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写真を楽しむ生活

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齋藤 浩


オレはフィルムカメラが好きだ。


デジカメはラクしてキレイに撮れて、しかもやり直しがきくので便利なのだが、ともすればカメラと人間のどっちがエライのかがわからなくなる。


つまり、デジカメ様のご命令どおりボタンを押してる感覚なのだ。カーナビの言う通りに車を運転するような、屈辱感に近いともいえる。


これはひとえにオレがひねくれた性格なのかもしれないが、とはいえ露出もピントもオートってだけでも相当なものなのに、感度も構図も仕上がりもってことになると、これはもうカメラが撮ったのか人間が撮ったのかわからなくなっちまう。


昔はいかに人と違った表現をするか、ということでいろいろと小細工に走ったこともあるが、ひょっとして今いちばん個性的な写真を撮る方法は、手動で普通に撮ることなのではなかろうか。


で、手動で普通に撮るために最も適したカメラこそ、ごく普通のマニュアルカメラなのだ! などと酒を飲む度に熱く語る40過ぎの男、それがわたし…。


10月のある日、親切にもそんなオレの語りをヘベレケになりながらもきちんと聞いてくれるふたりの男がいた。すでに孫もいる某社プロデューサー片岡氏と、ドイツ出身の3DCGアーティストのマニュエル君である。


私は20年ほど前に、片岡氏の下でCGアーティストとして働いていたことがあった。つまり彼は元上司なのである。当時何度かぶん殴ってやろうかと思ったし、首を絞めて殺してやろうかと思ったこともあったが、そうする前に会社を辞めたおかげでその後は穏やかな関係が続いている。人にはそれぞれ適した距離というものがあるのだ。


マニュエルは現在片岡氏の下で働いており、来年春には祖国に帰り事務所を立ち上げることが決まっている。小津安二郎を愛し、日本文化を心から理解してくれる好青年である。


で、酔った勢いで広島県は尾道市で撮影した写真をいくつか見せびらかしたところ異常に盛り上がってしまい、こんどこのメンツで尾道に行こうじゃないかってことになった。ちなみに尾道は小津監督の『東京物語』のロケ地でもある。


「あ、でも僕フィルムカメラ持ってないデス」。マニュエルが言うと片岡氏が「よし、俺が昔使っていたニコンFをプレゼントしようじゃないか」。


なんか景気よくなってきたぞ、ってことですぐに切符と宿を手配し、あっというまに当日となった。


新幹線の中ではマニュエルがニコンFの裏蓋を外し、フィルム装填の練習をしている。彼はフィルム一眼レフを使ってはいたが、さすがにマニュアル世代ではなかった。


片岡氏は愛用のツァイス・イコンをなでくりまわしているし、オレはオレで手に入れたばかりのハッセルブラッドにほおずりしている。実に怪しい3人組である。


福山で在来線に乗り換えて、午後1時ちょっと前に尾道着。ホテルに荷物を預け、尾道ラーメンで腹ごしらえをすませたら早速坂道路地散歩だ。この日の天気は曇り。光がほどよく全体にまわって美しい。


今回は案内役に徹しようと思ったオレだったが、ふたりとも気合い入れてじっくり撮るもんだから、オレも実に良いリズムで撮影することができた。


『転校生』の階段で有名な御袖天満宮から福善寺へ抜けた後、尾道東高校方面へ回ろうと思ったが、日も短いので計画変更。山の手の細い路地を尾道駅方面へと向かう。おかしな3人組がおかしなポーズでファインダーをのぞきつつ。


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天満宮にて、マニュエルとオレ。片岡氏撮影。


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オレ、どこぞの路地にて。片岡氏撮影。


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山の手の名店「猫の手パン工場」付近の大好きな階段。何度も撮ってるが、魅力を表現しきれない。今回こそ! と力んだからなのか、フィルムの巻き上げに失敗。


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猫の手パン工場入口脇のコーラのケースを激写する。片岡氏撮影。


