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写真を楽しむ生活

写真が好きなすべての人に役立つ情報クリップ。写真展情報は"日本最強"!

2013年11月のアーカイブ

●名画(映画)を見る旅の途中である。昨夜は「アラバマ物語」を見た。名画中の名画であるらしい。一言でまとめると、誠実な弁護士アティカス・フィンチとその子供たちの物語である。時は1932年、当時6歳だった娘のスカウトが経験したふた夏の出来事を、成長してから語るという構造だ。じっさい、その存在感からいってこの映画の主役といっていい。おませで口が達者でおてんば。男の子っぽい風貌だがかわいい。


グレゴリー・ペック演ずる弁護士アティカスは、暴行事件で訴えられた黒人青年を弁護することになる。人種的偏見が根強く残るアメリカ南部の町では、非常に難儀な役回りである。だから裁判劇を予想していたら、前半のほとんどは兄妹と友人の三人による子供の世界を描いていた。ここでは「ブー」というあだ名で恐れられる不気味な隣人をめぐる、子供たちの冒険が中心だ。テーマは裁判とブーの二本立てかと思っていたが、最後できれいに一本にまとまる。


映画全体の1/4を占める裁判シーンは、もちろん最大の見どころである。黒人トムが冤罪であることは、おそらく法廷にいる者すべてが分かっている。訴えた娘とその父親の証言は曖昧で説得力がなく、狂言である事が次第に鮮明になる。娘は人格破壊されたような発言でますますクロの印象が深まる。アティカスは決して激することなく、淡々と質問を重ねて行く。その間の取り方に妙な味があるが、丁々発止の裁判劇を期待しているとあてがはずれる。裁判は静かに進行する。


アティカスは「諸君がある前提によって審議を行うと確信するそれはすべての黒人は嘘つきで不道徳であり女性を必ず騙すという思い込みだ」といきなり断定して、しかしそれは大きな間違いだと論を進め、「こうして白人女性に無謀にも同情した謙虚で寡黙な黒人は、ふたりの白人に対し反論を余儀なくされた。被告は無罪であり罪はこの法廷内の一人の人物にある」と結論づける。「これまでの証言を私情抜きに検討し、公正な結論によって被告を家族のもとに帰していただけると私は信じる」と全員白人の陪審員たちに訴えるが、予想通りの結果。さらに悲報が……。子供たちは社会の暗部を目撃することになる。


アティカス・フィンチは、2003年にアメリカ映画協会の歴代映画のヒーローの投票で1位に選ばれた。2位はインディー・ジョーンズ、3位はジェームス・ボンド、これほどのスーパー・ヒーローをさしおいて地味な弁護士というのが妙だが、アメリカ人は彼をトップにしなければならない義務感のようなものがあるのだと思う。過去、白人は黒人にたいして良心に恥じることをやってきた。今でも少なからぬ白人は人種差別的感情を持っている。だからアティカス・フィンチを、「アメリカの良心を体現したキャラクター」として取り繕う必要があるのだ。


さて、ブーである。彼も偏見の被害者である。鎖につながれてとじこめられている、夜中しか出て来ない、リスや猫を捕って生のまま食べる、といったように子供たちのうわさ話は大げさなものだが、大人たちはブーを不気味で何を考えているか分からない精神障害者だと疎外している。彼はこの映画の最後の方でついにその姿を現す。しかもとびきり効果的に。偏向した裁判で正義は盲いた。しかしここに救いがあった。ああいい映画を見たなあと思うのであった。日本とは全然違う風景なのに、なぜか涙が出るほどなつかしい。(柴田)


http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004NZJ4S2/dgcrcom-22/
アラバマ物語


●続き。フルマラソンの人との分岐地点、8kmぐらいから焦る。あと800mしかない。全然しんどくない。息苦しさもない。もうちょっとハイペースにすべきだったか? よしダッシュしよう。


ゴール。大阪市役所前。門があるけれど、一本線が引かれているわけではなく、なんとなくこのあたりがゴールよね、念のためもうちょっと走っておくかなというもの。しんどくなくて、やりきった感じがしない。やったぜ、という気分にもならず、はぁ、到着しましたね、ふにゃふにゃふーという感じ。


アミノバリューのペットボトルをもらい、順路に沿って歩くと、ボランティアのおじいさんが、ニコニコしながら完走タオルをかけながら、おめでとうと言ってくださった。これがとても嬉しかったなぁ。渡されるんじゃなくて、ちゃんと細長く折って。続く。 (hammer.mule)

吉村和敏写真展「カスタム・ドクター ソロモン諸島の伝承医」


大島幸光写真展「エベレスト街道傘寿の旅」


会期:11月26日(火)〜12月2日(月)〜 
会場:新宿ニコンサロン 新宿ニコンサロンbis21
(東京都新宿区)
http://www.nikon-image.com/activity/salon/exhibition/2013/11_shinjyuku.htm#04
http://www.nikon-image.com/activity/salon/exhibition/2013/11_bis.htm#05


ジョン サイパル「随写 vol.6」


会期:11月26日(火)〜12月8日(日)月休
会場:TOTEM POLE PHOTO GALLERY(東京都新宿区)
http://tppg.jp/
http://tppg.jp/member/john_sypal.html


