がいっぱいで何の準備もしていなかった。参加案内ですら斜め読み。フルマラソン参加経験者の家人に行き帰りのことを聞かれ、まだ考えてない、ジャケットか何かでと話していたら、こういうのが便利だ、こんな感じの人が多いよと勧められ、ボディメーカーのブースでウォーミングアップスーツを衝動買い。安かった〜。
本当は家人が出たくて、第一回から、個人や職場の人たちとのグループ参加など、続けて応募しているのに、一度も当たらず。ノリで応募した私が今回当たってしまい、何かとアドバイスしようとするのであった。
他のマラソンに出たことのある人が、サンプル配布が少ないと嘆いていたけれど、私には十分。アサヒのノンアルコールビールまでもらえちゃって、次のグルメエリアで、それを飲みながら焼きそばや唐揚げを食べたよ〜。美味しかった。続く。(hammer.mule)
http://www.bodymaker.jp/WOMEN-sports/WOMEN-sports-SaunaSuit/2IWWS
ウォーミングアップスーツ。パープルは若い人向きだった……
http://www.asahibeer.co.jp/products/beer/dryzero/
アサヒ ドライゼロ