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で、その結果がこちら


スローなペースで“歩いちゃ撮り”を繰り返しつつ、ISO400でも手持ちがキビシくなったのは5時半頃だった。


それにしても尾道は切り取り甲斐のある町である。年に何回か通うオレですら行く度に発見があり、シャッターを切る度に興奮しちゃう訳だが、尾道初体験のふたりも激しく気に入ってくれたようで実に嬉しい。


「スゴイねえ。絵になるねえ!」
「僕の知ってる日本じゃないみたいデス。スバラシイ!!」


こんなこと言われた日にゃあもう、尾道伝道者冥利に尽きると言えましょう。興奮冷めやらぬ3人は駅前の居酒屋へ直行。瀬戸内の旨い魚と広島の旨い酒でヘベレケになりつつ、カメラ談義に花咲かせたのでした。


翌朝は雨だった。朝食後しばらく待ってはみたものの、一向にやむ気配はなし。それも風情があっていいだろうということで、午前10時から撮影スタート。尾道駅を山側に入り、驚愕の木造三階建て住宅(通称ガウディハウス)付近から路地に入る。


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傘をさしつつ、急な階段をひたすら上る。さすがにハッセル手持ちはキビシイので、予備機のCONTAX T3が活躍した。


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ついタテ構図にしたくなるが、あえてヨコに構えてみたら不思議感がアップした(ような気がする)。


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傘をさしつつカメラを構えるオレ。片岡氏撮影


こんな天気に板塀や瓦屋根を眺めるというのもイイかもしれない。はじめは生憎の雨、と思っていたものの、こうして濡れた瓦の表情や階段を伝う雨水を見ていると、こいつあ恵みの雨かも、なんて思うのだった。


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そうこうしていたら、雨が上がって晴れ間も出た。ハッセルの出番だ!


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光る屋根瓦と尾道水道を狙うマニュエルとオレ。怪しい。片岡氏撮影。


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絶妙な壁のシミを最高のアングルで狙う片岡氏とマニュエル。怪しい。オレ撮影。


その後ロープウェイで千光寺まで登った後、細い路地をひたすら歩き回り、海っぺりを撮り歩き、土産の海産物などを購入しつつ日が傾いた頃、帰途についたのだった。


海からの西陽を浴びながらマニュエルが言った。


「きっとドイツにも尾道のような町があるので、僕はドイツに帰ったらその町を探します。そしたら是非写真を撮りにきてください。そしてその町で尾道の写真展をして、尾道でドイツの写真展を開けたらサイコーですネ。」


まったくそのとおりだぜ、素晴らしいぜマニュエル。たとえ片岡さんがくたばっても、オレ達でその写真展を成功させようじゃないか。


さて、思い返せば今回の旅は晴れ、雨、曇りとすべての表情を見ることができた。なんとも得した気分である。


そして価値観を共有できる友、というと美しすぎるが、尾道の光の下、崩れかけた土塀とか錆び付いた看板とか傾いた階段などを心から美しいと感じ、それを如何にしてフィルムに焼き付けるかという競技を、心から面白がってくれた片岡氏とマニュエル君に感謝の辞を述べたいオレなのである。


さて、次にこのメンツで集まるのはいつにしようか。現像があがって自信作を持ち寄っての写真対決が今からとてもたのしみだ。


3日後、片岡氏から電話があった。マニュエルの分とあわせて現像を引き上げてきた帰りだという。いい写真撮れてましたか、と尋ねると、「それが…」。


なんとマニュエルが撮った36枚撮り13本のうち、7枚しか写ってなかったというのだ! どうやら片岡氏が贈ったニコンFのシャッターが壊れていたらしい。


「アホか! なんじゃそりゃ!?」


壊れたカメラをプレゼントするあんたもあんたなら、テスト撮影もせずに撮影したマニュエルもマニュエルだ。ふたりとも大マヌケである。


「マニュエルにはまだ知らせてないんだ。俺はもうあいつに合わせる顔がない…」片岡氏、半分泣いている。


フィルムで撮っていれば必ず一度はそういうことあるしね。まあ、良い思い出ってことで諦めるしかないよね。やれやれ。その夜マニュエルからもメールがきた。


「全然撮れてませんでしたー。悲しいです。でもテスト撮影しなかった僕が悪いんです。齋藤さん、よかったらまた一緒に尾道に行ってくださーい」


うーむ、マニュエルってばなんていいヤツ。よし、付き合おうじゃないか。という訳で、師走の半ば、我々3人は再度尾道撮影ツアーに出かけることとなったのである。マニュエルのニコンFは、目下Tカメラサービスにてレストア中だ。つづく。


