●宮崎克原作・吉本浩二漫画「ブラック・ジャック創作秘話 〜手塚治虫の仕事場から〜」3、4を読む(秋田書店、2013)。「漫画の神様」手塚治虫の創作の現場を、当時の関係者などの証言で再現する実録漫画である。アシスタントや出版社の手塚番らの「壮絶な地獄」の記録である。この二巻もまたおもしろい出来事が詰まっている。絵はヘタだが、ネタがいいから気にならない。このシリーズは残念ながら全4巻だという。もっと読みたかった。でも漫画制作の内幕のおもしろさなんて、マニアしか理解できないだろう。
驚くべきエピソードがある。中国版の「鉄腕アトム」冊子(無許可の偽物)を見て、手塚が「ひどい」と怒る。スタッフが著作権への理解のない中国の出版社に抗議しようとすると、ひどいのは絵だ、勝手に描き直された絵だ、だから「私が原稿を直します!」という。著作権とかお金の問題ではない。「おもしろくないんですよ、こんな絵じゃ。ちゃんとした絵で中国の人にも楽しんでもらわないと」。次に刊行が予定されている「ジャングル大帝」は、原稿を中国版の体裁に修正して中国側に送った。原稿料、印税はナシ。嗚呼、これが「手塚治虫」なんだ。
大林宣彦も登場している。「僕のマンガを実写で撮れるのは黒沢明監督だけです」という手塚だったが、「手塚治虫を映画化できるのはオレだけだぞ」という大林が「瞳の中の訪問者」を制作した。手塚は宍戸錠扮するブラック・ジャックを見て「こんな人間いるはずがない!」と激怒したという。自分の原作の映画にマンガっぽい場面が入るのをすごく嫌った、と手塚眞は語る。大林は映画で「手塚論」をやってしまったのも手塚が怒った理由だと言う。宍戸錠のブラック・ジャックねえ、そりゃ違うだろうと思うが、怖いもの見たさで……。
もはや一刻の猶予も許されず、手塚のOKが出ていない原稿を編集者がむりやり持って行ってしまい、背景のないコマのまま印刷されたページがあった。それを見て、スタッフの前で手塚が、大の男が、泣いていた。いい話だ。伝説の鬼編・秋田書店の切り札・壁村耐三が激怒して、締切をとっくに過ぎていまだ制作中の手塚のもとに殴り込む。殴らない。手塚の背後で言う。「先生は漫画家の手本でしょう。毎週こんな状態じゃ人が悪いとこばかりマネします。しっかりしてくだい」。嗚呼、いい話だ。最後のエピソードだ。わたしもかつて「鬼編」と言われた。「白髪鬼」と呼ばれた。たしかに無慈悲であった。編集者として一番おもしろい時代だった。(柴田)
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「ブラック・ジャック創作秘話 〜手塚治虫の仕事場から〜」
●えいぽんたん続き。とにかくほめられ続け、いろいろもらえる。毎日ログインするたびにグッズがもらえ、キャラのいるステージに置くことができる。背景も変えられる。キャラはなでると喜んだりする。ちょっとポスペ。キャラは進級するごとに外見が変わる。卒業させたると架空マネー『エーポン』がもらえ、パン類と交換できる。
通常の学習ステージ以外に、復習ステージがあって、そこでは100問連続出題。間違った時点で終了。この正答数でトロフィーや復習用音声データがもらえる。
それ以外に、不定期イベントステージがあって、たとえば『対決ぽん』では、入学をかけてレアキャラと対戦。勝ち続け、一定数の尊敬を得たらイベント終了後に入学させられることになっている。ランキングが出て、それに応じたグッズがもらえる。このランキングも全体のものに加え、一定時間内のランキングもあって、応じたポイントがもらえる。
協力プレイができ、今のところ負け知らずなので、どういう仕組みになっているのかわからないのだが、ヘルプ(対決依頼)を頼まれて正答すると、おやつがもらえ、相手からお礼が来たりする。続く。(hammer.mule)
http://www.moae.jp/comic/zuccazuca/780/1
これわかるわ〜(笑)。13円が12回だともう一本。50円なら3回で。マイボトル持参だったりするよ。保温保冷きくし。