ジョン サイパル「随写 vol.6」

ジョン サイパル「随写 vol.6」



第二回西口写真展「大きいプリンントの巻」後期


会期:11月26日(火)〜12月1日(日)月休
会場:三日月ギャラリー(東京都新宿区)
http://www.cl.bb4u.ne.jp/~mikaduki/


写真展「振り返るにはまだ早い」


http://www.roonee.com/schedule/
写真:秋山玲那 展示:関口雅也
会期:11月26日(火)〜12月1日(日)
会場:Roonee 247 photography(東京都新宿区)


振り返るにはまだ早い。ここに展示される写真は全て過去である。
29年間生きてきて撮り溜めた写真を再構築して、これから迎える
30歳という新しい自分を送り出したいと思う。それは一種の清算
として。


秋の公募展「日々のごはん」


会期:11月26日(火)〜12月1日(日)
会場:CROSSROAD GALLERY(東京都新宿区)
http://www.roonee.com/crossroad/schedule/


白石美智子写真展「熟年旅行のメモリー」


会期:11月26日(火)〜12月7日(土)
会場:EIZOガレリア(東京都中央区)
http://direct.eizo.co.jp/shop/c/cGinza/?tab=3


坂本阡弘写真展「昭和41年・日本人の肖像-Go by bicycle!」


会期:11月6日(水)〜12月1日(日)月休
会場:JCIIフォトサロン(東京都千代田区)
http://www.jcii-cameramuseum.jp/


「七人展」第17回作品展


会期:11月26日(火)〜12月1日(日)
会場:JCIIクラブ25(東京都千代田区)
http://www.jcii-cameramuseum.jp/


北村理恵「Color of nature」


会期:11月26日(火)〜12月8日(日)月休
会場:NADAR/TOKYO(東京都港区)
http://nadar.jp/tokyo/schedule/131126.html


田ノ岡哲哉写真展「華宇宙Vol.11-フルーツ」


会期:11月26日(火)〜12月1日(日)
会場:ギャラリー2104(東京都港区)
http://www3.ocn.ne.jp/~tanooka/koten2013.html


Good News 写真展「MOMENT 13」


会期:11月26日(火)〜12月1日(日)
会場:ギャラリー・ルデコ(東京都渋谷区)
http://ledeco.net/


高橋ヨーコ「Changing The Same」


会期:11月23日(土)〜12月6日(金)
会場:COMPLEX UNIVERSAL FURNITURE SUPPLY(東京都目黒区)
http://imaonline.jp/ud/exhibition/5292baa21e2ffa39ab000001

2013写真五人展 全日写連名古屋支部


愛知大学写真研究会卒業展示


会期:11月26日(火)〜12月6日(日)
会場:名古屋市民ギャラリー栄(名古屋市中区)
http://www.bunka758.or.jp/scd18_p04.html


大矢真梨子写真展「BERYL」


会期:11月26日(火)〜12月2日(月)
会場:HCLフォトギャラリー名古屋(名古屋市中区)
http://www.horiuchi-color.co.jp/photo-gallery/nagoya/

オサム・ジェームス・中川写真展「沖縄─オキナワ─OKINAWA」


会期:11月22日(金)〜12月14日(土)
会場:ギャルリ・オーブ(京都市左京区 京都造形芸術大学)
http://jidainoseishin02.wordpress.com/
http://imaonline.jp/ud/exhibition/5289f2121e2ffa29b1000001


フォトグループみあと


会期:11月26日(火)〜12月1日(日)
会場:入江泰吉記念奈良市写真美術館一般展示室(奈良市)
http://www1.kcn.ne.jp/%7Enaracmp/tenji/tenji_schedule.html


中野利彦写真展「光の足跡」


会期:11月26日(火)〜12月8日(日)月休
会場:壹燈舎(大阪市中央区)
http://www12.ocn.ne.jp/~ittosha/exhibition.html


斉藤ムツミ写真展「instant moment」


会期:11月26日(火)〜12月1日(日)
会場:gallery maggot(大阪市西区)
http://gallery.maggot-p.com/


西村隆史「灰の語らい」


会期:11月26日(火)〜12月1日(日)
会場:NADAR/OSAKA(大阪市中央区)
http://nadar.jp/osaka/schedule/131126.html


okajimax/Sophie「チェリーとパイ」


会期:11月26日(火)〜12月1日(日)
会場:BEATS GALLERY(大阪市中央区)
http://beats-gallery.com/


小河康雄写真展「Kalaallit Nunaat vol.2」


会期:11月26日(火)〜12月1日(日)月休
会場:ブルームギャラリー(大阪市淀川区)
http://www.bloomgallery103.com/exhibitiontop.html


高橋俊仁個展「木想」


会期:11月26日(火)〜12月1日(日)
会場:birdie photo gallery(神戸市中央区)
http://motomachi-birdie.net/index.html


「A4サイズ写真」展。


会期:11月26日(火)〜12月8日(日)月休
会場:Kobe 819 Gallery(神戸市中央区)
http://kobe819.net/exhibition

スライド・トークイベント「OPEN SHOW TOKYO」 出演は小川和宣氏と中藤毅彦氏


(デジカメWatch)
会場:東京都写真美術館アトリエ(東京都目黒区)
日時:12月5日(木)19:00〜20:45
会費:1,000円
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20131122_624769.html


カシオ「EXILIM」、最新フラッグシップ「EX-10」の体験セミナーを開催


(マイナビニュース)
日時:12月8日(日)10:00〜11:00/15:00〜16:00
会場:新宿アイランドウイング(東京都新宿区西新宿6-3-1)
受講料:無料
http://news.mynavi.jp/news/2013/11/23/029/index.html

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