【さいとう・ひろし】saito@tongpoographics.jp
http://tongpoographics.jp/


1969年生まれ。小学生のときYMOの音楽に衝撃をうけ、音楽で彼らを超えられないと悟り、デザイナーをめざす。1999年tong-poo graphics設立。グラフィックデザイナーとして、地道に仕事を続けています。

岡田陽一


あっという間に11月ももう終わり。今年も残すところ12月を残すのみとなりました。残りの週や日にちを数えると、なんだか焦ってきますよね。


今回は、忘年会やクリスマスなどの年末年始のイベントを楽しく残す、面白い動画アプリのご紹介です。


車のメーカーであるホンダが提供する「ROADMOVIES」というアプリ。車をただの移動手段というだけでなく、車に乗って出かけることをもっと楽しんでもらいたいという、とってもホンダらしいアプリです。


「ROADMOVIES」(無料)
Honda Motor Co.,Ltd.
iPhone4、iPhone4S、iPhone5
iOS5.1〜6.0.1に対応(2012年11月27日現在)
https://itunes.apple.com/jp/app/roadmovies/id575022047?mt=8
http://www.honda.co.jp/internavi-dots/roadmovies/


先日リリースされて、無料だったのですぐにダウンロードして試してみました。簡単でとっても楽しい動画が撮れて、その場ですぐにFacebookやYouTubeで共有できるので、これからのシーズン何かと盛り上がると思います。


では、中を見てみましょう。
アプリを起動します。
http://flic.kr/p/dwBr9u


まず「運転中は危険なので…」という警告が出ます。
http://flic.kr/p/dwBrd7


危険なので運転中に操作するのはやめましょうね。車載用で車にiPhoneを取り付けるマウントなども販売されているので、それらを使うと走行中も自動で撮影できます。


基本的には短いムービークリップをどんどん撮って、アプリが自動的に繋げて音楽を付ける編集をしてくれる。というアプリです。


似たような動画アプリと違うところは、出来上がりの動画の秒数が24秒と決まっているところ。最初に1秒のクリップを24カット、2秒を12カット、3秒を8カットの中から選びます。
http://flic.kr/p/dww1RZ


ここが意外とツボで、長い距離を移動する間の出来事を撮る時は、カット数が多い方がよさそうですし、あまり変化がないようなシーンでは、3秒×8カットの方がいいかもしれません。何度か撮っているうちに勘がつかめてきますので、いろいろ試してください。


秒×カット数を選んだら、次の画面になります。ムービーのアイコンでカメラが起動します。
http://flic.kr/p/dww1Wx


が、その前に右下の歯車アイコンを選んで外部サービスの設定をしておきましょう。
http://flic.kr/p/dwBwzL


FacebookとYouTubeのアカウントを登録しておけるので、こちらの画面から設定しておくと、編集が終わったらアップロードが可能になります。


カメラを起動した画面です。
http://flic.kr/p/dwBwKd


画面にあるアイコンは見たらだいたい機能はわかると思います。中央下の◎アイコンが分りにくいですね。これはインターバル撮影の設定です。車に設置して運転中に自動で撮影するような場合に使います。
http://flic.kr/p/dww2bn


アイコンをタップすると設定パネルが出てきます。距離か時間を選択できます。「Distance」を選ぶと、何キロごとに撮影するのかを設定できます。
http://flic.kr/p/dwBK5w


「Time」を選ぶと何分ごとに撮影するのかを設定できます。
http://flic.kr/p/dwwezi


自動ではなく自分のタイミングで撮りたい場合はoffにしておきます。


右側にあるシャッターボタンをタップすると撮影開始。ボタンの周囲が設定した秒数赤くなり必要なカット数を撮影します。


長距離を移動する場合、ずっとこのカメラを起動したままにしておく必要はなく、他のアプリを使ったり、スリープさせておいて必要な時だけ再度撮影できるので、無駄に電池を消耗するのを避けられます。


注意が必要なのは、途中、失敗したカットがあってもそこだけ削除して再撮できないこと。それも含めてハプニング的な動画を楽しむくらいの感覚で使いましょう。


必要カット数撮り終えるとカメラ画面から次の画面に切り替わります。
http://flic.kr/p/dwwpzB


中央下のチェックアイコンをタップして次のエフェクトを選択する画面に移ります。
http://flic.kr/p/dwwpHM


ノーマルか8種類のエフェクトの中から好きなものを選びチェック欄をタップします。


次に、用意されている6種類の中から音楽を選び、
http://flic.kr/p/dwwpMi


チェックをタップすると編集がはじまります。iPhone5で数10秒かかります。
http://flic.kr/p/dwBVAW


書き出しが終わると、次の画面でタイトルを付けたり、説明を書いたりする画面になります。ここでカメラロールに保存したり、YouTubeやFacebookに直接アップロードすることができます。
http://flic.kr/p/dwwpS2


今まで撮ったものは、このアプリ内のアルバムに保存されているので、後からアップロードすることもできます。
http://flic.kr/p/dwBVFA


それでは、わたしが試しに撮ってみた動画をどうぞ。
http://youtu.be/-OfhMVJtHbA
http://youtu.be/PScKInpoeYI
http://youtu.be/Cl15q1yYNYs


どうですか? なかなか楽しいムービーですよね。無料ですし、12月のイベントシーズンに是非使ってみてください。


【岡田陽一/株式会社ふわっと 代表取締役 ディレクター+フォ
トグラファー】
okada@fuwhat.com <twitter:http://twitter.com/okada41>


これから怒涛の12月&年末年始に突入しますよ。みなさんくれぐれも体調を崩さないようにお気をつけください。

上原ゼンジ


私が主宰する「bitgallery」に二つのコンテンツを追加した。ギャラリーと称しているが、奥付などもあり紙の本の構成を模しているので、WEB写真集といったほうがいいようなものだ。姉妹メルマガ「デジクリ」執筆者のGrowHairさんの写真など、現在9つの写真集が掲載されている。


しばらく更新していなかったのだが、今回加わったのは広瀬勉さんと那須潔さんの写真だ。広瀬さんはフォトセッションの同期で、1986年から2年間森山大道さんに写真を見ていただいた。


この時、先輩から一緒に現像の手ほどきを受け、写真にずぶずぶとはまってしまった経緯も同じなので、年下ではあるが同志的な意識を持っている。それと美学校で赤瀬川原平さんに習ったというところも一緒だ。


美学校では当時超芸術トマソンが課題の一つだったが、街歩きをする中で彼は穴あきブロックに惹かれ、いろんなパターンのブロックを探し、写真として記録していった。元々蒐集癖があったのだと思うが、その種類はどんどん増えてゆき「穴あきブロックの広瀬勉」として広く知られるようになっていった。


というのは冗談ではなく、トマソンから路上観察へと移行していく過程で、路上観察の1ジャンルとして認められ、展覧会に出展したり、テレビに出演したり、「塀帳」というブロック塀の写真ばかりを集めてた写真集が刊行されたりもした。


また展覧会では、ブロックのひとつひとつを実物大にプリントし、それを塀のように並べるという、けっこう迫力のある展示をしていた。


当時から「型録」という毎回違ったテーマで構成した冊子を作ったり、同じ型録という名を冠した写真展を続けており、こちらは現在開催中の「キヨスハルヒ」で59回目になるそうだ。


写真展にもかなりのバリエーションがあったのだが、たとえば友人の徳山君のアパートの部屋の中を複写し、原寸大に引き伸ばした写真を元の場所に再び張り、アパートの部屋自体を写真展会場にしてしまう、なんていうユニークな回もあった。


今回、WEB写真集としてまとめたのは、愛知県の清須市はるひ美術館で開催された写真展『猫の塀、渡る鳥。』での展示作からセレクトしたもの。ちょっとした違和感が感じられるような、不思議な雰囲気の写真をご覧下さい。


いま広瀬さんは高円寺駅のすぐそばで、写真の展示ができる「バー鳥渡」のマスターをしている。店の中が見えず、フラッとは入りづらい店なのだが、ぼったくりバーではないので、ご近所の人はどうぞ。夜毎写真に魅せられた人々が集っています。


http://bitgallery.info/hirose.html


◇『バー鳥渡』
東京都杉並区高円寺北2-4-8 2F TEL.03-3338-3331


SNSでの友人に依頼


那須さんとの出会いはSNS上だ。flickrなどで公開されている写真に惹かれたのだが、Facebookでの発言や「いいね!」の付け方を見るうちにシンパシーを覚えるようになった。


ただ、私は積極的にコミュニケーションをとるタイプの人間ではないので、まあなんとなく好みが会うなあ、と感じながらたまにコメントし合うというようなお付き合いをさせていただいている。


今までは面識のある人に「bitgallery」への参加をお願いしていたのだが、SNS上での知り合いに参加してもらったのは今回が初めて。いや、実際に写真展でお目にかかったこともあったそうだが、すっかり忘れてしまっていた。


このWEB写真集の作り方は人によって違う。基本的には私がチョイスしたり、順番を決めたりということをしたいと思っているのだが、中には自分のイメージが強い人がいて、そういう場合はこちらから、強く主張したりということはしない。私が好きな写真を、うまくサポートしながらWEB上で紹介していきたいと思っている。


ただ、那須さんの場合はほぼ私が独断で構成をしてしまった。flickr上に沢山アップされている写真にすべて目を通し、好きな写真を選び、順番を考え、タイトルを考え、表紙のデザインまでした。


「こんな感じで紹介したいんですが、いかがでしょう」と提案したものが通ったので、那須さんの写真であるが、私のフィルターも効いたWEB写真集になったというわけだ。


広瀬さんはフィルムのモノクロだが、那須さんはデジタルで撮影しモノクロ化している。デジタルなのに不思議な味わいのある描写だが、これはオールドレンズを使っているからだ。


その味わいがすごくいいんだけど、これは沢山あるレンズの中からどんなレンズを使うのかというセンスの問題だと思う。ただ古いレンズを使えばいいというわけではない。被写体や撮り方にもすごくマッチしていて好きなのだ。


http://bitgallery.info/nasu.html


Facebookが役に立った!


今回はワークショップの告知をさせて貰おうと思ったんだけど、ゼンラボ通信とFacebookで告知をしたら、数時間で定員になってしまった。Facebookでファンページを作っているのだが、やはり自分に興味を持ってくれた人が「いいね!」をしてくれているので、ピンポイントで伝わるということだな。Facebookの力を見直しました。


https://www.facebook.com/zenlabo


◇「デジカメ・オブスクラ」を作ってみよう!〜スクリーンに映るレトロなイメージを撮影する
(デジカメWatch)
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/special/20121019_566202.html


◇「こんな撮り方もあったんだ!アイディア写真術」
(インプレスジャパン)
http://www.impressjapan.jp/books/3273


【うえはらぜんじ】zenji@maminka.com < http://twitter.com/Zenji_Uehara >
上原ゼンジのWEBサイト
http://www.zenji.info/
Soratama – 宙玉レンズの専門サイト
http://www.soratama.org/
上原ゼンジ写真実験室のFacebookページ
https://www.facebook.com/zenlabo

岡田陽一


今回は、かなり久しぶりに光画部本来の写真関連の話。先週の土曜日(10月20日)に開催した、第8回リクリセミナー「もう少し写真を上手に撮りたいWeb界隈の人のためのフォトワークショップ」についてです。


フォトワークショップということで、座学だけではなく、参加者の皆さんに実際に撮影をしてもらい、楽しさを体験していただくのをメインテーマに、一日たっぷり写真と戯れる会になりました。


ではまず、「リクリ」の説明から……
http://www.re-creators.jp/


「Re:Creator’s Kansai(リクリ)は関西のクリエイターの交流、勉強会・セミナーの開催を目的としたコミュニティです」とサイトにあるように、大阪・神戸を中心に、不定期で幅広いトピックでいろんなセミナーや勉強会を開催しているコミュニティです。


参加者には、Webデザイナーや、コーダー、プログラマ、ディレクターなど、Web制作者が集まっています。


ということで、多くのWeb制作者は新しいもの好きでガジェット好き。写真関連のWebサービスのユーザーも多いようで、ふだんからiPhoneやスマホで写真を撮ってはFacebookやTwitter、Instagramなどで仲間と共有などを楽しんでいる人達なのです。


ところが、写真については見よう見まねで、せっかくいいカメラを買ったのに、オートで撮るだけな人が多い。ということで、一度みっちり写真の基礎を学びたいという主催者からの打診があり、こういう企画を立てました。


最初は人が集まるのかと心配していましたが、最終的には満員御礼の24人満席。5人キャンセル待ち。わたしの周囲の友人も「本当は参加したかったのだけど、すぐに満席になると思って遠慮した」とか、「すごく行きたかったけど、自分が別のセミナーで話す日で……」などけっこう需要があることがわかりました。


写真の基礎的な初心者向けセミナーというのは、ニコンやキヤノン、ペンタックスなどメーカー主催の無料のものや、プロのフォトグラファーや街の写真などが主催する、参加費が割りと高めのものまで、結構多く開催されているようです。


メーカー主催のものはもちろん、そのメーカーのカメラを購入した人のためのセミナーですし、高額なセミナーは数回に分けてかなり真剣に写真を学ぶ人達のものなので、今回のワークショップはお手軽、お気軽に参加できて、いまさら聞けないような写真の基礎と、撮影の楽しさを体験するのにちょうどいい感じだったのかもしれません。


さて、内容はというと、11時半から90分ほど、スライドを使ってカメラの基礎をじっくりと解説しました。写真が写る仕組みから、シャッター、絞り、被写界深度、ボケ、露出、露出補正、ホワイトバランス、イメージセンサーなどの説明から、構図の話、そして人物撮影の時に注意すべきことを話しました。


みなさん、おぼろげに聞いたことがあったりなんとなく知ってるということも、じっくりと仕組みを理解することで明快になったようですが、やはりいっぱいありすぎて、短時間ではなかなか大変そうでした。


その後は、三人一組のグループに分かれ、実際に外へ撮影に出かけます。課題がふたつあります。


ひとつ目は、ちょうどお昼時でお腹がすく時間帯なので、三人でランチタイム。ランチの写真をストーリー仕立てで撮る。ふたつ目が、グループの中で人物撮影の撮りあいっこ。3パターンの違う◯◯さんを撮る。というものでした。


これが、かなり楽しかったようで、後からみせてもらった写真には、普段見せない表情や行動が写っていて、みなさんが楽しんだことが伝わってきました。


大人が、公園のジャングルジムに登ったり、芝生に大の字で寝転がったり、大きくジャンプしたり……。


こんなこと、普段何もない時にはなかなかできませんが、カメラがあると可能になる不思議な世界で、多くの人が行き交う街のまんなかでカメラを持って仲間を撮るという非日常を体験できたようです。


いつもは、モニターに向かって黙々と仕事をしている皆さんが、ワークショップの場でランダムに組んだグループの仲間と楽しいひとときが過ごせたようで、もっと撮影時間があったほうがよかったように感じました。


最後は、全員の写真をプロジェクターで映し、参加者全員で楽しく見ながら寸評。これも、普段はなかなかやらないことなので、仲間が集まってそれぞれが撮影した写真を見ながらわいわいがやがやという機会は面白いものでした。次回は、お酒とおつまみがあれば、もっと盛り上がると思いました。


この一日が本当に楽しかったみたいで、参加したみなさんが、Facebookで「カメラ片手に大人の遠足」みたいなグループを作っていました。ワークショップがきっかけで、参加した人が写真を楽しむのは嬉しいですね。好評だったので、また機会を作って開催したいと思います。


【岡田陽一/株式会社ふわっと 代表取締役 ディレクター+フォトグラファー】
< mailto:okada@fuwhat.com > <twitter:http://twitter.com/okada41 >


ようやくiPhone 5になりました。また色々とさわってみてカメラ周りや写真アプリなどについてもお知らせしようと思います。

所幸則 Tokoro Yukinori


さて、このテキストが配信される頃、[ところ]は高松から飛行機で東京に向かっているはずです。ヒカリエでの設置にちゃんと立ち会うために。


◎渋谷芸術祭
渋谷ヒカリエ3階アーバンコア特設会場
所幸則主宰 東京渋谷 LOVERS PHOTOGRAPHERS 写真展
http://shibugei.jp/map/index.html#hikarie


高松では今日が個展の初日です。
◎所幸則「One Second 2008-2012」
高松市塩江美術館 10月26日(金)〜12月9日(日)
http://www.city.takamatsu.kagawa.jp/19908.html


アーティストトークが明日28日(土)に高松市塩江美術館で行われるので、今日は渋谷に泊まって、また高松へ帰らなければなりません。[ところ]のために、わざわざその日に東京から来てくれるファンもいるというのですからありがたいことです。


これを書いてる今日は、個展の設営の確認に高松市塩江美術館に行って来ました。以前、お台場のギャラリー21で飾られた「1sec in 1sec」の巨大特殊プリント4枚が、もう一度飾れることになって本当によかった。


この作品は大きすぎるので、展示させてもらえるスペースがあるのだろうか、国内の普通のギャラリーではむずかしいが、美術館とかなら可能かもしれない。なんてことを考えていたら、美術館からのうれしいオファーが来たのです。


そして、そのギャラリー21を運営していたクレーから貸し出された、オリジナルプリントをアクリルのケースに封じ込めたすてきに豪華な20冊限定の作品集「PARADOX-TIME」も展示しています。
http://www.gallery21-tokyo.com/jp/purchase/book_paradox/index.html


これはガラスケースの中に入っていて、[ところ]が在廊している時しか開いて見られないことになっていますが、見たい方は美術館にお問合わせください。とまあ、普段の個展ではやれないようなことも満載なので、ぜひお楽しみくださいね。


それにしても、高松という町でいきなりこういう話が出てくるとはとても意外でした。[ところ]のことなど、家族とその周辺ぐらいしか知らないんだろうと思っていましたから。


世界中でも、アートに本当の意味で興味がある人がある程度存在するのは大都会だけです。パリとニューヨークとロンドンとか。例えばウィーンなどへ行けば、クラシック音楽の曲を鼻歌で歌えたりとか、土地によって様々な文化スタイルがあると思います。


東京でも、[ところ]のまわりでさえ、20〜30人くらいでしょうか、本当にコンテンポラリーアートとしての写真に興味がある人など。大抵の人は、欧米の有名ないくつかの美術館のコレクションが、日本に来ることなど滅多にないというコピーに踊らされ、それを見に行って美術好きと称しているだけでしょう。


まあそんなものだろうと、それほど人に期待していなかった[ところ]です。ところが、昨日取材にきた四国新聞社の記者はなかなか突っ込んだ質問の連発でした。なぜ渋谷を撮ろうと思ったのか、なぜ一秒なのか、どういう流れでこの表現スタイルに行き着いたのか。高松のことをどう思うか。高松ならどこが撮りたいのか。……などなどものすごい勢いで、次々と質問を浴びせてきました。


あれれ、随分いっぱい聞いてくるなー。[ところ]は驚きました。写真誌を含め今までで一番たくさん聞いて来た取材者かも知れない。[ところ]はいままで100回以上の取材を受けています。テレビでもNHKはじめ民放でもTBS以外のキー局がインタビューに来ました。そのどれよりもすごい質問量でした。


彼の記事は楽しみです。11月4日頃の四国新聞に載るらしい。全国紙じゃないので、掲載されたらブログにでもアップしようかな。そしてNHK高松のインタビューが11月2日、放送は11月7日と聞いています。こっちの取材もやたら楽しみになってきた[ところ]です。


【ところ・ゆきのり】写真家
CHIAROSCUARO所幸則 < http://tokoroyukinori.seesaa.net/ >
所幸則公式サイト  < http://tokoroyukinori.com/ >

YouTubeで見つけました!

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